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き-の-か【木の香】🔗🔉

き-の-か [1] 【木の香】 材木の香り。「―も新しい家」

き-の-かしら【木の頭・柝の頭】🔗🔉

き-の-かしら [1] 【木の頭・柝の頭】 ⇒きがしら(木頭)

き-の-は【木の葉】🔗🔉

き-の-は [1] 【木の葉】 樹木の葉。「青々とした―」 →このは(木の葉)

き-の-はし【木の端】🔗🔉

き-の-はし [1] 【木の端】 (1)木の切れはし。 (2)木の切れはしのように,役に立たないもの。人の捨てて顧みないもの。

きのまろ-どの【木の丸殿】🔗🔉

きのまろ-どの 【木の丸殿】 荒削りの丸木のままで造った粗末な宮殿。特に,筑前国朝倉郡にあった斉明天皇の行宮(アングウ)。黒木の御所。きのまるどの。このまろどの。((歌枕))「朝倉や―にわがをれば名のりをしつつ行くはたが子ぞ/新古今(雑中)」

き-の-み【木の実】🔗🔉

き-の-み [1] 【木の実】 木になった果実。このみ。[季]秋。

きのみ=は本(モト)へ落つ🔗🔉

――は本(モト)へ落つ 木の実はなった木の根もとに落ちる。物事はすべてその本にかえることのたとえ。

きのみ-あぶら【木の実油】🔗🔉

きのみ-あぶら [4] 【木の実油】 木の実からしぼった油。特に,椿(ツバキ)油のこと。

き-の-みち【木の道】🔗🔉

き-の-みち 【木の道】 木材のよしあしを見分け,木を切り出すこと。また,その人。そまびと。このみち。「つくもづかさの工のさまざま―をえりすゑたるやうに/民部卿家歌合」

きのみち-の-たくみ【木の道の工】🔗🔉

きのみち-の-たくみ 【木の道の工】 大工・指物師などの工匠。こだくみ。このみちのたくみ。

き-の-め【木の芽】🔗🔉

き-の-め [1] 【木の芽】 (1)春先に木に萌(モ)え出た芽。このめ。[季]春。 (2)特に,山椒(サンシヨウ)の芽のこと。[季]春。

きのめ-あえ【木の芽和え】🔗🔉

きのめ-あえ ―アヘ [0] 【木の芽和え】 山椒の若芽をすりまぜた白味噌でタケノコ・イカなどをあえた料理。[季]春。

きのめ-ざんしょう【木の芽山椒】🔗🔉

きのめ-ざんしょう ―セウ [4] 【木の芽山椒】 山椒の新芽。

きのめ-だち【木の芽立ち】🔗🔉

きのめ-だち [0] 【木の芽立ち】 春,木の芽の出る頃。

きのめ-づけ【木の芽漬(け)】🔗🔉

きのめ-づけ [0] 【木の芽漬(け)】 木通(アケビ)または山椒などの若芽を塩漬けにしたもの。京都鞍馬の名産であった。このめづけ。

きのめ-でんがく【木の芽田楽】🔗🔉

きのめ-でんがく [4] 【木の芽田楽】 豆腐に山椒の若芽をすりまぜた味噌を塗ってあぶった料理。[季]春。

きのめ-どき【木の芽時】🔗🔉

きのめ-どき [0] 【木の芽時】 ⇒このめどき

きのめ-ながし【木の芽流し】🔗🔉

きのめ-ながし [4] 【木の芽流し】 早春,樹木の芽ぶくころに降る長雨。

こ-の-うれ【木の末】🔗🔉

こ-の-うれ 【木の末】 こずえ。こぬれ。「秋はなほおぼつかなしや初瀬川―もとに残る夜の月/建仁元年十五夜歌合」

こ-の-くれ【木の暗れ・木の暮れ】🔗🔉

こ-の-くれ 【木の暗れ・木の暮れ】 茂った木に覆われて暗いこと。また,そういう所。このくれしげ。「―の夕闇なるに/万葉 1948」

このくれ-しげ【木の暗れ茂】🔗🔉

このくれ-しげ 【木の暗れ茂】 「木の暗(クレ)」に同じ。「松風に池波立ちて桜花―に/万葉 257」

このくれ-の【木の暗れの】🔗🔉

このくれ-の 【木の暗れの】 (枕詞) 〔木の深い繁みのようにの意で〕 「しげし」にかかる。「―繁き谷辺を/万葉 4192」

こ-の-した【木の下】🔗🔉

こ-の-した [1] 【木の下】 樹木の下。

このした-がくれ【木の下隠れ】🔗🔉

このした-がくれ 【木の下隠れ】 木の陰に隠れていること。また,その場所。「宮城野の―鹿や鳴くらん/続後拾遺(秋上)」

このした-かげ【木の下陰】🔗🔉

このした-かげ [4][0] 【木の下陰】 木の陰。こかげ。「―の風のまにまに/新古今(春下)」

このした-かぜ【木の下風】🔗🔉

このした-かぜ 【木の下風】 木の下を吹く風。「桜ちる―はさむからで/拾遺(春)」

このした-つゆ【木の下露】🔗🔉

このした-つゆ 【木の下露】 (1)木の枝から落ちる露。「みさぶらひみ笠と申せ宮城野の―は雨にまされり/古今(東歌)」 (2)木の下の草葉におく露。「おき余る―や染めつらん/玉葉(秋上)」

このした-やみ【木の下闇】🔗🔉

このした-やみ [0] 【木の下闇】 木が茂ってその木陰が暗いこと。「五月山―にともす火は/拾遺(夏)」

こ-の-は【木の葉】🔗🔉

こ-の-は [1] 【木の葉】 (1)冬になって散る葉。散り残っている樹木の葉についてもいう。[季]冬。「―が舞い落ちる」 →きのは(木の葉) (2)木の葉は軽いことから,軽いもの,取るに足らないものの意で,接頭語のように用いる。こっぱ。「―侍」「―鬼」

このは-いし【木の葉石】🔗🔉

このは-いし [3] 【木の葉石】 (1)多数の木の葉の化石を含んでいる堆積岩。多くは泥岩。栃木県塩原町付近から出土するものが有名。 (2)温泉沈殿物である石灰華で,木の葉の印痕を有するもの。

このは-おとし【木の葉落(と)し】🔗🔉

このは-おとし [4] 【木の葉落(と)し】 (1)木の葉が落ちるように左右交互に横すべりをしながら降下する飛行技術。 (2)〔木の葉を吹き落とすことから〕 木枯(コガラ)しのこと。

このは-がえし【木の葉返し】🔗🔉

このは-がえし ―ガヘシ [4] 【木の葉返し】 木の葉が風に翻るように軽快なはやわざ。このはがえり。「薙刀(ナギナタ)柄長くおつとりのべて,…一所に当るを―/謡曲・巴」

このは-がくれ【木の葉隠れ】🔗🔉

このは-がくれ [4] 【木の葉隠れ】 木の葉に隠れて見えないこと。また,その所。「いまよりは―もなけれども時雨に残る村雲の月/新古今(冬)」

このは-がみ【木の葉髪】🔗🔉

このは-がみ [3] 【木の葉髪】 晩秋から初冬の頃,木の葉が散るように,常より多く脱け落ちる頭髪をいう語。[季]冬。《―文芸ながく欺きぬ/中村草田男》

このは-がれい【木の葉鰈】🔗🔉

このは-がれい ―ガレヒ [4] 【木の葉鰈】 5センチメートルぐらいのカレイを重ねて乾燥させたもの。ささのはがれい。あしのはがれい。

このは-ごろも【木の葉衣】🔗🔉

このは-ごろも 【木の葉衣】 (1)身に散りかかる木の葉を衣に見立てていう語。「―の袖の上/謡曲・雨月」 (2)木の葉をつづって作った衣。仙人が着るという。

このは-ざる【木の葉猿】🔗🔉

このは-ざる [4] 【木の葉猿】 (1)小さな猿。身軽に飛びまわって,樹間に見え隠れする小猿。「御迎ひに馬,乗物,―共をおびたたしく遣はし給ふ/御伽草子・のせ猿」 (2)熊本県玉東町木葉で作る郷土玩具。土製の猿に彩色したもの。

このは-しぐれ【木の葉時雨】🔗🔉

このは-しぐれ [4] 【木の葉時雨】 木の葉の散るさまや音を時雨に見立てていう語。

このは-ずく【木の葉木菟】🔗🔉

このは-ずく ―ヅク [3] 【木の葉木菟】 フクロウ目フクロウ科の鳥。全長約20センチメートルで,日本産フクロウ類では小形。背面は褐色,腹面は淡褐色で,全身に黒ないし褐色の縦斑があり,頭に耳状の羽毛がある。ブッポーソーと鳴き「声の仏法僧」といわれる。北海道・本州の森林で繁殖し,冬期は南へ移動する。

このは-せんべい【木の葉煎餅】🔗🔉

このは-せんべい [4] 【木の葉煎餅】 木の葉の形に作った煎餅。

このは-ちょう【木の葉蝶】🔗🔉

このは-ちょう ―テフ [3] 【木の葉蝶】 タテハチョウ科のチョウ。開張約8センチメートル。はねは前後端がとがり,裏面は褐色で,静止すると枯れ葉に見えるので保護色の例として有名。表面は藍色で,前ばねの中央に斜めの広い橙色帯がある。沖縄本島を北限とし,台湾から東南アジアに広く分布。

このは-てんぐ【木の葉天狗】🔗🔉

このは-てんぐ [4] 【木の葉天狗】 (1)威力のない天狗。大したことのない天狗。こっぱてんぐ。「嵐の山の夜あらしに―ぞ誘はるる/天狗弁」 (2)風に舞い散る木の葉を,空を飛び回る天狗にたとえた語。

このは-ばみ【木の葉銜】🔗🔉

このは-ばみ [3] 【木の葉銜】 ⇒杏葉轡(ギヨウヨウグツワ)

このは-ぶね【木の葉舟】🔗🔉

このは-ぶね [4] 【木の葉舟】 波に浮き沈みする小舟を木の葉に見立てた語。また,水に流れる木の葉を舟に見立てた語。

このは-むし【木の葉虫】🔗🔉

このは-むし [3] 【木の葉虫】 ナナフシ目コノハムシ科の昆虫の総称。熱帯アジアからニューギニアにかけて分布する珍虫。体長約8センチメートル。全身緑色。腹部が著しく扁平で頭部と胸部は細い。全身が木の葉にそっくりで,擬態の例として有名。

このは-むしゃ【木の葉武者】🔗🔉

このは-むしゃ 【木の葉武者】 取るに足りない武者。こっぱむしゃ。

このは-ぐも・る【木の葉曇る】🔗🔉

このは-ぐも・る 【木の葉曇る】 (動ラ四) 茂った木の葉に光が遮られる。「―・らで月や出づらむ/新古今(冬)」

こ-の-ま【木の間】🔗🔉

こ-の-ま [1][0] 【木の間】 木と木のあいだ。樹間。

このま-がくれ【木の間隠れ】🔗🔉

このま-がくれ [4] 【木の間隠れ】 木の茂みのあいだから見え隠れすること。

このま-ちょう【木の間蝶】🔗🔉

このま-ちょう ―テフ 【木の間蝶】 ジャノメチョウ科のクロコノマチョウとウスイロコノマチョウの総称。開張約7センチメートル。暗褐色ではねの外縁には凸凹がある。前ばねに二個,後ろばねに三個の眼状紋があり,裏面は灰白色。幼虫はイネ科の植物を食う。クロコノマチョウは関東から屋久島まで,ウスイロコノマチョウは南西諸島以南,東南アジア・アフリカなどに分布。

こ-の-み【木の実】🔗🔉

こ-の-み [1] 【木の実】 樹木になる果実。きのみ。[季]秋。

こ-の-みち【木の道】🔗🔉

こ-の-みち 【木の道】 「きのみち(木道)」に同じ。

このみち-の-たくみ【木の道の工】🔗🔉

このみち-の-たくみ 【木の道の工】 「きのみちのたくみ(木道工)」に同じ。「かの―の造れる,うつくしきうつは物も/徒然 22」

こ-の-め【木の芽】🔗🔉

こ-の-め [1] 【木の芽】 (1)樹木に萌(モ)え出た芽。きのめ。[季]春。「―が吹く」 (2)サンショウの若芽。きのめ。 (3)〔近世女性語〕 (ア)ユズの葉。きのめ。(イ)茶。

このめ=張・る🔗🔉

――張・る 木の芽がふくらむ。「張る」を「春」にかけて用いることが多い。「今はよも枝にこもれる花もあらじ―・るさめ時を知る頃/新葉(春下)」

このめ-あえ【木の芽和え】🔗🔉

このめ-あえ ―アヘ [0] 【木の芽和え】 ⇒きのめあえ(木芽和)

このめ-かぜ【木の芽風】🔗🔉

このめ-かぜ [3] 【木の芽風】 木の芽どきに吹く風。[季]春。《金堂の扉を叩く―/虚子》

このめ-づき【木の芽月】🔗🔉

このめ-づき [3] 【木の芽月】 陰暦二月の異名。

このめ-づけ【木の芽漬(け)】🔗🔉

このめ-づけ [0] 【木の芽漬(け)】 ⇒きのめづけ(木芽漬)

このめ-どき【木の芽時】🔗🔉

このめ-どき [0] 【木の芽時】 樹木に新芽が出る頃。早春。[季]春。

こ-の-もと【木の下】🔗🔉

こ-の-もと 【木の下】 木のした。樹下。また,身の寄せ所をたとえていう。「いかなる―をかは頼むべく侍らむ/源氏(椎本)」

このもと-まつり【木の下祭】🔗🔉

このもと-まつり 【木の下祭】 伊勢神宮の新殿造宮の際に行われる祭りの一。正殿の心(シン)の柱の木を切り出す前に,杣山(ソマヤマ)のその木の下で行われる。

きのみ【木の実】(和英)🔗🔉

きのみ【木の実】 (a) fruit;→英和 a nut (堅果).→英和

きのめ【木の芽】(和英)🔗🔉

きのめ【木の芽】 a bud.→英和 〜が出る bud.

このは【木の葉】(和英)🔗🔉

このは【木の葉】 a leaf (of a tree).→英和

このま【木の間】(和英)🔗🔉

このま【木の間】 among the trees.〜を通して through the branches.

このみ【木の実】(和英)🔗🔉

このみ【木の実】 (a) fruit;→英和 a nut (堅果);→英和 a berry (いちごなどの).→英和

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