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あたい【価・値】🔗🔉

あたい アタヒ [0] 【価・値】 〔動詞「能う」の連用形か〕 (1)売買の際のねだん。商品のねだん。「―が高い」「―をつける」 (2)価値。ねうち。「一文の―もない」「美しき者の―を愛(メ)づる心/麒麟(潤一郎)」 (3)数学で,文字や関数がとる具体的な数。数値。《値》「 の―をもとめよ」 (4)物のねうちに匹敵するもの。「―無き宝といふとも/万葉 345」

あたい=千金(センキン)🔗🔉

――千金(センキン) 非常に価値の高いこと。「―の一打」「春宵(シユンシヨウ)一刻―」

あたい=を二つにせず🔗🔉

――を二つにせず 〔後漢書(韓康伝)〕 買い手によって値段を変えるようなことをしない。

あたい・する【価する・値する】🔗🔉

あたい・する アタヒ― [0] 【価する・値する】 (動サ変)[文]サ変 あたひ・す (多く「…にあたいする」の形で名詞や動詞の連体形を受けて)それだけのねうちがある。「賞賛に―・する」「一見に―・する」「読むに―・しない」

か【価】🔗🔉

【価】 (接尾) 助数詞。原子価・イオン価,酸の塩基度あるいは塩基の酸度,アルコール分子中の水酸基の数などを表す。「一―のイオン」

か-かく【価格】🔗🔉

か-かく [0][1] 【価格】 物の価値の貨幣による表示。ねだん。「消費者―」

かかく-かくめい【価格革命】🔗🔉

かかく-かくめい [4] 【価格革命】 (1)〔price revolution〕 一六,一七世紀にかけて,スペインによる南アメリカの銀山の開発と銀製錬法の進歩から,大量の銀がヨーロッパに流入して銀価値を暴落させ,物価の騰貴が起こった現象。近代資本主義勃興の一因となった。 (2)日本経済のバブル崩壊後生じた価格低下現象。従来の供給主導型の定価販売という仕組みの崩壊をいう。 →価格破壊

かかく-カルテル【価格―】🔗🔉

かかく-カルテル [4] 【価格―】 販売価格を統制し,利潤を確保するために,寡占企業間で行われる価格協定。独占禁止法上,禁止される。 →数量カルテル

かかく-きょうてい【価格協定】🔗🔉

かかく-きょうてい ―ケフ― [4] 【価格協定】 ⇒価格カルテル

かかく-けいき【価格景気】🔗🔉

かかく-けいき [4] 【価格景気】 取引量は増えなくても商品価格の上昇によって収益があがり,景気のよくなった状態。 →数量景気

かかく-こうか【価格効果】🔗🔉

かかく-こうか ―カウクワ [4] 【価格効果】 価格や為替相場の変化が消費・生産活動に与える影響。

かかく-さえききん【価格差益金】🔗🔉

かかく-さえききん [5] 【価格差益金】 商業活動において,商品価格の差から発生するその差額分の利益金。

かかく-さ-ほきゅうきん【価格差補給金】🔗🔉

かかく-さ-ほきゅうきん ―ホキフ― [0][6] 【価格差補給金】 価格公定制の下で,生産者価格が消費者価格を上回った場合,その価格差を埋め生産者を保護するために国家が負担する金。

かかく-しゅうせい-いんし【価格修正因子】🔗🔉

かかく-しゅうせい-いんし ―シウセイ― [8] 【価格修正因子】 ⇒デフレーター

かかく-だんりょくせい【価格弾力性】🔗🔉

かかく-だんりょくせい [7][0] 【価格弾力性】 価格の変化に伴って,他の経済変数がどれくらい敏感に変化するかを表す指標。通常は需要の価格弾力性をさし,価格の変化率に対する需要の変化率の割合で定義される。

かかく-はかい【価格破壊】🔗🔉

かかく-はかい ―クワイ [4] 【価格破壊】 価格を大幅に下落させること。日本経済のバブル崩壊後,ディスカウント-ショップの成長や円高の進行によって生じた。

かかく-メカニズム【価格―】🔗🔉

かかく-メカニズム [6] 【価格―】 ⇒市場機構(シジヨウキコウ)

か-がく【価額】🔗🔉

か-がく [0] 【価額】 物の価格に相当する金額。

か-すう【価数】🔗🔉

か-すう [2] 【価数】 (1)元素の原子価を表す数値。また,ある基(原子あるいは原子団)が他の原子と化学結合をいくつ作りうるかを表す数値。 (2)イオンのイオン価を表す数値。 (3)酸の塩基度,塩基の酸度を,それぞれ表す数値。 →塩基度 →酸度 (4)有機化合物の分子一個が,ある基を何個もっているかを表す数値。特に,アルコール・カルボン酸について,その分子一個がもっている水酸基・カルボキシル基の数。

か-ち【価値】🔗🔉

か-ち [1] 【価値】 (1)物がもっている,何らかの目的実現に役立つ性質や程度。値打ち。有用性。「―ある品物」「―を損なう」「言及する―もない」 〔幕末までは「価直(カチヨク)」が用いられた〕 (2)〔哲〕 善きもの・望ましいものとして認め,その実現を期待するもの。内在的なもの・手段的なものなどにわかれるが,特に,真・善・美など,普遍妥当性をもった理想的・絶対的価値をいう。 (3)〔経〕 商品の価格の背後にあって,それを規定しているもの。その本質・源泉のとらえ方によって客観価値説(労働価値説)と主観価値説(効用価値説)とが対立する。

かち-かん【価値観】🔗🔉

かち-かん ―クワン [3][2] 【価値観】 いかなる物事に価値を認めるかという個人個人の評価的判断。「―の相違」

かち-じゆう【価値自由】🔗🔉

かち-じゆう ―ジイウ [4] 【価値自由】 〔(ドイツ) Wertfreiheit〕 マックス=ウェーバーの学問論の立場。経験科学は価値判断に立ち入ってはならないとする。実証主義をめぐる今日の論争において,しばしば批判される。没価値性。

かち-てつがく【価値哲学】🔗🔉

かち-てつがく [4][3] 【価値哲学】 ⇒価値論(1)

かち-はんだん【価値判断】🔗🔉

かち-はんだん [3] 【価値判断】 ある事柄について,主観の評価による是認あるいは否認を言明する判断。「この鳥は青い」は事実判断だが,「この鳥は美しい」は価値判断。

かち-ぶんせき【価値分析】🔗🔉

かち-ぶんせき [3] 【価値分析】 〔value analysis; value engineering〕 製品や部品の本質的機能を得るための最小原価を求める手法。この本質的機能には使用上の機能だけではなく,顧客の要求する外観・魅力なども含まれる。価値工学( VE )。VA 。

かち-ほうそく【価値法則】🔗🔉

かち-ほうそく ―ハフソク [3] 【価値法則】 商品生産の基本的経済法則。商品の価値はその生産のために必要な労働の量によって決まり,この価値にしたがって商品が交換されるというもの。

か-ちょく【価直】🔗🔉

か-ちょく 【価直】 価額。あたい。価値。[落葉集]

かち-りんりがく【価値倫理学】🔗🔉

かち-りんりがく [5] 【価値倫理学】 価値論の観点から構想された倫理学。新カント派の文化価値の倫理学,現象学派の実質的価値倫理学など。

かち-ろん【価値論】🔗🔉

かち-ろん [2] 【価値論】 (1)〔axiology〕 倫理的・美的・宗教的価値についての研究。価値判断に立ち入って普通妥当的価値などを定立する規範的立場と,価値に関する概念や命題を分析するメタ規範的立場とがある。価値哲学。 (2)商品の価値の本質,価値の形態,価値形成過程など,価値をめぐるマルクス経済学上の理論。

か-でんし【価電子】🔗🔉

か-でんし [2] 【価電子】 原子の最外殻にある電子。イオンの形成や化学結合の形成に関与し,原子価などの化学的性質を決定する。原子価電子。

か-ひょう【価標】🔗🔉

か-ひょう ―ヘウ [0] 【価標】 〔化〕 構造式で,原子と原子との結合を示す線。単結合・二重結合・三重結合のそれぞれに対して,一・二・三本の線で示す。共有結合に対してのみ使用し,イオン結合には使用しない。

かち【価値】(和英)🔗🔉

かち【価値】 value;→英和 worth;→英和 merit.→英和 〜のある valuable;→英和 worthy.→英和 〜のない valueless;→英和 worthless;of no value.価値観 a sense of values.価値判断 value judgement.

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