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【津】 9画 水部 [常用漢字] 区点=3637 16進=4445 シフトJIS=92C3 《常用音訓》シン/つ 《音読み》 シン〈jn〉 《訓読み》 しる/つ 《名付け》 す・ず・つ・づ 《意味》 {名}しる。しずくとなってしたたる液体。〈類義語〉→液。「津液(したたるしる)」「口津(つばき)」 {名}つ。水のうるおす所。浅瀬の舟着き場。渡し場。「関津(渡し場)」「問津=津ヲ問フ」「使子路問津焉=子路ヲシテ津ヲ問ハシム」〔→論語{動}水分でうるおう。うるおす。〈類義語〉→潤「津津シンシン」とは、あとからあとからと、つばがわくように、興味がわいてくるさま。「興味津津」 {名}〔俗〕生活をうるおす金。手当金。「津貼シンチョウ・シンテン」 《解字》 会意兼形声。津の字の右側はもと「聿(手で火ばしを持つさま)+火(もえかす)」の会意文字で、小さい燃えかす。または、「聿(手でふでを持っているようす)+彡(しずくがたれるしるし)」の会意文字で、わずかなしずく。津はそれにさんずいを加えたもので、水が少なく、尽きようとしてたれることを示す。のち、うるおす、しめった浅瀬などの意を派生した。 《単語家族》 盡(=尽。小さくなってつきる)と同系。 《類義》 →港 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

津人 シンジン🔗🔉

【津人】 シンジン 渡し場の舟頭。渡し守。「津人操舟若神=津人ノ舟ヲ操ツルコト神ノゴトシ」〔→荘子

津吏 シンリ🔗🔉

【津吏】 シンリ 渡し船や、橋のことをつかさどったり、水門の開閉を監督する役人。渡し守。「横江館前、津吏迎=横江館前、津吏迎フ」〔→李白

津門 シンモン🔗🔉

【津門】 シンモン 関所のある渡し場。渡し場や関所のように、からだのなかで特にたいせつなところ。

津津浦浦 ツツウラウラ🔗🔉

【津津浦浦】 ツツウラウラ〔国〕国じゅういたるところ。▽いたるところの津や浦の意。

津要 シンヨウ🔗🔉

【津要】 シンヨウ 重要な地点。要衝の地。▽渡し場は交通の要地であることから。転じて、重要な地位。

津液 シンエキ🔗🔉

【津液】 シンエキ にじみ出る液体。分泌物。人体を流れるすべての液体の総称。血液・唾ダ液・汗・涙など。

津涯 シンガイ🔗🔉

【津涯】 シンガイ 舟を着ける岸。水ぎわ。岸べ。「若渉大水、其無津涯=大水ヲ渉ルニ、ソレ津涯ナキガゴトシ」〔→書経

津逮 シンタイ🔗🔉

【津逮】 シンタイ 渡し場を渡って岸に着く。転じて、はしわたし。てびき。▽「逮」は、及ぶ。

津梁 シンリョウ🔗🔉

【津梁】 シンリョウ 渡し場の橋。はしわたし。てびき。水を渡ったり、陸を行ったりすること。東奔西走。

津岸 シンガン🔗🔉

【津渡】 シント 渡し場。『津岸シンガン』

津童 シンドウ🔗🔉

【津童】 シンドウ 舟渡しを仕事とする子ども。

津筏 シンバツ🔗🔉

【津筏】 シンバツ 渡しのいかだ。転じて、手びき。案内。

津関 シンカン🔗🔉

【津関】 シンカン 要所要所に設けて旅人を検査する関所。

津頭 シントウ🔗🔉

【津頭】 シントウ 渡し場のところ。「津頭吏卒雖捕獲、官司直惜儒衣裳=津頭ノ吏卒ハ捕獲スト雖モ、官司ハ直ラ儒ノ衣裳ヲ惜シム」〔→梅尭臣

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