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きぬた【砧】🔗⭐🔉
きぬた [1] 【砧】
(1)〔「きぬいた(衣板)」の転〕
麻・楮(コウゾ)・葛(クズ)などで織った布や絹を槌(ツチ)で打って柔らかくし,つやを出すのに用いる木または石の台。また,それを打つことや打つ音。[季]秋。《声澄みて北斗に響く―かな/芭蕉》
(2)「砧拍子」の略。
砧(1)
[図]

きぬた-こつ【砧骨】🔗⭐🔉
きぬた-こつ [3] 【砧骨】
耳小骨の一。槌骨(ツチコツ)と鐙骨(アブミコツ)との中間にあり,鼓膜から内耳への音の伝導に関与する。ちんこつ。きぬたぼね。
きぬた-せいじ【砧青磁】🔗⭐🔉
きぬた-せいじ [4] 【砧青磁】
中国,竜泉窯で焼かれた青磁の一種。日本の茶人の命名。青磁の中で最上とされる。花入れ・茶碗などが現存。
きぬた-びょうし【砧拍子】🔗⭐🔉
きぬた-びょうし ―ビヤウ― [4] 【砧拍子】
歌舞伎囃子(ハヤシ)の一。砧の音に擬したもの。田舎の場面などに用いる。きぬた。
きぬた-まき【砧巻(き)】🔗⭐🔉
きぬた-まき [0] 【砧巻(き)】
かつらむきにした大根やきゅうり,薄焼き卵などで海老や鶏肉などを巻いた料理。砧{(1)}をかたどったことから。
きぬた【砧】🔗⭐🔉
きぬた 【砧】
(1)能の一。四番目物。世阿弥(ゼアミ)作。長年帰国しない夫の無情を恨んで死んだ妻が,帰国した夫の前に亡霊となって現れる。
(2)地歌・箏曲で,ゆるやかな二拍子を繰り返す砧という手を特徴とする一連の曲の総称。地歌に「三段砧」「四段砧」,箏曲に「五段砧」などがある。砧物。
だい-ぎ【台木・砧木】🔗⭐🔉
だい-ぎ [0] 【台木・砧木】
(1)接ぎ木の台にする木。つぎだい。だいき。
→接ぎ木
(2)物の台にする木。
ちん-こつ【砧骨】🔗⭐🔉
ちん-こつ [0] 【砧骨】
⇒砧骨(キヌタコツ)
ちん-しょ【砧杵】🔗⭐🔉
ちん-しょ [1] 【砧杵】
きぬたと,それを打つつち。また,きぬたを打つ音。
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