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けと-ば【言葉】🔗⭐🔉
けと-ば 【言葉】
〔上代東国方言〕
ことば。「父母が頭掻き撫で幸(サ)くあれて言ひし―ぜ忘れかねつる/万葉 4346」
ことのは-の-みち【言の葉の道】🔗⭐🔉
ことのは-の-みち 【言の葉の道】
和歌の道。歌道。「―によらずば,嬉しきも憂きも思ひをいかがやらまし/閑田詠草」
こと-ば【言葉・詞・辞】🔗⭐🔉
こと-ば [3] 【言葉・詞・辞】
(1)人の発する音声のまとまりで,その社会に認められた意味を持っているもの。感情や思想が,音声または文字によって表現されたもの。言語。
(2)ものの言い方。ことばづかい。「丁寧な―を使いなさい」
(3)言語を文字に書き表したもの。文字。
(4)語彙(ゴイ)。単語。
(5)謡物・語り物の中で,節をつけない部分。《詞》
(6)和歌に対して,散文で書かれた部分。また,和歌の詞書(コトバガキ)。絵巻物の詞書。
(7)意味。理性。ロゴス。「はじめに―ありき」
(8)(「てにをは」に対して)体言・用言などの総称。詞(シ)。
(9)語気。ものの言いぶり。「思わず強い―になった」
(10)ことばのあや。たとえごと。「『どりやどりや塵を結んでやらう…』『なう,腹立ちや腹立ちや,それは―でこそあれ』/狂言・引括(虎寛本)」
ことば=が過・ぎる🔗⭐🔉
――が過・ぎる
節度を越えたことを言う。言うべきでない事まで言う。
ことば=尻((コトバジリ))を捕ら・える🔗⭐🔉
――尻((コトバジリ))を捕ら・える
他人の適切さを欠いた言い方につけこんで,皮肉を言ったり批判したりする。「―・えて言いがかりをつける」
ことば=涼・し🔗⭐🔉
――涼・し
ものの言い方がいさぎよい。きっぱりしたものの言い方である。「―・しく奏せらる/浄瑠璃・百合若大臣」
ことば=なお耳にあり🔗⭐🔉
――なお耳にあり
〔左氏伝(文公七年)〕
かつて聞いた言葉が,今でもまだはっきり耳に残っている。
ことば=に甘(アマ)・える🔗⭐🔉
――に甘(アマ)・える
相手の好意をそのまま受ける。多く「おことばに甘える」の形で用いる。「お―・えて,先に帰らせていただきます」
ことば=に余(アマ)・る🔗⭐🔉
――に余(アマ)・る
言葉に言い尽くせない。「彼の親切は―・るものがある」
ことば=に花が咲・く🔗⭐🔉
――に花が咲・く
話がはずむ。
ことば=に花を咲か・す🔗⭐🔉
――に花を咲か・す
(1)話がはずむ。
(2)言葉巧みに話す。「一々に―・せ理に玉を連ねて答へける/太平記 17」
ことば=に針を含・む🔗⭐🔉
――に針を含・む
相手を傷つけるような言葉を言う。
ことば=の下から🔗⭐🔉
――の下から
言い終わるか終わらないうちに。舌の根のかわかぬうちに。
ことば=は国の手形(テガタ)🔗⭐🔉
――は国の手形(テガタ)
言葉のなまりは,その人の生国を表すしるしであるということ。
ことば=は心の使い🔗⭐🔉
――は心の使い
心に思っていることは,自然に言葉に表れてしまうものであるということ。
ことば=を返・す🔗⭐🔉
――を返・す
(1)返答する。「―・すすきも与えずまくしたてる」
(2)口ごたえをする。言い返す。「お―・すようで恐縮ですが」
ことば=を掛・ける🔗⭐🔉
――を掛・ける
人にものを言いかける。話しかける。「後輩に―・ける」「選手に激励の―・ける」
ことば=を飾・る🔗⭐🔉
――を飾・る
(1)美辞麗句を使う。
(2)巧みな言い回しでごまかす。「―・り鷺を烏といひくろめんと/滑稽本・根南志具佐」
ことば=を交わ・す🔗⭐🔉
――を交わ・す
互いに口をききあう。「近所に住んでいながら―・したこともない」
ことば=を下(サ)・ぐ🔗⭐🔉
――を下(サ)・ぐ
「言葉を卑(ヒク)くす」に同じ。「家来といはん武士に手をさげ,―・げ髪の/浄瑠璃・関八州繋馬」
ことば=を番(ツガ)・う🔗⭐🔉
――を番(ツガ)・う
口頭で約束をする。「身請けはおれぢや―・うた/浄瑠璃・寿の門松」
ことば=を継(ツ)・ぐ🔗⭐🔉
――を継(ツ)・ぐ
さらに言葉をつけ加える。
ことば=を尽く・す🔗⭐🔉
――を尽く・す
あらん限りの言葉を用いて表現する。一生懸命に,いろいろ語る。「―・して説得する」
ことば=を濁(ニゴ)・す🔗⭐🔉
――を濁(ニゴ)・す
はっきりと言わずにぼかす。口をにごす。「肝心な点については―・した」
ことば=を残・す🔗⭐🔉
――を残・す
(1)言い置いて去る。また,後世のために言い置く。
(2)言いたいこと全部を言わないでおく。
ことば=を呑(ノ)・む🔗⭐🔉
――を呑(ノ)・む
(1)「声を呑む」に同じ。
(2)さしさわりを感じて,言いかけてやめる。
ことば=を吐(ハ)・く🔗⭐🔉
――を吐(ハ)・く
言う。しゃべる。
ことば=を挟(ハサ)・む🔗⭐🔉
――を挟(ハサ)・む
他人の話に割り込む。
ことば=を卑(ヒク)く
す🔗⭐🔉
――を卑(ヒク)く
す
へりくだったものの言い方をする。辞を低うする。言葉を下ぐ。「世話人は辞(コトバ)を卑うして挨拶せり/義血侠血(鏡花)」
す
へりくだったものの言い方をする。辞を低うする。言葉を下ぐ。「世話人は辞(コトバ)を卑うして挨拶せり/義血侠血(鏡花)」
ことば-あそび【言葉遊び】🔗⭐🔉
ことば-あそび [4] 【言葉遊び】
⇒言語遊戯(ゲンゴユウギ)
ことば-あらそい【言葉争い】🔗⭐🔉
ことば-あらそい ―アラソヒ [4] 【言葉争い】
言いあらそい。口げんか。口論。
ことば-がえし【言葉返し】🔗⭐🔉
ことば-がえし ―ガヘシ [4] 【言葉返し】
言い返し。口ごたえ。「お母(カカ)さんは何にを云ても己決して―をした事はないが/塩原多助一代記(円朝)」
ことば-かず【言葉数】🔗⭐🔉
ことば-かず [4] 【言葉数】
(1)語数。
(2)口かず。
ことば-がたき【言葉敵】🔗⭐🔉
ことば-がたき [4] 【言葉敵】
話し相手。「―の友もなく一人旅魂を慰めかぬる/緑簑談(南翠)」
ことば-じち【言葉質】🔗⭐🔉
ことば-じち [0] 【言葉質】
あとで証拠となる言葉。言質(ゲンチ)。「―ヲトル/ヘボン(三版)」
ことば-じり【言葉尻・言葉後】🔗⭐🔉
ことば-じり [0] 【言葉尻・言葉後】
(1)言葉の終わりの方。語尾。
(2)言い損じの部分。また,言葉のはしばし。
ことば-ずくな【言葉少な】🔗⭐🔉
ことば-ずくな [4] 【言葉少な】 (形動)[文]ナリ
〔「ことばすくな」とも〕
口数の少ないさま。ことずくな。寡言。「事の次第を―に語った」
ことば-だくみ【言葉巧み】🔗⭐🔉
ことば-だくみ 【言葉巧み】
話し方が巧みなこと。口先がうまいこと。「―に勧誘する」
ことば-だたかい【言葉戦い】🔗⭐🔉
ことば-だたかい ―ダタカヒ [4] 【言葉戦い】
(1)言いあらそうこと。口論。言い合い。
(2)戦場などで,戦(イクサ)の前にまず言葉で相手をやりこめようと争うこと。「其後は互に―はとまりにけれ/平家 11」
ことば-づかい【言葉遣い】🔗⭐🔉
ことば-づかい ―ヅカヒ [4] 【言葉遣い】
言葉の選び方。また,使い方。「目上の人には―を注意しなさい」
ことば-つき【言葉付き】🔗⭐🔉
ことば-つき [0][3] 【言葉付き】
話す時の調子。ものの言いよう。「人に強い印象を与える―である/青年(鴎外)」
ことば-つづき【言葉続き】🔗⭐🔉
ことば-つづき 【言葉続き】
いいまわし。言葉づかい。「物いふ―のかたくななる事限りなし/平家 8」
ことば-づめ【言葉詰め】🔗⭐🔉
ことば-づめ 【言葉詰め】
相手がのがれられないほどに問いつめること。「さあ,御契約はなんと
と,―/浄瑠璃・関八州繋馬」

と,―/浄瑠璃・関八州繋馬」
ことば-てん【言葉典】🔗⭐🔉
ことば-てん [0] 【言葉典】
「じてん(辞典)」に同じ。「事典」「字典」と区別していう。
⇔ことてん(事典)
ことば-の-あや【言葉の綾】🔗⭐🔉
ことば-の-あや 【言葉の綾】
言い回しの技巧。また,たくみな言い回し。「これは―で,決して悪意はありません」
ことば-の-いずみ【言葉の泉】🔗⭐🔉
ことば-の-いずみ ―イヅミ 【言葉の泉】
(1)たえずわき出る泉のように,言葉が限りなく豊かなことをいう語。詩文の発想が豊かなこと。「―も浅くなりにければ/栄花(駒競べの行幸)」
(2)書名(別項参照)。
ことば-の-うみ【言葉の海】🔗⭐🔉
ことば-の-うみ 【言葉の海】
言葉の数多く広いことを,海にたとえていう語。
ことば-の-その【言葉の園】🔗⭐🔉
ことば-の-その 【言葉の園】
言葉の数多いことを,庭園の草木の多いのにたとえていう語。詩歌の世界についていうことが多い。
ことば-の-たま【言葉の玉】🔗⭐🔉
ことば-の-たま 【言葉の玉】
言葉の美しいことを玉にたとえていう語。
ことば-の-つゆ【言葉の露】🔗⭐🔉
ことば-の-つゆ 【言葉の露】
言葉,特に和歌を露にたとえて,その美しさ,もろさをいう語。「かきつめし―の数ごとに法の海にはけふやいるらん/玉葉(釈教)」
ことば-の-はし【言葉の端】🔗⭐🔉
ことば-の-はし 【言葉の端】
ちょっとした言葉。言葉のすえ。言葉じり。「不快な感情が―に表れる」
ことば-の-はな【言葉の花】🔗⭐🔉
ことば-の-はな 【言葉の花】
(1)美しい言葉。巧みな言葉。はなやかな言葉。「―の色ぞ少なき/続千載(釈教)」
(2)和歌。「手跡もなだらかに―も尋常なり/保元(下)」
ことば-の-はやし【言葉の林】🔗⭐🔉
ことば-の-はやし 【言葉の林】
言葉の数多いことを林の木が多いのにたとえていう語。「―昔よりもしげし/千載(序)」
ことば-へん【言葉偏】🔗⭐🔉
ことば-へん [0] 【言葉偏】
⇒言偏(ゴンベン)
ことば-ろん【言葉論】🔗⭐🔉
ことば-ろん 【言葉論】
口げんか。口論。「夜前,女(メ)ぢやものと―を致したれば/狂言記・貰聟」
ことば【言葉】(和英)🔗⭐🔉
大辞林に「言葉」で始まるの検索結果 1-57。