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しん-えき【津液】🔗🔉

しん-えき [0][1] 【津液】 (1)つばき。唾液(ダエキ)。 (2)液汁。特に,体内に流れる血液・唾液・精液・涙などの総称。

しん-しん【津津】🔗🔉

しん-しん [0] 【津津】 (ト|タル)[文]形動タリ あふれ出て尽きないさま。「興味―たるものがある」「―として興味の尽きぬものである/肖像画(四迷)」

しん-りょう【津梁】🔗🔉

しん-りょう ―リヤウ [0] 【津梁】 (1)〔渡し場と橋の意から〕 人を導く手引きとなるもの。つて。 (2)〔仏〕 〔衆生(シユジヨウ)を彼岸に導くことから〕 仏(ホトケ)。また,仏の教え。

つ【津】🔗🔉

[1] 【津】 (1)海岸・河岸の船舶が来着する所。船つき場。渡し場。港。 (2)特に,船つき場や渡し場に対して,物資が集散し,集落が形成された所。港町。

つ【津】🔗🔉

【津】 三重県中部の市。県庁所在地。伊勢湾に臨み,古く,安濃津(アノツ)といい,三津(サンシン)の一。近世は藤堂氏の城下町。伊勢平野の商工業の中心。専修(センジユ)寺がある。

つがる【津軽】🔗🔉

つがる 【津軽】 青森県西半部の地域の称。

つがる-かいきょう【津軽海峡】🔗🔉

つがる-かいきょう ―ケフ 【津軽海峡】 本州と北海道の間にある海峡。青函トンネルがある。国際海峡。

つがる-かいきょうせん【津軽海峡線】🔗🔉

つがる-かいきょうせん ―カイケフ― [0] 【津軽海峡線】 ⇒ブラキストン線

つがる-こくていこうえん【津軽国定公園】🔗🔉

つがる-こくていこうえん ―コウン 【津軽国定公園】 青森県西部にある国定公園。津軽半島北東端の平舘海岸から秋田県境に至る西海岸のほぼ一帯と,岩木山・白神山地・増川岳などの山岳地帯を含む。

つがる-じゃみせん【津軽三味線】🔗🔉

つがる-じゃみせん [4] 【津軽三味線】 青森県津軽地方の遊芸人が用いる太棹(フトザオ)の三味線。厚手の撥(バチ)で太い一の糸をたたいてリズムをとり,三の糸で装飾音を出す。

つがる-じょんがらぶし【津軽じょんがら節】🔗🔉

つがる-じょんがらぶし 【津軽じょんがら節】 〔じょんがらは「ちょんがれ」の訛(ナマ)り〕 青森県の民謡で,旧津軽領の芸人たちが舞台で唄ってきたもの。新潟県の「新保広大寺」が瞽女(ゴゼ)によって伝えられ,津軽三味線の伴奏とともに発展した。「津軽よされ節」「津軽おはら節」と合わせて津軽三つ物といわれる。

つがる-せん【津軽線】🔗🔉

つがる-せん 【津軽線】 JR 東日本の鉄道線。青森・三厩(ミンマヤ)間,55.8キロメートル。津軽半島の縦断線。青函トンネルの開通に伴い,青森・中小国間は本州・北海道連絡ルートの一部となって幹線鉄道に準ずる路線となった。

つがる-だんりゅう【津軽暖流】🔗🔉

つがる-だんりゅう ―リウ [4] 【津軽暖流】 日本海から津軽海峡を抜けて太平洋に流れる海流。対馬海流の分岐した暖流で,ほぼ東向きに流れてのち南下,三陸沖から金華山付近に達する。

つがる-ぬり【津軽塗】🔗🔉

つがる-ぬり [0] 【津軽塗】 弘前市付近で産する漆工品。鞘塗りの一種。漆で凸凹の地を作った上に数回各種の色漆を塗り重ね,平らに研ぎ出して色漆の層を斑の文様に表したもの。七子(ナナコ)塗り・錦塗りなどの手法もある。

つがる-はんとう【津軽半島】🔗🔉

つがる-はんとう ―タウ 【津軽半島】 青森県北西部に突出する半島。東に陸奥湾を抱き,西は日本海に面する。北西端の竜飛崎に青函トンネルの本州側入り口がある。

つがる-ふじ【津軽富士】🔗🔉

つがる-ふじ 【津軽富士】 岩木(イワキ)山の別名。

つがる-へいや【津軽平野】🔗🔉

つがる-へいや 【津軽平野】 青森県西部,岩木川中下流に広がる平野。弘前市が中心地。リンゴと米の産地。

つがる-やまうた【津軽山唄】🔗🔉

つがる-やまうた 【津軽山唄】 青森県の民謡で,祝い唄。源流は不明。山仕事を始めるときや成人したときに山の神へ奉納したもの。のちに祝いの席の唄になった。岩木川の東側のものが古調,西側のものが新節。

つくい【津久井】🔗🔉

つくい ツク 【津久井】 神奈川県北西部,津久井郡の町。丹沢山地や津久井湖など,自然に恵まれる。住宅地化が進む。

つくみ【津久見】🔗🔉

つくみ 【津久見】 大分県南東部,豊後水道西岸の津久見湾に臨む市。石灰石を産し,セメント工場が立地。山地ではミカンを栽培。

つくも-かいづか【津雲貝塚】🔗🔉

つくも-かいづか ―カヒヅカ 【津雲貝塚】 岡山県笠岡市西大島津雲にある縄文後期の貝塚。百六十余体の埋葬人骨が出土し,縄文文化における屈葬・抜歯などの習俗に関する資料を提供した。

つさか【津阪】🔗🔉

つさか 【津阪】 姓氏の一。

つさか-とうよう【津阪東陽】🔗🔉

つさか-とうよう ―トウヤウ 【津阪東陽】 (1757-1825) 江戸後期の儒者。伊勢の人。名は孝綽,字(アザナ)は君裕,東陽は号。京都で古学を独学し津藩儒となって文教を盛んにした。著「孝経発揮」「夜航詩話」「東陽先生詩文集」

つしま【津島】🔗🔉

つしま 【津島】 (1)愛知県西部にある市。毛織物・家具・機械工業が盛ん。津島神社がある。 (2)愛媛県南部,北宇和(キタウワ)郡の町。宇和海に面し,北は宇和島市に接する。

つしま-じんじゃ【津島神社】🔗🔉

つしま-じんじゃ 【津島神社】 愛知県津島市にある神社。祭神は建速須佐之男命(タケハヤスサノオノミコト),大穴牟遅命(オオナムチノミコト)。津島牛頭(ゴズ)天王社。

つしま-まつり【津島祭】🔗🔉

つしま-まつり 【津島祭】 津島神社の夏祭り。陰暦六月一四,一五日(現在は七月の第四土曜日とその翌日)に行われ,船渡御(トギヨ)や葭(ヨシ)に穢(ケガ)れをうつして流す祓(ハラ)えの神事などがある。津島川祭。天王祭。天王川祭。

つだ【津田】🔗🔉

つだ 【津田】 姓氏の一。

つだ-うめこ【津田梅子】🔗🔉

つだ-うめこ 【津田梅子】 (1864-1929) 女子教育家。江戸生まれ。津田仙の二女。岩倉具視遣外使節に八歳で同行し渡米留学。1900年(明治33)女子英学塾(のちの津田塾大学)を設立,女子高等教育に尽くした。

つだ-けんもつ【津田監物】🔗🔉

つだ-けんもつ 【津田監物】 (?-1567) 室町末期の砲術家。津田流砲術の祖。名は算長。紀伊の人。種子島時尭(トキタカ)に鉄砲製造法と砲術を学んで帰京,堺の鍛冶芝辻清右衛門に鉄砲を作らせた。

つだ-さんぞう【津田三蔵】🔗🔉

つだ-さんぞう ―サンザウ 【津田三蔵】 (1854-1891) 大津事件を引き起こした巡査。 →大津事件 →児島惟謙(コジマイケン)

つだ-すけひろ【津田助広】🔗🔉

つだ-すけひろ 【津田助広】 ⇒助広(スケヒロ)

つだ-せいふう【津田青楓】🔗🔉

つだ-せいふう 【津田青楓】 (1880-1978) 画家。京都出身。本名,亀治郎。日本画・洋画を学び,パリに留学後,二科会の創立に参画。左翼運動に共鳴後,洋画から日本画に転じる。夏目漱石や河上肇らと親交を結ぶ。著「老画家の一生」

つだ-せん【津田仙】🔗🔉

つだ-せん 【津田仙】 (1837-1908) 農学者。下総国生まれ。「農学三事」を著し,労農舎農学校を設立するなど,西洋農法の普及紹介に努めた。

つだ-そうきち【津田左右吉】🔗🔉

つだ-そうきち ―サウキチ 【津田左右吉】 (1873-1961) 歴史学者。岐阜県生まれ。早大教授。文献批判的・実証的歴史研究を進めた。1939年(昭和14)右翼によって「神代史の新しい研究」以下の研究が攻撃されて,翌年四著書が発禁処分となった。著「文学に現はれたる我が国民思想の研究」「古事記及日本書紀の研究」「日本上代史研究」「左伝の思想史的研究」など。

つだ-そうきゅう【津田宗及】🔗🔉

つだ-そうきゅう ―ソウキフ 【津田宗及】 (?-1591) 安土桃山時代の豪商・茶人。堺の人。道号,天信・更幽斎。屋号は天王寺屋。宗達の子。信長・秀吉の茶頭となり,千利休・今井宗久と共に三宗匠と称された。

つだ-そうたつ【津田宗達】🔗🔉

つだ-そうたつ 【津田宗達】 (1504-1566) 戦国時代の豪商・茶人。天王寺屋宗柏の長男。宗及の父。堺の会合衆(エゴウシユウ)の一人。武野紹鴎(ジヨウオウ)の弟子。茶器の名品を多く所蔵した。

つだ-まみち【津田真道】🔗🔉

つだ-まみち 【津田真道】 (1829-1903) 明治時代の官僚・法学者。岡山県津山の人。1862年西周(ニシアマネ)と共にオランダに留学。維新後司法省に出仕,明治新政府の法律整備に尽力するとともに,明六社に参加し啓蒙活動に従事。貴族院議員。著「泰西国法論」

つだ-えいがくじゅく【津田英学塾】🔗🔉

つだ-えいがくじゅく 【津田英学塾】 津田塾大学の前身。

つ-だし【津出し】🔗🔉

つ-だし [0] 【津出し】 港から荷船を出すこと。

つだじゅく-だいがく【津田塾大学】🔗🔉

つだじゅく-だいがく 【津田塾大学】 私立女子大学の一。1900年(明治33)津田梅子により女子英学塾として創立。津田英学塾・津田塾専門学校を経て,48年(昭和23)新制大学となる。本部は小平市。

つつ-うらうら【津津浦浦】🔗🔉

つつ-うらうら [1][1]-[2] 【津津浦浦】 〔「つづうらうら」とも〕 いたるところの津や浦。全国いたるところ。「全国―から集まった選手たち」

つ-どめ【津留】🔗🔉

つ-どめ [0] 【津留】 中世・近世,領主が自領内の港・関所での物資の移出入を禁止または制限したこと。

つな【津名】🔗🔉

つな 【津名】 兵庫県南部,津名郡の町。淡路島東岸に位置。

つ-なみ【津波・津浪・海嘯】🔗🔉

つ-なみ [0] 【津波・津浪・海嘯】 〔港に突然に災害をもたらす波の意〕 (1)「地震津波」に同じ。 (2)地震津波・風津波・山津波などの総称。

つなみ-じしん【津波地震】🔗🔉

つなみ-じしん ―ヂ― [4] 【津波地震】 津波を伴う地震。特に,マグニチュードのわりに大きな津波を伴う地震をさすことが多い。

つなみ-よほう【津波予報】🔗🔉

つなみ-よほう [4] 【津波予報】 地震発生後,津波発生の有無や,発生した場合に来襲が予想される地域とおよその高さについて気象庁(または管区気象台や沖縄気象台)から発表される予報。予想される津波の高さによって,津波警報と津波注意報の区別がある。

つ-の-くに【津の国】🔗🔉

つ-の-くに 【津の国】 摂津(セツツ)国の古名。((歌枕))

つのくに-の【津の国の】🔗🔉

つのくに-の 【津の国の】 (枕詞) 摂津国の地名から,「浪華(ナニワ)」「長洲(ナガス)」「昆野(コヤ)」「長柄(ナガラ)」「御津(ミツ)」などと同音の語にかかる。「―何は思はず/古今(恋四)」「―ながすと見えて袖ぞくちぬる/拾遺(恋一)」「―見つとないひそ/新勅撰(恋五)」

つばた【津幡】🔗🔉

つばた 【津幡】 石川県中部,河北郡の町。北陸街道と七尾街道が分岐する交通の要衝。

つべた-がい【津辺多貝】🔗🔉

つべた-がい ―ガヒ [3] 【津辺多貝】 ツメタガイの別名。

つむら-べついん【津村別院】🔗🔉

つむら-べついん ―ベツン 【津村別院】 大阪市中央区本町にある浄土真宗本願寺派の寺。1597年創設。大谷派の難波別院を南御堂と称するのに対し,北御堂と呼ばれる。

つめた-がい【津免多貝】🔗🔉

つめた-がい ―ガヒ [3] 【津免多貝】 海産の巻貝。貝殻は径7センチメートル内外の饅頭形。栗褐色または紫褐色で,底面は白色。表面は滑らか。殻口は大きい。アサリなどの二枚貝の殻に穴をあけて肉を食べる肉食性。砂泥で練り固めた「砂茶碗」と呼ばれる茶碗状の卵塊を産む。北海道以南に分布。ツベタガイ。ウツボガイ。

つ-もり【津守】🔗🔉

つ-もり 【津守】 津を守る人。港の番人。「住吉(スミノエ)の―網引(アビキ)の浮けの緒の/万葉 2646」

つもり【津守】🔗🔉

つもり 【津守】 大阪市西成区の地名。古くは住吉辺りの大阪湾東岸一帯をさした。((歌枕))「神代より―の浦に宮居してへぬらむ年の限りしらずも/千載(神祇)」

つやま【津山】🔗🔉

つやま 【津山】 岡山県中東部の市。津山盆地の商業中心地。古く美作(ミマサカ)国の国府が置かれ,近世は松平氏一〇万石の城下町。津山城跡・箕作(ミツクリ)阮甫旧宅などがある。

つやま-せん【津山線】🔗🔉

つやま-せん 【津山線】 JR 西日本の鉄道線。岡山・津山間,58.7キロメートル。主として旭川に沿い,陰陽連絡ルートの一部をなす。

つやま-ばち【津山撥】🔗🔉

つやま-ばち [3] 【津山撥】 地歌の三味線で用いる撥。文化年間(1804-1818)津山検校の創始。大形で厚く,先だけが薄い。現在,地歌の撥はこれがほとんど。

つ-りょう【津料】🔗🔉

つ-りょう ―レウ [2] 【津料】 中世,津(=港)でとりたてた交通税や運輸税。

つわの【津和野】🔗🔉

つわの 【津和野】 島根県南西端部の町。近世,亀井氏四万三千石の城下町。堀や武家屋敷が残り,山陰の小京都の名がある。森鴎外・西周(ニシアマネ)の出身地。津和野城跡がある。

つつうらうら【津々浦々に】(和英)🔗🔉

つつうらうら【津々浦々に】 throughout[all over]the country;→英和 far and wide.

つなみ【津波】(和英)🔗🔉

つなみ【津波】 a tsunami;a tidal wave.

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