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さい【採】🔗⭐🔉
さい【採】
(造)
とる。選びとる。つみとる。
「━決・━光・━寸・━用」
「伐━」
(造)
とる。選びとる。つみとる。
「━決・━光・━寸・━用」
「伐━」
さい‐くつ【採掘】🔗⭐🔉
さい‐くつ【採掘】

名・他サ変
地中の鉱物などを掘って取ること。
「金を━する」
「━権」

名・他サ変
地中の鉱物などを掘って取ること。
「金を━する」
「━権」
さい‐けつ【採血】🔗⭐🔉
さい‐けつ【採血】

名・自他サ変
病気の診断や輸血の目的で、体内から血液をとること。

名・自他サ変
病気の診断や輸血の目的で、体内から血液をとること。
さい‐こう【採光】━クヮウ🔗⭐🔉
さい‐こう【採光】━クヮウ

名・自他サ変
室内に日光などの光線をとり入れること。

名・自他サ変
室内に日光などの光線をとり入れること。
さい‐こう【採鉱】━クヮウ🔗⭐🔉
さい‐こう【採鉱】━クヮウ

名・自他サ変
鉱山で鉱石を掘りとること。

名・自他サ変
鉱山で鉱石を掘りとること。
さい‐さん【採算】🔗⭐🔉
さい‐さん【採算】

名
利益を考慮して収支を計算すること。また、利益の有無からみた収入と支出のつりあい。
「━が合う(=収支が引き合う)」
「━割れ」

名
利益を考慮して収支を計算すること。また、利益の有無からみた収入と支出のつりあい。
「━が合う(=収支が引き合う)」
「━割れ」
さい‐しゅ【採取】🔗⭐🔉
さい‐しゅ【採取】

名・他サ変
研究・調査などの目的で、必要なものを選びとること。また、選んで集めること。
「血液を━する」
有用な鉱物・動植物などを選びとること。
「砂金を━する」

名・他サ変
研究・調査などの目的で、必要なものを選びとること。また、選んで集めること。
「血液を━する」
有用な鉱物・動植物などを選びとること。
「砂金を━する」
さい‐しゅ【採種】🔗⭐🔉
さい‐しゅ【採種】

名・自他サ変
次の栽培のために植物のたねをとること。

名・自他サ変
次の栽培のために植物のたねをとること。
さい‐すん【採寸】🔗⭐🔉
さい‐すん【採寸】

名・自他サ変
衣服を仕立てるとき、体の各部分の寸法をはかること。
「首回りを━する」

名・自他サ変
衣服を仕立てるとき、体の各部分の寸法をはかること。
「首回りを━する」
さい‐せき【採石】🔗⭐🔉
さい‐せき【採石】

名・自他サ変
石材を切り出すこと。
「━場」

名・自他サ変
石材を切り出すこと。
「━場」
さい‐そう【採草】━サウ🔗⭐🔉
さい‐そう【採草】━サウ

名・自他サ変
飼料・肥料用に、草を刈りとること。
「━地」
海草類をとり集めること。

名・自他サ変
飼料・肥料用に、草を刈りとること。
「━地」
海草類をとり集めること。
さい‐たん【採炭】🔗⭐🔉
さい‐たん【採炭】

名・自他サ変
石炭を掘りとること。
「━量」

名・自他サ変
石炭を掘りとること。
「━量」
さいちょう‐ほたん【採長補短】サイチャウ━🔗⭐🔉
さいちょう‐ほたん【採長補短】サイチャウ━

名
他人の長所をとり入れて、自分の短所を補うこと。

名
他人の長所をとり入れて、自分の短所を補うこと。
さい‐てん【採点】🔗⭐🔉
さい‐てん【採点】

名・他サ変
評価するために点数をつけること。また、その点数。
「━表」

名・他サ変
評価するために点数をつけること。また、その点数。
「━表」
さい‐のう【採納】━ナフ🔗⭐🔉
さい‐のう【採納】━ナフ

名・他サ変
〔文〕とり入れること。採用。

名・他サ変
〔文〕とり入れること。採用。
さい‐ふ【採譜】🔗⭐🔉
さい‐ふ【採譜】

名・他サ変
口承されてきた曲を楽譜に書き取ること。
「民謡を━する」

名・他サ変
口承されてきた曲を楽譜に書き取ること。
「民謡を━する」
さい‐ほう【採訪】━ハウ🔗⭐🔉
さい‐ほう【採訪】━ハウ

名・他サ変
歴史学や民俗学で、資料を集めるために辺地・社寺・旧家などを訪ねること。採集訪問。

名・他サ変
歴史学や民俗学で、資料を集めるために辺地・社寺・旧家などを訪ねること。採集訪問。
さい‐ゆ【採油】🔗⭐🔉
さい‐ゆ【採油】

名・自サ変
石油を掘りとること。
植物の種などから油をしぼりとること。

名・自サ変
石油を掘りとること。
植物の種などから油をしぼりとること。
さい‐よう【採用】🔗⭐🔉
さい‐よう【採用】

名・他サ変
適切な案・意見・方法などをとり上げて用いること。
「新人の企画案を━する」
官庁・企業などが、適切な人を選んで雇うこと。
「━試験」

名・他サ変
適切な案・意見・方法などをとり上げて用いること。
「新人の企画案を━する」
官庁・企業などが、適切な人を選んで雇うこと。
「━試験」
さい‐らん【採卵】🔗⭐🔉
さい‐らん【採卵】

名・自他サ変
卵を採取すること。

名・自他サ変
卵を採取すること。
さい‐ろく【採録】🔗⭐🔉
さい‐ろく【採録】

名・他サ変
とりあげて記録すること。また、とりあげて録音・録画すること。
「民話を━する」

名・他サ変
とりあげて記録すること。また、とりあげて録音・録画すること。
「民話を━する」
とり‐あ・げる【取り上げる・採り上げる】🔗⭐🔉
とり‐あ・げる【取り上げる・採り上げる】

他下一
取
手に取って持ち上げる。
「受話器を━」
取・採
意見や申し出を受け入れる。
「市民の提案を議題に取り上げる」
「部下の意見を採り上げる」
聞き入れて採用する意では「採」を使う。「国会が取り上げた問題/国会が採り上げた意見」では、前者は議題として問題にする、後者は意見として採択する意。
取・採
特に取り立てて問題にする。
「欠陥商品を━・げて糾弾する」
「弱点を━・げて非難する」
「取」が一般的。
取
相手が持っているものをむりに奪う。
「賊の凶器を━」
「子どもからおもちゃを━」
取
財産・権利・地位などを奪い取る。没収する。
「家屋敷[免許・弁護士の資格]を━」
取
税金などを取り立てる。徴収する。
「追徴金を━」
取
産婦を助けて子を生ませる。
「助産師が━・げた赤ん坊」
とりあ・ぐ(下二)
関連語
大分類‖得る‖える
中分類‖奪う‖うばう

他下一
取
手に取って持ち上げる。
「受話器を━」
取・採
意見や申し出を受け入れる。
「市民の提案を議題に取り上げる」
「部下の意見を採り上げる」
聞き入れて採用する意では「採」を使う。「国会が取り上げた問題/国会が採り上げた意見」では、前者は議題として問題にする、後者は意見として採択する意。
取・採
特に取り立てて問題にする。
「欠陥商品を━・げて糾弾する」
「弱点を━・げて非難する」
「取」が一般的。
取
相手が持っているものをむりに奪う。
「賊の凶器を━」
「子どもからおもちゃを━」
取
財産・権利・地位などを奪い取る。没収する。
「家屋敷[免許・弁護士の資格]を━」
取
税金などを取り立てる。徴収する。
「追徴金を━」
取
産婦を助けて子を生ませる。
「助産師が━・げた赤ん坊」
とりあ・ぐ(下二)
関連語
大分類‖得る‖える
中分類‖奪う‖うばう
とり‐いれ【取り入れ】🔗⭐🔉
とり‐いれ【取り入れ】

名
取り入れること。取り込み。
「洗濯物[自然光]の━」
「採り入れ」とも。
農作物を取り収めること。収穫。
「稲の━が始まる」
「▽穫り入れ」とも。

名
取り入れること。取り込み。
「洗濯物[自然光]の━」
「採り入れ」とも。
農作物を取り収めること。収穫。
「稲の━が始まる」
「▽穫り入れ」とも。
とり‐い・れる【取り入れる】🔗⭐🔉
とり‐い・れる【取り入れる】

他下一
外にあるものを取って中に入れる。取り込む。
「洗濯物を━」
「養分を体内に━」
農作物を収穫する。とりいれをする。
「稲[ブドウ]を━」
「▽穫り入れる」とも。
他のよい点を入れて自分のものとして役に立たせる。
「異文化[新方式]を━」
「部下の意見を━」
「採り入れる」とも。
取り入れ

他下一
外にあるものを取って中に入れる。取り込む。
「洗濯物を━」
「養分を体内に━」
農作物を収穫する。とりいれをする。
「稲[ブドウ]を━」
「▽穫り入れる」とも。
他のよい点を入れて自分のものとして役に立たせる。
「異文化[新方式]を━」
「部下の意見を━」
「採り入れる」とも。
取り入れ
とり‐こ・む【取り込む】🔗⭐🔉
とり‐こ・む【取り込む】

他五
外にあるものを取って中に入れる。取り入れる。
「洗濯物を━」
光線などをみちびき入れる。
「天窓から光を━」
「採り込む」とも。
受け入れて自分のものにする。取り入れる。
「新しい手法を━」
人をまるめ込んで自分の側に引き入れる。
「役員を━・んで経営に口を出す」
取り込める

自五
不意の出来事などで、ごたごたする。
「いま葬式で━・んでいる」
取り込み

他五
外にあるものを取って中に入れる。取り入れる。
「洗濯物を━」
光線などをみちびき入れる。
「天窓から光を━」
「採り込む」とも。
受け入れて自分のものにする。取り入れる。
「新しい手法を━」
人をまるめ込んで自分の側に引き入れる。
「役員を━・んで経営に口を出す」
取り込める

自五
不意の出来事などで、ごたごたする。
「いま葬式で━・んでいる」
取り込み
とり‐だ・す【取り出す】🔗⭐🔉
とり‐だ・す【取り出す】

他五
中から取って外へ出す。
「内ポケットから財布を━」
多くのものの中から選び出す。
「データファイルから必要な資料を━」
◆
は「採り出す」とも。
取り出し

他五
中から取って外へ出す。
「内ポケットから財布を━」
多くのものの中から選び出す。
「データファイルから必要な資料を━」
◆
は「採り出す」とも。
取り出し
と・る【取る・採る・捕る・執る・撮る】🔗⭐🔉
と・る【取る・採る・捕る・執る・撮る】
用例引き
A ものを手にもつ
はしを取る
・武器を執る
B 得る
許可を取る
・休暇を取る
・満点を取る
・人の物を取る
・栄養を取る
・新卒を採る
・ネズミを捕る
C 選んで決める
オフサイドを取る
・民話から題材を取る
・決を採る
D つくる
バランスを取る
・記録を取る
・写真を撮る
E とりのぞく
雑草を取る
・帽子を取る
F その他
連絡をとる
・統計をとる
・好意を悪くとる
・時間をとられる
〔自分の手にしっかりとおさめて支配下におく意〕

他五
取
離れているものを手でつかんで持つ。手にする。特に、手でつかんで自分の領域におさめる。
「
はしを手に━」
「そこの新聞を━・ってくれ」
「忘れ物を━・りに帰る」
もと「執る」とも。今は多く「取る」を使う。
執・取
道具を手に持ち、それを使って独自の作業をする。
「武器を━・って戦う」
「鋤すき[手綱たづな・舵かじ]を━」
〜ヲに
道具
をとる。
執・取
ことの事情をしっかりとつかんでその仕事をする。
「事務を━」
「指揮[音頭おんど]を━」
「仲介の労を━」
取
権利・許可や資格などを手に入れる。特に、予約してその権利を確保する。
「市民権[主導権]を━」
「許可[アポ]を━」
「相手から了解を━」
「卒業に必要な単位を━」
「運転免許を━」
「ホテルの予約を━」
「指定席を━」
「花見の場所を━」
取
与えられた権利を行使して、仕事を休んだり試合を中断したりする。
「有給休暇[代休]を━」
「作戦タイムを━」
取
質物・人質を手元に確保する。
「質を━・って金を貸す」
「人質を━・って立てこもる」
〜ヲに
結果
をとる。「指輪[社長]を質[人質]に━」のように、〜ヲに
対象
をとる言い方もできる。
取
証明書などを発行させて自分の手に収める。
「市役所から住民票を━」
「誓約書[念書]を━」
「始末書を━・られる」
取
証言・約言などを手に入れる。取り付ける。
「目撃者から証言を━」
「容疑者から自白を━」
「言質げんちを━」
「確約を━」
取
得点や評価などを勝ち得る。また、地位や権力や領土などを手に入れる。獲得する。
「先取点[満点・金メダル]を━」
「人情物が当たりを━(=ヒットする)」
「観客から笑いを━」
「シェアの六割を━」
「政権[敵の陣地]を━」
獲得する意で「▽獲る」、奪い取る意で「▽盗る」「▽奪る」などと書いて、意味を強めることもできる。「天下を獲る」「国を盗る」「タイトルを奪る」
取
届けてもらう約束で買う。
「昼食に出前を━」
「毎朝牛乳を━・っている」
「新聞を━」
取
受け納めて自分のものとする。
「国民から税金を━」
「敷金を━」
「会費[拝観料]を━」
「高給を━」
取
人のものを不当な手段で自分の所有物にする。奪う。盗む。
「人の物を━」
「財布を━」
「強盗に金品を━・られる」
「▽盗る」「▽奪る」とも。
マイナスに評価していう。
取
戦って相手の大切な物を奪う。
「三振を━」
「『技あり』で、一本━」
「敵将の首を━」
「敵かたきを━」
取
権力で召し上げる。
「わが子を兵隊に━・られる」
「家屋敷を占領軍に━・られる」
◇受身で使うことが多い。
取
食物や養分を体内に受け入れて自分のものにする。取り入れる。摂取する。
「栄養[ビタミン]を━」
「流動食を━」
「パンと牛乳で朝食を━」
「▽摂る」とも。
取
みずからに受け入れる行為としてそのことをする。
「睡眠[休養・休み]を━」
「暖を━(=暖まる)」
「涼を━(=涼む)」
取
売買の約束などをしっかりと成立させる。取り結ぶ。
「ウエイターが注文を━・りに来る」
「売買契約を━」
取
よくない結果を招く。
「経済面で後れを━」
「語学では誰にもひけを━・らない」
「不覚を━」
取
自分のこととして引き受ける。
「辞職して責任を━」
「家の跡を━」
取
《「年を━」の形で》年齢を加える。また、高齢になる。
「人は一年ごとに年を━」
「年を━と視力が弱る」
取
遊女や芸者が客を迎えて相手をする。
「客を━」
取
数えはかって数量を明らかにする。
「寸法[統計・脈]を━」
「正式にタイムを━」
〜ヲに
結果
をとる。「人口の推移を統計に━」のように、〜ヲに
対象
をとる言い方もできる。
取
照らし合わせて情報の確かさを確認する。
「本人の確認[証言の裏]を━」
「点呼てんこを━」
「出席を━」
取
音楽に合わせて規則的な動きを作り出す。
「手で調子を━」
「体を揺すってリズムを━」
取
ある一定の状態や姿勢・態度などを作り出す。保つ。
「バランスを━」
「不動の姿勢を━」
「攻撃の構えを━」
「警戒態勢を━」
「あいまいな態度[中立の立場]を━」
取
そういう姿勢・構造・形式や制度などを有する。
「第一楽章はソナタ形式を━」
「この小説は複雑な構成を━」
「文化はさまざま様式を━」
「会議は非公開の形を━」
取
文法で、文が構文上そういう性質をもった語句を要求する。…がくる。
「主語に抽象名詞を━」
取
ある表現や現象を一定の意味に解釈する。
「天変地異を神の怒りと━」
「せっかくの好意を悪く━」
「質問の内容を逆の意味に━」
取
スポーツで、審判がプレーの正否を判定する。また、反則や罰則を宣言する。
「きわどい交錯プレーをアウトと━」
「反則を━」
「オフサイド[ペナルティー]を━・られる」
取
こちらの情報が先方に伝わるようにする。連絡をつける。
「電話で本部と連絡を━」
「先方とコンタクトを━」
取
原形に従って同じ型や形状のものを作り出す。起こす。
「石膏せっこうで型を━」
「入れ歯の型を━」
「拓本[控え・コピー]を━」
〜ヲに
結果
をとる。「書類をコピーに━」のように、〜ヲに
対象
をとる言い方もできる。
取
筆やペンを執ることによって、記録などを作り出す。
「メモを━」
「記録を━」
〜ヲに
結果
をとる。「子供の成長を記録に━」のように、〜ヲに
対象
をとる言い方もできる。
取
書き付けることによって、書類上の処理をする。
「入会の手続きを━」
取
その遊びや動作・競技を成立させる。
「カルタ[相撲]を━」
◇手札や回しを取ることから。
取
寝具を敷きのべて寝床を作る。
「床とこを━」
◇敷くための場所として取る(=確保する)ことから。
取
《「機嫌を━」の形で》人の気に入るように働きかける。
「猫なで声で機嫌を━」
取
《「大事を━」の形で》大事に至らぬよう慎重に物事に対処する。
「大事を━・ってもう一日休む」
取
《「手玉に━」の形で》思うがままにあやつる。
「強力打線を手玉に━」
取
《「気を━・られる」などの形で》他のことにかまけて本来の注意力を奪われる。
「隣の人に気を━・られる」
取
《「足[ハンドル]を━・られる」の形で》歩行[ハンドルさばき]の自由を奪われる。
「ぬかるみに足を━・られる」
「雪道にハンドルを━・られる」
取
その(方向への)進路を選ぶ。
「海路を━」
「飛行機が北西に針路を━」
取・採
いくつかの中から選択する。
「進学を━か就職を━かで迷っている」
「第二外国語に中国語を━」
「対立する意見の中間を━」
取・採
手本やよりどころを求めて選び定める。
「韓国に範を━・って制度を改める」
「民話から題材を━」
「漱石から名前を━・って漱平と名づける」
取・採
その役割を持った人を迎え入れる。
「本家が婿むこ[養子・嫁]を━」
〜ヲに
結果
をとる。「師匠が太郎を弟子に━」のように、〜ヲに
対象
をとる言い方もできる。
採・取
材料や原料から必要なものを取り出したり作り出したりする。
「アコヤ貝から真珠を━」
「菜種から油を━」
「芋からアルコールを━」
採・取
人材を採用する。
「新卒を数名━」
「取材記者として経験者を━」
「経験者/外交員
を━」では、前者は〜ヲに
資格者
を、後者は
役割者
をとる例。
採・取
有効な手段や考え方として選び定める。採用する。
「積極策[適切な処置・内部犯行説]を━」
採・取
必要なものを選んで手に入れる。採取する。
「井戸水からサンプルを━」
「犯行現場から指紋を━」
「テープの音を楽譜に━」
採・取
室内に明かりを導き入れる。採光する。
「窓から外光を━」
採
議案の賛否の数を調べて可否を決める。採決する。
「決けつ[可否]を━」
捕・取
ある目的をもって動物をつかまえる。捕獲する。
「海に潜ってアワビを━」
「わなをしかけてウサギを━」
「猫がネズミを━」
「捕」は逃げるものを追いかけてつかまえるといった意味合い。
「▽獲る」とも。貝類では「採」が多い。
採・取
昆虫や山菜・薬草・鉱物などを採取する。採集する。
「チョウを━」
「キノコを━・って暮らしを立てる」
「川で砂金を━」
取
作物を収穫する。
「トマトを━」
「▽穫る」とも。
取
余分なものや不要なものを取り除く。
「雑草[野菜の灰汁あく・肉の臭み]を━」
「手術で胃のポリープを━」
「鎮痛剤で痛みを━」
「温泉につかって旅の疲れを━」
取
身につけた物を取りはずす。
「帽子を━・って挨拶あいさつする」
「ネクタイ[眼鏡]を━」
「おむつを━」
取
必要と思われる時間や空間をしっかりと確保する。
「十分に時間を━・って検討する」
「適度の間合い[距離]を━」
「たっぷりと行間を━」
「新しい設計では居間を広く━・ってある」
取
時間や空間を普通より余分に必要とする。
「素案の作成が予定より時間を━・ってしまった」
「手間を━・らせる取材はお断りだ」
「下準備に時間を━・られる(=食われる・割かれる・奪われる)」
「この冷蔵庫は場所を━(=ふさぐ・占める・食う)」
撮
カメラで被写体を写すことによって、写真作品を作り出す。撮影する。
「野生動物の写真[映画]を━」
「山を背景に記念写真を━」
「胸のレントゲンを━」
「
被写体
の写真を━」と「
被写体
を写真に━」の言い方がある。前者は〜ヲに
結果
を、後者は
対象
をとる言い方。
取
録音する。また、録画する。
「祭ばやしの音をテープに━」
「BSから映画を━」
「▽録る」も多い。「取る」に代わって新しく生まれた表記。

自五
《「…に━・って」の形で》…(の身)として。…(の立場)から見て。
「初心者に━・っては難しい」
「世界の経済に━・っても好ましくない事態だ」
一般にかな書き。
丁寧形は「とりまして」、「とっては」の口語体は「とっちゃ(あ)」となる。「とりまして」は、「ます」のコラムを参照。「彼らにとっちゃそのほうがいいんだ」→「ます」のコラム
取れる
取り
関連語
大分類‖体の動き‖からだのうごき
中分類‖つかむ‖つかむ
大分類‖得る‖える
中分類‖奪う‖うばう
はしを取る
・武器を執る
B 得る
許可を取る
・休暇を取る
・満点を取る
・人の物を取る
・栄養を取る
・新卒を採る
・ネズミを捕る
C 選んで決める
オフサイドを取る
・民話から題材を取る
・決を採る
D つくる
バランスを取る
・記録を取る
・写真を撮る
E とりのぞく
雑草を取る
・帽子を取る
F その他
連絡をとる
・統計をとる
・好意を悪くとる
・時間をとられる
〔自分の手にしっかりとおさめて支配下におく意〕

他五
取
離れているものを手でつかんで持つ。手にする。特に、手でつかんで自分の領域におさめる。
「
はしを手に━」
「そこの新聞を━・ってくれ」
「忘れ物を━・りに帰る」
もと「執る」とも。今は多く「取る」を使う。
執・取
道具を手に持ち、それを使って独自の作業をする。
「武器を━・って戦う」
「鋤すき[手綱たづな・舵かじ]を━」
〜ヲに
道具
をとる。
執・取
ことの事情をしっかりとつかんでその仕事をする。
「事務を━」
「指揮[音頭おんど]を━」
「仲介の労を━」
取
権利・許可や資格などを手に入れる。特に、予約してその権利を確保する。
「市民権[主導権]を━」
「許可[アポ]を━」
「相手から了解を━」
「卒業に必要な単位を━」
「運転免許を━」
「ホテルの予約を━」
「指定席を━」
「花見の場所を━」
取
与えられた権利を行使して、仕事を休んだり試合を中断したりする。
「有給休暇[代休]を━」
「作戦タイムを━」
取
質物・人質を手元に確保する。
「質を━・って金を貸す」
「人質を━・って立てこもる」
〜ヲに
結果
をとる。「指輪[社長]を質[人質]に━」のように、〜ヲに
対象
をとる言い方もできる。
取
証明書などを発行させて自分の手に収める。
「市役所から住民票を━」
「誓約書[念書]を━」
「始末書を━・られる」
取
証言・約言などを手に入れる。取り付ける。
「目撃者から証言を━」
「容疑者から自白を━」
「言質げんちを━」
「確約を━」
取
得点や評価などを勝ち得る。また、地位や権力や領土などを手に入れる。獲得する。
「先取点[満点・金メダル]を━」
「人情物が当たりを━(=ヒットする)」
「観客から笑いを━」
「シェアの六割を━」
「政権[敵の陣地]を━」
獲得する意で「▽獲る」、奪い取る意で「▽盗る」「▽奪る」などと書いて、意味を強めることもできる。「天下を獲る」「国を盗る」「タイトルを奪る」
取
届けてもらう約束で買う。
「昼食に出前を━」
「毎朝牛乳を━・っている」
「新聞を━」
取
受け納めて自分のものとする。
「国民から税金を━」
「敷金を━」
「会費[拝観料]を━」
「高給を━」
取
人のものを不当な手段で自分の所有物にする。奪う。盗む。
「人の物を━」
「財布を━」
「強盗に金品を━・られる」
「▽盗る」「▽奪る」とも。
マイナスに評価していう。
取
戦って相手の大切な物を奪う。
「三振を━」
「『技あり』で、一本━」
「敵将の首を━」
「敵かたきを━」
取
権力で召し上げる。
「わが子を兵隊に━・られる」
「家屋敷を占領軍に━・られる」
◇受身で使うことが多い。
取
食物や養分を体内に受け入れて自分のものにする。取り入れる。摂取する。
「栄養[ビタミン]を━」
「流動食を━」
「パンと牛乳で朝食を━」
「▽摂る」とも。
取
みずからに受け入れる行為としてそのことをする。
「睡眠[休養・休み]を━」
「暖を━(=暖まる)」
「涼を━(=涼む)」
取
売買の約束などをしっかりと成立させる。取り結ぶ。
「ウエイターが注文を━・りに来る」
「売買契約を━」
取
よくない結果を招く。
「経済面で後れを━」
「語学では誰にもひけを━・らない」
「不覚を━」
取
自分のこととして引き受ける。
「辞職して責任を━」
「家の跡を━」
取
《「年を━」の形で》年齢を加える。また、高齢になる。
「人は一年ごとに年を━」
「年を━と視力が弱る」
取
遊女や芸者が客を迎えて相手をする。
「客を━」
取
数えはかって数量を明らかにする。
「寸法[統計・脈]を━」
「正式にタイムを━」
〜ヲに
結果
をとる。「人口の推移を統計に━」のように、〜ヲに
対象
をとる言い方もできる。
取
照らし合わせて情報の確かさを確認する。
「本人の確認[証言の裏]を━」
「点呼てんこを━」
「出席を━」
取
音楽に合わせて規則的な動きを作り出す。
「手で調子を━」
「体を揺すってリズムを━」
取
ある一定の状態や姿勢・態度などを作り出す。保つ。
「バランスを━」
「不動の姿勢を━」
「攻撃の構えを━」
「警戒態勢を━」
「あいまいな態度[中立の立場]を━」
取
そういう姿勢・構造・形式や制度などを有する。
「第一楽章はソナタ形式を━」
「この小説は複雑な構成を━」
「文化はさまざま様式を━」
「会議は非公開の形を━」
取
文法で、文が構文上そういう性質をもった語句を要求する。…がくる。
「主語に抽象名詞を━」
取
ある表現や現象を一定の意味に解釈する。
「天変地異を神の怒りと━」
「せっかくの好意を悪く━」
「質問の内容を逆の意味に━」
取
スポーツで、審判がプレーの正否を判定する。また、反則や罰則を宣言する。
「きわどい交錯プレーをアウトと━」
「反則を━」
「オフサイド[ペナルティー]を━・られる」
取
こちらの情報が先方に伝わるようにする。連絡をつける。
「電話で本部と連絡を━」
「先方とコンタクトを━」
取
原形に従って同じ型や形状のものを作り出す。起こす。
「石膏せっこうで型を━」
「入れ歯の型を━」
「拓本[控え・コピー]を━」
〜ヲに
結果
をとる。「書類をコピーに━」のように、〜ヲに
対象
をとる言い方もできる。
取
筆やペンを執ることによって、記録などを作り出す。
「メモを━」
「記録を━」
〜ヲに
結果
をとる。「子供の成長を記録に━」のように、〜ヲに
対象
をとる言い方もできる。
取
書き付けることによって、書類上の処理をする。
「入会の手続きを━」
取
その遊びや動作・競技を成立させる。
「カルタ[相撲]を━」
◇手札や回しを取ることから。
取
寝具を敷きのべて寝床を作る。
「床とこを━」
◇敷くための場所として取る(=確保する)ことから。
取
《「機嫌を━」の形で》人の気に入るように働きかける。
「猫なで声で機嫌を━」
取
《「大事を━」の形で》大事に至らぬよう慎重に物事に対処する。
「大事を━・ってもう一日休む」
取
《「手玉に━」の形で》思うがままにあやつる。
「強力打線を手玉に━」
取
《「気を━・られる」などの形で》他のことにかまけて本来の注意力を奪われる。
「隣の人に気を━・られる」
取
《「足[ハンドル]を━・られる」の形で》歩行[ハンドルさばき]の自由を奪われる。
「ぬかるみに足を━・られる」
「雪道にハンドルを━・られる」
取
その(方向への)進路を選ぶ。
「海路を━」
「飛行機が北西に針路を━」
取・採
いくつかの中から選択する。
「進学を━か就職を━かで迷っている」
「第二外国語に中国語を━」
「対立する意見の中間を━」
取・採
手本やよりどころを求めて選び定める。
「韓国に範を━・って制度を改める」
「民話から題材を━」
「漱石から名前を━・って漱平と名づける」
取・採
その役割を持った人を迎え入れる。
「本家が婿むこ[養子・嫁]を━」
〜ヲに
結果
をとる。「師匠が太郎を弟子に━」のように、〜ヲに
対象
をとる言い方もできる。
採・取
材料や原料から必要なものを取り出したり作り出したりする。
「アコヤ貝から真珠を━」
「菜種から油を━」
「芋からアルコールを━」
採・取
人材を採用する。
「新卒を数名━」
「取材記者として経験者を━」
「経験者/外交員
を━」では、前者は〜ヲに
資格者
を、後者は
役割者
をとる例。
採・取
有効な手段や考え方として選び定める。採用する。
「積極策[適切な処置・内部犯行説]を━」
採・取
必要なものを選んで手に入れる。採取する。
「井戸水からサンプルを━」
「犯行現場から指紋を━」
「テープの音を楽譜に━」
採・取
室内に明かりを導き入れる。採光する。
「窓から外光を━」
採
議案の賛否の数を調べて可否を決める。採決する。
「決けつ[可否]を━」
捕・取
ある目的をもって動物をつかまえる。捕獲する。
「海に潜ってアワビを━」
「わなをしかけてウサギを━」
「猫がネズミを━」
「捕」は逃げるものを追いかけてつかまえるといった意味合い。
「▽獲る」とも。貝類では「採」が多い。
採・取
昆虫や山菜・薬草・鉱物などを採取する。採集する。
「チョウを━」
「キノコを━・って暮らしを立てる」
「川で砂金を━」
取
作物を収穫する。
「トマトを━」
「▽穫る」とも。
取
余分なものや不要なものを取り除く。
「雑草[野菜の灰汁あく・肉の臭み]を━」
「手術で胃のポリープを━」
「鎮痛剤で痛みを━」
「温泉につかって旅の疲れを━」
取
身につけた物を取りはずす。
「帽子を━・って挨拶あいさつする」
「ネクタイ[眼鏡]を━」
「おむつを━」
取
必要と思われる時間や空間をしっかりと確保する。
「十分に時間を━・って検討する」
「適度の間合い[距離]を━」
「たっぷりと行間を━」
「新しい設計では居間を広く━・ってある」
取
時間や空間を普通より余分に必要とする。
「素案の作成が予定より時間を━・ってしまった」
「手間を━・らせる取材はお断りだ」
「下準備に時間を━・られる(=食われる・割かれる・奪われる)」
「この冷蔵庫は場所を━(=ふさぐ・占める・食う)」
撮
カメラで被写体を写すことによって、写真作品を作り出す。撮影する。
「野生動物の写真[映画]を━」
「山を背景に記念写真を━」
「胸のレントゲンを━」
「
被写体
の写真を━」と「
被写体
を写真に━」の言い方がある。前者は〜ヲに
結果
を、後者は
対象
をとる言い方。
取
録音する。また、録画する。
「祭ばやしの音をテープに━」
「BSから映画を━」
「▽録る」も多い。「取る」に代わって新しく生まれた表記。

自五
《「…に━・って」の形で》…(の身)として。…(の立場)から見て。
「初心者に━・っては難しい」
「世界の経済に━・っても好ましくない事態だ」
一般にかな書き。
丁寧形は「とりまして」、「とっては」の口語体は「とっちゃ(あ)」となる。「とりまして」は、「ます」のコラムを参照。「彼らにとっちゃそのほうがいいんだ」→「ます」のコラム
取れる
取り
関連語
大分類‖体の動き‖からだのうごき
中分類‖つかむ‖つかむ
大分類‖得る‖える
中分類‖奪う‖うばう
と・れる【取れる・採れる(撮れる)】🔗⭐🔉
と・れる【取れる・採れる(撮れる)】

自下一
取
ついていた物や身につけていた物が離れ落ちる。
「胸のボタンが━」
「服の汚れが━」
「鉢巻きが━」
取
それまであった形のうえの特徴がなくなる。
「雨にぬれてズボンの折れ目が━」
「角かど[ぎざぎざ・でっぱり]が━」
取
それまであった好ましくないものがなくなる。
「腰の痛み[疲れ・臭み]が━」
取
必要に迫られて身につけていたものが取り外せる状態になる。
「おむつ[包帯]が━」
取
調和した状態になる。
「色の調和が━・れている」
「収支の釣り合いが━」
取
《「…に手間が━」の形で》あることをするために時間や労力がかかる。手間がかかる。
「準備に手間が━」
取・採
〔「取る」の可能形から〕天然資源や収穫物・捕獲物が得られる。
「山では鉄鉱石が━」
「河口ではシジミが━」
「▽穫れる」「▽獲れる」とも。
と・る(下二)

自他下一
〔「取る」の可能形〕とることができる。
「金メダル
が/を
取れたら最高です」
「やっとのことで予約が取れた」
「採算が取れない」
「このフィルムは露光不足でもきれいに撮れる」
→取る

自下一
取
ついていた物や身につけていた物が離れ落ちる。
「胸のボタンが━」
「服の汚れが━」
「鉢巻きが━」
取
それまであった形のうえの特徴がなくなる。
「雨にぬれてズボンの折れ目が━」
「角かど[ぎざぎざ・でっぱり]が━」
取
それまであった好ましくないものがなくなる。
「腰の痛み[疲れ・臭み]が━」
取
必要に迫られて身につけていたものが取り外せる状態になる。
「おむつ[包帯]が━」
取
調和した状態になる。
「色の調和が━・れている」
「収支の釣り合いが━」
取
《「…に手間が━」の形で》あることをするために時間や労力がかかる。手間がかかる。
「準備に手間が━」
取・採
〔「取る」の可能形から〕天然資源や収穫物・捕獲物が得られる。
「山では鉄鉱石が━」
「河口ではシジミが━」
「▽穫れる」「▽獲れる」とも。
と・る(下二)

自他下一
〔「取る」の可能形〕とることができる。
「金メダル
が/を
取れたら最高です」
「やっとのことで予約が取れた」
「採算が取れない」
「このフィルムは露光不足でもきれいに撮れる」
→取る
明鏡国語辞典に「採」で始まるの検索結果 1-32。