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さい-か【採火】🔗⭐🔉
さい-か ―クワ [1] 【採火】 (名)スル
聖火をともすための清浄な火を太陽の光から採ること。
さいか-きっすい【採菓汲水・採花汲水】🔗⭐🔉
さいか-きっすい サイクワ― 【採菓汲水・採花汲水】
仏に供えるために木の実や花をとり,水を汲むこと。転じて,仏道修行。
さい-くつ【採掘】🔗⭐🔉
さい-くつ [0] 【採掘】 (名)スル
地中に埋もれている鉱物などを掘り出すこと。掘採(クツサイ)。「石油を―する」
さいくつ-けん【採掘権】🔗⭐🔉
さいくつ-けん [4] 【採掘権】
鉱業権の一。登録された一定の地域で鉱物を採掘し,取得する権利。
→試掘権
さい-けつ【採血】🔗⭐🔉
さい-けつ [0] 【採血】 (名)スル
輸血・血液検査などのために体内(主に静脈)から血液をとること。
さい-けつ【採決】🔗⭐🔉
さい-けつ [0][1] 【採決】 (名)スル
議長が,会議の構成員の賛否の意思表示を求めて議案の可否を決定すること。「―を強行する」「挙手によって―する」
さい-こう【採鉱】🔗⭐🔉
さい-こう ―クワウ [0] 【採鉱】 (名)スル
鉱石を掘り取ること。
さい-さん【採算】🔗⭐🔉
さい-さん [0] 【採算】
事業や商売での収入と支出のつりあい。引き合うだけの利益があること。「独立―」
さいさん=が合・う🔗⭐🔉
――が合・う
「採算が取れる」に同じ。
さいさん=が取・れる🔗⭐🔉
――が取・れる
収支が引き合う。そろばんが合う。
さいさん-がい【採算買い】🔗⭐🔉
さいさん-がい ―ガヒ [0] 【採算買い】
単なる人気や材料に左右されず,利回りや株価収益率などを基準に株式を買うこと。現実買い。
さいさん-かぶ【採算株】🔗⭐🔉
さいさん-かぶ [3] 【採算株】
時価から配当利回りを計算して一般の金利より有利な株式。
さいさん-われ【採算割れ】🔗⭐🔉
さいさん-われ [0] 【採算割れ】
商品の価格がその原価以下になること。
さい-しゅ【採取】🔗⭐🔉
さい-しゅ [1][0] 【採取】 (名)スル
必要なもの,ある目的に合ったものなどを選びとること。「指紋を―する」「(大理石ヲ)一箇年百万切を―する/十和田湖(桂月)」
さいしゅ-けいざい【採取経済】🔗⭐🔉
さいしゅ-けいざい [4] 【採取経済】
自然から必要物資をそのまま採取して生活を営む最も原始的な経済。
さい-しゅ【採種】🔗⭐🔉
さい-しゅ [1] 【採種】 (名)スル
植物の種子をとること。
さいしゅ-えん【採種園】🔗⭐🔉
さいしゅ-えん ―
ン [3] 【採種園】
造林用の種子を採るため,形質のすぐれた採種木を育成する樹木園。
ン [3] 【採種園】
造林用の種子を採るため,形質のすぐれた採種木を育成する樹木園。
さい-しゅう【採集】🔗⭐🔉
さい-しゅう ―シフ [0] 【採集】 (名)スル
標本や資料などにするため,とりあつめること。「昆虫―」「用例を―する」
さいしゅう-しゅりょう-みん【採集狩猟民】🔗⭐🔉
さいしゅう-しゅりょう-みん ―シフシユレフ― [6] 【採集狩猟民】
食料の獲得方法(生業)を主に,植物採集や狩猟・漁労に依存している人々。
→農耕牧畜民
さい-じゅん【採蓴】🔗⭐🔉
さい-じゅん [0] 【採蓴】
蓴菜(ジユンサイ)を採ること。
さい-しょう【採証】🔗⭐🔉
さい-しょう [0] 【採証】
〔法〕 裁判官が訴訟において呈示された証拠資料をもとに,一定の事実を判断すること。
さい-すん【採寸】🔗⭐🔉
さい-すん [0] 【採寸】 (名)スル
洋裁などで,身体の部分の寸法を測ること。「―しなおす」
さい-せき【採石】🔗⭐🔉
さい-せき [0] 【採石】 (名)スル
石を採取・採掘したり,石材を切り出したりすること。「―場」
さいせき-けん【採石権】🔗⭐🔉
さいせき-けん [4] 【採石権】
他人の土地において岩石および砂利を採取する権利。採石法(1950年制定)で定める。
さい-そう【採草】🔗⭐🔉
さい-そう ―サウ [0] 【採草】 (名)スル
家畜飼料や肥料にするために草を刈ること。「―地」
さいそうろう【採桑老】🔗⭐🔉
さいそうろう サイサウラウ 【採桑老】
雅楽の一。左方。盤渉(バンシキ)調。舞楽は廃絶したが,一人舞で,老翁の面をつけ,鳩杖(ハトヅエ)をつき,老衰で歩行に苦しむさまを舞ったという。さいしょうろう。採桑子(サイソウシ)。
採桑老
[図]
[図]
さい-たく【採択】🔗⭐🔉
さい-たく [0] 【採択】 (名)スル
いくつかあるものの中からえらびとること。「動議を―する」
さい-たん【採炭】🔗⭐🔉
さい-たん [0] 【採炭】 (名)スル
石炭を採掘すること。「―量」
さい-だん【採暖】🔗⭐🔉
さい-だん [0] 【採暖】
暖をとること。
さいちょう-ほたん【採長補短】🔗⭐🔉
さいちょう-ほたん サイチヤウ― [0][5] 【採長補短】
人の長所を取り入れ,自分の短所を補うこと。
さい-てん【採点】🔗⭐🔉
さい-てん [0] 【採点】 (名)スル
評価を下すために点数をつけること。「答案を―する」
さいてん-きょうぎ【採点競技】🔗⭐🔉
さいてん-きょうぎ ―キヤウ― [5] 【採点競技】
フィギュア-スケート,体操競技,水泳の飛び込み競技などのように,演技を点数化して競う競技。
さい-にょう【採尿】🔗⭐🔉
さい-にょう ―ネウ [0] 【採尿】 (名)スル
検査のため尿をとること。
さい-のう【採納】🔗⭐🔉
さい-のう ―ナフ [0] 【採納】 (名)スル
とりあげて用いること。「公会に於て国人遂に明寧陀(メネクレダス)の議を―し/経国美談(竜渓)」
さい-ばつ【採伐】🔗⭐🔉
さい-ばつ [0] 【採伐】
樹木を切ること。伐採。
さい-ひ【採否】🔗⭐🔉
さい-ひ [1] 【採否】
採用するかしないかということ。採用と不採用。「―を決定する」
さい-ひょう【採氷】🔗⭐🔉
さい-ひょう [0] 【採氷】 (名)スル
湖などに張った天然の氷を夏まで貯蔵するために切り出すこと。[季]冬。
さい-びょう【採苗】🔗⭐🔉
さい-びょう ―ベウ [0] 【採苗】 (名)スル
種苗(シユビヨウ)を採取すること。
さい-ふ【採譜】🔗⭐🔉
さい-ふ [0] 【採譜】 (名)スル
民謡など口承されてきた歌を楽譜に書きとること。「土地の古老から―する」
さい-ほ【採捕】🔗⭐🔉
さい-ほ [1] 【採捕】 (名)スル
自然の状態で生えている植物や自然の状態で生活している動物などを,採取したり生け捕りにしたりすること。
さい-ほう【採訪】🔗⭐🔉
さい-ほう ―ハウ [0] 【採訪】 (名)スル
歴史的・民俗的な資料を採集するために,よその土地をおとずれること。
さいほ-えん【採穂園】🔗⭐🔉
さいほ-えん ―
ン [3] 【採穂園】
形質のすぐれた造林用苗木を多量に生産するための樹木園。
ン [3] 【採穂園】
形質のすぐれた造林用苗木を多量に生産するための樹木園。
さい-やく【採薬】🔗⭐🔉
さい-やく [0] 【採薬】
山野に入って,薬草をとること。
さい-ゆ【採油】🔗⭐🔉
さい-ゆ [0] 【採油】 (名)スル
(1)石油を掘り採ること。
(2)菜種・胡麻(ゴマ)などから油を搾り取ること。「菜種から―する」
さい-よう【採用】🔗⭐🔉
さい-よう [0] 【採用】 (名)スル
(1)官庁・会社・団体などが,その構成員として選び雇うこと。「新入社員を―する」「―試験」
(2)いくつかの意見・方法などの中から適当なものをとりあげること。「修正案を―する」
さい-らん【採卵】🔗⭐🔉
さい-らん [0] 【採卵】 (名)スル
(1)卵を産ませてとること。「―養鶏」
(2)卵子を取り出すこと。
さいらん-けい【採卵鶏】🔗⭐🔉
さいらん-けい [3] 【採卵鶏】
卵を産ませるために改良された鶏。
さい-ろく【採録】🔗⭐🔉
さい-ろく [0] 【採録】 (名)スル
とりあげて記録・録音・録画すること。「会議の全容を―する」
さそら【採蘇羅】🔗⭐🔉
さそら [0] 【採蘇羅】
香道に使用される香木の一。香の六国(リツコク)の一。白檀(ビヤクダン)を含めることがある。
とり-もの【採(り)物】🔗⭐🔉
とり-もの [0] 【採(り)物】
(1)神楽で,人長(ニンジヨウ)が舞うとき手に持つもの。
(2)宮廷の神楽の分類名。{(1)}を持って舞うもので,榊(サカキ)・笹(ササ)・幣(ミテグラ)・杖(ツエ)・弓・剣(ツルギ)・鉾(ホコ)・杓(ヒサゴ)・葛(カズラ)・韓神(カラカミ)の一〇種。
とりもの-の-うた【採物の歌】🔗⭐🔉
とりもの-の-うた 【採物の歌】
神楽で,採り物を取って舞うときに,その採り物を題として人長(ニンジヨウ)がうたう歌。
と・る【取る・執る・採る・捕る・撮る】🔗⭐🔉
と・る [1] 【取る・執る・採る・捕る・撮る】
■一■ (動ラ五[四])
手に持つ。《取・執》
(1)離れているものを手でつかんで持つ。手で握る。「茶碗を手に―・って見る」「書棚の本を―・る」「ペンを―・る」
(2)手に持って使う。操作する。「船の舵(カジ)を―・る」
(3)つまんで上に引き上げる。「袴の股立ちを―・る」「着物の褄(ツマ)を―・る」
(4)手に入れる。自分のものにする。「政権を―・る」「損して得―・れ」
(5)処理する。仕事を進める。運用する。《執》「事務を―・る」「政務を―・る」
(6)保存する。残しておく。《取》「記念に―・っておく」「明日のおやつに半分―・っておく」
(7)かたく保持する。守る。「自説を―・って譲ろうとしない」
それまであった所から自分の側に移す。《取》
(1)手に取って自分のものとする。「お菓子を一つずつ―・る」「お釣りは―・っておいてください」
(2)集める。採集する。収穫する。《取・採》「きのこを―・る」「貝を―・る」「血を―・る」
〔農作物の場合は「穫る」とも書く〕
(3)捕らえる。つかまえる。捕獲する。《捕》「すずめを―・る」「蝶(チヨウ)を―・る」「マグロを―・る」「熊を―・る」
〔「獲る」とも書く。昆虫など小さな動物の場合は「採る」とも書く〕
(4)領有する。支配する。《取・執》「天下を―・る」「リーダーシップを―・る」「乾杯の音頭を―・る」「指揮を―・る」
(5)分けて移す。分けて自分のものとする。「料理を小皿に―・る」「分け前を―・る」
(6)報酬を得る。収入を得る。「高給を―・る」「月給を―・る」
(7)(「摂る」とも書く)体内に取りこむ。食べる。摂取する。「食事を―・る」「野菜を―・る」「ビタミンを―・る」
(8)体を休ませることをする。体に心地よいことをする。「睡眠を―・る」「休養を―・る」「暖を―・る」「木陰で涼を―・る」
(9)願い出て得る。請うて与えられる。(ア)休みをもらう。「休暇を―・る」「暇を―・る」(イ)許しを得る。「保健所の許可を―・る」「相手の了解を―・る」
(10)取引をまとめる。「注文を―・る」「契約を―・る」
(11)自分のところへ来させてあることをする。または,させる。(ア)注文して持って来させる。取り寄せて買う。「出前を―・る」「寿司を―・る」(イ)届けさせて定期的に継続して買う。「新聞を―・る」(ウ)呼び寄せる。呼んで療治をさせる。「あんまを―・る」
(12)迎え入れる。もらう。「息子に嫁を―・る」「弟子を―・る」
(13)権力によって強制的に集める。多く受け身の形で用いる。「息子を兵隊に―・られる」「徴用に―・られる」
(14)引き入れる。導き入れる。《取・採》「灌漑用水を―・る」「天窓から明かりを―・る」
(15)導く。案内する。「手を―・って教える」「馬の口を―・る」
(16)つながりを設ける。接触する。「連絡を―・る」「コンタクトを―・る」
(17)成績・資格などを得る。「良い成績を―・る」「学位を―・る」「賞を―・る」「運転免許を―・る」
(18)ある事や物の代わりにあずかる。「人質を―・る」「担保を―・る」
それまであった場所から別のところに移す。《取》
(1)不要なものや汚れなどを除く。取り去る。どける。「しみを―・る」「澱(オリ)を―・る」
(2)(「脱る」とも書く)身に付けていたものを外す。ぬぐ。「帽子を―・って挨拶(アイサツ)する」「眼鏡を―・る」
(3)付属品などを取り外す。「箱のふたを―・る」「本のカバーを―・る」
(4)体から苦痛や不快感を除く。「痛みを―・る」「疲れを―・る」
(5)人の所有物を自分のものにする。(ア)ある手段によって,他に属していたものを自分のほうに移す。うばう。「大手スーパーに客を―・られる」(イ)不法な手段で自分のものにする。盗む。うばう。「だまされて土地を―・られる」「財布を―・られる」
〔金品をぬすむ場合は「盗る」とも書く〕
(6)討ち果たす。殺す。また,首を切る。「命を―・る」「仇(カタキ)を―・る」「敵将の首を―・る」
(7)注意・関心などを引き付ける。「テレビに気を―・られる」「移り変わる景色に気を―・られる」
(8)自由な動きをうばう。「ぬかるみに足を―・られる」「スリップしてハンドルを―・られる」
(9)受け取る。徴収する。(ア)物やサービスの対価として相手から金銭を受け取る。「代金を―・る」「初診料を―・る」(イ)強制的に納めさせる。「税金を―・る」「賦課金を―・る」(ウ)契約や約束によって受けて納める。「家賃を―・る」「月謝を―・る」「手数料を―・る」
(10)将棋・カルタ・花札・トランプなどで,敵の駒やその場に出された札を,自分の持ち駒にしたり,自分の札としてうばう。「飛車を―・る」「切り札で―・る」
(11)スポーツの試合で,得点を得る。「初回に二点を―・る」「一本―・られる」
(12)(「とってもらう」「とってあげる」など授与を表す動詞の上に付いて)他の人のために物を持って渡す。「その胡椒(コシヨウ)を―・ってください」
(13)官位・財産などを召し上げる。没収する。「かく官爵(カンサク)を―・られず/源氏(須磨)」
身に負う。引き受ける。受け止める。《取》
(1)他より劣る評判や結果などを得る。「不覚を―・る」「若い者に引けを―・らない」「他社に後れを―・る」
(2)自分のするべきこととして引き受ける。《取・執》「責任を―・る」「仲介の労を―・る」
(3)芸・娼妓が,客を迎えて相手をする。「客を―・る」
(4)財産や家督を受け継ぐ。「跡を―・る」
(5)身に加わる。身に積み重なる。「年を―・る」「当年―・って二五歳」
(6)身に負わせる。課する。多く受け身の形で用いる。「反則を―・られる」「罰金を―・られる」
(7)(多く「…にとって」「…にとりて」の形で)…の身として。…の立場からすれば。「一介の研究者に―・って身に余る名誉」「反対派に―・ってじゃまな存在」
選び出す。選んで決める。
(1)よいものを選んで使う。すぐれているものを採用する。《採・取》「―・るべき唯一の方策」「どちらの方法を―・るべきだろう」
(2)人を採用する。《採》(ア)会社・組織などが,従業員を採用する。「新卒を―・る」「理科系から―・る」(イ)学校が学生・生徒を入学させる。「一学年一八〇人―・る」
(3)ある態度や行動様式を選んでそのようにする。《執》「毅然たる態度を―・る」「強硬な手段を―・る」「自由行動を―・る」
(4)進む方向を選び出して決める。選んでそちらへ行く。《取》「針路を北に―・る」「徳本(トクゴウ)峠を越えて上高地へと道を―・る」「学者への道を―・る」
(5)あるものを選んでそれに基づく。よりどころとする。《取》「史実に題材を―・った作品」
(6)みずからその下につく。仕える。《取》「主を―・る」「師を―・る」
(7)選び出す。選択する。「この二十八日になむ,舟に乗るべき日―・りたりければ/落窪 4」「クジヲ―・ル/日葡」
作り出す。ある形にしてとどめる。《取》
(1)あるものを原料にして何かを作り出す。《取・採》「大豆から油を―・る」「アオカビの一種から抗生物質を―・る」
(2)形を作る。形を似せて作る。「石膏で型を―・る」
(3)形を描き出す。「輪郭を―・る」「矛盾がさまざまな形を―・って表面化する」
(4)書き留める。「ノートに―・る」「控えを―・る」「メモを―・る」
(5)写す。(ア)写真を写す。《撮》「記念写真を―・る」「スナップを―・る」「映画を―・る」「レントゲンを―・る」(イ)音や映像を磁気テープなどに記録する。「演奏会の模様を録音に―・る」「野鳥の鳴き声をテープに―・る」「ビデオに―・っておいた映画を楽しむ」「コピーを―・る」
〔音を記録する場合は「録る」とも書く〕
(6)数値などを記録する。「データを―・る」「心電図を―・る」
数量や物事を知る。おしはかる。《取》
(1)数える。はかる。「数を―・る」「カウントを―・る」「寸法を―・る」「尺を―・る」「脈を―・る」
(2)数値を集めて計算する。「平均を―・る」「統計を―・る」
(3)人数などを確認する。「出席を―・る」「点呼を―・る」
(4)解釈する。推量する。理解する。受け取る。「悪く―・らないでほしい」「冗談を本気と―・られる」
(5)うまく釣り合って安定するようにする。「バランスを―・る」
(6)相手の気持ちに合うようにうまく扱う。「機嫌を―・る」「多少わるくなく―・られた事ゆゑ,自然足しげく通ふうち/当世書生気質(逍遥)」
場所や時間を占める。《取》
(1)場所を占める。場所を定めて落ち着く。「宿を―・る」「席を―・る」「会議室を―・る」「陣を―・る」
(2)場所を設ける。ある面積を占める。「書斎を広く―・る」「スペースを―・る」
(3)予約して場所を確保する。「指定券を―・る」「金曜の最終便を―・ってある」「特別席を―・る」
(4)時間や労力を必要とする。費やす。かかる。「準備に手間を―・る」「一時間ほど時間を―・ってくれないか」
(5)しつらえる。ふとんを敷く。「床(トコ)を―・る」
手・足・体などを動かす。ある動作をする。
(1)動きをととのえる。「拍子を―・る」「リズムを―・る」
(2)相撲やカルタなどをする。「横綱と一番―・る」「家族で百人一首を―・る」
(1)(「時にとって」「時にとりて」の形で)場合によって。時によって。「人,木石にあらねば,時に―・りて,物に感ずる事なきにあらず/徒然 41」
(2)たとえる。なぞらえる。「例に―・る」「このセクションは人間に―・ってみれば心臓に当たる部門だ」
〔「とれる」に対する他動詞〕
[可能] とれる
■二■ (動ラ下二)
⇒とれる
[慣用] 上げ足を―・当たりを―・裏を―・遅れを―・垢離(コリ)を―・采(サイ)を―・鞘(サヤ)を―・質(シチ)に―・死に水を―・酌を―・陣を―・先(セン)を―・大事を―・手に手を―・手玉に―・年を―・中を―・引けを―・暇(ヒマ)を―・不覚を―・筆を―・脈を―・面を―/鬼の首を取ったよう・手に取るよう
手に持つ。《取・執》
(1)離れているものを手でつかんで持つ。手で握る。「茶碗を手に―・って見る」「書棚の本を―・る」「ペンを―・る」
(2)手に持って使う。操作する。「船の舵(カジ)を―・る」
(3)つまんで上に引き上げる。「袴の股立ちを―・る」「着物の褄(ツマ)を―・る」
(4)手に入れる。自分のものにする。「政権を―・る」「損して得―・れ」
(5)処理する。仕事を進める。運用する。《執》「事務を―・る」「政務を―・る」
(6)保存する。残しておく。《取》「記念に―・っておく」「明日のおやつに半分―・っておく」
(7)かたく保持する。守る。「自説を―・って譲ろうとしない」
それまであった所から自分の側に移す。《取》
(1)手に取って自分のものとする。「お菓子を一つずつ―・る」「お釣りは―・っておいてください」
(2)集める。採集する。収穫する。《取・採》「きのこを―・る」「貝を―・る」「血を―・る」
〔農作物の場合は「穫る」とも書く〕
(3)捕らえる。つかまえる。捕獲する。《捕》「すずめを―・る」「蝶(チヨウ)を―・る」「マグロを―・る」「熊を―・る」
〔「獲る」とも書く。昆虫など小さな動物の場合は「採る」とも書く〕
(4)領有する。支配する。《取・執》「天下を―・る」「リーダーシップを―・る」「乾杯の音頭を―・る」「指揮を―・る」
(5)分けて移す。分けて自分のものとする。「料理を小皿に―・る」「分け前を―・る」
(6)報酬を得る。収入を得る。「高給を―・る」「月給を―・る」
(7)(「摂る」とも書く)体内に取りこむ。食べる。摂取する。「食事を―・る」「野菜を―・る」「ビタミンを―・る」
(8)体を休ませることをする。体に心地よいことをする。「睡眠を―・る」「休養を―・る」「暖を―・る」「木陰で涼を―・る」
(9)願い出て得る。請うて与えられる。(ア)休みをもらう。「休暇を―・る」「暇を―・る」(イ)許しを得る。「保健所の許可を―・る」「相手の了解を―・る」
(10)取引をまとめる。「注文を―・る」「契約を―・る」
(11)自分のところへ来させてあることをする。または,させる。(ア)注文して持って来させる。取り寄せて買う。「出前を―・る」「寿司を―・る」(イ)届けさせて定期的に継続して買う。「新聞を―・る」(ウ)呼び寄せる。呼んで療治をさせる。「あんまを―・る」
(12)迎え入れる。もらう。「息子に嫁を―・る」「弟子を―・る」
(13)権力によって強制的に集める。多く受け身の形で用いる。「息子を兵隊に―・られる」「徴用に―・られる」
(14)引き入れる。導き入れる。《取・採》「灌漑用水を―・る」「天窓から明かりを―・る」
(15)導く。案内する。「手を―・って教える」「馬の口を―・る」
(16)つながりを設ける。接触する。「連絡を―・る」「コンタクトを―・る」
(17)成績・資格などを得る。「良い成績を―・る」「学位を―・る」「賞を―・る」「運転免許を―・る」
(18)ある事や物の代わりにあずかる。「人質を―・る」「担保を―・る」
それまであった場所から別のところに移す。《取》
(1)不要なものや汚れなどを除く。取り去る。どける。「しみを―・る」「澱(オリ)を―・る」
(2)(「脱る」とも書く)身に付けていたものを外す。ぬぐ。「帽子を―・って挨拶(アイサツ)する」「眼鏡を―・る」
(3)付属品などを取り外す。「箱のふたを―・る」「本のカバーを―・る」
(4)体から苦痛や不快感を除く。「痛みを―・る」「疲れを―・る」
(5)人の所有物を自分のものにする。(ア)ある手段によって,他に属していたものを自分のほうに移す。うばう。「大手スーパーに客を―・られる」(イ)不法な手段で自分のものにする。盗む。うばう。「だまされて土地を―・られる」「財布を―・られる」
〔金品をぬすむ場合は「盗る」とも書く〕
(6)討ち果たす。殺す。また,首を切る。「命を―・る」「仇(カタキ)を―・る」「敵将の首を―・る」
(7)注意・関心などを引き付ける。「テレビに気を―・られる」「移り変わる景色に気を―・られる」
(8)自由な動きをうばう。「ぬかるみに足を―・られる」「スリップしてハンドルを―・られる」
(9)受け取る。徴収する。(ア)物やサービスの対価として相手から金銭を受け取る。「代金を―・る」「初診料を―・る」(イ)強制的に納めさせる。「税金を―・る」「賦課金を―・る」(ウ)契約や約束によって受けて納める。「家賃を―・る」「月謝を―・る」「手数料を―・る」
(10)将棋・カルタ・花札・トランプなどで,敵の駒やその場に出された札を,自分の持ち駒にしたり,自分の札としてうばう。「飛車を―・る」「切り札で―・る」
(11)スポーツの試合で,得点を得る。「初回に二点を―・る」「一本―・られる」
(12)(「とってもらう」「とってあげる」など授与を表す動詞の上に付いて)他の人のために物を持って渡す。「その胡椒(コシヨウ)を―・ってください」
(13)官位・財産などを召し上げる。没収する。「かく官爵(カンサク)を―・られず/源氏(須磨)」
身に負う。引き受ける。受け止める。《取》
(1)他より劣る評判や結果などを得る。「不覚を―・る」「若い者に引けを―・らない」「他社に後れを―・る」
(2)自分のするべきこととして引き受ける。《取・執》「責任を―・る」「仲介の労を―・る」
(3)芸・娼妓が,客を迎えて相手をする。「客を―・る」
(4)財産や家督を受け継ぐ。「跡を―・る」
(5)身に加わる。身に積み重なる。「年を―・る」「当年―・って二五歳」
(6)身に負わせる。課する。多く受け身の形で用いる。「反則を―・られる」「罰金を―・られる」
(7)(多く「…にとって」「…にとりて」の形で)…の身として。…の立場からすれば。「一介の研究者に―・って身に余る名誉」「反対派に―・ってじゃまな存在」
選び出す。選んで決める。
(1)よいものを選んで使う。すぐれているものを採用する。《採・取》「―・るべき唯一の方策」「どちらの方法を―・るべきだろう」
(2)人を採用する。《採》(ア)会社・組織などが,従業員を採用する。「新卒を―・る」「理科系から―・る」(イ)学校が学生・生徒を入学させる。「一学年一八〇人―・る」
(3)ある態度や行動様式を選んでそのようにする。《執》「毅然たる態度を―・る」「強硬な手段を―・る」「自由行動を―・る」
(4)進む方向を選び出して決める。選んでそちらへ行く。《取》「針路を北に―・る」「徳本(トクゴウ)峠を越えて上高地へと道を―・る」「学者への道を―・る」
(5)あるものを選んでそれに基づく。よりどころとする。《取》「史実に題材を―・った作品」
(6)みずからその下につく。仕える。《取》「主を―・る」「師を―・る」
(7)選び出す。選択する。「この二十八日になむ,舟に乗るべき日―・りたりければ/落窪 4」「クジヲ―・ル/日葡」
作り出す。ある形にしてとどめる。《取》
(1)あるものを原料にして何かを作り出す。《取・採》「大豆から油を―・る」「アオカビの一種から抗生物質を―・る」
(2)形を作る。形を似せて作る。「石膏で型を―・る」
(3)形を描き出す。「輪郭を―・る」「矛盾がさまざまな形を―・って表面化する」
(4)書き留める。「ノートに―・る」「控えを―・る」「メモを―・る」
(5)写す。(ア)写真を写す。《撮》「記念写真を―・る」「スナップを―・る」「映画を―・る」「レントゲンを―・る」(イ)音や映像を磁気テープなどに記録する。「演奏会の模様を録音に―・る」「野鳥の鳴き声をテープに―・る」「ビデオに―・っておいた映画を楽しむ」「コピーを―・る」
〔音を記録する場合は「録る」とも書く〕
(6)数値などを記録する。「データを―・る」「心電図を―・る」
数量や物事を知る。おしはかる。《取》
(1)数える。はかる。「数を―・る」「カウントを―・る」「寸法を―・る」「尺を―・る」「脈を―・る」
(2)数値を集めて計算する。「平均を―・る」「統計を―・る」
(3)人数などを確認する。「出席を―・る」「点呼を―・る」
(4)解釈する。推量する。理解する。受け取る。「悪く―・らないでほしい」「冗談を本気と―・られる」
(5)うまく釣り合って安定するようにする。「バランスを―・る」
(6)相手の気持ちに合うようにうまく扱う。「機嫌を―・る」「多少わるくなく―・られた事ゆゑ,自然足しげく通ふうち/当世書生気質(逍遥)」
場所や時間を占める。《取》
(1)場所を占める。場所を定めて落ち着く。「宿を―・る」「席を―・る」「会議室を―・る」「陣を―・る」
(2)場所を設ける。ある面積を占める。「書斎を広く―・る」「スペースを―・る」
(3)予約して場所を確保する。「指定券を―・る」「金曜の最終便を―・ってある」「特別席を―・る」
(4)時間や労力を必要とする。費やす。かかる。「準備に手間を―・る」「一時間ほど時間を―・ってくれないか」
(5)しつらえる。ふとんを敷く。「床(トコ)を―・る」
手・足・体などを動かす。ある動作をする。
(1)動きをととのえる。「拍子を―・る」「リズムを―・る」
(2)相撲やカルタなどをする。「横綱と一番―・る」「家族で百人一首を―・る」
(1)(「時にとって」「時にとりて」の形で)場合によって。時によって。「人,木石にあらねば,時に―・りて,物に感ずる事なきにあらず/徒然 41」
(2)たとえる。なぞらえる。「例に―・る」「このセクションは人間に―・ってみれば心臓に当たる部門だ」
〔「とれる」に対する他動詞〕
[可能] とれる
■二■ (動ラ下二)
⇒とれる
[慣用] 上げ足を―・当たりを―・裏を―・遅れを―・垢離(コリ)を―・采(サイ)を―・鞘(サヤ)を―・質(シチ)に―・死に水を―・酌を―・陣を―・先(セン)を―・大事を―・手に手を―・手玉に―・年を―・中を―・引けを―・暇(ヒマ)を―・不覚を―・筆を―・脈を―・面を―/鬼の首を取ったよう・手に取るよう
と・れる【取れる・採れる・捕れる・撮れる】🔗⭐🔉
と・れる [2] 【取れる・採れる・捕れる・撮れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 と・る
□一□
(1)得られる。(ア)収穫・捕獲される。《取・捕》「畑で―・れたばかりのトマト」「この川で―・れたアユ」(イ)採掘・採集される。《採》「大豆からは油が―・れる」
(2)付いていたものが離れて落ちる。《取》「汚れが―・れる」「ワイシャツのボタンが―・れた」
(3)好ましくない状態が消える。なくなる。「疲れが―・れる」「痛みが―・れる」「熱が―・れる」
(4)許可が与えられる。《取》「ビザが―・れ次第出発します」
(5)写真が撮影される。《撮》「この写真はよく―・れていますね」
(6)解釈できる。理解される。《取》「この文章は二通りの意味に―・れる」
(7)調和した状態になる。うまく釣り合う。《取》「うまくバランスが―・れている」「均整の―・れた体」
(8)手間・時間がかかる。《取》「少し手間が―・れそうだから…」「時間が―・れる」
〔「取る」に対する自動詞〕
□二□〔「取る」の可能動詞〕
捕ることができる。《捕》「子供でも―・れるフライを落とす」
さいくつ【採掘】(和英)🔗⭐🔉
さいけつ【採決】(和英)🔗⭐🔉
さいけつ【採決】
ballottaking;a vote.→英和
〜するvote;putto the vote.〜にはいる come to a vote.→英和
〜を行なわずに without a division.→英和
さいけつ【採血する】(和英)🔗⭐🔉
さいけつ【採血する】
[検査で]draw blood;[献血で]collect blood.
さいこう【採光】(和英)🔗⭐🔉
さいこう【採光】
lighting.→英和
〜の良い(悪い) well-(poorly-)lighted.
さいさん【採算がとれる(ない)】(和英)🔗⭐🔉
さいさん【採算がとれる(ない)】
(do not) pay;→英和
be (un)profitable.独立採算制 a self-supporting accounting system.
さいせき【採石場】(和英)🔗⭐🔉
さいせき【採石場】
a quarry.→英和
さいたく【採択】(和英)🔗⭐🔉
さいたん【採炭】(和英)🔗⭐🔉
さいたん【採炭】
coal mining.〜する mine coal.‖採炭夫 a pitman.
さいてん【採点】(和英)🔗⭐🔉
さいひ【採否】(和英)🔗⭐🔉
さいひ【採否】
adoption or rejection (議案の).〜を決する vote.→英和
さいよう【採用】(和英)🔗⭐🔉
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