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広辞苑の検索結果 (29)
とき‐の‐あめ【時の雨】🔗⭐🔉
とき‐の‐あめ【時の雨】
(「時雨じう」の訓読)しぐれ。夫木和歌抄16「かみなづきいかなる―なればかき曇るより物かなしかる」
とき‐の‐うじがみ【時の氏神】‥ウヂ‥🔗⭐🔉
とき‐の‐うじがみ【時の氏神】‥ウヂ‥
ちょうどよい時機に出て来て仲裁などをしてくれる、ありがたい人。
とき‐の‐うん【時の運】🔗⭐🔉
とき‐の‐うん【時の運】
その時の運命。天命。じうん。
とき‐の‐え【時の疫】🔗⭐🔉
とき‐の‐え【時の疫】
はやりやまい。えやみ。〈伊呂波字類抄〉
とき‐の‐かい【時の貝】‥カヒ🔗⭐🔉
とき‐の‐かい【時の貝】‥カヒ
時刻を知らせるために吹き鳴らすほらがい。
とき‐の‐かね【時の鐘】🔗⭐🔉
とき‐の‐かね【時の鐘】
時刻を知らせる鐘。ときがね。
⇒ときのかね‐やく【時の鐘役】
ときのかね‐やく【時の鐘役】🔗⭐🔉
ときのかね‐やく【時の鐘役】
江戸で、各戸から鐘役銭を取って時の鐘をつき鳴らした役。
⇒とき‐の‐かね【時の鐘】
とき‐の‐きざみ【時の刻み】🔗⭐🔉
とき‐の‐きざみ【時の刻み】
①漏刻ろうこくにきざんである矢のきざみ。また、漏刻。天智紀「漏尅ときのきざみを新しき台うてなに置く」
②時計の目盛り。
とき‐の‐きねんび【時の記念日】🔗⭐🔉
とき‐の‐きねんび【時の記念日】
6月10日。1920年(大正9)に始まる。671年4月25日(太陽暦6月10日)漏刻を新設し時を知らせたのに基づく。
とき‐の‐きら【時の綺羅】🔗⭐🔉
とき‐の‐きら【時の綺羅】
時に会って栄えること。よい時節にめぐりあって隆盛をきわめること。平家物語1「世の覚え、―、めでたかりき」
とき‐の‐くい【時の杙】‥クヒ🔗⭐🔉
とき‐の‐くい【時の杙】‥クヒ
時の簡ふだに差した杙。枕草子290「時丑三つ、子四つなど、はるかなる声にいひて、―さす音など」
とき‐の‐け【時の気】🔗⭐🔉
とき‐の‐け【時の気】
はやりやまい。えやみ。疫病。〈倭名類聚鈔3〉
とき‐の‐さかり【時の盛り】🔗⭐🔉
とき‐の‐さかり【時の盛り】
時めいて栄えていること。宇津保物語嵯峨院「ただ今の―にておはしませば」
とき‐の‐しあわせ【時の仕合せ】‥アハセ🔗⭐🔉
とき‐の‐しあわせ【時の仕合せ】‥アハセ
その時々のめぐり合せ。運不運。竹斎「誠に―にや、瘧おこりはそのまま落ちにけり」
とき‐の‐そう【時の奏】🔗⭐🔉
とき‐の‐そう【時の奏】
宮中で時刻を奏すること。律令制では陰陽おんよう寮に時守ときもりを置き、漏刻ろうこくすなわち水時計を見守らせてその時々の鐘鼓を打たせ、宮中では亥いの刻の初めから寅とらの刻の終りまで宿直の官人が一刻いっときごとに時の簡ふだに杙くいを差し替えて時刻を告げた。
○時の代官、日の奉行ときのだいかんひのぶぎょう
その時の権勢ある者には服従するのがよいとのたとえ。
⇒とき【時】
○時の代官、日の奉行ときのだいかんひのぶぎょう🔗⭐🔉
○時の代官、日の奉行ときのだいかんひのぶぎょう
その時の権勢ある者には服従するのがよいとのたとえ。
⇒とき【時】
とき‐の‐たいこ【時の太鼓】
時刻を知らせる太鼓。ときだいこ。東海道中膝栗毛8「―もはや九つの数打ち過る頃」
とき‐の‐ちょうし【時の調子】‥テウ‥
四季などの時節に、また、その時その場にふさわしい音楽の調子。花鏡「―といつぱ、四季に分ち、又夜昼十二時におのおの双・黄・一越・平・盤の、その時々にあたれり」
とき‐の‐ところ【時の所】
時めく人の家。権門。落窪物語3「只今の―なれば恥をすてて参りつかうまつる」
とき‐の‐とり【時の鳥】
(「時鳥じちょう」の訓読)ホトトギスの異称。
とき‐の‐ね【時の音】
その時節にふさわしい楽器の音調。呂りょ調が春にかなう類。
とき‐の‐はな【時の花】
その時節に咲く花。その時節にふさわしい花。万葉集20「―いやめづらしも」
⇒時の花をかざす
とき‐の‐たいこ【時の太鼓】🔗⭐🔉
とき‐の‐たいこ【時の太鼓】
時刻を知らせる太鼓。ときだいこ。東海道中膝栗毛8「―もはや九つの数打ち過る頃」
とき‐の‐ちょうし【時の調子】‥テウ‥🔗⭐🔉
とき‐の‐ちょうし【時の調子】‥テウ‥
四季などの時節に、また、その時その場にふさわしい音楽の調子。花鏡「―といつぱ、四季に分ち、又夜昼十二時におのおの双・黄・一越・平・盤の、その時々にあたれり」
とき‐の‐ところ【時の所】🔗⭐🔉
とき‐の‐ところ【時の所】
時めく人の家。権門。落窪物語3「只今の―なれば恥をすてて参りつかうまつる」
とき‐の‐とり【時の鳥】🔗⭐🔉
とき‐の‐とり【時の鳥】
(「時鳥じちょう」の訓読)ホトトギスの異称。
とき‐の‐ね【時の音】🔗⭐🔉
とき‐の‐ね【時の音】
その時節にふさわしい楽器の音調。呂りょ調が春にかなう類。
とき‐の‐はな【時の花】🔗⭐🔉
とき‐の‐はな【時の花】
その時節に咲く花。その時節にふさわしい花。万葉集20「―いやめづらしも」
⇒時の花をかざす
○時の花をかざすときのはなをかざす
時勢に乗ってはなやかに栄える。栄華物語初花「なほなほしき人の譬にいふ―心ばへにや」
⇒とき‐の‐はな【時の花】
○時の花をかざすときのはなをかざす🔗⭐🔉
○時の花をかざすときのはなをかざす
時勢に乗ってはなやかに栄える。栄華物語初花「なほなほしき人の譬にいふ―心ばへにや」
⇒とき‐の‐はな【時の花】
とき‐の‐ひと【時の人】
①その時代の人。時人じじん。伊勢物語「これは貞数親王さだかずのみこ、―、中将の子となむいひける」
②時を得て栄えている人。枕草子121「我をばおぼさず、なにがしこそ、ただいまの―」
③今、世間で話題になっている人。
とき‐の‐ふだ【時の簡】
平安時代、清涼殿の殿上の間の小庭に立てた時刻を掲示する札。札に差した杙くいを時刻ごとに内豎ないじゅが差し換えた。讃岐典侍日記「―に杙さす音す」
とき‐の‐ほど【時の程】
少しの間。暫時。ときのま。平家物語12「―もおぼつかなう候ふに、帰りまゐらん」
とき‐の‐ま【時の間】
(→)「時の程」に同じ。後撰和歌集恋「―のうつつを忍ぶ心こそはかなき夢にまさらざりけれ」。「―に仕上げる」
とき‐の‐もの【時の物】
その時節の物。宇治拾遺物語5「沈地の机に―どもいろいろ」
とき‐の‐ひと【時の人】🔗⭐🔉
とき‐の‐ひと【時の人】
①その時代の人。時人じじん。伊勢物語「これは貞数親王さだかずのみこ、―、中将の子となむいひける」
②時を得て栄えている人。枕草子121「我をばおぼさず、なにがしこそ、ただいまの―」
③今、世間で話題になっている人。
とき‐の‐ふだ【時の簡】🔗⭐🔉
とき‐の‐ふだ【時の簡】
平安時代、清涼殿の殿上の間の小庭に立てた時刻を掲示する札。札に差した杙くいを時刻ごとに内豎ないじゅが差し換えた。讃岐典侍日記「―に杙さす音す」
とき‐の‐ほど【時の程】🔗⭐🔉
とき‐の‐ほど【時の程】
少しの間。暫時。ときのま。平家物語12「―もおぼつかなう候ふに、帰りまゐらん」
とき‐の‐ま【時の間】🔗⭐🔉
とき‐の‐ま【時の間】
(→)「時の程」に同じ。後撰和歌集恋「―のうつつを忍ぶ心こそはかなき夢にまさらざりけれ」。「―に仕上げる」
とき‐の‐もの【時の物】🔗⭐🔉
○時の用には鼻をも削ぐときのようにははなをもそぐ🔗⭐🔉
○時の用には鼻をも削ぐときのようにははなをもそぐ
急場の必要のためには手段を選ばないことのたとえ。
⇒とき【時】
大辞林の検索結果 (19)
とき=の=代官(=大将)日の奉行🔗⭐🔉
――の=代官(=大将)日の奉行
世の中をうまく渡っていくには,その時々の権力者に従っているのがよいということのたとえ。
とき=の用には鼻をも削(ソ)ぐ🔗⭐🔉
――の用には鼻をも削(ソ)ぐ
緊急を要する場合には手段を選ばないことのたとえ。時の用には鼻を欠く。
とき-の-うじがみ【時の氏神】🔗⭐🔉
とき-の-うじがみ ―ウヂガミ [0][5] 【時の氏神】
ちょうどよい時に現れて,よい解決を与えてくれる人。
とき-の-うん【時の運】🔗⭐🔉
とき-の-うん [4] 【時の運】
その時のなりゆき。その時のめぐりあわせ。「勝負は―」
とき-の-かね【時の鐘】🔗⭐🔉
とき-の-かね [0] 【時の鐘】
(1)時刻を知らせるために打つ鐘。ときがね。
(2)歌舞伎の囃子(ハヤシ)の一。時を知らせる鐘を表すが,情景にすごみや寂しさを加えるために打つことが多い。本吊り鐘・銅鑼(ドラ)を用いる。
とき-の-きざみ【時の刻み】🔗⭐🔉
とき-の-きざみ 【時の刻み】
「漏刻(ロウコク)」に同じ。「又皇太子,初めて―を造る/日本書紀(斉明訓)」
とき-の-きねんび【時の記念日】🔗⭐🔉
とき-の-きねんび 【時の記念日】
時間を尊重し,生活の改善・合理化を進める目的で,1920年(大正9)設定された記念日。六月一〇日。671年4月25日(太陽暦の六月一〇日)に天智天皇が初めて漏刻を実用に供した故事にちなむ。
とき-の-くい【時の杙】🔗⭐🔉
とき-の-くい ―クヒ 【時の杙】
「時の簡(フダ)」を支えるための杙。「―さす音など,いみじうをかし/枕草子 290」
とき-の-そう【時の奏】🔗⭐🔉
とき-の-そう 【時の奏】
平安時代,宮中で宿直の官人が,亥(イ)の一刻から寅(トラ)の四刻まで一刻ごとに「時(トキ)の簡(フダ)」を立て替え,大声でその時刻を呼ばわって告げ知らせたこと。
→時の簡
とき-の-たいこ【時の太鼓】🔗⭐🔉
とき-の-たいこ 【時の太鼓】
「時太鼓(トキダイコ)」に同じ。
とき-の-ちょうし【時の調子】🔗⭐🔉
とき-の-ちょうし ―テウシ 【時の調子】
雅楽で,その時節その時節に最もふさわしいと考えられた音楽の調子。例えば春は双調,夏は黄鐘(オウシキ)調,秋は平調,冬は盤渉(バンシキ)調などと定められていた。また,能楽では,月・時刻についても考えられていた。「―といつぱ,四季に分かち,夜昼十二時に,おのおの双・黄・一越・平・盤の,その時々にあたれり/花鏡」
とき-の-とり【時の鳥】🔗⭐🔉
とき-の-とり 【時の鳥】
〔「時鳥」を訓読みした語〕
ホトトギスの異名。「名に立てる―とやいつしかと卯月きぬとて初音なくらむ/民部卿家歌合」
とき-の-はな【時の花】🔗⭐🔉
とき-の-はな [5] 【時の花】
その時節の花。
ときのはな=をかざ・す🔗⭐🔉
――をかざ・す
時節の花を挿頭(カザシ)にする。時勢にあい,繁栄することにもいう。「なほなほしき人の譬にいふ―・す心ばへにや/栄花(初花)」
とき-の-ひと【時の人】🔗⭐🔉
とき-の-ひと [5] 【時の人】
(1)社会的に話題になっている人。世間からもてはやされる人。「―として脚光を浴びる」
(2)その時代の人。当時の人。「これは貞数の親王,―,中将の子となむいひける/伊勢 79」
とき-の-ふだ【時の簡】🔗⭐🔉
とき-の-ふだ 【時の簡】
平安時代,時刻を示すために宮中清涼殿の殿上の間の小庭に立てた札。棒杭で支え,時刻ごとに立て替えた。
とき-の-ま【時の間】🔗⭐🔉
とき-の-ま [0] 【時の間】
少しの間。きわめて短い時間。つかのま。「勝負は―に決まった」「―の出来事」
とき-の-もの【時の物】🔗⭐🔉
とき-の-もの [0][5] 【時の物】
その時節にふさわしい品。「浅井は―を著せることを忘れなかつた/爛(秋声)」
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