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う-こん【右近】🔗🔉

う-こん [1] 【右近】 (1)「右近衛府(ウコンエフ)」の略。 ⇔左近 (2)「右近の橘」の略。

うこん-の-じん【右近の陣】🔗🔉

うこん-の-じん ―ヂン 【右近の陣】 宮中内にある,右近衛府の役人の詰め所。紫宸殿(シシンデン)の西,月華門内にあった。

うこん-の-たいふ【右近大夫】🔗🔉

うこん-の-たいふ 【右近大夫】 右近衛将監で官位が五位の者。

うこん-の-たちばな【右近の橘】🔗🔉

うこん-の-たちばな 【右近の橘】 紫宸殿(シシンデン)の南階下西側に植えられた橘。朝儀のとき,右近衛府の武官の列する側にあたる。 →左近の桜 →内裏

うこん-の-ちゅうじょう【右近中将】🔗🔉

うこん-の-ちゅうじょう ―チユウジヤウ 【右近中将】 ⇒右近衛中将(ウコンエノチユウジヨウ)

うこん-の-つかさ【右近司】🔗🔉

うこん-の-つかさ 【右近司】 ⇒右近衛府(ウコンエフ)

うこん-の-ばば【右近の馬場】🔗🔉

うこん-の-ばば 【右近の馬場】 右近衛府の管轄する馬場。京都,北野神社の南東にあった。ここで近衛の官人が毎年5月に競(クラ)べ馬を行なった。うこんのうまば。

うこん【右近】🔗🔉

うこん 【右近】 平安中期の歌人。藤原季縄の女(ムスメ)。醍醐天皇の中宮穏子の女房。主に村上朝歌壇で活躍。男に忘れられる身を嘆く歌を残す。「後撰和歌集」以下の勅撰集に九首入集。生没年未詳。

う-こんえ【右近衛】🔗🔉

う-こんえ ―コン [2] 【右近衛】 (1)「右近衛府」の略。 (2)右近衛府の兵士。

うこんえ-の-しょうげん【右近衛将監】🔗🔉

うこんえ-の-しょうげん ―コン―シヤウゲン 【右近衛将監】 右近衛府の三等官。従六位上相当。定員四名。うこんのじょう。

うこんえ-の-しょうしょう【右近衛少将】🔗🔉

うこんえ-の-しょうしょう ―コン―セウシヤウ 【右近衛少将】 右近衛府の次官。正五位下相当。定員二名。右少将。

うこんえ-の-しょうそう【右近衛将曹】🔗🔉

うこんえ-の-しょうそう ―コン―シヤウサウ 【右近衛将曹】 右近衛府の主典(サカン)(四等官)。従七位下相当。定員四名。

うこんえ-の-だいしょう【右近衛大将】🔗🔉

うこんえ-の-だいしょう ―コン―ダイシヤウ 【右近衛大将】 右近衛府の長官。従三位相当。多くは大臣や納言が兼任した。右近大将。右大将。

うこんえ-の-ちゅうじょう【右近衛中将】🔗🔉

うこんえ-の-ちゅうじょう ―コン―チユウジヤウ 【右近衛中将】 右近衛府の次官。従四位下相当。定員一名。のちに四名となる。三位でなる人を三位中将(サンミノチユウジヨウ),参議で兼ねる人を宰相中将という。右近中将。

うこんえ-ふ【右近衛府】🔗🔉

うこんえ-ふ ―コン― [4] 【右近衛府】 近衛府の一。右近司。右近衛。右近。 →近衛府(コノエフ)

うこん-げんざえもん【右近源左衛門】🔗🔉

うこん-げんざえもん ―ゲンザモン 【右近源左衛門】 (1622-?) 初期歌舞伎の俳優。若衆歌舞伎時代から女方を専門とし,若衆歌舞伎禁止後は置き手拭いを考案。後世,女方の祖とされる。

おこさこ【右近左近】🔗🔉

おこさこ 【右近左近】 狂言の一。自分の田の稲を左近の牛に食われた右近は訴訟を起こそうとし,妻と訴訟の稽古をする。奉行に扮した妻に言いこめられてとり乱し,喧嘩(ケンカ)となる。内沙汰(ウチザタ)。

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