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とき=の=代官(=大将)日の奉行🔗⭐🔉
――の=代官(=大将)日の奉行
世の中をうまく渡っていくには,その時々の権力者に従っているのがよいということのたとえ。
とき=の用には鼻をも削(ソ)ぐ🔗⭐🔉
――の用には鼻をも削(ソ)ぐ
緊急を要する場合には手段を選ばないことのたとえ。時の用には鼻を欠く。
とき-の-うじがみ【時の氏神】🔗⭐🔉
とき-の-うじがみ ―ウヂガミ [0][5] 【時の氏神】
ちょうどよい時に現れて,よい解決を与えてくれる人。
とき-の-うん【時の運】🔗⭐🔉
とき-の-うん [4] 【時の運】
その時のなりゆき。その時のめぐりあわせ。「勝負は―」
とき-の-かね【時の鐘】🔗⭐🔉
とき-の-かね [0] 【時の鐘】
(1)時刻を知らせるために打つ鐘。ときがね。
(2)歌舞伎の囃子(ハヤシ)の一。時を知らせる鐘を表すが,情景にすごみや寂しさを加えるために打つことが多い。本吊り鐘・銅鑼(ドラ)を用いる。
とき-の-きざみ【時の刻み】🔗⭐🔉
とき-の-きざみ 【時の刻み】
「漏刻(ロウコク)」に同じ。「又皇太子,初めて―を造る/日本書紀(斉明訓)」
とき-の-きねんび【時の記念日】🔗⭐🔉
とき-の-きねんび 【時の記念日】
時間を尊重し,生活の改善・合理化を進める目的で,1920年(大正9)設定された記念日。六月一〇日。671年4月25日(太陽暦の六月一〇日)に天智天皇が初めて漏刻を実用に供した故事にちなむ。
とき-の-くい【時の杙】🔗⭐🔉
とき-の-くい ―クヒ 【時の杙】
「時の簡(フダ)」を支えるための杙。「―さす音など,いみじうをかし/枕草子 290」
とき-の-そう【時の奏】🔗⭐🔉
とき-の-そう 【時の奏】
平安時代,宮中で宿直の官人が,亥(イ)の一刻から寅(トラ)の四刻まで一刻ごとに「時(トキ)の簡(フダ)」を立て替え,大声でその時刻を呼ばわって告げ知らせたこと。
→時の簡
とき-の-たいこ【時の太鼓】🔗⭐🔉
とき-の-たいこ 【時の太鼓】
「時太鼓(トキダイコ)」に同じ。
とき-の-ちょうし【時の調子】🔗⭐🔉
とき-の-ちょうし ―テウシ 【時の調子】
雅楽で,その時節その時節に最もふさわしいと考えられた音楽の調子。例えば春は双調,夏は黄鐘(オウシキ)調,秋は平調,冬は盤渉(バンシキ)調などと定められていた。また,能楽では,月・時刻についても考えられていた。「―といつぱ,四季に分かち,夜昼十二時に,おのおの双・黄・一越・平・盤の,その時々にあたれり/花鏡」
とき-の-とり【時の鳥】🔗⭐🔉
とき-の-とり 【時の鳥】
〔「時鳥」を訓読みした語〕
ホトトギスの異名。「名に立てる―とやいつしかと卯月きぬとて初音なくらむ/民部卿家歌合」
とき-の-はな【時の花】🔗⭐🔉
とき-の-はな [5] 【時の花】
その時節の花。
ときのはな=をかざ・す🔗⭐🔉
――をかざ・す
時節の花を挿頭(カザシ)にする。時勢にあい,繁栄することにもいう。「なほなほしき人の譬にいふ―・す心ばへにや/栄花(初花)」
とき-の-ひと【時の人】🔗⭐🔉
とき-の-ひと [5] 【時の人】
(1)社会的に話題になっている人。世間からもてはやされる人。「―として脚光を浴びる」
(2)その時代の人。当時の人。「これは貞数の親王,―,中将の子となむいひける/伊勢 79」
とき-の-ふだ【時の簡】🔗⭐🔉
とき-の-ふだ 【時の簡】
平安時代,時刻を示すために宮中清涼殿の殿上の間の小庭に立てた札。棒杭で支え,時刻ごとに立て替えた。
とき-の-ま【時の間】🔗⭐🔉
とき-の-ま [0] 【時の間】
少しの間。きわめて短い時間。つかのま。「勝負は―に決まった」「―の出来事」
とき-の-もの【時の物】🔗⭐🔉
とき-の-もの [0][5] 【時の物】
その時節にふさわしい品。「浅井は―を著せることを忘れなかつた/爛(秋声)」
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