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ねり【練り・錬り・煉り】🔗🔉

ねり [2] 【練り・錬り・煉り】 (1)ねること。ねってねばりを出すこと。「―が足りない」「―羊羹(ヨウカン)」 (2)繊維・金属などから不純物を除いて,良質のものにすること。精練。 (3)「練絹(ネリギヌ)」に同じ。「絹縮に―の白裏付て/浮世草子・禁短気」 (4)よく考えがめぐらされていること。「諸弟(モロト)らが―の言葉は我は頼まじ/万葉 774」

ねり-あわ・せる【練り合(わ)せる・煉り合(わ)せる】🔗🔉

ねり-あわ・せる ―アハセル [5][0] 【練り合(わ)せる・煉り合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 ねりあは・す 二種以上の物を練って,混じり合うようにする。

ねり-あん【練り餡・煉り餡】🔗🔉

ねり-あん [0] 【練り餡・煉り餡】 生餡(ナマアン)に砂糖を加えて加熱しながら練った餡。

ねり-え【練り餌・煉り餌】🔗🔉

ねり-え [0] 【練り餌・煉り餌】 (1)糠(ヌカ)・魚粉・青菜などを水で練った小鳥の餌。 (2)ふかし芋・蛹粉(サナギコ)・小麦粉などを練り合わせた釣り餌。ねり。

ねり-かた・める【練(り)固める・煉り固める】🔗🔉

ねり-かた・める [0][5] 【練(り)固める・煉り固める】 (動マ下一)[文]マ下二 ねりかた・む 練ったものを乾かして固める。「朱泥を―・めた人形の様に/吾輩は猫である(漱石)」

ねり-かわ【練(り)革・煉り革】🔗🔉

ねり-かわ ―カハ [0] 【練(り)革・煉り革】 「撓(イタ)め革」に同じ。

ねり-きり【練(り)切り・煉り切り】🔗🔉

ねり-きり [0] 【練(り)切り・煉り切り】 白餡(アン)に求肥(ギユウヒ)を加えて練った餡。また,その餡で細かい細工をした菓子。

ねり-ぐすり【練(り)薬・煉り薬】🔗🔉

ねり-ぐすり [3] 【練(り)薬・煉り薬】 種々の薬を,蜂蜜(ハチミツ)・水飴(ミズアメ)などで練り固めたもの。また,練って作った外用薬。ねりやく。

ねり-こう【練香・煉香】🔗🔉

ねり-こう ―カウ [2] 【練香・煉香】 「薫物(タキモノ){(1)}」に同じ。

ねり-こうじ【練り麹・煉り麹】🔗🔉

ねり-こうじ ―カウジ [3] 【練り麹・煉り麹】 塩と煮つめた酒を入れた麹。貯蔵用。

ねり-ざけ【練(り)酒・煉り酒】🔗🔉

ねり-ざけ [2] 【練(り)酒・煉り酒】 白酒の一。蒸した米に酒と麹(コウジ)をいれて熟成させ,石臼(イシウス)でひき,漉(コ)したもの。博多の名産であった。練貫(ネリヌキ)酒。

ねり-ざんしょう【練(り)山椒・煉り山椒】🔗🔉

ねり-ざんしょう ―ザンセウ [3] 【練(り)山椒・煉り山椒】 和菓子の一。求肥(ギユウヒ)に山椒の粉または汁を加えて練ったもの。

ねり-せいひん【練(り)製品・煉り製品】🔗🔉

ねり-せいひん [3] 【練(り)製品・煉り製品】 魚のすり身を練って加工した食品。かまぼこ・はんぺんなど。練り物。

ねり-ついじ【練り築地・煉り築地】🔗🔉

ねり-ついじ ―ツイヂ [3] 【練り築地・煉り築地】 練り土と平瓦とを交互に積み重ねてつくった築地。

ねり-つち【練(り)土・煉り土】🔗🔉

ねり-つち [0] 【練(り)土・煉り土】 土に石灰や小砂利・にがりを混ぜてこねた壁土。土塀・土蔵などに用いる。

ねり-つば【練鐔・煉鐔】🔗🔉

ねり-つば [3] 【練鐔・煉鐔】 何枚も重ねた革を膠(ニカワ)で固めて作った,刀の鐔。練革鐔。

ねり-はみがき【練(り)歯磨き・煉り歯磨き】🔗🔉

ねり-はみがき [4] 【練(り)歯磨き・煉り歯磨き】 歯磨き粉に界面活性剤・グリセリン・香料・甘味料などを加えて練り合わせ,ペースト状にしたもの。

ねり-べい【練(り)塀・煉り塀】🔗🔉

ねり-べい [2][0] 【練(り)塀・煉り塀】 平瓦と練り土とを交互に積み重ねて築いた塀。上を瓦で葺(フ)く。

ねり-べに【練(り)紅・煉り紅】🔗🔉

ねり-べに [2][0] 【練(り)紅・煉り紅】 色素を油蝋(ユロウ)またはコールド-クリームを基剤として練った泥状の口紅・頬紅。

ねり-みそ【練(り)味噌・煉り味噌】🔗🔉

ねり-みそ [0] 【練(り)味噌・煉り味噌】 砂糖・酒などを加えて加熱しながら練った味噌。田楽などに用いる。

ねり-もの【練(り)物・煉り物】🔗🔉

ねり-もの [0][2][3] 【練(り)物・煉り物】 (1)ねり固めて珊瑚(サンゴ)や宝石などに似せたもの。 (2)加熱しながら練りあげて作る金団(キントン)や羊羹(ヨウカン)など。 (3)「練り製品」に同じ。

ねり-やく【練(り)薬・煉り薬】🔗🔉

ねり-やく [2] 【練(り)薬・煉り薬】 ⇒ねりぐすり(練薬)

ねり-ようかん【練(り)羊羹・煉り羊羹】🔗🔉

ねり-ようかん ―ヤウカン [3] 【練(り)羊羹・煉り羊羹】 寒天に水・砂糖を加えて煮立て,餡(アン)を入れて練りながら煮詰め,型に流し込んでつくる羊羹。

ね・る【練る・錬る・煉る】🔗🔉

ね・る [1] 【練る・錬る・煉る】 ■一■ (動ラ五[四]) □一□(他動詞) (1)餡(アン)などを火にかけて,こね固める。《練・煉》「餡を―・る」 (2)膏薬(コウヤク)・糊(ノリ)・土などをこねまぜてねばらせる。「粘土を―・る」「御飯つぶを―・って糊にする」 (3)繊維を灰汁(アク)などで煮て柔らかくする。《練》「生糸を―・る」 (4)金属を焼いてきたえる。《練・錬》「鉄ヲ―・ル/ヘボン(三版)」 (5)よりよいものとするために十分考えて修正を加える。《練》「よく―・られた文章」「構想を―・る」「対策を―・る」「想を―・る」 (6)学問・技芸などを練磨する。修養・経験などを積む。《練・錬》「技を―・る」「精神を―・る」 (7)皮を撓(イタ)める。なめし革にする。《練・煉》「皮を―・る」 (8)ひねる。ねじる。「焼大刀の手(タ)かみ押し―・り/万葉 1809」 (9)木の枝や蔓(ツル)などをたたき柔らかくして曲げる。「かの岡に萩かるをのこ縄をなみ―・るやねりそのくだけてぞ思ふ/拾遺(恋三)」 □二□(自動詞) (「る」とも書く) (1)列をつくって,ゆっくり進む。「提灯行列が大通りを―・って行く」 (2)あっちへ行ったりこっちへ行ったりして進む。「みこしが街中(マチナカ)を―・って行く」 (3)静かに歩く。ゆっくり歩く。おもむろに行く。「銀(シロガネ)の目貫の太刀をさげ佩(ハ)きて奈良の都を―・るは誰が子ぞ/神楽歌」 [可能] ねれる ■二■ (動ラ下二) ⇒ねれる

れん-が【煉瓦】🔗🔉

れん-が ―グワ [1] 【煉瓦】 〔「煉瓦石(セキ)」の転〕 粘土に砂・石灰などを加え,型に入れて窯(カマ)で焼き固めたもの。普通,直方体に形づくり,土木建築材料として壁・道路・窯などに用いる。ふつう赤煉瓦をさす。

れんが-いろ【煉瓦色】🔗🔉

れんが-いろ ―グワ― [0] 【煉瓦色】 煉瓦のような暗い黄赤色。

れんが-せき【煉瓦石・煉化石】🔗🔉

れんが-せき ―グワ― [3] 【煉瓦石・煉化石】 煉瓦。「歩兵屯所築造のよしにて当節―を持ち運べり/新聞雑誌 1」

れんが-づくり【煉瓦造り】🔗🔉

れんが-づくり ―グワ― [4] 【煉瓦造り】 煉瓦で造ること。また,煉瓦で造った建物。

れんが-づみ【煉瓦積み】🔗🔉

れんが-づみ ―グワ― [0] 【煉瓦積み】 煉瓦を積んで壁や塀を造ること。また,煉瓦を積んだ状態。長手積み・小口積み・イギリス積み・オランダ積み・フランス積みなどがある。 煉瓦積み [図]

れんが-べい【煉瓦塀】🔗🔉

れんが-べい ―グワ― [3] 【煉瓦塀】 煉瓦を積み重ねて造った塀。

れん-ごく【煉獄】🔗🔉

れん-ごく [0] 【煉獄】 カトリック教会の教義で,天国と地獄の間にあり,死者の霊魂が天国に入る前に火によって罪を浄化されると考えられていた場所。

れん-せき【煉石】🔗🔉

れん-せき [1] 【煉石】 「煉瓦(レンガ)」に同じ。

れん-たん【練丹・煉丹】🔗🔉

れん-たん [1] 【練丹・煉丹】 (1)昔の中国で,道士が辰砂(シンシヤ)を練って不老不死の妙薬を作り出したこと。また,その薬。 (2)心身修練法の一。体内の気を丹田に集めるというもの。 (3)ねり薬。

れん-たん【練炭・煉炭】🔗🔉

れん-たん [1] 【練炭・煉炭】 固体燃料の一。無煙炭・木炭などの粉末を混ぜて粘結剤で練り固めたもの。普通,円筒形で縦に一〇本前後の穴がある。[季]冬。

れん-にゅう【練乳・煉乳】🔗🔉

れん-にゅう [0] 【練乳・煉乳】 牛乳を煮つめて濃縮したもの。加糖練乳と無糖練乳がある。コンデンス-ミルク。

れん-やく【練薬・煉薬】🔗🔉

れん-やく [1][0] 【練薬・煉薬】 ねりぐすり。

れんが【煉瓦】(和英)🔗🔉

れんが【煉瓦】 a brick.→英和 〜造りの brick-built.‖煉瓦職 a bricklayer.耐火(化粧)煉瓦 a fireproof (dressed) brick.

れんごく【煉獄】(和英)🔗🔉

れんごく【煉獄】 purgatory;→英和 hell.→英和

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