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あり【在り・有り】🔗🔉

あり 【在り・有り】 〔動詞「ある」の連用形から〕 あること。存在すること。多く「ありの…」の形で用いられる。 →ありのまま →ありのすさび →ありのことごと

あり【蟻】🔗🔉

あり [0] 【蟻】 (1)膜翅目アリ科の昆虫。体は頭・胸・腹の三部に分けられ,胸部と腹部の間が細くくびれている。大部分は2〜10ミリメートル。体色は黒か赤褐色。女王アリを中心に雄アリ・働きアリ(不完全な雌)が地中や朽ち木に巣を作り,多数で社会生活を営む。糖分を含む食物を好む。全世界に分布し,種類が多い。[季]夏。 (2)建築で,鳩尾状(逆三角形)に広がった形の名称。木材の端に作って継ぎ手・仕口(シクチ)などに用いる。

あ・り【有り・在り】🔗🔉

あ・り 【有り・在り】 (動ラ変) ⇒ある

アリア(イタリア) aria🔗🔉

アリア [1] (イタリア) aria (1)オペラなどの劇音楽や宗教声楽曲で歌われる器楽伴奏つきの旋律的な独唱歌。多く技巧的。状況説明的なレチタティーボに対する。両者の中間的性格のものはアリオーソと呼ばれる。詠唱。 (2)演奏会用に作曲された抒情的な小歌曲や器楽曲。

あり-あい【有り合い】🔗🔉

あり-あい ―アヒ [0] 【有り合い】 たまたまそこにあること。ありあわせ。「久振(ヒサシブリ)で来たから何でも―で一つ…飲まして遣りませう/真景累ヶ淵(円朝)」

あり-あ・う【有り合う・在り合う】🔗🔉

あり-あ・う ―アフ [0][3] 【有り合う・在り合う】 (動ワ五[ハ四]) (1)ちょうどそこにある。ありあわせる。「どつさり―・ふ長椅子に身を落し/ふらんす物語(荷風)」 (2)たまたまそこに居あわせる。「いたれりし国にてぞ子生めるものども―・へる/土左」 (3)行きあう。偶然出会う。「路のほどなどに夜行の夜などもおのづから―・ふらむ/栄花(初花)」

あり-あけ【有明】🔗🔉

あり-あけ [0] 【有明】 〔(2)が原義〕 (1)夜明け方。 (2)陰暦十六夜以後,月がまだ空に残っていながら夜が明けようとする頃。また,その頃の月。「まだ―の空もをかしき程に/源氏(総角)」 (3)「有明行灯(アンドン)」「有明の灯(ヒ)」の略。「枕もとに―ともして/浮世草子・好色盛衰記 5」

ありあけ-あんどん【有明行灯】🔗🔉

ありあけ-あんどん 【有明行灯】 夜通しともしておく行灯。ありあけ。ありあかし。 有明行灯 [図]

ありあけ-がた【有明方】🔗🔉

ありあけ-がた 【有明方】 月が残っている夜明け方の頃。「思ふこと―の月かげにあはれをそふるさをしかの声/金葉(秋)」

ありあけ-ざくら【有明桜】🔗🔉

ありあけ-ざくら [5] 【有明桜】 サトザクラの一品種。「―光りそふ/謡曲・三山」

ありあけ-づき【有明月】🔗🔉

ありあけ-づき 【有明月】 「ありあけのつき」に同じ。

ありあけ-の-つき【有明の月】🔗🔉

ありあけ-の-つき 【有明の月】 夜が明けて,なお空に残っている月。有明月。「あさぼらけ―と見るまでに吉野の里に降れる白雪/古今(冬)」

ありあけ【有明】🔗🔉

ありあけ 【有明】 (1)佐賀県南部,杵島(キシマ)郡の町。有明海の干拓地で,米作・ノリ養殖などを行う。 (2)長崎県南東部,南高来郡の町。雲仙岳の北東斜面に広がり,有明海に面する。 (3)熊本県天草郡の町。天草諸島の上島北部,島原湾に面し,漁業が盛ん。 (4)鹿児島県東部,曾於郡の町。志布志(シブシ)湾に面する。茶の産地として有名。

ありあけ-かい【有明海】🔗🔉

ありあけ-かい 【有明海】 九州北西部,島原湾の湾奥にある浅い海。干満の差は日本最大。干潟のムツゴロウ・ワラスボは有名。不知火(シラヌイ)の名所。筑紫の海。筑紫潟。

ありあけ-ぎばち【有明義蜂】🔗🔉

ありあけ-ぎばち [5] 【有明義蜂】 ナマズ目ギギ科の淡水魚。形態はギバチと酷似するが,背びれの棘が長い。かつては,ギバチと同種とされ,九州産ギバチといわれた。九州西部・壱岐に分布。生息環境の悪化により個体数が激減している。

ありあけ-しらうお【有明白魚】🔗🔉

ありあけ-しらうお ―シラウヲ [6] 【有明白魚】 シラウオ{(1)}の一種。全長約13センチメートルになり,他のシラウオ類に比べ大形。朝鮮半島から華北・華南・台湾沿岸に分布。日本では有明海に生息するが生態については不明な点が多い。個体数は少ない。トンサンイオ。

ありあけ-ひめしらうお【有明姫白魚】🔗🔉

ありあけ-ひめしらうお ―ヒメシラウヲ [7] 【有明姫白魚】 シラウオ{(1)}の一種。体長約5センチメートルで,頭部はあまり扁平しない。有明海に流入する筑後川・緑川河口付近の小水路の止水域に限られて生息。個体数も減少している。

ありあけ-わん【有明湾】🔗🔉

ありあけ-わん 【有明湾】 志布志(シブシ)湾の別名。

ありあけ【有明】🔗🔉

ありあけ 【有明】 ⇒蒲原(カンバラ)有明

ありあけしゅう【有明集】🔗🔉

ありあけしゅう アリアケシフ 【有明集】 詩集。蒲原有明作。1908年(明治41)刊。近代人の想念を豊かな感覚とリズムで表現した文語定型詩で,独自な象徴詩風を完成。

アリアドネAriadn🔗🔉

アリアドネ Ariadn ギリシャ神話で,クレタ王ミノスの娘。ミノタウロス退治に来たテセウスに恋し,糸玉を与えて迷宮を通り抜けさせた。ここから難問解決の手引き・方法を「アリアドネの糸」という。

あり-あな【蟻穴】🔗🔉

あり-あな [0] 【蟻穴】 建築で,蟻(アリホゾ)を受ける穴。

あり-あま・る【有り余る】🔗🔉

あり-あま・る [4][0] 【有り余る】 (動ラ五[四]) 必要以上にたくさんある。余るほど豊富にある。「―・る才能をもつ男」

あり-あり【有り有り・在り在り】🔗🔉

あり-あり [3] 【有り有り・在り在り】 (副) (1)ある状態がはっきりと外に現れているさま。「弱点が―(と)わかる」「ネチネチした気性が―と知れる/社会百面相(魯庵)」 (2)あたかも目の前にあるように心に感じられるさま。まざまざ。「当時の光景が―と浮かぶ」

あり-あり🔗🔉

あり-あり (感) (1)蹴鞠(ケマリ)の時の掛け声。「小鬢に汗を流しつつ,―と言へども当らねば/仮名草子・竹斎」 (2)〔「有り有り」の意から〕 酒を勧められてまだ残っているからと辞退する時の語。「おつと―/洒落本・甲駅新話」

ありあり・し【有り有りし・在り在りし】🔗🔉

ありあり・し 【有り有りし・在り在りし】 (形シク) (1)実際にあったとおりである。ありのままである。「いみじう有心に心深く,大人のやうにおはすれば,―・しう,よに宣はじと思す/宇津保(楼上・下)」 (2)当然あるべきさまである。望ましい状態である。「―・シイテイデゴザル/日葡」 (3)もっともらしい。本当らしく見える。「―・しく云へば,若気ゆゑ実(マコト)と思ひ/信長公記」

ありあり-て【有り有りて・在り在りて】🔗🔉

ありあり-て 【有り有りて・在り在りて】 (副) 〔動詞「あり」を重ね,それに助詞「て」が付いたもの〕 (1)引き続きこのままの状態でいて。「―後も逢はむと/万葉 3113」 (2)長い時間がたったあとに。とどのつまり。あげくのはてに。「―かく遥かなる国になりにたり/更級」

あり-あわ・す【有り合(わ)す・在り合(わ)す】🔗🔉

あり-あわ・す ―アハス [4] 【有り合(わ)す・在り合(わ)す】 ■一■ (動サ五) 〔下一段動詞「ありあわせる」の五段化〕 「ありあわせる」に同じ。「丁度―・した箒木を背後(ウシロ)に秘(カク)しつ/社会百面相(魯庵)」 ■二■ (動サ下二) ⇒ありあわせる

あり-あわせ【有り合(わ)せ】🔗🔉

あり-あわせ ―アハセ [0] 【有り合(わ)せ】 たまたまその場にあること。また,そのもの。「―の材料を使った料理」

あり-あわ・せる【有り合(わ)せる・在り合(わ)せる】🔗🔉

あり-あわ・せる ―アハセル [5][0] 【有り合(わ)せる・在り合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 ありあは・す (1)ちょうどその場にある。たまたまそこにある。「―・せた材料で作ったもの」 (2)都合よくその場に居合わせる。「折節御前に豊田隼人といふ大目付―・せ/浮世草子・武道伝来記 3」

アリー‘Al🔗🔉

アリー ‘Al (600頃-661) イスラムの第四代正統カリフ(在位 656-661)。ムハンマドの従兄弟(イトコ)。政敵ムアーウィヤと争い,その渦中に暗殺された。 →シーア派

アリーナarena🔗🔉

アリーナ [2] arena (1)古代ローマの円形劇場内の闘技場。一般には周囲に観客席のある競技場・演技場のこと。アレナ。 (2){(1)}の競技場部分に特設された観客席。

あり・う【有り得】🔗🔉

あり・う 【有り得】 (動ア下二) ⇒ありうる

アリウスArius🔗🔉

アリウス Arius (250頃-336頃) 古代キリスト教会で異端とされたアリウス主義の祖。アタナシウスの三位一体説を批判,父なる神とその被造物である子イエスの異質性を主張。325年ニカイア公会議で弾劾され追放された。

あり-うち【有り内】🔗🔉

あり-うち [0] 【有り内】 世間でよくあること。ありがち。「女の気絶するのは―です/鉄仮面(涙香)」

ありう-べからざる【有り得べからざる】🔗🔉

ありう-べからざる 【有り得べからざる】 (連語) 〔文語動詞「有り得」+助動詞「べし」の未然形「べから」+助動詞「ず」の連体形「ざる」〕 あるはずがない。あってはならない。「―出来事」

ありう-べき【有り得べき】🔗🔉

ありう-べき 【有り得べき】 (連語) あっても不思議はない。ありそうな。「―事態」

あり・うる【有り得る】🔗🔉

あり・うる [3] 【有り得る】 (動ア下二)[文]ア下二 あり・う 存在する可能性が十分ある。あることが考えられる。あって当然である。「―・うるケース」「そんなことは―・えない」 〔古語の下二段動詞「ありう」が,現代語でも「ありえる」という形にならないで,例外的に下二段活用を保っているもの〕 →うる(得る)

アリエスPhilippe Aris🔗🔉

アリエス Philippe Aris (1914-1984) フランスの歴史家。子供・死生観・性を中心とした家族史研究に新生面を開いた。著「死と歴史」「子供の誕生」など。

ありえない【有り得ない】🔗🔉

ありえない 【有り得ない】 (連語) あるはずがない。「そんなことは―ない」 →有り得る

ありおう【有王】🔗🔉

ありおう ―ワウ 【有王】 僧俊寛の忠僕。平家物語では,鬼界ヶ島に俊寛を訪ね,その死後に遺骨を高野山に納めて出家し主人の菩提(ボダイ)を弔ったと伝える。

ありおう-ざん【有王山】🔗🔉

ありおう-ざん アリワウ― 【有王山】 京都府綴喜(ツヅキ)郡井手町の東方にある丘陵。後醍醐天皇が笠置山から逃げ落ちた地。

アリオストLudovico Ariosto🔗🔉

アリオスト Ludovico Ariosto (1474-1533) イタリアの詩人。長編叙事詩「狂えるオルランド」は八行韻詩で綴(ツヅ)られた恋と武勇と魔法の奔放な空想譚で,ルネサンス期を代表する騎士物語詩。

あり-おとし【蟻落(と)し】🔗🔉

あり-おとし [3] 【蟻落(と)し】 「蟻掛(アリカケ)」に同じ。

あり-か【在り処・在り所】🔗🔉

あり-か [1] 【在り処・在り所】 物のある場所。人のいる所。「宝物の―」「賊の―」

あり-か【在り香】🔗🔉

あり-か 【在り香】 〔「ありが」とも〕 (1)薫(タ)き物などの良いにおい。「ふぢばかま草の枕ににほふなりたがぬぎおける―なるらむ/拾玉集」 (2)臭気。異臭。「いとふ―や袖に残らん/東関紀行」 (3)わきが。体臭。「人の身に,をのづから―などある人/乳母草子」

ありが【有賀】🔗🔉

ありが 【有賀】 姓氏の一。

ありが-ながお【有賀長雄】🔗🔉

ありが-ながお ―ナガヲ 【有賀長雄】 (1860-1921) 公法学者。大阪生まれ。東大卒。国際法に通じ,日清・日露の戦役に法律顧問として従軍。二十一箇条要求に反対し政府と対立。著「社会学」「国家学」「近時外交史」など。

あり-がお【有り顔】🔗🔉

あり-がお ―ガホ 【有り顔】 いかにもそのようでありげな顔つき。まことしやかな顔つき。「いとうつくしうおはすと―に聞えなして/栄花(衣の珠)」

あり-かけ【蟻掛】🔗🔉

あり-かけ [2][0] 【蟻掛】 建築の仕口(シクチ)の一。一方の材の端に蟻(アリホゾ)を作り他の材に蟻穴を切ってはめ込むもの。ありおとし。 →仕口

あり-かた【在り方・有り形】🔗🔉

あり-かた [3] 【在り方・有り形】 (1)物事のあるべき姿。「政治の―」 (2)現在ある形。ありさま。実情。「其の消息及び地形の―を伺ひたまふ/日本書紀(景行訓)」

あり-がた【有(り)難】🔗🔉

あり-がた 【有(り)難】 (形容詞「ありがたい」の語幹)

ありがた-なみだ【有(り)難涙】🔗🔉

ありがた-なみだ [5] 【有(り)難涙】 ありがたくて流す涙。感謝の涙。「手厚き取扱ひ―に呉れける/露小袖(乙羽)」

ありがた-めいわく【有(り)難迷惑】🔗🔉

ありがた-めいわく [5] 【有(り)難迷惑】 (名・形動)[文]ナリ 人の親切や好意などをありがたいと思いながら,かえって迷惑に感じられること。また,そのさま。「―な援助」

ありがた-や【有(り)難屋】🔗🔉

ありがた-や [0] 【有(り)難屋】 (1)神仏をむやみに信じてありがたがる人。 (2)権威ある人の説をむやみに尊重する人。

ありがた-やま【有(り)難山】🔗🔉

ありがた-やま 【有(り)難山】 「ありがたい」意をしゃれていう語。「これは―のとんびからす/黄表紙・栄花夢」

あり-がた・い【有(り)難い】🔗🔉

あり-がた・い [4] 【有(り)難い】 (形)[文]ク ありがた・し □一□ (1)(人の好意や協力に対して)感謝にたえない。かたじけない。「ご配慮ほんとうに―・いことです」「―・く頂戴(チヨウダイ)いたします」 (2)自分にとって好都合な状態で,うれしい。「―・いことに晴れてきた」 (3)自然に伏し拝みたくなるようなさまである。尊い。「―・いお経」 □二□ (1)ありそうにない。ほとんど例がない。めったにない。珍しい。「―・きもの,舅(シユウト)にほめらるる婿(ムコ)/枕草子 75」 (2)生きていることが難しい。暮らしにくい。「世の中は―・くむつかしげなるものかな/源氏(東屋)」 (3)めったにないほどすぐれている。「あしこにある子の母いと心よく―・き人なり/宇津保(蔵開下)」 〔原義はあることがむずかしいの意で,「あり」を存在の意で用いると□二□(1),生存の意で用いると□二□(2)の意となる。めったにない意から□二□(3)の意が生じ,中世以降は□一□(3)の意でも用いられた。近世に入ると,その行為などをもったいないと感謝することから□一□(1)(2)の意で多用されるようになった〕 [派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)――み(名)

あり-がち【有り勝ち】🔗🔉

あり-がち [0] 【有り勝ち】 (形動)[文]ナリ よくあるさま。しばしば起こりやすいさま。「若者に―なあやまち」

あり-か・つ🔗🔉

あり-か・つ (連語) 〔「かつ」は「できる」「耐える」の意〕 そのままの状態で耐える。生きていられる。「長き日(ケ)をかくのみ待たば―・つましじ/万葉 484」

あり-がとう【有(り)難う】🔗🔉

あり-がとう ―ガタウ [2] 【有(り)難う】 〔形容詞「有り難い」の連用形「有り難く」のウ音便〕 感謝の気持ちを表す言葉。感動詞的にも用いる。「教えてくれて―」「どうも―」 〔丁寧な言い方では,下に「ございます」「存じます」を付けて用いる〕

あり-がね【有り金】🔗🔉

あり-がね [0] 【有り金】 今,もっている金。手もとにあるだけの金。「―をはたいて買う」

あり-かべ【蟻壁】🔗🔉

あり-かべ [2][0] 【蟻壁】 天井と蟻壁長押(ナゲシ)との間の壁。

ありかべ-なげし【蟻壁長押】🔗🔉

ありかべ-なげし [5] 【蟻壁長押】 内法(ウチノリ)長押と天井の回り縁(ブチ)の間に設けた長押。

あり-がほ・し【在りが欲し】🔗🔉

あり-がほ・し 【在りが欲し】 (連語) 〔「ほし」は接尾語〕 住んでいたい。「―・し住みよき里が荒るらく惜しも/万葉 1059」

あり-がよ・う【在り通ふ】🔗🔉

あり-がよ・う ―ガヨフ 【在り通ふ】 (動ハ四) 〔「ありかよう」とも〕 いつも通う。常に通う。「千年に欠くることなく万代(ヨロズヨ)に―・はむと/万葉 3236」

あり-きたり【在り来り】🔗🔉

あり-きたり [0] 【在り来り】 (名・形動)[文]ナリ 従来と同じで,新味や工夫のない・こと(さま)。「―の解釈」

ありきぬ-の【あり衣の】🔗🔉

ありきぬ-の 【あり衣の】 (枕詞) (1)重ねて着ることから,「三重」にかかる。「―三重の子が/古事記(下)」 (2)衣ずれの音から,「さゑさゑ」にかかる。「―さゑさゑしづみ/万葉 3481」 (3)貴重であったことから,「宝」にかかる。「―宝の子らが/万葉 3791」 (4)同音から,「ありて」にかかる。「―ありて後にも逢(ア)はざらめやも/万葉 3741」

あり-きり【有り限】🔗🔉

あり-きり 【有り限】 〔「きり」は接尾語〕 あるだけ全部。ありったけ。ありっきり。「此酒の―にあそぶなれば/浮世草子・一代女 2」

あり-ぎれ【有り切れ】🔗🔉

あり-ぎれ [0] 【有り切れ】 ありあわせの布。はぎれ。

あり・く【歩く】🔗🔉

あり・く 【歩く】 (動カ四) (1)あちらこちらと移動する。「ただ空しき風にまかせて―・く/竹取」 (2)あるく。徒歩で行く。「石階おりのぼりなどすれば,―・く人こうじて/蜻蛉(中)」 (3)訪ねる。出かける。「よろこびに―・きなどすれば,いとあはれにうれしき心ちす/蜻蛉(中)」 (4)(多く動詞の連用形の下に付けて)月日を送る。動作を継続する。「限なくかなしとのみおもひ―・くほどに/大和 13」

あり・く【在り来】🔗🔉

あり・く 【在り来】 (動カ変) 年月がたってずっと続いてきている。「古(イニシエ)ゆ―・きにければこごしかも岩の神さび/万葉 4003」

あり-くい【蟻食・食蟻獣】🔗🔉

あり-くい ―クヒ [0][2][3] 【蟻食・食蟻獣】 アリクイ科の哺乳類の総称。口は小さくて歯がなく,頭部は筒状で細長い口吻(コウフン)が突出する。蟻塚をこわし,ひも状の長い舌でアリ・シロアリなどをなめて食う。オオアリクイ・コアリクイ・ヒメアリクイの三種があり,中南米の森林にすむ。

あり【蟻】(和英)🔗🔉

あり【蟻】 an ant.→英和 蟻塚 an anthill.→英和

アリア(和英)🔗🔉

アリア 《楽》aria.→英和

ありあけ【有明の月】(和英)🔗🔉

ありあけ【有明の月】 the morning moon.

ありあまる【有り余る】(和英)🔗🔉

ありあまる【有り余る】 be in excess;have too many[much];have more than enough.〜ほどの enough and to spare;ample.→英和

ありあり(和英)🔗🔉

ありあり 〜と vividly;→英和 plainly;→英和 distinctly.→英和 〜と頭に浮かぶ have a vivid recollection of.

ありあわせ【有合せ】(和英)🔗🔉

ありあわせ【有合せ】 what one has on hand;what happens to be there;potluck (食物).→英和

ありうる【有りうる(えない)】(和英)🔗🔉

ありうる【有りうる(えない)】 (im)possible;→英和 (im)probable;→英和 (un)likely.→英和

ありか(和英)🔗🔉

ありか one's hiding place[whereabouts].〜をみつける locate a person.→英和

ありかた【あり方】(和英)🔗🔉

ありかた【あり方】 what[how]should be.

ありがたい【有難い】(和英)🔗🔉

ありがたい【有難い】 (1)〔形〕kind;→英和 obliging;gracious;→英和 blessed;→英和 welcome.→英和 (2)〔動〕thank;→英和 be thankful[grateful,obliged].有難く with thanks;gratefully.〜ことに fortunately;luckily.

ありがたがる【有難がる】(和英)🔗🔉

ありがたがる【有難がる】 be thankful[grateful];appreciate;→英和 value;→英和 make much.

ありがたさ【有難さ】(和英)🔗🔉

ありがたさ【有難さ】 ⇒有難味.

ありがたみ【有難味】(和英)🔗🔉

ありがたみ【有難味】 value;→英和 virtue;→英和 blessing.〜を知る appreciate.→英和

ありがためいわく【有難迷惑】(和英)🔗🔉

ありがためいわく【有難迷惑】 an unwelcome favor.〜だ Thank you for nothing./It is too much of a good thing.

ありがち【有り勝ちな】(和英)🔗🔉

ありがち【有り勝ちな】 frequent;→英和 common;→英和 incidental;→英和 usual;→英和 liable[apt].→英和

ありがとう【有難う】(和英)🔗🔉

ありがとう【有難う】 Thank you;Thanks.

ありがね【有り金】(和英)🔗🔉

ありがね【有り金】 cash in hand;what money a person has.

ありきたり【在り来りの】(和英)🔗🔉

ありきたり【在り来りの】 common;→英和 ordinary;→英和 usual;→英和 conventional;→英和 customary.→英和

ありくい【蟻喰】(和英)🔗🔉

ありくい【蟻喰】 an anteater.→英和

あり(っ)たけ(和英)🔗🔉

あり(っ)たけ all that a person has[there is];all the…;the whole;→英和 as many[much]…as.〜の金 what money a person has.

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