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さだつぐ【貞次】🔗🔉

さだつぐ 【貞次】 鎌倉期の刀工。備中の古青江派に属す。承元年間(1207-1211)に御番鍛冶に選ばれたという。生没年未詳。

さだふさ-しんのう【貞成親王】🔗🔉

さだふさ-しんのう ―シンワウ 【貞成親王】 (1372-1456) 伏見宮栄仁(ナカヒト)親王の子。後花園天皇の父。後崇光院と称す。1425年親王宣下。同年出家。後花園天皇が践祚(センソ)したため,太上天皇の尊号を受けた。著「看聞御記」「椿葉記」

さだむね【貞宗】🔗🔉

さだむね 【貞宗】 南北朝期鎌倉の刀工と伝える。彦四郎と称し,五郎正宗の子とも養子ともいわれる。在銘の作品はなく,正宗と並んでその名のみ高い。「高木貞宗」「池田貞宗」などはその作と称される。

さだやっこ【貞奴】🔗🔉

さだやっこ 【貞奴】 ⇒川上(カワカミ)貞奴

じょうえい【貞永】🔗🔉

じょうえい ヂヤウ― 【貞永】 年号(1232.4.2-1233.4.15)。寛喜の後,天福の前。後堀河・四条天皇の代。ていえい。

じょうえい-しきもく【貞永式目】🔗🔉

じょうえい-しきもく ヂヤウ― 【貞永式目】 「御成敗(ゴセイバイ)式目」に同じ。

じょうおう【貞応】🔗🔉

じょうおう ヂヤウオウ 【貞応】 年号(1222.4.13-1224.11.20)。承久の後,元仁の前。後堀河天皇の代。

じょうがん【貞観】🔗🔉

じょうがん ヂヤウグワン 【貞観】 (1)年号(859.4.15-877.4.16)。天安の後,元慶の前。清和・陽成天皇の代。 (2)中国,唐の太宗の年号(627-649)。

じょうがん-きゃくしき【貞観格式】🔗🔉

じょうがん-きゃくしき ヂヤウグワン― 【貞観格式】 清和天皇の勅命によって編纂(ヘンサン)された格式。格は869年(貞観11),式は871年に完成。藤原良相ら編。格一二巻,式二〇巻よりなるが,ともに散逸。

じょうがん-じだい【貞観時代】🔗🔉

じょうがん-じだい ヂヤウグワン― [5] 【貞観時代】 平安初期,清和天皇の貞観年間(859-877)の時代。日本美術史,特に彫刻史の用語。一木作りの密教彫刻が盛んに行われた時代で,この名称で平安前期を代表させた。

じょうがん-せいよう【貞観政要】🔗🔉

じょうがん-せいよう ヂヤウグワンセイエウ 【貞観政要】 中国,唐の太宗と臣下との間の政治論議を分類・編集した書。一〇巻。唐の呉兢(ゴキヨウ)の撰。治政の範として中国・日本の為政者にひろく読まれた。

じょうがん-でん【貞観殿】🔗🔉

じょうがん-でん ヂヤウグワン― [3] 【貞観殿】 平安京内裏の殿舎の一。中央北端にあり,皇后宮の正庁が置かれる。御匣殿(ミクシゲドノ)。 →内裏

じょうがん-の-ち【貞観の治】🔗🔉

じょうがん-の-ち ヂヤウグワン― 【貞観の治】 (1)唐の太宗の治世。房玄齢・杜如晦(トジヨカイ)ら賢相・名臣を用いて律令の撰定,軍制の整備,学芸の奨励,領土の拡大など多くの治績をあげ,大帝国の基礎を確立した。 (2)最初の摂政藤原良房没後,清和天皇が唐の太宗に倣い,親政に意を用いたことをいう。

じょうがん-ぶんか【貞観文化】🔗🔉

じょうがん-ぶんか ヂヤウグワン―クワ [5] 【貞観文化】 「弘仁(コウニン)貞観文化」に同じ。

じょうきょう【貞享】🔗🔉

じょうきょう ヂヤウキヤウ 【貞享】 年号(1684.2.21-1688.9.30)。天和の後,元禄の前。霊元・東山天皇の代。

じょうきょう-しき【貞享式】🔗🔉

じょうきょう-しき ヂヤウキヤウ― 【貞享式】 「芭蕉翁廿五箇条(バシヨウオウニジユウゴカジヨウ)」の別称。

じょうきょう-れき【貞享暦】🔗🔉

じょうきょう-れき ヂヤウキヤウ― [3] 【貞享暦】 日本人の手になる最初の暦法。渋川春海が中国の授時暦に範をとり,自らの観測によって作った。1685年(貞享2)から70年間施行された。

じょうけい【貞慶】🔗🔉

じょうけい ヂヤウケイ 【貞慶】 (1155-1213) 法相宗の僧。解脱(ゲダツ)上人。笠置(カサギ)上人。藤原貞憲の子。興福寺の覚憲に法相・律などを学び,維摩会の講師となったが,のち笠置寺に隠棲。著「唯識同学鈔」「愚迷発心集」など。

じょうげん【貞元】🔗🔉

じょうげん ヂヤウゲン 【貞元】 年号(976.7.13-978.11.29)。天延の後,天元の前。円融天皇の代。ていげん。

じょうじ【貞治】🔗🔉

じょうじ ヂヤウヂ 【貞治】 北朝の年号(1362.9.23-1368.2.18)。康安の後,応安の前。後光厳(ゴコウゴン)天皇の代。ていじ。

じょうわ【貞和】🔗🔉

じょうわ ヂヤウワ 【貞和】 北朝の年号(1345.10.21-1350.2.27)。康永の後,観応の前。光明(コウミヨウ)・崇光(スコウ)天皇の代。

てい【貞】🔗🔉

てい [1] 【貞】 (1)節操を守り貫くこと。 (2)女性が操(ミサオ)を守ること。貞節。

てい-けつ【貞潔】🔗🔉

てい-けつ [0] 【貞潔】 (名・形動)[文]ナリ 操(ミサオ)を固く守り,おこないがいさぎよい・こと(さま)。「―な婦人」

ていげん【貞元】🔗🔉

ていげん 【貞元】 ⇒じょうげん(貞元)

ていじ【貞治】🔗🔉

ていじ テイヂ 【貞治】 ⇒じょうじ(貞治)

ていしつ【貞室】🔗🔉

ていしつ 【貞室】 ⇒安原(ヤスハラ)貞室

てい-じつ【貞実】🔗🔉

てい-じつ [0] 【貞実】 (名・形動)[文]ナリ 節操があり誠実な・こと(さま)。「―な詐(イツワ)りを言はぬ人でなければ好きませぬ/谷間の姫百合(謙澄)」

てい-しゅく【貞淑】🔗🔉

てい-しゅく [0] 【貞淑】 (名・形動)[文]ナリ 女性が操(ミサオ)が固くしとやかである・こと(さま)。「―な妻」 [派生] ――さ(名)

てい-じゅん【貞順】🔗🔉

てい-じゅん [0] 【貞順】 貞淑で従順なこと。

てい-じょ【貞女】🔗🔉

てい-じょ ―ヂヨ [1] 【貞女】 夫に対する貞節を固く守る女性。貞婦。「―をたてる」「―の鑑(カガミ)」

ていじょ==二夫(ジフ)((ニフ))(=両夫(リヨウフ))に見(マミ)えず🔗🔉

――=二夫(ジフ)((ニフ))(=両夫(リヨウフ))に見(マミ)えず 貞女は夫が死んだあとも,再婚することはない。貞女は二夫(ジフ)((ニフ))を並(ナラ)べず。

ていじょうざっき【貞丈雑記】🔗🔉

ていじょうざっき テイヂヤウ― 【貞丈雑記】 有職故実書。一六巻。伊勢貞丈(サダタケ)著。1763〜84年成立。1843年刊。武家の礼法伊勢流を伝える著者が,子孫のために書きとどめた故実考証を,三六部門に編集したもの。

てい-しん【貞心】🔗🔉

てい-しん [0] 【貞心】 貞節な心。みさおを堅く守る心。

ていしん-こう【貞信公】🔗🔉

ていしん-こう 【貞信公】 藤原忠平(フジワラノタダヒラ)の諡号(シゴウ)。

ていしんこう-き【貞信公記】🔗🔉

ていしんこう-き 【貞信公記】 藤原忠平の日記。現存は一〇巻。907年から948年に至る分が抄本として残る。承平・天慶の乱を伝える史料。現存する平安貴族の最古の日記。貞公記。

ていしん-に【貞信尼】🔗🔉

ていしん-に 【貞信尼】 (1798-1872) 幕末・維新期の歌人。長岡藩士奥村五兵衛の娘。晩年の良寛に入門,美しい師弟愛と贈答歌で知られる。

てい-せつ【貞節】🔗🔉

てい-せつ [0] 【貞節】 節操がかたいこと。特に,女としての操(ミサオ)をかたく守ること。「―を尽くす」

てい-そう【貞操】🔗🔉

てい-そう ―サウ [0] 【貞操】 (1)(女性としての)正しいみさお。 (2)男女が互いに,異性関係の純潔を守ること。多く女性の男性に対する純潔をいう。「―をやぶる」

ていそう-ぎむ【貞操義務】🔗🔉

ていそう-ぎむ ―サウ― [5] 【貞操義務】 夫婦が相互に配偶者以外の相手と性的関係をもたない義務。その違反は離婚原因となる。守操義務。

ていそう-たい【貞操帯】🔗🔉

ていそう-たい ―サウ― [0] 【貞操帯】 女性の貞操を守るための,錠前のついた器具。鍵は夫,娘の母親,情夫などがもち,主に中世ヨーロッパの富裕な階級で用いた。

ていとく-ふう【貞徳風】🔗🔉

ていとく-ふう [0] 【貞徳風】 ⇒貞門(テイモン)

てい-ふ【貞婦】🔗🔉

てい-ふ [1] 【貞婦】 貞操の固い婦人。みさおを守る婦人。貞女。「―は両夫(リヨウフ)に見(マミ)えず」

ていめい-こうごう【貞明皇后】🔗🔉

ていめい-こうごう ―クワウゴウ 【貞明皇后】 (1884-1951) 大正天皇の皇后。名は節子(サダコ)。九条道孝の娘。昭和天皇・秩父宮雍仁(ヤスヒト)・高松宮宣仁(ノブヒト)・三笠宮崇仁(タカヒト)親王の生母。

てい-もん【貞門】🔗🔉

てい-もん 【貞門】 俳諧の一派。松永貞徳を祖とし,寛永(1624-1644)初期から約半世紀にわたって盛行。安原貞室・山本西武・北村季吟などを代表とし知識層を中心に普及。発句は言語遊戯を,付合は詞付を主とする。古風。貞徳風。

てい-れつ【貞烈】🔗🔉

てい-れつ [0] 【貞烈】 (名・形動)[文]ナリ 節操が固く,精神が強いこと。女性が操(ミサオ)を固く守って立派なこと。また,そのさま。「かほどまでに―なる,俊(スグ)れし妻に/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」

ていわ【貞和】🔗🔉

ていわ 【貞和】 ⇒じょうわ(貞和)

ていしゅく【貞淑な】(和英)🔗🔉

ていしゅく【貞淑な】 virtuous;→英和 chaste.→英和

ていじょ【貞女】(和英)🔗🔉

ていじょ【貞女】 a faithful wife.

ていせつ【貞節な】(和英)🔗🔉

ていせつ【貞節な】 faithful;→英和 virtuous;→英和 chaste;→英和 true.→英和

ていそう【貞操】(和英)🔗🔉

ていそう【貞操】 chastity;→英和 honor;→英和 virtue.→英和 〜を守る be faithful[true]to one's husband.〜を破る lose one's chastity (女が).〜を蹂躙(じゆうりん)する seduce[ruin].→英和 ‖貞操帯 a chastity belt.

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