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こうだ-き【敲打器】🔗🔉

こうだ-き カウダ― [3] 【敲打器】 石塊を打ち欠いて剥片や石刃(セキジン)などを取ったあとの石核(セツカク)を用いた石器。物を敲(タタ)いたり割ったりするのに使った。

たたき【敲き】🔗🔉

たたき [3] 【敲き】 〔「叩(タタ)き」と同源〕 1720年,江戸幕府により制定された刑罰の一種。衣服を剥(ハ)ぎ取りひざまずかせた罪人の肩・背・腰を殴打する。その回数は一般には五〇回,重罪の場合一〇〇回が常であった。

たたき-ばなし【敲き放し・叩き放し】🔗🔉

たたき-ばなし [0] 【敲き放し・叩き放し】 (1)江戸時代の刑罰の一。たたきの刑を行なって,そのまま放免すること。たたきばらい。 (2)人を使っておいて,あとは捨て置くこと。「口さきで一ぱいくわせしまいは―にするなどとはあんまり情ないやつなり/洒落本・令子洞房」

たたき-ばらい【敲き払い】🔗🔉

たたき-ばらい ―バラヒ [0] 【敲き払い】 「敲き放し{(1)}」に同じ。

たた・く【叩く・敲く】🔗🔉

たた・く [2] 【叩く・敲く】 (動カ五[四]) (1)手や手に持った固い物で,物や体に強い衝撃を与える。打つ。目的は,破壊,音を出す,攻撃,注意を喚起,確認,その他いろいろある。「クルミを金づちで―・いて割る」「太鼓を―・く」「ドアを―・く」「手を―・く」「相手の頭を―・く」「お母さんの肩を―・く」「スイカを軽く―・いてみる」「奥(オキ)には平家ふなばたを―・いて感じたり/平家 11」 (2)「たたき{(1)}」にする。「アジを―・く」 (3){(1)}のような動作をする。「パソコンのキーを―・く」「大つぶの雨が屋根を―・く音がする」 (4)人の意見を問う。たずね聞く。「専門家の意見を―・く」「僕が瀬川君の意中を―・いて見たのです/破戒(藤村)」 (5)門や戸を叩いて,来意を告げる。また,訪れて教えを請う。「師の門を―・く」「南の隅の間より,格子―・きののしりて入りぬ/源氏(空蝉)」 (6)攻撃する。悪口を言う。手ひどく批判する。「徹底的に―・く」「マスコミにさんざん―・かれた」 (7)値を安くさせる。値切る。「値を―・いて買う」 (8)(多く「…口をたたく」の形で)言う。しゃべる。「無駄口を―・く」「大口を―・く」「陰口を―・く」 (9)(鳴き声が戸を叩く音に似ることから)クイナが鳴く。「おしなべて―・く水鶏(クイナ)に驚かば上(ウワ)の空なる月もこそ入れ/源氏(澪標)」 [可能] たたける [慣用] 肩を―・尻を―・底を―・太鼓を―

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