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かつて【曾て・嘗て】🔗⭐🔉
かつて [1] 【曾て・嘗て】 (副)
(1)過去のある時。昔。以前。前に。「―見たことがある」「―米国に遊学したおり」
(2)(下に打ち消しの語を伴って)今まで一度も。ついぞ。「―ない大成功」「いまだ―負けを知らない」
(3)(下に打ち消しの語を伴って)全然。決して。少しも。「木高くは―木植ゑじほととぎす/万葉 1946」「―塵ばかりも損じ給ふ事なし/今昔 12」
(4)すべて。みな。ことごとく。「服玩―尽きぬるときは/大唐西域記(長寛点)」
〔平安時代,主として漢文訓読に用いられた。近世以降「かって」と発音されることもある〕
しょう-し【嘗試】🔗⭐🔉
しょう-し シヤウ― [1] 【嘗試】 (名)スル
ためしてみること。経験すること。「一旦其自由を得て之を―する/明六雑誌 14」
しょう-たん【嘗胆】🔗⭐🔉
しょう-たん シヤウ― [0] 【嘗胆】
⇒臥薪嘗胆(ガシンシヨウタン)
しょう-ふん【嘗糞】🔗⭐🔉
しょう-ふん シヤウ― [0] 【嘗糞】
〔「呉越春秋(勾践入臣外伝)」にみえる,越王勾践が呉王の糞をなめて,病がなおるだろうといったという故事から〕
人にへつらって,少しもその恥を知らないこと。
なめ【嘗め】🔗⭐🔉
なめ [2] 【嘗め】
(1)なめること。「ひと―なめてみる」
(2)貴人に薬を勧めるとき,あらかじめなめて毒味をすること。また,その役。「両宮の―にはおもと薬師一人参るなり/建武年中行事」
なめ-つく・す【舐め尽(く)す・嘗め尽(く)す】🔗⭐🔉
なめ-つく・す [4][0] 【舐め尽(く)す・嘗め尽(く)す】 (動サ五[四])
(1)全部なめてしまう。
(2)(炎を舌にたとえて)建物などを全部燃やす。「山火事は麓(フモト)の町を―・した」
なめ-みそ【嘗め味噌】🔗⭐🔉
なめ-みそ [0][3] 【嘗め味噌】
魚・肉・野菜などを入れて調味してあり,そのまま副食とする味噌。調味用のものに対していう。金山寺味噌・鯛味噌など。
なめ-もの【嘗め物】🔗⭐🔉
なめ-もの [2][0] 【嘗め物】
嘗め味噌・ひしお・塩辛などの副食物の総称。
な・める【嘗める・舐める】🔗⭐🔉
な・める [2] 【嘗める・舐める】 (動マ下一)[文]マ下二 な・む
(1)物の表面を,舌の先で触れる。また,物を口の中にいれて舌の上でとかす。《舐》「猫が前足を―・める」「あめを―・める」
(2)少量ずつ味わいながら飲む。「酒をちびちび―・める」
(3)経験する。「世の辛酸を―・める」「苦杯を―・める」「苦汁を―・める」「甘露ヲ―・ムル/日葡」
(4)隈(クマ)なく及ぶ。「火は商店街を―・めつくした」「―・めるように見る」
(5)人を馬鹿にして無礼な態度をとる。あなどる。「相手を―・めてかかる」
〔(5)は「無礼(ナメ)」の動詞化〕
大辞林に「嘗」で始まるの検索結果 1-11。