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ぬりこ-ぼし【柳宿】🔗⭐🔉
ぬりこ-ぼし 【柳宿】
二十八宿の柳(リユウ)宿の和名。海蛇(ウミヘビ)座の頭の部分。
やぎ【柳】🔗⭐🔉
やぎ 【柳】
やなぎ。多く他の語と複合して用いる。「青―」「垣内(カキツ)―末(ウレ)摘み枯らし我立ち待たむ/万葉 3455」
〔「やなぎ」の略か。「楊」の字音に由来するとする説もある〕
やぎゅう【柳生】🔗⭐🔉
やぎゅう ヤギフ 【柳生】
奈良市東部の地名。江戸時代に将軍家剣術指南役であった柳生氏一万石の陣屋跡がある。「―の里」
やぎゅう-かいどう【柳生街道】🔗⭐🔉
やぎゅう-かいどう ヤギフ―ダウ 【柳生街道】
奈良市の春日大社南から能登川沿いに滝坂道を登り,石切峠を経て柳生に通ずる道。
やぎゅう【柳生】🔗⭐🔉
やぎゅう ヤギフ 【柳生】
姓氏の一。
やぎゅう-じゅうべえ【柳生十兵衛】🔗⭐🔉
やぎゅう-じゅうべえ ヤギフジフベ
【柳生十兵衛】
(1607-1650) 江戸初期の剣客。名は三厳(ミツヨシ)。宗矩の長男。柳生新陰流を究め,将軍家光の密命を受けて,諸国を巡歴したという巷説がある。

やぎゅう-つば【柳生鐔】🔗⭐🔉
やぎゅう-つば ヤギフ― [4] 【柳生鐔】
江戸初期に始まる鉄の透かし鐔。尾張藩柳生連也斉巌包(トシカネ)(1625-1694)の指導で作られ,構図は柳生流兵法を寓意した「波車」「水月」「一本竹」などがある。
やぎゅう-むねのり【柳生宗矩】🔗⭐🔉
やぎゅう-むねのり ヤギフ― 【柳生宗矩】
(1571-1646) 江戸初期の剣術家。大和柳生藩祖。但馬守。宗厳の子。徳川家康に従い,関ヶ原の戦いに活躍。また,徳川秀忠に柳生新陰流を教授した。1632年総目付。
やぎゅう-むねよし【柳生宗厳】🔗⭐🔉
やぎゅう-むねよし ヤギフ― 【柳生宗厳】
(1527-1606) 戦国・安土桃山時代の剣客。柳生新陰流の祖。大和柳生の人。号は石舟斎。上泉(カミイズミ)秀綱に新陰流を学んで奥義を極め,柳生新陰流を創始。筒井順慶・三好長慶・織田信長らに仕えた。1594年徳川家康に見出だされて以来,徳川に仕えた。
やぎゅう-りゅう【柳生流】🔗⭐🔉
やぎゅう-りゅう ヤギフリウ 【柳生流】
剣術の一派。柳生宗厳(ムネヨシ)が創始したもの。江戸時代に盛んに行われた。柳生新陰流。
やない【柳井】🔗⭐🔉
やない ヤナ
【柳井】
山口県南東部,瀬戸内海に臨む市。近世以後,製塩・柳井縞(ジマ)を産し,近年は化学・機械工業が立地。

やない-ば【柳葉】🔗⭐🔉
やない-ば [2] 【柳葉】
柳の葉の形をした鏃(ヤジリ)。
やながせ【柳ヶ瀬】🔗⭐🔉
やながせ 【柳ヶ瀬】
(1)滋賀県余呉町の地名。福井県との県境に近く,北国街道の要地として番所が置かれた。
(2)岐阜市内にある繁華街の名。
やな-がわ【柳川】🔗⭐🔉
やな-がわ ―ガハ [0] 【柳川】
「柳川鍋」の略。
やながわ-なべ【柳川鍋】🔗⭐🔉
やながわ-なべ ―ガハ― [5] 【柳川鍋】
開いたドジョウを笹掻きゴボウと煮て玉子とじにした料理。浅い土鍋を使う。[季]夏。
〔江戸末期に,江戸で柳川という店がはじめたことによるといわれる〕
やながわ【柳川】🔗⭐🔉
やながわ ヤナガハ 【柳川】
福岡県南西部,有明海に臨む市。筑後川と矢部川にはさまれた低平地で,水郷の町として知られる。永禄の頃蒲池氏が築城し,近世は立花氏の城下町。北原白秋の生地。
やながわ【柳川・柳河】🔗⭐🔉
やながわ ヤナガハ 【柳川・柳河】
姓氏の一。
やながわ-いっけん【柳川一件】🔗⭐🔉
やながわ-いっけん ヤナガハ― 【柳川一件】
近世初期,対馬宗家と家臣柳川家との御家騒動をきっかけとして,朝鮮との交渉で国書改竄(カイザン)の不正が暴露された事件。暴露した重臣柳川調興は流罪,日朝交渉は改革された。
やながわ-けんぎょう【柳川検校】🔗⭐🔉
やながわ-けんぎょう ヤナガハケンゲウ 【柳川検校】
(?-1680) 地歌の柳川流の祖。名は加賀都(カガノイチ)。一七世紀中頃に京坂で活躍し,三味線で八橋検校と並ぶ名手と呼ばれた。破手組の各曲の作曲者とされる。
やながわ-しゅんさん【柳河春三】🔗⭐🔉
やながわ-しゅんさん ヤナガハ― 【柳河春三】
(1832-1870) 幕末・維新期の洋学者。名古屋の人。初名,西村辰助。開成所教授。日本における新聞・雑誌の先駆者で「西洋雑誌」「中外新聞」を創刊。
やながわ-しゅんよう【柳川春葉】🔗⭐🔉
やながわ-しゅんよう ヤナガハシユンエフ 【柳川春葉】
(1877-1918) 小説家。東京,下谷生まれ。本名,専之(ツラユキ)。尾崎紅葉門下の四天王として文壇に地位を得たが,抒情的資質を生かせず家庭小説作家に転じた。代表作「泊客」「母の心」「生さぬ仲」
やながわ-りゅう【柳川流】🔗⭐🔉
やながわ-りゅう ヤナガハリウ 【柳川流】
地歌の流派の一。流祖は柳川検校。後に派生した野川流とともに地歌界を二分しているが,分布は野川流より狭く,京都中心にのみ伝承されている。
やなぎ【柳・楊柳】🔗⭐🔉
やなぎ [0] 【柳・楊柳】
(1)ヤナギ科ヤナギ属の低木,または高木の総称。シダレヤナギ・カワヤナギ・フリソデヤナギなど。[季]春。
(2)シダレヤナギの通称。
(3)襲(カサネ)の色目の名。表は白,裏は青の張り裏。
(4)織り色の名。経(タテ)萌葱(モエギ)色,緯(ヨコ)白のもの。
(5)柳色。
(6)中世,京都にあった造り酒屋。また,そこで造った酒。美酒で知られた。柳の酒。
やなぎ=散る🔗⭐🔉
――散る
秋も深まって柳の葉が散りはじめる。[季]秋。
やなぎ=に受・ける🔗⭐🔉
――に受・ける
逆らわないで,なすままになる。柳に風と受け流す。やなぎにやる。
やなぎ=に風🔗⭐🔉
――に風
逆らわず,おだやかにあしらう。風に柳。「―と受け流す」
やなぎ=に雪折れ無し🔗⭐🔉
――に雪折れ無し
〔柳の枝はしなうので,雪が積もっても折れないことから〕
柔軟なものは弱々しくみえるが,剛堅なものよりもかえって強いたとえ。
やなぎ=の下にいつも泥鰌(ドジヨウ)は居ない🔗⭐🔉
――の下にいつも泥鰌(ドジヨウ)は居ない
柳の下で一度泥鰌を捕らえたことがあったといっても,いつでもそこに泥鰌がいるとは限らない。偶然の好運は何度もあるものではないたとえ。
やなぎ=の葉を百度(モモタビ)中(ア)つ🔗⭐🔉
――の葉を百度(モモタビ)中(ア)つ
〔「史記(周本紀)」による。楚(ソ)の養由基は射術が上手で,百歩離れた所から柳の葉に百発百中したという故事から〕
射術にすぐれていることにいう。
やなぎ=は緑(ミドリ)花は紅(クレナイ)🔗⭐🔉
――は緑(ミドリ)花は紅(クレナイ)
(1)人工の加わっていないさま。
(2)世はさまざまであるということ。また,物事はさまざまに異なった姿を見せるが,それぞれ自然の理にのっとっているということ。
(3)春の景色の美しさの形容。
やなぎ=を折る🔗⭐🔉
――を折る
〔漢代,長安から旅立つ人を送って覇橋(ハキヨウ)で,柳の枝を折って別れた故事から〕
旅立つ人を見送る。
やなぎ-いろ【柳色】🔗⭐🔉
やなぎ-いろ [0] 【柳色】
にぶい黄緑色。また,緑色。
やなぎ-か【柳科】🔗⭐🔉
やなぎ-か ―クワ [0] 【柳科】
双子葉植物の一科。世界に三属約五三〇種あり,北半球の温帯に分布。低木または高木。葉は単葉で互生し,雌雄異株。花は小形で花被がなく,多数集まって尾状花序を作る。果実は
果(サクカ)で種子に白い綿毛がある。ポプラ・シダレヤナギ・ドロノキなど。

やなぎ-かげ【柳陰・柳蔭】🔗⭐🔉
やなぎ-かげ [3] 【柳陰・柳蔭】
(1)柳の木陰。
(2)「本直(ホンナオ)し」に同じ。
やなぎ-がさね【柳襲】🔗⭐🔉
やなぎ-がさね [4] 【柳襲】
⇒柳(3)
やなぎ-げた【柳下駄】🔗⭐🔉
やなぎ-げた [3] 【柳下駄】
柳の木で作った駒(コマ)下駄。
やなぎ-ごうり【柳行李】🔗⭐🔉
やなぎ-ごうり ―ガウ― [4] 【柳行李】
コリヤナギの枝の皮をはいで干したものを麻糸で編んで作った行李。やなぎごり。
やなぎ-ごし【柳腰】🔗⭐🔉
やなぎ-ごし [0] 【柳腰】
細くてしなやかな腰。多く,美人のたとえ。
やなぎ-しぼり【柳絞り】🔗⭐🔉
やなぎ-しぼり 【柳絞り】
芯に布を巻いて,柔らかい感じの線文様を表した絞り染め。滝絞り。
やなぎ-しろ【柳代】🔗⭐🔉
やなぎ-しろ [3] 【柳代】
祝儀に柳樽(ヤナギダル)を贈る代わりに包む金銭。柳代(ヤナギダイ)。
やなぎ-だる【柳樽】🔗⭐🔉
やなぎ-だる 【柳樽】
(1) [0]
二本の手のついた酒樽。胴ははじめ平たく,のち細長くなった。朱漆を塗ったりして,祝儀に酒を贈るのに用いた。
(2)川柳句集「誹風(ハイフウ)柳多留」の略称。
やなぎ-とうば【柳塔婆】🔗⭐🔉
やなぎ-とうば ―タフ― [4] 【柳塔婆】
柳の木や枝を塔婆としたもの。年忌の最後として,三十三年忌などにたてる。
やなぎ-の-いと【柳の糸】🔗⭐🔉
やなぎ-の-いと 【柳の糸】
柳の細い枝を糸に見立てていう語。「我がかざす―を吹き乱る/万葉 1856」
やなぎ-の-いとなみ【柳の営み】🔗⭐🔉
やなぎ-の-いとなみ 【柳の営み】
「柳営(リユウエイ)」を訓読みした語。「―しげきはかりごとを/新続古今(仮名序)」
やなぎ-の-かみ【柳の髪】🔗⭐🔉
やなぎ-の-かみ 【柳の髪】
(1)細い柳の枝を髪に見立てていう語。「春風や―をけづるらん/新千載(春上)」
(2)髪の長く美しいさまを柳にたとえていう語。「―も徳々と,呼ばれて粋(スイ)の名取川/浄瑠璃・曾根崎心中」
やなぎ-の-ま【柳の間】🔗⭐🔉
やなぎ-の-ま 【柳の間】
江戸城本丸中の居間。白書院前庭の東側にある襖に雪と柳の描いてある二つの部屋。四位以下の諸大名および表高家(オモテコウケ)の詰め所。
やなぎ-の-まゆ【柳の眉】🔗⭐🔉
やなぎ-の-まゆ 【柳の眉】
(1)萌(モ)え出たばかりの柳の葉を眉に見立てていう語。「―の浅緑乱るるまでに春風ぞ吹く/新後拾遺(春上)」
(2)「りゅうび(柳眉)」に同じ。「芙蓉のかんばせ―/浄瑠璃・国性爺合戦」
やなぎ-ば【柳刃】🔗⭐🔉
やなぎ-ば [3] 【柳刃】
和包丁の一種。細身で先がとがったもの。主に刺身を作るのに用いる。
やなぎ-ばし【柳箸】🔗⭐🔉
やなぎ-ばし [4] 【柳箸】
柳で作った白木の太箸。新年の雑煮(ゾウニ)箸などに用いる。[季]新年。
やなぎ-はら【柳原】🔗⭐🔉
やなぎ-はら [0] 【柳原】
柳の生い繁っている原。やなぎわら。
やなぎ-むしがれい【柳虫鰈】🔗⭐🔉
やなぎ-むしがれい ―ガレヒ [6] 【柳虫鰈】
カレイ目の海魚。全長25センチメートル前後。体は扁平で細長い楕円形。目は体の右側にあり,両眼の間隔はせまい。有眼側は黄褐色。干物にすると大変美味。北海道南部以南に広く分布。ササガレイ。
やなぎ-も【柳藻】🔗⭐🔉
やなぎ-も [3] 【柳藻】
ヒルムシロ科の多年生水草。池や流水中に普通に見られる。細い地下茎がある。よく分枝し,葉は線形でとがる。夏,腋生の花柄に黄緑色の小花を穂状につける。笹藻。
柳藻
[図]

やなぎ-わら【柳原】🔗⭐🔉
やなぎ-わら ―ハラ [0] 【柳原】
(1)
⇒やなぎはら(柳原)
(2)地名(別項)。
やなぎ【柳】🔗⭐🔉
やなぎ 【柳】
姓氏の一。
やなぎ-むねよし【柳宗悦】🔗⭐🔉
やなぎ-むねよし 【柳宗悦】
(1889-1961) 民芸研究家。東京生まれ。東大卒。学習院高等科在学中に,雑誌「白樺」創刊に参画。東洋大教授として宗教学を講ずるかたわら,美術研究にも傾注,民芸運動を提唱。ソウルに朝鮮民族美術館を開設。また東京駒場に日本民芸館を設立。
やなぎさわ【柳沢】🔗⭐🔉
やなぎさわ ヤナギサハ 【柳沢】
姓氏の一。
やなぎさわ-きえん【柳沢淇園】🔗⭐🔉
やなぎさわ-きえん ヤナギサハキ
ン 【柳沢淇園】
(1704-1758) 江戸中期の文人・画家。通称は権太夫,字(アザナ)は公美(コウビ)。柳里恭(リユウリキヨウ)と称す。大和郡山藩の重臣。荻生徂徠(オギユウソライ)に師事。朱子学・仏典・医学・音楽・書画・篆刻(テンコク)などに広く通じ,特に南画に秀でる。著「ひとりね」など。

やなぎさわ-よしやす【柳沢吉保】🔗⭐🔉
やなぎさわ-よしやす ヤナギサハ― 【柳沢吉保】
(1658-1714) 江戸中期の老中。将軍綱吉の信を得て,側用人(ソバヨウニン)として幕政を掌握,文治政治を推進。川越藩七万石,ついで甲府藩一五万石に封。綱吉の死後は隠棲。
やなぎた【柳田】🔗⭐🔉
やなぎた 【柳田】
姓氏の一。
やなぎた-くにお【柳田国男】🔗⭐🔉
やなぎた-くにお ―クニヲ 【柳田国男】
(1875-1962) 民俗学者。兵庫県生まれ。東大卒。農商務省を経て貴族院書記官長を務める。退官後民俗学研究に専念,民俗学のあらゆる分野における多くのすぐれた業績を残した。著「遠野物語」「桃太郎の誕生」「蝸牛考」「海上の道」など。
やなぎのごしょ-あと【柳之御所跡】🔗⭐🔉
やなぎのごしょ-あと 【柳之御所跡】
岩手県平泉町の北上川岸にある館跡。平安時代末の建物・堀・陶磁器が出土し,陸奥(ムツ)国藤原氏の政庁,平泉館と確定した。
やなぎ-は【柳派】🔗⭐🔉
やなぎ-は 【柳派】
落語家の一派。人情噺(バナシ)の名人といわれた麗麗亭柳橋を祖とする。門下は皆「柳」の字(アザナ)をつけた。
やなぎ-ばし【柳橋】🔗⭐🔉
やなぎ-ばし 【柳橋】
東京都台東区南東部の地名。神田川と隅田川の合流点のすぐ上流にかかる橋の名にちなむ。江戸時代以降,花柳界として発展。
やなぎはら【柳原】🔗⭐🔉
やなぎはら 【柳原】
姓氏の一。
やなぎはら-びゃくれん【柳原白蓮】🔗⭐🔉
やなぎはら-びゃくれん 【柳原白蓮】
(1885-1967) 歌人。東京生まれ。伯爵柳原前光の次女。佐佐木信綱に師事。二度の離婚後,社会運動家宮崎竜介と結婚。歌集「踏絵」「幻の華」,自伝的小説「荊棘の実」など。
やなぎや【柳家】🔗⭐🔉
やなぎや 【柳家】
落語家などの家号の一。
やなぎや-きんごろう【柳家金語楼】🔗⭐🔉
やなぎや-きんごろう 【柳家金語楼】
(1901-1972) 落語家・喜劇俳優。東京生まれ。本名,山下敬太郎。筆名,有崎勉。兵隊落語で人気を得,映画・舞台にも出演。千以上の新作落語を書く。
やなぎや-こさん【柳家小さん】🔗⭐🔉
やなぎや-こさん 【柳家小さん】
(三代)(1857-1930) 落語家。本名,豊島銀之助。江戸の生まれ。「うどん屋」「らくだ」などを得意とし,名人と称された。
やなぎや-みきまつ【柳家三亀松】🔗⭐🔉
やなぎや-みきまつ 【柳家三亀松】
(初世)(1901-1968) 漫談家。東京生まれ。本名,伊藤亀太郎。三味線漫談で人気を博す。女性の声色を生かしたネタを得意とした。
やなぎわら【柳原】🔗⭐🔉
やなぎわら ヤナギハラ 【柳原】
東京,神田万世橋から浅草橋に至る,神田川南岸沿いの土手。柳が植えられており,明治に至るまで古道具屋・古着屋などが軒を並べていた。
やなせ【柳瀬】🔗⭐🔉
やなせ 【柳瀬】
姓氏の一。
やなせ-まさむ【柳瀬正夢】🔗⭐🔉
やなせ-まさむ 【柳瀬正夢】
(1900-1945) 洋画家・漫画家。本名,正六。松山市生まれ。前衛美術運動・プロレタリア美術運動で活躍,主に政治漫画を描いた。
りゅう-あし【柳亜子】🔗⭐🔉
りゅう-あし リウアシ 【柳亜子】
(1887-1958) 中国の詩人。江蘇省出身。清末の革命的文学結社南社の発起人。旧格律詩の中に大胆に新語を交えて独自の詩風を開拓した。「柳亜子詩詞選」「磨剣室詩詞集」などがある。リウ=ヤーツー。
りゅうあん-かめい【柳暗花明】🔗⭐🔉
りゅうあん-かめい リウアンクワメイ [5][0] 【柳暗花明】
(1)柳の葉が茂って暗く,花が明るく咲きにおっていること。美しい春の景色にいう。「―の季節」
(2)花柳街。色町。色里。
りゅう-えい【柳営】🔗⭐🔉
りゅう-えい リウ― [0] 【柳営】
〔匈奴(キヨウド)征討に向かった前漢の将軍周亜夫が,細柳という地に陣をおき,軍規をきびしくして文帝の称賛を得た,という「漢書(周勃伝)」の故事から〕
(1)将軍の陣営。幕府。細柳。「―に入る」
(2)幕府の所在地。
(3)将軍。将軍家。「―の職には,卯の歳の人は,げに便有りける者かな/平治(下・古活字本)」
りゅうえい-ごもつ【柳営御物】🔗⭐🔉
りゅうえい-ごもつ リウ― [5] 【柳営御物】
徳川将軍家の名物茶道具。家康の茶道具が基礎となり,三代家光の代に充実。のち分類・整理が行われ,将軍家の名物茶道具の称となった。
りゅうえい-れんがはじめ【柳営連歌始め】🔗⭐🔉
りゅうえい-れんがはじめ リウ― [8] 【柳営連歌始め】
室町・江戸幕府が行なった新年の連歌会。
→連歌始め
りゅうかえん【柳花苑】🔗⭐🔉
りゅうかえん リウクワ
ン 【柳花苑】
雅楽の曲名。双調(ソウジヨウ)の曲。桓武天皇の時代,唐から伝来し,女舞を伴っていたが,舞は廃絶して曲だけが伝わった。

りゅう-がん【柳眼】🔗⭐🔉
りゅう-がん リウ― [0] 【柳眼】
柳の新芽。
りゅうきょうしんし【柳橋新誌】🔗⭐🔉
りゅうきょうしんし リウケウ― 【柳橋新誌】
随筆。三編。成島柳北作。1874年(明治7)初・二編刊行。初編は,江戸末期の江戸柳橋の風俗誌。第二編は,明治初期の柳橋を舞台に,江戸の通人の目で,文明開化を風刺し,戯画化したもの。第三編は発行を禁止され本文は散逸。
りゅうこう【柳虹】🔗⭐🔉
りゅうこう リウコウ 【柳虹】
⇒川路(カワジ)柳虹
りゅうこう-じん【柳江人】🔗⭐🔉
りゅうこう-じん リウカウ― [3] 【柳江人】
1958年に中国,広西壮族自治区柳江県の洞窟で発見された更新世後期の化石人骨。新人に属する。
りゅう-し【柳糸】🔗⭐🔉
りゅう-し リウ― [1] 【柳糸】
柳の枝を糸にたとえていう語。
りゅうししんろん【柳子新論】🔗⭐🔉
りゅうししんろん リウシ― 【柳子新論】
江戸中期の思想書。一冊。山県大弐著。1759年成立。朱子学的大義名分論に基づいた尊王思想を唱え,幕府を批判した書。
りゅうしゅう【柳州】🔗⭐🔉
りゅうしゅう リウシウ 【柳州】
中国,広西チワン族自治区中央部にある都市。水陸交通の要地。木材の集散が盛ん。機械工業も発達。リウチョウ。
りゅう-じょう【柳条】🔗⭐🔉
りゅう-じょう リウデウ [0] 【柳条】
柳の枝。
りゅうじょうこ【柳条湖】🔗⭐🔉
りゅうじょうこ リウデウコ 【柳条湖】
中国,遼寧省の瀋陽(旧称,奉天)北郊の地。1931年9月18日,日本の関東軍が自ら満鉄の線路を爆破し,満州事変の発端となった所。従来,爆破地点は「柳条溝」とされてきたが,当時の新聞の誤報により流布したもの。リウティアオフー。
りゅう-しょく【柳色】🔗⭐🔉
りゅう-しょく リウ― [0] 【柳色】
青々とした柳の葉の色。
りゅう-そうげん【柳宗元】🔗⭐🔉
りゅう-そうげん リウ― 【柳宗元】
(773-819) 中国,中唐の文人。字(アザナ)は子厚。山西省河東の人なので,柳河東とも呼ばれた。唐宋八大家の一。韓愈(カンユ)とともに古文復興を主張,詩意画趣に富む多くの山水遊記を残した。詩文集「柳河東集」
りゅう-だん【柳壇】🔗⭐🔉
りゅう-だん リウ― [0] 【柳壇】
川柳を作る人たちの社会。
りゅうてい-たねひこ【柳亭種彦】🔗⭐🔉
りゅうてい-たねひこ リウテイ― 【柳亭種彦】
(1783-1842) 江戸後期の戯作者。本名は高屋知久,通称は彦四郎。別号を偐紫楼(ゲンシロウ)・足薪翁など。幕臣。「鱸庖丁青砥切味(スズキボウチヨウアオトノキレアジ)」以降草双紙を多く著し,「偐紫田舎源氏(ニセムラサキイナカゲンジ)」で好評を得た。先行文学を翻案脱化して演劇趣味を加えた柔軟な文章で,合巻(ゴウカン)の第一人者。考証随筆も多い。著「用捨箱(ヨウシヤバコ)」「正本製(シヨウホンジタテ)」など。
りゅう-はつ【柳髪】🔗⭐🔉
りゅう-はつ リウ― 【柳髪】
女の髪の毛が長くしなやかなことを,柳が風になびくさまにたとえた語。「―風に乱るるよそほひ/平家 7」
りゅう-び【柳眉】🔗⭐🔉
りゅう-び リウ― [1] 【柳眉】
柳の葉のように細く美しい眉(マユ)。美人の眉の形容。柳の眉。
りゅうび=を逆立・てる🔗⭐🔉
――を逆立・てる
美人が眉をつり上げて怒る。
りゅうほく【柳北】🔗⭐🔉
りゅうほく リウホク 【柳北】
⇒成島(ナルシマ)柳北
りゅう-よう【柳腰】🔗⭐🔉
りゅう-よう リウエウ [0] 【柳腰】
柳の枝のようにほっそりとしてしなやかな腰。美人の腰の形容。やなぎごし。
やなぎ【柳】(和英)🔗⭐🔉
やなぎ【柳】
a willow.→英和
〜に風と受け流す ignorewith perfect indifference.
やなぎごし【柳腰】(和英)🔗⭐🔉
やなぎごし【柳腰】
a slender figure.
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