きそ 【木曾】 長野県南西部，木曾川上流域一帯の地域。 →木曾谷

きそ-おんたけ 【木曾御岳】 御岳山(オンタケサン)の別名。

きそ-かいどう ―カイダウ 【木曾街道】 （１）「木曾路(キソジ)」に同じ。 （２）中山道の別名。

きそがわ キソガハ 【木曾川】 愛知県北西部，葉栗郡の町。木曾川下流東岸に位置し，尾西毛織物業地の一翼をになう。

きそ-がわ ―ガハ 【木曾川】 長野県中部の鉢盛山に発し，木曾谷の峡谷をつくり，濃尾平野を通って伊勢湾に注ぐ川。長さ227キロメートル。灌漑・水力発電など水資源として重要。

きそ-さんどう ―サンダウ 【木曾桟道】 ⇒木曾(キソ)の桟(カケハシ)

きそ-さんみゃく 【木曾山脈】 長野県南西部から岐阜・愛知の県境にかけて，天竜川と木曾川の間に連なる山脈。最高峰は駒ヶ岳（海抜2956メートル）。中央アルプス。

きそ-じ ―ヂ 【木曾路】 中山道の一部。木曾川に沿う贄川(ニエカワ)から馬籠(マゴメ)までの一一宿あたりをいう。木曾街道。

きそ-だに 【木曾谷】 木曾山脈と飛騨山脈に挟まれた木曾川上流の谷間の地。寝覚の床などの渓谷美に富む。付近は日本三大美林の一。中山道が通じる。

きそ-の-かけはし 【木曾の桟】 木曾路の難所，木曾川の峡谷に架けられた橋。長野県木曾郡上松(アゲマツ)町に石塁の一部が残る。木曾桟道。((歌枕))「東路の―春くればまづは霞ぞ立ちわたりける/堀河百首」

きそ-の-ごぼく [4] 【木曾の五木】 木曾谷で産する五種の有用針葉樹。ヒノキ・サワラ・クロベ・ヒバ・コウヤマキの総称。

きそ-ひのき [3] 【木曾檜】 木曾川上流域森林地帯に産するヒノキ。日本三大美林の一。優良な建材・器具材として有名。

きそふくしま 【木曾福島】 長野県南西部の町。木曾谷の中心にあって，中山道の宿駅として栄えた。

きそ-ぶし 【木曾節】 長野県木曾福島町近辺の民謡で，盆踊り唄。酒盛り唄「仲乗りさん」に，大正期に町長が「中津川甚句」の振りをつけさせ，曲名を改めたもの。

きそ-よしなか 【木曾義仲】 源義仲(ミナモトノヨシナカ)の異名。