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広辞苑の検索結果 (60)
こと‐の‐え【言の葉】‥ヘ🔗⭐🔉
こと‐の‐え【言の葉】‥ヘ
(上代東国方言)言葉。万葉集14「うつせみの八十やそ―は繁くとも」
こと‐の‐は【言の葉】🔗⭐🔉
こと‐の‐は【言の葉】
①ことば。古今和歌集恋「思ふてふ―のみぞ秋をへて色もかはらぬ」
②和歌。源氏物語桐壺「やまと―をも」
⇒ことのは‐かぜ【言の葉風】
⇒ことのは‐ぐさ【言の葉草】
⇒ことのは‐の‐みち【言の葉の道】
⇒ことのは‐の‐みどり【言の葉の緑】
ことのは‐の‐みち【言の葉の道】🔗⭐🔉
ことのは‐の‐みち【言の葉の道】
和歌の道。歌道。
⇒こと‐の‐は【言の葉】
ことのは‐の‐みどり【言の葉の緑】🔗⭐🔉
ことのは‐の‐みどり【言の葉の緑】
和歌の道が栄えてゆくのを常磐木ときわぎの緑にたとえていう語。
⇒こと‐の‐は【言の葉】
こと‐ば【言葉・詞・辞】🔗⭐🔉
こと‐ば【言葉・詞・辞】
①ある意味を表すために、口で言ったり字に書いたりするもの。語。言語。竹取物語「うち泣きて書く―は」。「やさしい―に言い替える」「日本の―」
②物の言いかた。口ぶり。語気。浄瑠璃、凱陣八島「少し―の弱りたる折を見て」。「―を和らげる」
③言語による表現。古今和歌集序「その心あまりて―足らず」。「―を飾る」「あいさつの―」
④言葉のあや。事実以上に誇張した表現。狂言、箕被みかずき「塵を結んでと言うたは―でござる」
⑤文芸表現としての言語。詩歌、特に和歌など。「―の道」
⑥《詞》謡い物・語り物で、ふしのつかない部分。また、歌集などで、歌以外の散文の部分。
⑦物語などで、地の文に対して会話の部分。
⇒ことば‐あそび【言葉遊び】
⇒ことば‐あら【言葉荒】
⇒ことば‐あらそい【言葉争い】
⇒ことば‐がえし【言葉返し】
⇒ことば‐がき【詞書】
⇒ことば‐かず【言葉数】
⇒ことば‐がたき【言葉敵】
⇒ことば‐じち【言葉質】
⇒ことば‐じり【言葉後・言葉尻】
⇒ことば‐ずくな【言葉少な】
⇒ことば‐たがえ【言葉違え】
⇒ことば‐たくみ【言葉巧み】
⇒ことば‐たたかい【言葉戦い】
⇒ことば‐ついえ【言葉費え】
⇒ことば‐づかい【言葉遣い】
⇒ことば‐つき【言葉付き】
⇒ことば‐づくし【言葉尽し】
⇒ことば‐づめ【言葉詰め】
⇒ことば‐づよ【言葉強】
⇒ことば‐てん【辞典・言葉典】
⇒ことば‐とがめ【言葉咎め】
⇒ことば‐の‐あや【言葉の綾】
⇒ことば‐の‐いずみ【言葉の泉】
⇒ことば‐の‐いろ【言葉の色】
⇒ことば‐の‐うみ【言葉の海】
⇒ことば‐の‐さき【言葉の先】
⇒ことば‐の‐した【言葉の下】
⇒ことば‐の‐すえ【言葉の末】
⇒ことば‐の‐その【言葉の園】
⇒ことば‐の‐たま【言葉の玉】
⇒ことば‐の‐ちり【言葉の塵】
⇒ことば‐の‐つゆ【言葉の露】
⇒ことば‐の‐はし【言葉の端】
⇒ことば‐の‐はずれ【言葉の外れ】
⇒ことば‐の‐はな【言葉の花】
⇒ことば‐の‐はやし【言葉の林】
⇒ことば‐の‐はり【言葉の針】
⇒ことば‐の‐ひっぱなし【言葉の引っ放し】
⇒ことば‐へん【言葉偏】
⇒ことば‐よせ【詞寄】
⇒ことば‐ろん【言葉論】
⇒言葉がすぎる
⇒言葉がとがる
⇒言葉尻を捉える
⇒言葉涼し
⇒言葉なお耳に在り
⇒言葉に甘える
⇒言葉に余る
⇒言葉に鞘がある
⇒言葉に花が咲く
⇒言葉に花実を交ぜる
⇒言葉に針を刺す
⇒言葉に針を持つ
⇒言葉の采配
⇒言葉の下に骨を消す
⇒言葉は国の手形
⇒言葉は心の使い
⇒言葉は立居を表す
⇒言葉は身の文
⇒言葉を返す
⇒言葉を掛ける
⇒言葉を飾る
⇒言葉を交わす
⇒言葉を下ぐ
⇒言葉を番う
⇒言葉を尽くす
⇒言葉を濁す
⇒言葉を練る
⇒言葉を残す
⇒言葉を呑む
⇒言葉を挟む
⇒言葉を卑くする
ことば‐あら【言葉荒】🔗⭐🔉
ことば‐あら【言葉荒】
言葉づかいの荒いさま。狂言、入間川「最前―に言うたこそ道理」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉がすぎることばがすぎる🔗⭐🔉
○言葉がすぎることばがすぎる
度をこして言う。言ってはいけないことを言う。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐がたき【言葉敵】
話相手。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉がとがることばがとがる🔗⭐🔉
○言葉がとがることばがとがる
言葉の調子がけわしくなる。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
こと‐はかり【事計り】
はからい。はかりごと。てだて。万葉集4「継ぎて相見む―せよ」
ことば‐じち【言葉質】
後の証拠となることば。言質げんち。「―をとる」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
こと‐はじめ【事始】
①新たに仕事に着手すること。太平記6「合戦の―なれば」
②(→)「おことはじめ」に同じ。〈[季]春〉〈[季]冬〉
ことば‐じり【言葉後・言葉尻】
①ことばの末の方。語尾。
②他人の言葉の言いそこないの部分。「―をとらえる」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐じり【言葉後・言葉尻】🔗⭐🔉
ことば‐じり【言葉後・言葉尻】
①ことばの末の方。語尾。
②他人の言葉の言いそこないの部分。「―をとらえる」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉尻を捉えることばじりをとらえる
相手のささいな言いそこないにつけ込んで攻撃する。尾崎紅葉、三人妻「昨夜の長談義我へいふにはあらずといへりし言質ことばじりを取りて」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐たがえ【言葉違え】‥タガヘ🔗⭐🔉
ことば‐たがえ【言葉違え】‥タガヘ
①言葉の前後が矛盾していること。言いちがい。
②約束の言にたがうこと。
③言い争うこと。ことばあらそい。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐たくみ【言葉巧み】🔗⭐🔉
ことば‐たくみ【言葉巧み】
話し方がとても巧みなさま。口先がうまいさま。「―に誘う」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐づかい【言葉遣い】‥ヅカヒ🔗⭐🔉
ことば‐づかい【言葉遣い】‥ヅカヒ
言葉のつかいかた。ものの言いかた。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐づめ【言葉詰め】🔗⭐🔉
ことば‐づめ【言葉詰め】
相手の動きがとれなくなるように問い詰めること。理屈づめ。浄瑠璃、関八州繋馬「さあ御約束はなんとなんとと―」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐づよ【言葉強】🔗⭐🔉
ことば‐づよ【言葉強】
語気の強いさま。浄瑠璃、日本武尊吾妻鑑「かうもかうも動かさぬと男思ひの―」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことばともの【言葉と物】🔗⭐🔉
ことばともの【言葉と物】
(Les mots et les choses フランス)M.フーコーの主著。1966年刊。古典主義時代(17世紀)から19世紀にかけて起こった知(学問)の変容をエピステーメー(認識の台座)の転換として描き、構造主義の代表作と目される。また、知の主体および客体としての人間の消滅を予告して衝撃を与えた。
○言葉なお耳に在りことばなおみみにあり🔗⭐🔉
○言葉なお耳に在りことばなおみみにあり
かつて聞いたことばだが、現在聞いているようにはっきり耳に残っている。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉に甘えることばにあまえる🔗⭐🔉
○言葉に甘えることばにあまえる
相手の親切・好意をそのまま受け入れる。「お言葉に甘えて頂戴します」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉に余ることばにあまる🔗⭐🔉
○言葉に余ることばにあまる
ことばではとても言いつくせない。「―御好意」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉に鞘があることばにさやがある🔗⭐🔉
○言葉に鞘があることばにさやがある
物言いが率直でない。そのまま真実を語っていないところがある。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉に花が咲くことばにはながさく🔗⭐🔉
○言葉に花が咲くことばにはながさく
①話がはずむ。
②話がはずみ過ぎて喧嘩となる。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉に花実を交ぜることばにはなみをまぜる🔗⭐🔉
○言葉に花実を交ぜることばにはなみをまぜる
話に修飾と真実とをうまく取り合わせて言う。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉に針を刺すことばにはりをさす🔗⭐🔉
○言葉に針を刺すことばにはりをさす
相手が言葉をたがえぬように念をおしておく。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉に針を持つことばにはりをもつ🔗⭐🔉
○言葉に針を持つことばにはりをもつ
言うことに相手を傷つける点がある。言葉に棘とげがある。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐あや【言葉の綾】
ことばを飾って上手に言いなすこと。巧みな言い方。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐いずみ【言葉の泉】‥イヅミ
泉から水が絶えずわき出るように、詩文の発想の豊かなこと。栄華物語駒くらべ「―も浅くなりゆけば」。(書名別項)
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことばのいずみ【ことばの泉】‥イヅミ
百科事彙を兼ねた国語辞書。5冊。落合直文編。1898〜99年(明治31〜32)刊。ほかに補遺1冊、1908年刊。芳賀矢一が改修して「言泉」。
ことば‐の‐いろ【言葉の色】
ことばのようす。ことばつき。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐うみ【言葉の海】
ことばの広範囲にわたり多いことを海にたとえていう語。また、和歌の道の広大なこと。続古今和歌集序「露は草の葉より積りて―となる」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことばのおだまき【詞の緒環】‥ヲ‥
語学書。2巻。林国雄著。1838年(天保9)刊。「詞の玉緒」「詞八衢ことばのやちまた」の補正およびテニヲハと和歌との研究。
ことばのかよいじ【詞通路】‥カヨヒヂ
語学書。3巻。本居春庭著。文政11年(1828)本居大平序。動詞の自他、掛詞、動詞の語尾の延約および係結び、「詞八衢ことばのやちまた」の学習法を説明。
ことば‐の‐あや【言葉の綾】🔗⭐🔉
ことば‐の‐あや【言葉の綾】
ことばを飾って上手に言いなすこと。巧みな言い方。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐いずみ【言葉の泉】‥イヅミ🔗⭐🔉
ことば‐の‐いずみ【言葉の泉】‥イヅミ
泉から水が絶えずわき出るように、詩文の発想の豊かなこと。栄華物語駒くらべ「―も浅くなりゆけば」。(書名別項)
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐いろ【言葉の色】🔗⭐🔉
ことば‐の‐いろ【言葉の色】
ことばのようす。ことばつき。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐うみ【言葉の海】🔗⭐🔉
ことば‐の‐うみ【言葉の海】
ことばの広範囲にわたり多いことを海にたとえていう語。また、和歌の道の広大なこと。続古今和歌集序「露は草の葉より積りて―となる」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉の采配ことばのさいはい🔗⭐🔉
○言葉の采配ことばのさいはい
ことばで軍勢を指揮すること。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐さき【言葉の先】
これから言い続けようとする言葉。「―を折る」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐した【言葉の下】
言い終わるか終わらないうち。言下げんか。狂言、鞍馬参「遅いといふことか…今度は―から受け取らう」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐さき【言葉の先】🔗⭐🔉
ことば‐の‐さき【言葉の先】
これから言い続けようとする言葉。「―を折る」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐した【言葉の下】🔗⭐🔉
ことば‐の‐した【言葉の下】
言い終わるか終わらないうち。言下げんか。狂言、鞍馬参「遅いといふことか…今度は―から受け取らう」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉の下に骨を消すことばのしたにほねをけす
他人の讒言ざんげんのために、生命を失う。太平記16「言葉の下に骨を消し、笑の中に刀を礪ぐはこのごろの人の心なり」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉の下に骨を消すことばのしたにほねをけす🔗⭐🔉
○言葉の下に骨を消すことばのしたにほねをけす
他人の讒言ざんげんのために、生命を失う。太平記16「言葉の下に骨を消し、笑の中に刀を礪ぐはこのごろの人の心なり」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐すえ【言葉の末】‥スヱ
言葉のはし。ちょっとした言葉。謡曲、鉢木「―をたがへずして」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐その【言葉の園】
和歌・詩文の世界の豊かなことを、園の草木の多いのにたとえていう語。新古今和歌集序「―に遊び、筆の海を汲みても」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐たま【言葉の玉】
言葉の美しいことを玉にたとえていう語。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことばのたまのお【詞の玉緒】‥ヲ
語学書。7巻。本居宣長著。安永8年(1779)自序。「てにをは紐鏡」の詳細な解説書で、係結びの法則、テニヲハの意味・用法を、八代集などの広範な資料により実証的に説明。
ことばのたまはし【詞玉橋】
語学書。2巻。富樫広蔭著。1826年(文政9)成り、46年(弘化3)訂正。品詞を言(名詞)・詞(動詞・形容詞)・辞(助動詞・助詞)の3種に分類、活用・係結びを説明。
ことば‐の‐ちり【言葉の塵】
①和歌の欠点。山家集「よしさらば光なくとも玉といひて―は君みがかなむ」
②ことばの数の多いことのたとえ。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐つゆ【言葉の露】
①ことばを露にたとえて、そのうるわしいこと、また、もろいさまにいう語。浄瑠璃、百日曾我「すかしいさむる―、ともに消えては」
②和歌。玉葉集釈教「かきつめし―の数ごとに」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐はし【言葉の端】
ちょっとした言葉。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐はずれ【言葉の外れ】‥ハヅレ
言葉のはし。言葉の一端。浄瑠璃、冥途飛脚「―に孫右衛門つくづくと推量し」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐はな【言葉の花】
①はなやかなことば。巧みなことば。続千載和歌集釈教「散り残る法の林の梢には―の色ぞ少なき」
②和歌。新古今和歌集序「―残れる木のもとかたく」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐はやし【言葉の林】
詩歌・文章の数の多いことを林の木の多いことにたとえていう語。千載和歌集序「―昔よりもしげし」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐はり【言葉の針】
ことばの中に含まれた害意。浄瑠璃、浦島年代記「仁者をさみする―」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐ひっぱなし【言葉の引っ放し】
ことばのはしばし。浄瑠璃、心中宵庚申「御存分に遊ばせと、どこやら―残る所が武士形気」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことばのやちまた【詞八衢】
語学書。2巻。本居春庭著。1806年(文化3)成り、08年刊。動詞の活用を四段・一段(上一段)・中二段(上二段)・下二段の4種およびその変格、また「し・しき・しく」「し・き・く」(今の形容詞の活用)に分けて説明。
ことば‐の‐すえ【言葉の末】‥スヱ🔗⭐🔉
ことば‐の‐すえ【言葉の末】‥スヱ
言葉のはし。ちょっとした言葉。謡曲、鉢木「―をたがへずして」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐その【言葉の園】🔗⭐🔉
ことば‐の‐その【言葉の園】
和歌・詩文の世界の豊かなことを、園の草木の多いのにたとえていう語。新古今和歌集序「―に遊び、筆の海を汲みても」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐たま【言葉の玉】🔗⭐🔉
ことば‐の‐たま【言葉の玉】
言葉の美しいことを玉にたとえていう語。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐ちり【言葉の塵】🔗⭐🔉
ことば‐の‐ちり【言葉の塵】
①和歌の欠点。山家集「よしさらば光なくとも玉といひて―は君みがかなむ」
②ことばの数の多いことのたとえ。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐つゆ【言葉の露】🔗⭐🔉
ことば‐の‐つゆ【言葉の露】
①ことばを露にたとえて、そのうるわしいこと、また、もろいさまにいう語。浄瑠璃、百日曾我「すかしいさむる―、ともに消えては」
②和歌。玉葉集釈教「かきつめし―の数ごとに」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐はし【言葉の端】🔗⭐🔉
ことば‐の‐はし【言葉の端】
ちょっとした言葉。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐はずれ【言葉の外れ】‥ハヅレ🔗⭐🔉
ことば‐の‐はずれ【言葉の外れ】‥ハヅレ
言葉のはし。言葉の一端。浄瑠璃、冥途飛脚「―に孫右衛門つくづくと推量し」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐はな【言葉の花】🔗⭐🔉
ことば‐の‐はな【言葉の花】
①はなやかなことば。巧みなことば。続千載和歌集釈教「散り残る法の林の梢には―の色ぞ少なき」
②和歌。新古今和歌集序「―残れる木のもとかたく」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐はやし【言葉の林】🔗⭐🔉
ことば‐の‐はやし【言葉の林】
詩歌・文章の数の多いことを林の木の多いことにたとえていう語。千載和歌集序「―昔よりもしげし」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐はり【言葉の針】🔗⭐🔉
ことば‐の‐はり【言葉の針】
ことばの中に含まれた害意。浄瑠璃、浦島年代記「仁者をさみする―」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐の‐ひっぱなし【言葉の引っ放し】🔗⭐🔉
ことば‐の‐ひっぱなし【言葉の引っ放し】
ことばのはしばし。浄瑠璃、心中宵庚申「御存分に遊ばせと、どこやら―残る所が武士形気」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉は国の手形ことばはくにのてがた🔗⭐🔉
○言葉は国の手形ことばはくにのてがた
ことばの訛なまりは、その人の生国を表す証拠である。訛は国の手形。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉は心の使いことばはこころのつかい🔗⭐🔉
○言葉は心の使いことばはこころのつかい
心に思うことは、自然に言葉にあらわれる。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉は立居を表すことばはたちいをあらわす🔗⭐🔉
○言葉は立居を表すことばはたちいをあらわす
言葉はその人の性行を示す。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉は身の文ことばはみのあや🔗⭐🔉
○言葉は身の文ことばはみのあや
ことばはその人の品格を表す。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐へん【言葉偏】
(→)「ごんべん(言偏)」に同じ。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
ことば‐よせ【詞寄】
連歌・俳諧の制作上必要な用語を集めた書。→季寄きよせ。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
こと‐はら【異腹】
父が同じで、母が異なる関係。はらちがい。いふく。源氏物語野分「少し立ちのきて―ぞかしなど思はむは」
こと‐はらから【異同胞】
ほかの兄弟姉妹。源氏物語夢浮橋「―どもよりは、かたち清げなるを呼び出で給ひて」
こと‐はらばら【異腹腹】
父が同じで、何人かの違う母から生まれた子たち。今鏡「―にも、勧修寺僧正、光明山の僧など申しておはしき」
ことば‐ろん【言葉論】
言いあらそい。口論。狂言、貰聟「夜前女めぢやものと―をいたしたれば」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉を返すことばをかえす🔗⭐🔉
○言葉を返すことばをかえす
①返答する。
②口ごたえをする。「お言葉を返すようですが、それは違います」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉を掛けることばをかける🔗⭐🔉
○言葉を掛けることばをかける
相手に対して物を言いかける。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉を飾ることばをかざる🔗⭐🔉
○言葉を飾ることばをかざる
巧みに言う。いつわりを言う。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉を交わすことばをかわす🔗⭐🔉
○言葉を交わすことばをかわす
①互いに話し合う。「通りすがりに―」
②口約束をする。「明日会おうと―」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉を下ぐことばをさぐ🔗⭐🔉
○言葉を下ぐことばをさぐ
謙遜した言い方をする。好色一代男5「吉野は暇とらせて帰し候。今迄の通りにと御言葉を下げられ」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉を番うことばをつがう🔗⭐🔉
○言葉を番うことばをつがう
約束をする。浄瑠璃、女殺油地獄「今日暮れてから渡さうと詞番うた」
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉を尽くすことばをつくす🔗⭐🔉
○言葉を尽くすことばをつくす
思いのたけを表してさまざまに言う。あらん限りのことばを用いて十分に言う。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉を濁すことばをにごす🔗⭐🔉
○言葉を濁すことばをにごす
はっきりと言わない。あいまいに言う。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉を練ることばをねる🔗⭐🔉
○言葉を練ることばをねる
どのような語句を用いるのが適当かを考える。適切な表現を探す。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉を残すことばをのこす🔗⭐🔉
○言葉を残すことばをのこす
①後々のために言っておく。
②言うべきことを全部は言わずにおく。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉を呑むことばをのむ🔗⭐🔉
○言葉を呑むことばをのむ
強い感動や驚きのため、言葉が出なくなる。また、状況を考えて、言おうとした言葉を言わないでおく。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉を挟むことばをはさむ🔗⭐🔉
○言葉を挟むことばをはさむ
人が話をしている中に割って入って口をきく。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
○言葉を卑くすることばをひくくする🔗⭐🔉
○言葉を卑くすることばをひくくする
謙遜してものを言う。
⇒こと‐ば【言葉・詞・辞】
こと‐ひき【琴弾き】
琴をひくこと。また、その人。万葉集16「笛吹きと吾わを召すらめや―と吾を召すらめや」
⇒ことひき‐ぐさ【琴弾き草】
⇒ことひき‐どり【琴弾き鳥】
ことひき‐ぐさ【琴弾き草】
(松風の音をたとえていう)マツの異称。藻塩草「―これは只松なり」
⇒こと‐ひき【琴弾き】
ことひき‐どり【琴弾き鳥】
ウソの異称。
⇒こと‐ひき【琴弾き】
こ‐とびで【小飛出】
「とびで(飛出)」参照。
こと‐ひと【琴人】
琴をひく人。玉葉集神祇「夜もすがら仏の御名を唱ふれば―よりも懐かしきかな」
こと‐ひと【異人】
ほかのひと。別人。伊勢物語「父は―にあはせむと言ひけるを」
ことひら【琴平】
香川県仲多度郡にある町。琴平山麓に位し、金刀比羅ことひら宮の門前町。→金毘羅こんぴら
ことひら‐ぐう【金刀比羅宮】
香川県仲多度郡象頭ぞうず山(琴平山)の中腹にある元国幣中社。祭神は大物主神・崇徳天皇。もともとは金毘羅こんぴら1を祀り、船人に尊崇された。毎年10月10日の大祭は盛大。金毘羅大権現。金毘羅宮。金毘羅さま。
こと‐ぶき【寿】
①言葉で祝うこと。また、その言葉。ことほぎ。ほぎごと。源氏物語初音「いとしたたかなる自らの祝事どもかな…われ―せむと打ち笑ひ給へる」
②命の長いこと。長命。寿命。賀茂保憲女集「―を保てるさまども」
③めでたいこと。いわい。祝言。また、その儀式。
⇒ことぶき‐きょうげん【寿狂言】
⇒ことぶき‐ぐさ【寿草】
⇒ことぶき‐たいしゃ【寿退社】
ことぶき‐きょうげん【寿狂言】‥キヤウ‥
吉例の歌舞伎狂言。江戸三座でおのおの創立当時に上演して好評を得た当り狂言をその後も記念劇として祝賀上演するもの。
⇒こと‐ぶき【寿】
ことぶき‐ぐさ【寿草】
福寿草ふくじゅそうの異称。
⇒こと‐ぶき【寿】
ことぶきくらべ【寿競】
山田流箏曲。内容は浦島太郎の竜宮行と長寿。2世山木検校(1800〜1854)作曲。
ことぶき‐たいしゃ【寿退社】
主に女性が、結婚を機に退社すること。
⇒こと‐ぶき【寿】
こと‐ぶ・く【寿く】
〔他四〕
(コトホグの転)
①ことばで祝う。浄瑠璃、国性爺合戦「国安全と―・くも大日本の君が代の」
②祝言する。結婚する。武道伝来記「向後御本妻を―・き給ふことは御とどまり遊ばすかといへば」
こと‐ふ・る【事旧る・言旧る】
〔自上二〕
ふるめかしくなる。言い古される。徒然草「いひつづくれば、みな源氏物語・枕草子などに―・りにたれど」
こと‐ふれ【事触れ・言触れ】
①事を世間に言いふらしてあるくこと。また、その人。浄瑠璃、鑓の権三重帷子「国中に沙汰をした―は」
②「鹿島かしまの事触」のこと。
ごと‐べい【五斗米】
5斗(今の約5升)の米。わずかの俸禄。
⇒ごとべい‐どう【五斗米道】
⇒五斗米のために腰を折る
ごとべい‐どう【五斗米道】‥ダウ
(入門の際五斗米を納めさせたからいう)後漢末期の社会不安に乗じて興った民間信仰。張陵が老子から呪法を授かったと称して創始。太平道と共に道教の源流。天師道ともいう。
⇒ごと‐べい【五斗米】
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けと-ば【言葉】🔗⭐🔉
けと-ば 【言葉】
〔上代東国方言〕
ことば。「父母が頭掻き撫で幸(サ)くあれて言ひし―ぜ忘れかねつる/万葉 4346」
ことのは-の-みち【言の葉の道】🔗⭐🔉
ことのは-の-みち 【言の葉の道】
和歌の道。歌道。「―によらずば,嬉しきも憂きも思ひをいかがやらまし/閑田詠草」
こと-ば【言葉・詞・辞】🔗⭐🔉
こと-ば [3] 【言葉・詞・辞】
(1)人の発する音声のまとまりで,その社会に認められた意味を持っているもの。感情や思想が,音声または文字によって表現されたもの。言語。
(2)ものの言い方。ことばづかい。「丁寧な―を使いなさい」
(3)言語を文字に書き表したもの。文字。
(4)語彙(ゴイ)。単語。
(5)謡物・語り物の中で,節をつけない部分。《詞》
(6)和歌に対して,散文で書かれた部分。また,和歌の詞書(コトバガキ)。絵巻物の詞書。
(7)意味。理性。ロゴス。「はじめに―ありき」
(8)(「てにをは」に対して)体言・用言などの総称。詞(シ)。
(9)語気。ものの言いぶり。「思わず強い―になった」
(10)ことばのあや。たとえごと。「『どりやどりや塵を結んでやらう…』『なう,腹立ちや腹立ちや,それは―でこそあれ』/狂言・引括(虎寛本)」
ことば=が過・ぎる🔗⭐🔉
――が過・ぎる
節度を越えたことを言う。言うべきでない事まで言う。
ことば=尻((コトバジリ))を捕ら・える🔗⭐🔉
――尻((コトバジリ))を捕ら・える
他人の適切さを欠いた言い方につけこんで,皮肉を言ったり批判したりする。「―・えて言いがかりをつける」
ことば=涼・し🔗⭐🔉
――涼・し
ものの言い方がいさぎよい。きっぱりしたものの言い方である。「―・しく奏せらる/浄瑠璃・百合若大臣」
ことば=なお耳にあり🔗⭐🔉
――なお耳にあり
〔左氏伝(文公七年)〕
かつて聞いた言葉が,今でもまだはっきり耳に残っている。
ことば=に甘(アマ)・える🔗⭐🔉
――に甘(アマ)・える
相手の好意をそのまま受ける。多く「おことばに甘える」の形で用いる。「お―・えて,先に帰らせていただきます」
ことば=に余(アマ)・る🔗⭐🔉
――に余(アマ)・る
言葉に言い尽くせない。「彼の親切は―・るものがある」
ことば=に花が咲・く🔗⭐🔉
――に花が咲・く
話がはずむ。
ことば=に花を咲か・す🔗⭐🔉
――に花を咲か・す
(1)話がはずむ。
(2)言葉巧みに話す。「一々に―・せ理に玉を連ねて答へける/太平記 17」
ことば=に針を含・む🔗⭐🔉
――に針を含・む
相手を傷つけるような言葉を言う。
ことば=の下から🔗⭐🔉
――の下から
言い終わるか終わらないうちに。舌の根のかわかぬうちに。
ことば=は国の手形(テガタ)🔗⭐🔉
――は国の手形(テガタ)
言葉のなまりは,その人の生国を表すしるしであるということ。
ことば=は心の使い🔗⭐🔉
――は心の使い
心に思っていることは,自然に言葉に表れてしまうものであるということ。
ことば=を返・す🔗⭐🔉
――を返・す
(1)返答する。「―・すすきも与えずまくしたてる」
(2)口ごたえをする。言い返す。「お―・すようで恐縮ですが」
ことば=を掛・ける🔗⭐🔉
――を掛・ける
人にものを言いかける。話しかける。「後輩に―・ける」「選手に激励の―・ける」
ことば=を飾・る🔗⭐🔉
――を飾・る
(1)美辞麗句を使う。
(2)巧みな言い回しでごまかす。「―・り鷺を烏といひくろめんと/滑稽本・根南志具佐」
ことば=を交わ・す🔗⭐🔉
――を交わ・す
互いに口をききあう。「近所に住んでいながら―・したこともない」
ことば=を下(サ)・ぐ🔗⭐🔉
――を下(サ)・ぐ
「言葉を卑(ヒク)くす」に同じ。「家来といはん武士に手をさげ,―・げ髪の/浄瑠璃・関八州繋馬」
ことば=を番(ツガ)・う🔗⭐🔉
――を番(ツガ)・う
口頭で約束をする。「身請けはおれぢや―・うた/浄瑠璃・寿の門松」
ことば=を継(ツ)・ぐ🔗⭐🔉
――を継(ツ)・ぐ
さらに言葉をつけ加える。
ことば=を尽く・す🔗⭐🔉
――を尽く・す
あらん限りの言葉を用いて表現する。一生懸命に,いろいろ語る。「―・して説得する」
ことば=を濁(ニゴ)・す🔗⭐🔉
――を濁(ニゴ)・す
はっきりと言わずにぼかす。口をにごす。「肝心な点については―・した」
ことば=を残・す🔗⭐🔉
――を残・す
(1)言い置いて去る。また,後世のために言い置く。
(2)言いたいこと全部を言わないでおく。
ことば=を呑(ノ)・む🔗⭐🔉
――を呑(ノ)・む
(1)「声を呑む」に同じ。
(2)さしさわりを感じて,言いかけてやめる。
ことば=を吐(ハ)・く🔗⭐🔉
――を吐(ハ)・く
言う。しゃべる。
ことば=を挟(ハサ)・む🔗⭐🔉
――を挟(ハサ)・む
他人の話に割り込む。
ことば=を卑(ヒク)く
す🔗⭐🔉
――を卑(ヒク)く
す
へりくだったものの言い方をする。辞を低うする。言葉を下ぐ。「世話人は辞(コトバ)を卑うして挨拶せり/義血侠血(鏡花)」
す
へりくだったものの言い方をする。辞を低うする。言葉を下ぐ。「世話人は辞(コトバ)を卑うして挨拶せり/義血侠血(鏡花)」
ことば-あそび【言葉遊び】🔗⭐🔉
ことば-あそび [4] 【言葉遊び】
⇒言語遊戯(ゲンゴユウギ)
ことば-あらそい【言葉争い】🔗⭐🔉
ことば-あらそい ―アラソヒ [4] 【言葉争い】
言いあらそい。口げんか。口論。
ことば-がえし【言葉返し】🔗⭐🔉
ことば-がえし ―ガヘシ [4] 【言葉返し】
言い返し。口ごたえ。「お母(カカ)さんは何にを云ても己決して―をした事はないが/塩原多助一代記(円朝)」
ことば-かず【言葉数】🔗⭐🔉
ことば-かず [4] 【言葉数】
(1)語数。
(2)口かず。
ことば-がたき【言葉敵】🔗⭐🔉
ことば-がたき [4] 【言葉敵】
話し相手。「―の友もなく一人旅魂を慰めかぬる/緑簑談(南翠)」
ことば-じち【言葉質】🔗⭐🔉
ことば-じち [0] 【言葉質】
あとで証拠となる言葉。言質(ゲンチ)。「―ヲトル/ヘボン(三版)」
ことば-じり【言葉尻・言葉後】🔗⭐🔉
ことば-じり [0] 【言葉尻・言葉後】
(1)言葉の終わりの方。語尾。
(2)言い損じの部分。また,言葉のはしばし。
ことば-ずくな【言葉少な】🔗⭐🔉
ことば-ずくな [4] 【言葉少な】 (形動)[文]ナリ
〔「ことばすくな」とも〕
口数の少ないさま。ことずくな。寡言。「事の次第を―に語った」
ことば-だくみ【言葉巧み】🔗⭐🔉
ことば-だくみ 【言葉巧み】
話し方が巧みなこと。口先がうまいこと。「―に勧誘する」
ことば-だたかい【言葉戦い】🔗⭐🔉
ことば-だたかい ―ダタカヒ [4] 【言葉戦い】
(1)言いあらそうこと。口論。言い合い。
(2)戦場などで,戦(イクサ)の前にまず言葉で相手をやりこめようと争うこと。「其後は互に―はとまりにけれ/平家 11」
ことば-づかい【言葉遣い】🔗⭐🔉
ことば-づかい ―ヅカヒ [4] 【言葉遣い】
言葉の選び方。また,使い方。「目上の人には―を注意しなさい」
ことば-つき【言葉付き】🔗⭐🔉
ことば-つき [0][3] 【言葉付き】
話す時の調子。ものの言いよう。「人に強い印象を与える―である/青年(鴎外)」
ことば-つづき【言葉続き】🔗⭐🔉
ことば-つづき 【言葉続き】
いいまわし。言葉づかい。「物いふ―のかたくななる事限りなし/平家 8」
ことば-づめ【言葉詰め】🔗⭐🔉
ことば-づめ 【言葉詰め】
相手がのがれられないほどに問いつめること。「さあ,御契約はなんと
と,―/浄瑠璃・関八州繋馬」

と,―/浄瑠璃・関八州繋馬」
ことば-てん【言葉典】🔗⭐🔉
ことば-てん [0] 【言葉典】
「じてん(辞典)」に同じ。「事典」「字典」と区別していう。
⇔ことてん(事典)
ことば-の-あや【言葉の綾】🔗⭐🔉
ことば-の-あや 【言葉の綾】
言い回しの技巧。また,たくみな言い回し。「これは―で,決して悪意はありません」
ことば-の-いずみ【言葉の泉】🔗⭐🔉
ことば-の-いずみ ―イヅミ 【言葉の泉】
(1)たえずわき出る泉のように,言葉が限りなく豊かなことをいう語。詩文の発想が豊かなこと。「―も浅くなりにければ/栄花(駒競べの行幸)」
(2)書名(別項参照)。
ことば-の-うみ【言葉の海】🔗⭐🔉
ことば-の-うみ 【言葉の海】
言葉の数多く広いことを,海にたとえていう語。
ことば-の-その【言葉の園】🔗⭐🔉
ことば-の-その 【言葉の園】
言葉の数多いことを,庭園の草木の多いのにたとえていう語。詩歌の世界についていうことが多い。
ことば-の-たま【言葉の玉】🔗⭐🔉
ことば-の-たま 【言葉の玉】
言葉の美しいことを玉にたとえていう語。
ことば-の-つゆ【言葉の露】🔗⭐🔉
ことば-の-つゆ 【言葉の露】
言葉,特に和歌を露にたとえて,その美しさ,もろさをいう語。「かきつめし―の数ごとに法の海にはけふやいるらん/玉葉(釈教)」
ことば-の-はし【言葉の端】🔗⭐🔉
ことば-の-はし 【言葉の端】
ちょっとした言葉。言葉のすえ。言葉じり。「不快な感情が―に表れる」
ことば-の-はな【言葉の花】🔗⭐🔉
ことば-の-はな 【言葉の花】
(1)美しい言葉。巧みな言葉。はなやかな言葉。「―の色ぞ少なき/続千載(釈教)」
(2)和歌。「手跡もなだらかに―も尋常なり/保元(下)」
ことば-の-はやし【言葉の林】🔗⭐🔉
ことば-の-はやし 【言葉の林】
言葉の数多いことを林の木が多いのにたとえていう語。「―昔よりもしげし/千載(序)」
ことば-へん【言葉偏】🔗⭐🔉
ことば-へん [0] 【言葉偏】
⇒言偏(ゴンベン)
ことば-ろん【言葉論】🔗⭐🔉
ことば-ろん 【言葉論】
口げんか。口論。「夜前,女(メ)ぢやものと―を致したれば/狂言記・貰聟」
ことば【言葉】(和英)🔗⭐🔉
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