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つぶ【粒】🔗🔉

つぶ【粒】 [名]小さくてまるいもの。「米―」集合体を構成する個々の物や人の大きさや質。小銭のこと。ムクロジ、またその種子の別名。〔接尾〕助数詞。種子や丸薬など、丸くて小さいものを数えるのに用いる。「丸薬二、三―」

つぶ【×螺・海=螺】🔗🔉

つぶ【×螺・海螺】 食用の巻き貝。ニシ類、東北地方以北でとれるヒメエゾボラや、バイの俗称。

つ・ぶ【×禿ぶ】🔗🔉

つ・ぶ【×禿ぶ】 [動バ上二]毛などがすり切れる。ぬけ落ちる。はげる。ちびる。「―・びにける水茎して書き記して奉りおく」〈源順集・詞書〉

つぶ‐あん【粒×餡】🔗🔉

つぶ‐あん【粒×餡】 小豆が粒のままか、つぶしてある餡。

つぶ‐え【粒×餌】‐ゑ🔗🔉

つぶ‐え【粒×餌】‐ゑ 穀物の実や、その挽(ひ)き割りを原料とした家禽(かきん)の飼料。

つぶ‐ぎん【粒銀】🔗🔉

つぶ‐ぎん【粒銀】 豆板銀(まめいたぎん)の俗称。

つぶさ‐に【△具に・△備に・×悉に】🔗🔉

つぶさ‐に【具に・備に・×悉に】 [副]細かくて、詳しいさま。詳細に。「事の次第を―報告する」すべてをもれなく。ことごとく。「―点検する」

つぶし【×潰し】🔗🔉

つぶし【×潰し】 つぶすこと。力を加えて形を変えること。また、そのもの。金属製の器物を溶かして地金(じがね)にすること。また、そのもの。むだに費やすこと。「時間―」「ひま―」「潰し島田」の略。

つぶし‐あん【×潰し×餡】🔗🔉

つぶし‐あん【×潰し×餡】 小豆を煮てすりつぶし、こさないで砂糖を加えて作った餡。→漉(こ)し餡

つぶし‐きん【×潰し金】🔗🔉

つぶし‐きん【×潰し金】 金属性の器物を溶かしてつぶし、地金としたもの。

つぶし‐しまだ【×潰し島田】🔗🔉

つぶし‐しまだ【×潰し島田】 女性の髪形の一。島田まげの根もとを短くしてまげを押しつぶしたように低く結ったもの。つぶし。

つぶし‐ねだん【×潰し値段】🔗🔉

つぶし‐ねだん【×潰し値段】 金属製品の単なる地金としての値段。つぶしね。製品を、その用途を勘定に入れず単なる素材としてだけ見積もった値段。すてね。

つぶ・す【×潰す】🔗🔉

つぶ・す【×潰す】 [動サ五(四)]力を加えてもとの形を崩す。「にきびを―・す」「空き缶を―・す」本来の働きができないようにする。役に立たなくする。だめにする。「声を―・す」「計画を―・す」家や会社などが成り立っていかないようにする。立ちゆかなくさせる。「会社を―・す」「店を―・す」体面や心の平静を失わせる。「面目を―・す」「肝を―・す」他の事に使うために、もとの形を変える。「畑を―・して宅地にする」特に、金属の製品を溶かして地金(じがね)にもどす。鋳(い)つぶす。「銅像を―・す」家畜を、料理して食べるため殺す。「鶏を―・す」空いている時間を他の事をして過ごす。「喫茶店で時間を―・す」「テレビを見てひまを―・す」空いたところをふさぐ。「穴を―・す」すきまなく一面におおう。「塗り―・す」 [可能]つぶせる

つぶ‐ぞろい【粒×揃い】‐ぞろひ🔗🔉

つぶ‐ぞろい【粒×揃い】‐ぞろひ たくさんの中の粒の大きさや質が、良質でよくそろっていること。また、そのもの。「―の真珠のネックレス」集まった人々の能力や質がそろっていて、見劣りするものがいないこと。「―の選手」

つぶ‐だ・つ【粒立つ】🔗🔉

つぶ‐だ・つ【粒立つ】 [動タ五(四)]《古くは「つぶたつ」》粒状になる。また、表面にたくさんの粒ができる。「夕立で水面が―・つ」「―・つまで煮る」

つぶ‐つぶ🔗🔉

つぶ‐つぶ [名](「粒粒」とも書く)たくさんの粒状のもの。また、その一つ一つ。「顔に―ができる」「―のあるきゅうり」[副]つぶ状に表面に現れるさま。また、たくさんの粒となって流れるさま。「刀(とう)に従って―と出で」〈露伴・連環記〉字を離して書くさま。ぽつりぽつり。「―とあやしき鳥の跡のやうに書きて」〈源・橋姫〉まるまると肥えているさま。ふっくら。「いとよく肥えて、―とをかしげなる胸をあけて」〈源・横笛〉こまごまと。くわしく。「いかで―と言ひ知らするものにもがな」〈かげろふ・上〉胸がどきどきと鳴るさま。「胸―と鳴る心地するもうたてあれば」〈源・野分〉針目をあけ無造作に縫うさま。ぶつぶつ。「御したがひの御くびに、―と長く縫ひつけて」〈宇津保・俊蔭〉勢いよく切り刻むさま。「―と切りて、鍋に入れて」〈今昔・二〇・三四〉物の煮える音を表す語。「豆のからをたきて豆を煮ける音の―と鳴るを」〈徒然・六九〉口の中でぶつぶつ言うさま。ぶつぶつ。「口のうち―と念じ給ひつつ」〈読・雨月・蛇性の婬〉[アクセントはツブツブ、はツブツブ。

つぶて【飛=礫・×礫】🔗🔉

つぶて【飛礫・×礫】 小石を投げること。また、その小石。「―をうつ」「梨(なし)の―」「紙―」

つぶ‐と🔗🔉

つぶ‐と [副]ずれやすきまのないさま。ぴったり。びっしり。「みちのくにがみを―おさせ給へりけるが」〈大鏡・伊尹〉すっかり覆うさま。すっぽり。「二条の大路の―煙みちたりしさまこそめでたく」〈大鏡・道長下〉(打消しの語を伴って)少しも。全然。「顔を―見せぬがあやしきに」〈今昔・二七・三八〉

つぶ‐なき【×踝】🔗🔉

つぶ‐なき【×踝】 《「つぶなぎ」とも》くるぶしの古名。〈和名抄〉

つぶね【△奴】🔗🔉

つぶね【奴】 しもべ。召し使い。「恩愛の―となりて」〈沙石集・四〉仕えること。奉仕。「朝夕の―もことにまめやかに」〈読・雨月・吉備津の釜〉

つぶ‐やき【×呟き】🔗🔉

つぶ‐やき【×呟き】 つぶやくこと。また、その言葉。「―をもらす」

つぶ‐や・く【×呟く】🔗🔉

つぶ‐や・く【×呟く】 [動カ五(四)]小さい声でひとりごとを言う。「ぶつぶつと―・く」

つぶ‐より【粒△選り】🔗🔉

つぶ‐より【粒選り】 多くのものの中からすぐれたものを選び出すこと。また、選び出されたもの。えりぬき。よりぬき。つぶえり。「―の品をそろえる」

つぶ‐ら【△円ら】🔗🔉

つぶ‐ら【円ら】 [形動][ナリ]まるくて、かわいらしいさま。「―な瞳(ひとみ)

つぶ‐らか【△円らか】🔗🔉

つぶ‐らか【円らか】 [形動][ナリ]まるいさま。また、まるくて、かわいらしいさま。「目を―にして口をつぐむ」〈鏡花・婦系図〉

つぶら‐じい【△円×椎】‐じひ🔗🔉

つぶら‐じい【×椎】‐じひ ブナ科の常緑高木。暖地の山中に生え、葉は楕円形。六月ごろ、雄花と雌花とをつけ、丸くて小さい実を結ぶ。実は食用。こじい。しい。

つぶらわ・し【×潰らはし】つぶらはし🔗🔉

つぶらわ・し【×潰らはし】つぶらはし [形シク]今にもつぶれるような感じである。「人々しげく並みゐたれば、いと胸―・しく思さる」〈源・賢木〉

つぶり【△頭】🔗🔉

つぶり【頭】 あたま。かしら。つむり。

つぶ・る【×瞑る】🔗🔉

つぶ・る【×瞑る】 [動ラ五(四)]まぶたを閉じる。つむる。「目を―・って考える」見て見ぬふりをする。「失敗に目を―・る」 [可能]つぶれる

つぶ・る【×潰る】🔗🔉

つぶ・る【×潰る】 [動ラ下二]「つぶれる」の文語形。

つぶれ【×潰れ】🔗🔉

つぶれ【×潰れ】 すりへること。また、すりへったもの。「のこぎりの歯の―」その物の機能が失われること。「声の―」むだになること。「葬(ともれ)へは遠くても近くても一日の―さ」〈滑・浮世風呂・前〉

つぶれ‐ち【×潰れ地】🔗🔉

つぶれ‐ち【×潰れ地】 江戸時代、天災などにより生産能力を失った田畑。年貢は免除された。

つぶれ‐びゃくしょう【×潰れ百姓】‐ビヤクシヤウ🔗🔉

つぶれ‐びゃくしょう【×潰れ百姓】‐ビヤクシヤウ 江戸時代、貢租の重課、負債の累積、凶作などによって破産した農民。

つぶ・れる【×潰れる】🔗🔉

つぶ・れる【×潰れる】 [動ラ下一]つぶ・る[ラ下二]《形容動詞「円(つぶ)ら」から》外部からの力を受けて、もとの形が崩れる。「地震で建物が―・れる」「肉刺(まめ)が―・れる」角が丸くなる。すりへる。「やすりの目が―・れる」本来の働きが失われる。役に立たなくなる。だめになる。「歌いすぎてのどが―・れる」「企画が―・れる」経営・生活などが成り立ってゆかなくなる。ほろびる。破産する。「会社が―・れる」「店が―・れる」体面や心の平静さが失われる。「顔が―・れる」「彼の不幸を聞いて胸が―・れる思いだ」機会や時間などが、他のことのために生かされないでしまう。「客の相手で一日が―・れる」酒に酔って動けなくなる。「―・れるまで飲む」 [類語](つい)える・ひしゃげる・ひしげる・崩れる・倒壊する/破産する・倒産する・瓦解(がかい)する・倒れる・ポシャる・潰える

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[音]カイ [訓]つぶ‐れる    つい‐える    つぶ‐す [部首]水 [総画数]15 [コード]区点    3657      JIS   4459      S‐JIS 92D7

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[音]コウ [訓]にじ    みだ‐れる    つぶ‐れる    つい‐える [部首]虫 [総画数]9 [コード]区点    3890      JIS   467A      S‐JIS 93F8 [分類]人名用漢字 [難読語] →こう‐げい【虹霓・虹ホンキュウ【虹口】

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[音]ビ    ヒ [訓]そな‐える    そな‐わる    そな‐え    つぶさ [部首]人 [総画数]12 [コード]区点    4087      JIS   4877      S‐JIS 94F5 [分類]常用漢字 [難読語] →かむ‐なび【神奈備】かんなび‐やま【甘南備山】きび【吉備】きび‐なご【吉備奈仔・黍魚子】びぜん【備前】びっちゅう【備中】びんご【備後】びん‐ちょう【備長】

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[音]ラ [訓]つぶ    にし    にな    ほらがい    ねじ    さかずき [部首]虫 [総画数]17 [コード]区点    4570      JIS   4D66      S‐JIS 9786 [難読語] →きさご【細螺・喜佐古・扁螺】きしゃ‐ご【細螺・喜佐古】さざい【栄螺】さざえ【栄螺・拳螺】しただみ【小子・細螺】た‐にし【田螺】つぶ【螺・海螺】つめた‐がい【津免多貝・螺貝】なが‐にし【長螺】にし【螺・辛螺】ねじ【螺子・捻子・捩子・螺旋】ばい‐じり【貝尻・螺尻】ほ‐ら【法螺】ほら‐がい【法螺貝・吹螺・梭尾螺】ら‐けい【螺髻】ら‐し【螺子】ら‐せん【螺旋】ら‐でん【螺鈿】ら‐ほつ【螺髪】

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[音]リュウ [訓]つぶ [部首]米 [総画数]11 [コード]区点    4619      JIS   4E33      S‐JIS 97B1 [分類]常用漢字 [難読語] →ぞく‐りゅう【粟粒】

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[音]ケン    ゲン [訓]つぶや‐く [部首]口 [総画数]8 [コード]区点    5076      JIS   526C      S‐JIS 99EA

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[音]カ [訓]つぶ [部首]頁 [総画数]17 [コード]区点    8089      JIS   7079      S‐JIS E8F7

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