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つぶ【粒】🔗🔉

つぶ 【粒】 ■一■ [1] (名) 〔円(ツブラ)の意か〕 (1)まるくて小さいもの。「大きな―の真珠」「豆―」 (2)人や物が集まった場合,その一つ一つの大きさや質。 (3)小銭のこと。 (4)植物ムクロジの異名。 ■二■ (接尾) 助数詞。丸くて小さいものを数えるのに用いる。「豆を一―二―と数える」

つぶ【螺】🔗🔉

つぶ [1] 【螺】 (1)エゾバイ科の海産巻貝のうちの一群の称。食用。つぶがい。 (2)タニシの異名。

つ・ぶ【禿ぶ】🔗🔉

つ・ぶ 【禿ぶ】 (動バ上二) すり減る。小さくなる。ちびる。「―・びはてし文字かたもなきすりかた木/東北院職人歌合」

つぶ-あん【粒餡】🔗🔉

つぶ-あん [0] 【粒餡】 豆の粒をつぶさずに残した餡。 →漉(コ)し餡

つぶ-え【粒餌】🔗🔉

つぶ-え [2] 【粒餌】 穀物の実や,そのひき割りを原料とした鳥のえさ。

つぶ-ぎん【粒銀】🔗🔉

つぶ-ぎん [0] 【粒銀】 豆板銀の俗称。小粒銀。

つぶさ-に【具に・備に】🔗🔉

つぶさ-に [1] 【具に・備に】 (副) (1)細かで詳しいさま。詳細に。「事件の経過を―語る」 (2)ことごとく。もれなく。「―辛苦を嘗(ナ)める/高野聖(鏡花)」

つぶし【腿】🔗🔉

つぶし 【腿】 (1)もも。[名義抄] (2)ひざ。つぶぶし。[日葡] (3)くるぶし。[節用集(文明本)]

つぶし【潰し】🔗🔉

つぶし [0] 【潰し】 〔動詞「つぶす」の連用形から〕 (1)金属製の器物などを溶かして地金(ジガネ)にすること。また,そのもの。「―の値段」 (2)あいている時間をいろいろなことをして費やすこと。「ひま―」「時間―」 (3)「潰し島田」の略。「しま田わげを―にゆひ/安愚楽鍋(魯文)」

つぶし-あん【潰し餡】🔗🔉

つぶし-あん [0] 【潰し餡】 小豆(アズキ)を柔らかく煮,皮を除かずに練った餡。

つぶし-きん【潰し金】🔗🔉

つぶし-きん [0] 【潰し金】 金属製の器物を溶かして地金としたもの。

つぶし-しまだ【潰し島田】🔗🔉

つぶし-しまだ [4] 【潰し島田】 女の髪の結い方の一。島田まげのまげの部分を低く押しつぶしたように結ったもの。つぶしまげ。つぶし。 潰し島田 [図]

つぶし-ねだん【潰し値段】🔗🔉

つぶし-ねだん [4] 【潰し値段】 (1)金属製品などの,地金(ジガネ)としての値段。 (2)製品などを廃品としたときの値段。つぶしね。

つぶ-じょう【粒状】🔗🔉

つぶ-じょう ―ジヤウ [0] 【粒状】 丸くて小さい,粒の形状をしたさま。「―の薬」

つぶ・す【潰す】🔗🔉

つぶ・す [0] 【潰す】 (動サ五[四]) (1)立体物に力を加えて,厚み・高さをなくしてひらたくし,本来の形をくずす。押しつぶす。「マッチ箱を手で―・す」「しらみを―・す」 (2)立体物に力を加えて細かくする。「大豆を―・して粉にする」 (3)体の器官の機能をそこなう。役に立たなくする。「喉(ノド)を―・す」「目を―・す」 (4)組織や団体の活動を継続できなくさせる。また,財産をつかいはたす。「会社を―・す」「身上(シンシヨウ)を―・す」 (5)こわす。駄目にする。「企画がことごとく―・された」「チャンスを―・す」 (6)ほかの用途に用いるために変形する。「植え込みを―・して駐車場にする」「銀の食器を―・して地金(ジガネ)にする」 (7)家畜を,食べるために殺す。「鶏を―・して食べる」 (8)他人の体面をそこなう。「面目を―・す」「顔を―・す」 (9)あいているところを埋める。「休日をテニスで―・す」「ひまを―・す」「余白を―・す」 (10)動詞の連用形の下に付いて用いられる。(ア)…して細かくする意を表す。「すり―・す」(イ)…してもうそれ以上使えなくする意を表す。「靴を履き―・す」「万年筆を五本も書き―・した」(ウ)…してなくす意を表す。「遺産を食い―・す」「文字を塗り―・す」 (11)「肝をつぶす」などの形でひどく驚くの意を表す。「ともすれば御胸―・し給へど/源氏(真木柱)」 〔「潰れる」に対する他動詞〕 [可能] つぶせる

つぶ-ぞろい【粒揃い】🔗🔉

つぶ-ぞろい ―ゾロヒ [3] 【粒揃い】 (1)粒がそろっていること。 (2)集まった人がみな同じようにすぐれていて,見劣りするものが混じっていないこと。「―の選手たち」

つぶ-だ・つ【粒立つ】🔗🔉

つぶ-だ・つ [3] 【粒立つ】 (動タ五[四]) 一粒一粒がはっきりしている。また,表面に粒がたくさんできる。「病気で,―・つた物が食へないので,/ヰタ・セクスアリス(鴎外)」

つぶ-つぶ【粒粒】🔗🔉

つぶ-つぶ [0] 【粒粒】 つぶ状のもの。つぶ。「顔に―ができる」

つぶ-つぶ🔗🔉

つぶ-つぶ (副) (1)水の流れる音を表す語。「岩間の水の―ときこえ知らせ給ふべき程だになく/狭衣 1」 (2)(水などが)粒のようにほとばしり出るさま。「女いらへもせで―と泣きぬ/落窪 1」「刀に従ひて血の―と出で来けるを/宇治拾遺 4」 (3)ことこまかなさま。くわしいさま。「ことわりなる由を,―と聞ゆれば/源氏(総角)」 (4)口の中でぶつぶつ言うさま。「算盤の―いやんなやかましい/浄瑠璃・五十年忌(中)」 (5)胸さわぎのするさま。どきどき。「いといみじく,胸―と鳴る心地す/源氏(若菜下)」 (6)針を刺したり,物を切ったりするさまを表す語。ぶつぶつ。ぷつぷつ。「―と長く縫ひつけて/宇津保(俊蔭)」「(鯰ヲ)―ときり入れて/宇治拾遺 13」 (7)物の煮える音を表す語。ぐつぐつ。「豆を煮ける音の―となるを聞き給ひければ/徒然 69」 (8)文字を続けて書かないで,離して書くさま。「陸奥紙五,六枚に―とあやしき鳥の跡のやうに書きて/源氏(橋姫)」

つぶ-つぶ【円円】🔗🔉

つぶ-つぶ 【円円】 (副) 肥えふとっているさま。「いと白うをかしげに,―と肥えて/源氏(空蝉)」

つぶて【礫・飛礫】🔗🔉

つぶて [0][3] 【礫・飛礫】 投げつける小石。また,投げつける小さなもの。「紙―」「梨(ナシ)の―」

つぶ-と🔗🔉

つぶ-と (副) (1)物の水に沈む音を表す語。ざぶんと。「西に向ひて念仏する事しばしありて,海に―落ち入りぬ/発心 3」 (2)正確に。ぴたりと。「鷲に取られし年月日に―当りたれば,我が子にやあらんと/今昔 26」 (3)全体に。すっぽりと。全く。「二条の大路の―けぶり満ちたりしさまこそめでたく/大鏡(昔物語)」 (4)(打ち消しの語を伴って)少しも。全く。「顔を―見せぬが恠(アヤ)しきに/今昔 27」

つぶ-なぎ【踝】🔗🔉

つぶ-なぎ 【踝】 〔「つぶなき」とも〕 くるぶしの古名。つぶぶし。「流るる血,―を没(イ)る/日本書紀(神武訓)」

つぶね【奴】🔗🔉

つぶね 【奴】 召し使い。しもべ。「いたづらなる妻子の―となし,妻子のもちあそびにまかせて/正法眼蔵」

つぶ-ぶし【踝】🔗🔉

つぶ-ぶし 【踝】 〔「つぶふし」とも〕 (1)「つぶなぎ」に同じ。[和名抄] (2)ひざ。つぶし。[日葡]

つぶ-むすこ【田螺息子】🔗🔉

つぶ-むすこ [3] 【田螺息子】 タニシ(つぶ)の形で異常誕生をした小さな子が,立派な男に変わり,幸福に暮らすという昔話。「一寸法師」と同種のもの。

つぶ-やき【呟き】🔗🔉

つぶ-やき [0][4] 【呟き】 つぶやくこと。また,その言葉。「―をもらす」「―声」

つぶ-や・く【呟く】🔗🔉

つぶ-や・く [3] 【呟く】 (動カ五[四]) 小声でひとりごとを言う。「不満げに―・く」

つぶ-より【粒選り】🔗🔉

つぶ-より [0] 【粒選り】 多くの中から特にすぐれたものを選び出すこと。また,選び出されたもの。えりぬき。よりぬき。つぶえり。「―の選手を派遣する」

つぶ-ら【円ら】🔗🔉

つぶ-ら [0][1] 【円ら】 (形動)[文]ナリ まるく,かわいらしいさま。「―な瞳」

つぶら-じい【円椎】🔗🔉

つぶら-じい ―ジヒ [3] 【円椎】 ブナ科の常緑高木。スダジイとともに一般にシイと呼ばれている。小椎(コジイ)。

つぶ-らか【円らか】🔗🔉

つぶ-らか 【円らか】 (形動ナリ) まるいさま。つぶら。「いと―に白く肥え給へり/宇津保(国譲下)」

つぶらや【円谷】🔗🔉

つぶらや 【円谷】 姓氏の一。

つぶらや-えいじ【円谷英二】🔗🔉

つぶらや-えいじ 【円谷英二】 (1901-1970) 映画カメラマン・特撮監督。福島県生まれ。戦時中の「ハワイ・マレー沖海戦」の特撮を担当し,一躍脚光を浴びる。日本初の怪獣映画「ゴジラ」では日本の特撮技術を世界的レベルにまで高めた。代表作「ラドン」「日本海大海戦」

つぶり【頭】🔗🔉

つぶり 【頭】 〔円(ツブラ)の転〕 あたま。かしら。つむり。「かの鉢かづきは,―こそ人には似ず/御伽草子・鉢かづき」

つぶ・る【瞑る】🔗🔉

つぶ・る [0] 【瞑る】 (動ラ五[四]) (1)まぶたをとじる。つむる。「ちょっと目を―・ってて」 (2)(「目をつぶる」の形で)見て見ぬふりをする。「不正に目を―・る」 [可能] つぶれる

つぶ・る【潰る】🔗🔉

つぶ・る 【潰る】 (動ラ下二) ⇒つぶれる

つぶれ【潰れ】🔗🔉

つぶれ [0] 【潰れ】 (1)すりへること。「やすりの目の―」 (2)むだになること。「折角の日曜も此頃は―で御座います/酒中日記(独歩)」 (3)用をなさなくなること。 (4)滅びること。

つぶれ-ち【潰れ地】🔗🔉

つぶれ-ち [3] 【潰れ地】 江戸時代,主として水害による大量の土砂流入のために生産能力を喪失した田畑のこと。年貢が免除された。

つぶれ-びゃくしょう【潰れ百姓】🔗🔉

つぶれ-びゃくしょう ―シヤウ [4] 【潰れ百姓】 江戸時代,年貢増徴や凶作,商品経済の浸透などによって破産した百姓のこと。江戸中期以降多く発生し,その多くは都市に流入し,農村荒廃や都市の社会問題の原因となった。 →人返し

つぶ・れる【潰れる】🔗🔉

つぶ・れる [0] 【潰れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 つぶ・る (1)立体物に上からの力が加わって,厚み・高さがなくなり,ひらたくなる。「雪の重さで家が―・れる」「かかとの―・れた靴」 (2)角(カド)がすり減って丸くなる。また,小さくなる。「刃が―・れる」「やすりの目が―・れる」 (3)体の器官の機能が失われる。「大声を出し過ぎて声が―・れてしまった」 (4)組織や団体が活動を継続できなくなる。「不況で会社が―・れる」「人ノ身代ガ―・ルル/日葡」 (5)成立しなくなる。こわれる。「企画が―・れる」「チャンスが―・れる」 (6)活動できなくなる。(ア)酔っぱらって動けなくなる。「酔い―・れる」(イ)失敗したり,きびしい批判を受けたりして再起できなくなる。「失敗が続いて―・れてしまった」 (7)体面がそこなわれる。「面目が―・れる」「顔が―・れる」 (8)驚きや悲しみに心がひどく動揺することにいう。「胸が―・れる」「肝(キモ)が―・れる」「いみじうにくき人の来たるにもまた―・る/枕草子 150」 (9)あいているところが埋まる。多くの時間がむだに費やされる場合についていう。「一日が雑用で―・れる」 〔「潰す」に対する自動詞〕

つぶ【粒】(和英)🔗🔉

つぶ【粒】 a grain;→英和 a drop (一滴).→英和 〜が揃う be even-grained;be of even ability[quality](能力・質).

つぶさに【具に】(和英)🔗🔉

つぶさに【具に】 in detail;fully;minutely.→英和

つぶし【潰しがきく】(和英)🔗🔉

つぶし【潰しがきく】 have scrap value (品物);be good[useful]in other lines of work (人).

つぶす【潰す】(和英)🔗🔉

つぶす【潰す】 [砕く]break;→英和 crush;→英和 smash;→英和 mash;→英和 [身代を]ruin;→英和 dissipate;→英和 [時間を]waste;→英和 kill

つぶて【礫】(和英)🔗🔉

つぶて【礫】 a stone.→英和 梨の〜 hear nothing.

つぶやき【呟き】(和英)🔗🔉

つぶやき【呟き】 a murmur.→英和

つぶやく【呟く】(和英)🔗🔉

つぶやく【呟く】 murmur;→英和 mutter;→英和 grumble(不平).→英和

つぶより【粒選りの】(和英)🔗🔉

つぶより【粒選りの】 picked;→英和 choice.→英和

つぶらな【円らな】(和英)🔗🔉

つぶらな【円らな】 beady[round].→英和

つぶる【瞑る】(和英)🔗🔉

つぶる【瞑る】 shut[close].→英和

つぶれる【潰れる】(和英)🔗🔉

つぶれる【潰れる】 [砕ける]break;→英和 crash;→英和 collapse;→英和 be crushed[smashed,destroyed];[破産]⇒破産.目(面目)が〜 lose one's sight (face).

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