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広辞苑の検索結果 (28)
あたい【価・値】アタヒ🔗⭐🔉
あたい【価・値】アタヒ
(アタ(当)アヒ(合)の約。ぴったり1対1で合う意)
①売買などの対象物に相当する金額。
㋐代価。代金。値段。万葉集3「―なき宝といふとも」。宇津保物語忠乞「売る物なりとて出せ、―問はれば千五百といらへよ」
㋑ある事・労力の相当物として与える金銭・金高。欽明紀「衣粮きものかての―」
②ものの価値。ねうち。「この絵は一見の―がある」
③《値》〔数〕数で表したもの。数値・関数値・測定値など。
④論理学や情報科学で、着目する変数に関し、それが指すものに相当する表現。「属性の―」
◇「価」は商品に付けた値段や金額、「値」は物事のねうちや数量の場合に使うことが多い。
⇒あたい‐せんきん【価千金・値千金】
⇒価なき宝
あたい・する【価する・値する】アタヒ‥🔗⭐🔉
あたい・する【価する・値する】アタヒ‥
〔自サ変〕[文]あたひ・す(サ変)
そのもののねうちが他のあるものに、適当する。相当する。「賞賛に―・する」
○価なき宝あたいなきたから🔗⭐🔉
○価なき宝あたいなきたから
評価できないほど尊い宝。
⇒あたい【価・値】
あだ‐いのち【徒命】
はかない命。謡曲、悪源太「けふありとても―」
あた・う【与ふ】アタフ
〔他下二〕
⇒あたえる(下一)
あた・う【能う・適う】アタフ
〔自五〕
(主として打消に用いられたが、近時は外国語の訳語にあてることから打消の語を伴わず可能の意味に用いられる)
①できる。なし得る。堪え得る。竹取物語「翁は泣き嘆く。―・はぬことなり」。「―・うかぎりの援助」
②適合する。今昔物語集23「これ汝が着る物に―・はず」
あだ・う【徒ふ】アダフ
〔自下二〕
(「徒あだ」を動詞化した語)ふざける。わるふざけをする。源氏物語夕霧「すずろにかく―・へ隠して」
あだ‐うち【仇討】
①主君や父などを殺した者を討ちとって報復すること。かたきうち。中世・近世に盛んに行われたが、1873年(明治6)太政官布告により禁止された。「曾我兄弟の―」
②転じて、先の負け戦の恥を、勝ってすすぐこと。「今度の試合で―をするぞ」
⇒あだうち‐きょうげん【仇討狂言】
あだうち‐きょうげん【仇討狂言】‥キヤウ‥
仇討を題材とする浄瑠璃・歌舞伎劇。曾我物・忠臣蔵など近世演劇で重要な一分野をなす。仇討物。
⇒あだ‐うち【仇討】
あたえ【直】アタヘ
(アタヒ(直)エ(兄)の約か)
⇒あたい(直)
あた・える【与える】アタヘル
〔他下一〕[文]あた・ふ(下二)
相手の望みなどに対応するような物事をしてやる意。
①自分の物を目下の相手にやる。授ける。万葉集2「みどり児の乞ひ泣くごとに取り―・ふる物しなければ」。今昔物語集1「先づ書を王に―・ふ」。「知識を―・える」
②影響・効果などを、相手にこうむらせる。平家物語1「いかが情なう恥辱をば―・ふべき」。「感銘を―・える」「不安を―・える」
③特別の配慮を、相手にほどこす。「便宜を―・える」「猶予を―・える」
④仕事・課題などを、課する。あてがう。「役を―・える」
⑤(数学などの用語)前提として所与のものとする。「―・えられた関数f(x)」
あだ‐おろそか【徒疎か】
(「あだにもおろそかにも」の意で、同意の語を重ねて強めたもの。打消の語を伴う)粗末にするさま。いい加減にするさま。かりそめ。浮世風呂前「一文の銭も―には儲りませぬ」
あたか【安宅】
①石川県小松市の西部、日本海沿岸の一地区。江戸時代は北前船の寄港地。古く安宅の関があったという。
②能。直面物ひためんもの。源義経が都を追われ奥州へ逃避する途中、安宅の関で見とがめられるが弁慶の機知で脱出する。歌舞伎では「勧進帳」。
⇒あたか‐の‐せき【安宅の関】
⇒あたか‐の‐まつ【安宅松】
あた‐かたき【仇敵】
憎い相手。あだがたき。きゅうてき。源氏物語桐壺「いみじきもののふ―なりとも」
あたか‐の‐せき【安宅の関】
安宅にあったという関所。源義経が山伏姿で陸奥に下ろうとしてこの関を通り、弁慶の苦計により難をのがれたという伝説で名高い。
⇒あたか【安宅】
あたか‐の‐まつ【安宅松】
歌舞伎舞踊。長唄。本名題「隈取くまどり安宅松」。初世富士田吉治作曲(一説に杵屋作十郎とも)。弁慶(実は鞍馬山の僧正坊)が、安宅で里の童から奥州への道を教えてもらう筋。唄浄瑠璃の代表曲。1769年(明和6)初演。
⇒あたか【安宅】
アタカマ【Atacama】
南米、チリ北部に南北にひろがる砂漠。硝石・銅などの産地。
あたかも【恰も・宛も】
〔副〕
(アダカモとも)
①まるで。まことによく。万葉集19「わが背子が捧げて持てる厚朴ほおがしわ―似るか青き蓋きぬがさ」。「―現場を見たかのように語る」
②十中八九じっちゅうはっく。ほぼ。撰集抄「ひがめかとみれば、―まぎるべくもなし」
③ちょうどその時。「時―戦いのまっ最中」
⇒恰もよし
か【価】🔗⭐🔉
か【価】
①〔化〕原子・基などの原子価、イオンの電荷などを数える呼称。また、アルコール類の分子中で水酸基の数をいう語。
②〔数〕変数の各値に対して決まる関数の値が何通りあるかを示す語。「一―関数」
か‐い【価位】‥ヰ🔗⭐🔉
か‐い【価位】‥ヰ
(明治期の語)値打ち。価値。位価。〈哲学字彙初版〉
か‐かく【価格】🔗⭐🔉
か‐かく【価格】
物のねうちを金額で表したもの。あたい。ねだん。
⇒かかく‐かくめい【価格革命】
⇒かかく‐けいき【価格景気】
⇒かかく‐こうか【価格効果】
⇒かかくさ‐ほきゅうきん【価格差補給金】
⇒かかく‐せんどうしゃ【価格先導者】
⇒かかく‐はかい【価格破壊】
か‐がく【価額】🔗⭐🔉
か‐がく【価額】
価格に相当する金額。
かかく‐かくめい【価格革命】🔗⭐🔉
かかく‐かくめい【価格革命】
(Price Revolution)近世初めスペイン領新大陸から貴金属、特に銀がヨーロッパへ大量に流入し、貨幣として流通していた銀の価格が3分の1以下に低下したため、物価が著しく騰貴した現象をいう。これにより毛織物その他の工業製品の生産が刺激され、ヨーロッパ諸国における資本主義の発達を促進した。
⇒か‐かく【価格】
かかくさ‐ほきゅうきん【価格差補給金】‥キフ‥🔗⭐🔉
かかくさ‐ほきゅうきん【価格差補給金】‥キフ‥
価格公定制のもとで消費者価格が生産者価格より低く決定された場合、その差額を国家が負担して生産者を保護するための国庫の支出金。1940年石炭を対象に発足。第二次大戦後の経済復興期に基礎産業育成の見地から石炭・鉄鋼・肥料などの重点産業に支給した。
⇒か‐かく【価格】
かかく‐せんどうしゃ【価格先導者】‥ダウ‥🔗⭐🔉
かかく‐せんどうしゃ【価格先導者】‥ダウ‥
(price leader)ある産業で価格の設定・変更を先導する企業。プライス‐リーダー。
⇒か‐かく【価格】
かかく‐はかい【価格破壊】‥クワイ🔗⭐🔉
かかく‐はかい【価格破壊】‥クワイ
消費財の価格を大幅に引き下げること。ディスカウント‐ストアの成長、安価な輸入品の急増などが背景にある。
⇒か‐かく【価格】
か‐ち【価値・価直】🔗⭐🔉
か‐ち【価値・価直】
(value イギリス・Wert ドイツ)
①物事の役に立つ性質・程度。経済学では商品は使用価値と交換価値とをもつとされる。ねうち。効用。「貨幣―」「その本は読む―がない」
②〔哲〕「よい」といわれる性質。「わるい」といわれる性質は反価値。広義では価値と反価値とを含めて価値という。
㋐人間の好悪の対象になる性質。
㋑個人の好悪とは無関係に、誰もが「よい」として承認すべき普遍的な性質。真・善・美など。
かち‐がくせつ【価値学説】🔗⭐🔉
かち‐がくせつ【価値学説】
経済価値の本質ならびにその決定を説明する学説。客観価値説(労働価値説)と主観価値説(効用価値説)とがある。前者は古典学派・マルクス学派の主張で、財の価値はそれを生産するのに要する労働の量によって決まるとし、後者はオーストリア学派の主張で、財の価値はその財を消費することによって得られる満足の大きさ、すなわち効用によって決まると説く。
かち‐かん【価値観】‥クワン🔗⭐🔉
かち‐かん【価値観】‥クワン
何に価値を認めるかという考え方。善悪・好悪などの価値を判断するとき、その根幹をなす物事の見方。
かち‐たいけい【価値体系】🔗⭐🔉
かち‐たいけい【価値体系】
〔哲〕何かを評価するための規準となる諸価値を、優劣の階層的序列によって整理した全体。
かち‐づ・ける【価値付ける】🔗⭐🔉
かち‐づ・ける【価値付ける】
〔他下一〕
どれくらいの値打ちがあるかをきめる。評価する。「高く―・ける」
かち‐てつがく【価値哲学】🔗⭐🔉
かち‐てつがく【価値哲学】
①哲学的認識の対象は事実の問題ではなく、当為または普遍妥当的価値の探究・確立にあるとする立場。西南ドイツ学派およびG.E.ムーアの直覚主義がこれを代表。
②(→)価値論1に同じ。
かち‐はんだん【価値判断】🔗⭐🔉
かち‐はんだん【価値判断】
①ある物事のねうちをきめること。
②〔哲〕対象に対する主観の評価に基づいて是認または否認を言い表す規範的な判断。「この花は美しい」「盗みは悪い」などがその例。事柄が目的に対する手段として役立つか否かを言明するものと、事柄自体の内在的価値に関するものとがある。↔事実判断
かち‐ほうそく【価値法則】‥ハフ‥🔗⭐🔉
かち‐ほうそく【価値法則】‥ハフ‥
(Wertgesetz ドイツ)商品の価値の大きさが社会的必要労働時間によって決定され、これを基礎にして商品が交換されること。
か‐ちょく【価値・価直】🔗⭐🔉
か‐ちょく【価値・価直】
⇒かち
かち‐りんりがく【価値倫理学】🔗⭐🔉
かち‐りんりがく【価値倫理学】
(Wertethik ドイツ)倫理学を倫理的価値を解明する学と考える立場。新カント学派(ウィンデルバント・リッカート)は形式的・普遍的当為(ゾルレン)を、現象学派(シェーラー・N.ハルトマン)は先天的で実質的内容を持つ客観的徳を、それぞれ価値としている。
かち‐ろん【価値論】🔗⭐🔉
かち‐ろん【価値論】
①(axiology)価値とはなにか、どのようにして認識されるか、価値と事実との関係、価値の体系などについて研究する哲学の分野。
②商品の価値、特に交換価値の本質・増殖過程などを取り扱う経済学の領域。
か‐でんし【価電子】🔗⭐🔉
か‐でんし【価電子】
化学結合に関与する電子。普通は原子の電子軌道の最外殻にある電子。原子価電子。
か‐ひょう【価標】‥ヘウ🔗⭐🔉
か‐ひょう【価標】‥ヘウ
分子内の二つの原子間に共有される2個の電子を1本の線で表したもの。線は当該原子の元素記号間に引く。単結合・二重結合・三重結合はそれぞれ一・二・三重線で表される。
[漢]価🔗⭐🔉
価 字形
筆順
〔人(亻・
)部6画/8画/教育/1833・3241〕
[價] 字形
〔人(亻・
)部13画/15画/4911・512B〕
〔音〕カ(漢)
〔訓〕あたい
[意味]
①あたい。ねだん。「価格・定価・物価」
②ねうち。「価値・評価・声価」
[解字]
形声。「人」+音符「賈」(=あきない)。物を売買するあたいの意。
[下ツキ
安価・円価・換価・元価・原価・減価・高価・沽価・市価・紙価・時価・真価・声価・正価・賤価・増価・対価・代価・単価・地価・定価・等価・特価・頒価・比価・評価・物価・平価・米価・薬価・有価・予価・廉価
筆順
〔人(亻・
)部6画/8画/教育/1833・3241〕
[價] 字形
〔人(亻・
)部13画/15画/4911・512B〕
〔音〕カ(漢)
〔訓〕あたい
[意味]
①あたい。ねだん。「価格・定価・物価」
②ねうち。「価値・評価・声価」
[解字]
形声。「人」+音符「賈」(=あきない)。物を売買するあたいの意。
[下ツキ
安価・円価・換価・元価・原価・減価・高価・沽価・市価・紙価・時価・真価・声価・正価・賤価・増価・対価・代価・単価・地価・定価・等価・特価・頒価・比価・評価・物価・平価・米価・薬価・有価・予価・廉価
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あたい【価・値】🔗⭐🔉
あたい アタヒ [0] 【価・値】
〔動詞「能う」の連用形か〕
(1)売買の際のねだん。商品のねだん。「―が高い」「―をつける」
(2)価値。ねうち。「一文の―もない」「美しき者の―を愛(メ)づる心/麒麟(潤一郎)」
(3)数学で,文字や関数がとる具体的な数。数値。《値》「
の―をもとめよ」
(4)物のねうちに匹敵するもの。「―無き宝といふとも/万葉 345」
の―をもとめよ」
(4)物のねうちに匹敵するもの。「―無き宝といふとも/万葉 345」
あたい=千金(センキン)🔗⭐🔉
――千金(センキン)
非常に価値の高いこと。「―の一打」「春宵(シユンシヨウ)一刻―」
あたい=を二つにせず🔗⭐🔉
――を二つにせず
〔後漢書(韓康伝)〕
買い手によって値段を変えるようなことをしない。
あたい・する【価する・値する】🔗⭐🔉
あたい・する アタヒ― [0] 【価する・値する】 (動サ変)[文]サ変 あたひ・す
(多く「…にあたいする」の形で名詞や動詞の連体形を受けて)それだけのねうちがある。「賞賛に―・する」「一見に―・する」「読むに―・しない」
か【価】🔗⭐🔉
か 【価】 (接尾)
助数詞。原子価・イオン価,酸の塩基度あるいは塩基の酸度,アルコール分子中の水酸基の数などを表す。「一―のイオン」
か-かく【価格】🔗⭐🔉
か-かく [0][1] 【価格】
物の価値の貨幣による表示。ねだん。「消費者―」
かかく-かくめい【価格革命】🔗⭐🔉
かかく-かくめい [4] 【価格革命】
(1)〔price revolution〕
一六,一七世紀にかけて,スペインによる南アメリカの銀山の開発と銀製錬法の進歩から,大量の銀がヨーロッパに流入して銀価値を暴落させ,物価の騰貴が起こった現象。近代資本主義勃興の一因となった。
(2)日本経済のバブル崩壊後生じた価格低下現象。従来の供給主導型の定価販売という仕組みの崩壊をいう。
→価格破壊
かかく-カルテル【価格―】🔗⭐🔉
かかく-カルテル [4] 【価格―】
販売価格を統制し,利潤を確保するために,寡占企業間で行われる価格協定。独占禁止法上,禁止される。
→数量カルテル
かかく-きょうてい【価格協定】🔗⭐🔉
かかく-きょうてい ―ケフ― [4] 【価格協定】
⇒価格カルテル
かかく-けいき【価格景気】🔗⭐🔉
かかく-けいき [4] 【価格景気】
取引量は増えなくても商品価格の上昇によって収益があがり,景気のよくなった状態。
→数量景気
かかく-こうか【価格効果】🔗⭐🔉
かかく-こうか ―カウクワ [4] 【価格効果】
価格や為替相場の変化が消費・生産活動に与える影響。
かかく-さえききん【価格差益金】🔗⭐🔉
かかく-さえききん [5] 【価格差益金】
商業活動において,商品価格の差から発生するその差額分の利益金。
かかく-さ-ほきゅうきん【価格差補給金】🔗⭐🔉
かかく-さ-ほきゅうきん ―ホキフ― [0][6] 【価格差補給金】
価格公定制の下で,生産者価格が消費者価格を上回った場合,その価格差を埋め生産者を保護するために国家が負担する金。
かかく-しゅうせい-いんし【価格修正因子】🔗⭐🔉
かかく-しゅうせい-いんし ―シウセイ― [8] 【価格修正因子】
⇒デフレーター
かかく-だんりょくせい【価格弾力性】🔗⭐🔉
かかく-だんりょくせい [7][0] 【価格弾力性】
価格の変化に伴って,他の経済変数がどれくらい敏感に変化するかを表す指標。通常は需要の価格弾力性をさし,価格の変化率に対する需要の変化率の割合で定義される。
かかく-はかい【価格破壊】🔗⭐🔉
かかく-はかい ―クワイ [4] 【価格破壊】
価格を大幅に下落させること。日本経済のバブル崩壊後,ディスカウント-ショップの成長や円高の進行によって生じた。
かかく-メカニズム【価格―】🔗⭐🔉
かかく-メカニズム [6] 【価格―】
⇒市場機構(シジヨウキコウ)
か-がく【価額】🔗⭐🔉
か-がく [0] 【価額】
物の価格に相当する金額。
か-すう【価数】🔗⭐🔉
か-ち【価値】🔗⭐🔉
か-ち [1] 【価値】
(1)物がもっている,何らかの目的実現に役立つ性質や程度。値打ち。有用性。「―ある品物」「―を損なう」「言及する―もない」
〔幕末までは「価直(カチヨク)」が用いられた〕
(2)〔哲〕 善きもの・望ましいものとして認め,その実現を期待するもの。内在的なもの・手段的なものなどにわかれるが,特に,真・善・美など,普遍妥当性をもった理想的・絶対的価値をいう。
(3)〔経〕 商品の価格の背後にあって,それを規定しているもの。その本質・源泉のとらえ方によって客観価値説(労働価値説)と主観価値説(効用価値説)とが対立する。
かち-かん【価値観】🔗⭐🔉
かち-かん ―クワン [3][2] 【価値観】
いかなる物事に価値を認めるかという個人個人の評価的判断。「―の相違」
かち-じゆう【価値自由】🔗⭐🔉
かち-じゆう ―ジイウ [4] 【価値自由】
〔(ドイツ) Wertfreiheit〕
マックス=ウェーバーの学問論の立場。経験科学は価値判断に立ち入ってはならないとする。実証主義をめぐる今日の論争において,しばしば批判される。没価値性。
かち-てつがく【価値哲学】🔗⭐🔉
かち-てつがく [4][3] 【価値哲学】
⇒価値論(1)
かち-はんだん【価値判断】🔗⭐🔉
かち-はんだん [3] 【価値判断】
ある事柄について,主観の評価による是認あるいは否認を言明する判断。「この鳥は青い」は事実判断だが,「この鳥は美しい」は価値判断。
かち-ぶんせき【価値分析】🔗⭐🔉
かち-ぶんせき [3] 【価値分析】
〔value analysis; value engineering〕
製品や部品の本質的機能を得るための最小原価を求める手法。この本質的機能には使用上の機能だけではなく,顧客の要求する外観・魅力なども含まれる。価値工学( VE )。VA 。
かち-ほうそく【価値法則】🔗⭐🔉
かち-ほうそく ―ハフソク [3] 【価値法則】
商品生産の基本的経済法則。商品の価値はその生産のために必要な労働の量によって決まり,この価値にしたがって商品が交換されるというもの。
か-ちょく【価直】🔗⭐🔉
か-ちょく 【価直】
価額。あたい。価値。[落葉集]
かち-りんりがく【価値倫理学】🔗⭐🔉
かち-りんりがく [5] 【価値倫理学】
価値論の観点から構想された倫理学。新カント派の文化価値の倫理学,現象学派の実質的価値倫理学など。
かち-ろん【価値論】🔗⭐🔉
かち-ろん [2] 【価値論】
(1)〔axiology〕
倫理的・美的・宗教的価値についての研究。価値判断に立ち入って普通妥当的価値などを定立する規範的立場と,価値に関する概念や命題を分析するメタ規範的立場とがある。価値哲学。
(2)商品の価値の本質,価値の形態,価値形成過程など,価値をめぐるマルクス経済学上の理論。
か-でんし【価電子】🔗⭐🔉
か-でんし [2] 【価電子】
原子の最外殻にある電子。イオンの形成や化学結合の形成に関与し,原子価などの化学的性質を決定する。原子価電子。
か-ひょう【価標】🔗⭐🔉
か-ひょう ―ヘウ [0] 【価標】
〔化〕 構造式で,原子と原子との結合を示す線。単結合・二重結合・三重結合のそれぞれに対して,一・二・三本の線で示す。共有結合に対してのみ使用し,イオン結合には使用しない。
かかく【価格】(和英)🔗⭐🔉
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