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さだ・し【貞し】🔗⭐🔉
さだ・し【貞し】
〔形シク〕
正しい。定かである。〈類聚名義抄〉
さだむね【貞宗】🔗⭐🔉
さだむね【貞宗】
鎌倉末期の相模の刀工。通称、彦四郎。正宗の門人という。
じょうえい【貞永】ヂヤウ‥🔗⭐🔉
じょうえい【貞永】ヂヤウ‥
(テイエイとも)[周易注疏]鎌倉中期、後堀河・四条天皇朝の年号。寛喜4年4月2日(1232年4月23日)改元、貞永2年4月15日(1233年5月25日)天福に改元。
⇒じょうえい‐しきもく【貞永式目】
じょうえい‐しきもく【貞永式目】ヂヤウ‥🔗⭐🔉
じょうえい‐しきもく【貞永式目】ヂヤウ‥
(貞永元年に制定したからいう)御成敗ごせいばい式目の別称。
⇒じょうえい【貞永】
じょうおう【貞応】ヂヤウ‥🔗⭐🔉
じょうおう【貞応】ヂヤウ‥
(テイオウとも)[易経中孚卦]鎌倉中期、後堀河天皇朝の年号。承久4年4月13日(1222年5月25日)改元、貞応3年11月20日(1224年12月31日)元仁に改元。
じょうがん【貞観】ヂヤウグワン🔗⭐🔉
じょうがん【貞観】ヂヤウグワン
[易経繋辞下]
①唐の太宗朝の年号。(627〜649)
②平安前期、清和・陽成天皇朝の年号。天安3年4月15日(859年5月20日)改元、貞観19年4月16日(877年6月1日)元慶に改元。
⇒じょうがん‐きゃくしき【貞観格式】
⇒じょうがん‐じだい【貞観時代】
⇒じょうがん‐せいよう【貞観政要】
⇒じょうがん‐でん【貞観殿】
⇒じょうがん‐の‐ち【貞観の治】
じょうがん‐きゃくしき【貞観格式】ヂヤウグワン‥🔗⭐🔉
じょうがん‐きゃくしき【貞観格式】ヂヤウグワン‥
古代の法令集。三代格式の一つ。格は820年(弘仁11)より868年(貞観10)までの詔勅・官符を編纂、翌年完成。12巻。式は弘仁式の補遺として変更・新設した条文だけを編纂、871年完成。20巻。藤原良相よしみら編。格式ともに散逸。
⇒じょうがん【貞観】
じょうがん‐じだい【貞観時代】ヂヤウグワン‥🔗⭐🔉
じょうがん‐じだい【貞観時代】ヂヤウグワン‥
美術史上の時代区分の一つ。平安前期に相当。→弘仁貞観時代。
⇒じょうがん【貞観】
じょうがん‐せいよう【貞観政要】ヂヤウグワン‥エウ🔗⭐🔉
じょうがん‐せいよう【貞観政要】ヂヤウグワン‥エウ
唐の太宗が群臣と政治上の得失を問答した言を集録した書。帝王学の教科書として愛読された。10巻。唐の呉兢編。
⇒じょうがん【貞観】
じょうがん‐でん【貞観殿】ヂヤウグワン‥🔗⭐🔉
じょうがん‐でん【貞観殿】ヂヤウグワン‥
平安京内裏の殿舎の一つ。内裏の中央の最北に位し、常寧殿の北にある。皇后宮の正庁で、大夫以下が参集して後宮の事務をとる。→御匣殿みくしげどの→内裏(図)。
⇒じょうがん【貞観】
○小寒の氷大寒に解くしょうかんのこおりだいかんにとく
大寒がかえって小寒よりも暖かなこと。物事が必ずしも順序通りにゆかないことにいう。
⇒しょう‐かん【小寒】
じょうがん‐の‐ち【貞観の治】ヂヤウグワン‥🔗⭐🔉
じょうがん‐の‐ち【貞観の治】ヂヤウグワン‥
唐の太宗の治世。賢臣の房玄齢・杜如晦とじょかい・魏徴、名将の李靖・李勣りせきらを用いて、律令の撰定、軍制の整備、学芸の奨励、領土の拡大に力を尽くし、唐帝国が繁栄した。
⇒じょうがん【貞観】
じょうきょう【貞享】ヂヤウキヤウ🔗⭐🔉
じょうきょう【貞享】ヂヤウキヤウ
[易経益卦]江戸前期、霊元・東山天皇朝の年号。甲子革令により、天和4年2月21日(1684年4月5日)改元、貞享5年9月30日(1688年10月23日)元禄に改元。
⇒じょうきょう‐しき【貞享式】
⇒じょうきょう‐れき【貞享暦】
じょうきょう‐しき【貞享式】ヂヤウキヤウ‥🔗⭐🔉
じょうきょう‐しき【貞享式】ヂヤウキヤウ‥
「芭蕉翁二十五箇条」の別称。俳諧作法書。1冊。1736年(元文1)刊。蕉風俳諧の付合つけあいに関する式法を説いたもの。芭蕉の撰というが、実は支考の偽撰とされる。白馬経。
⇒じょうきょう【貞享】
じょうきょう‐れき【貞享暦】ヂヤウキヤウ‥🔗⭐🔉
じょうきょう‐れき【貞享暦】ヂヤウキヤウ‥
貞享元年(1684)に宣明暦を廃止して翌年から行われた暦。渋川春海が元・明の授時暦を斟酌しんしゃくして作ったもの。→暦法(表)
⇒じょうきょう【貞享】
じょうけい【貞慶】ヂヤウ‥🔗⭐🔉
じょうけい【貞慶】ヂヤウ‥
(ジョウキョウとも)法相宗の学僧。藤原通憲(信西)の孫。解脱上人・笠置上人とも称。興福寺の覚憲に師事、法相・律を究めて、戒律復興に努めると共に弥勒信仰の流布にも尽くした。のち笠置寺・海住山寺に移る。法然の専修念仏には「興福寺奏状」を以て停止を訴えた。著「唯識同学鈔」「愚迷発心集」など。(1155〜1213)
じょうげん【貞元】ヂヤウ‥🔗⭐🔉
じょうげん【貞元】ヂヤウ‥
(テイゲンとも)平安中期、円融天皇朝の年号。天延4年7月13日(976年8月11日)改元、貞元3年11月29日(978年12月31日)天元に改元。
じょうじ【貞治】ヂヤウヂ🔗⭐🔉
じょうじ【貞治】ヂヤウヂ
(テイジとも)[易経巽卦]南北朝時代の北朝、後光厳天皇朝の年号。康安2年9月23日(1362年10月11日)改元、貞治7年2月18日(1368年3月7日)応安に改元。
じょうわ【貞和】ヂヤウ‥🔗⭐🔉
じょうわ【貞和】ヂヤウ‥
(テイワとも)[芸文類聚]北朝、光明・崇光すこう天皇朝の年号。康永4年10月21日(1345年11月15日)改元、貞和6年2月27日(1350年4月4日)観応に改元。
てい【貞】🔗⭐🔉
てい【貞】
①正しくさだまること。節操を守ってかえないこと。
②婦人の操の正しいこと。夫に仕えて篤実なこと。
てい‐けつ【貞潔】🔗⭐🔉
てい‐けつ【貞潔】
みさおが固く、行いの潔白なこと。
ていしつ【貞室】🔗⭐🔉
ていしつ【貞室】
⇒やすはらていしつ(安原貞室)
てい‐じつ【貞実】🔗⭐🔉
てい‐じつ【貞実】
(婦人の)みさおが正しくて篤実とくじつなこと。
てい‐しゅく【貞淑】🔗⭐🔉
てい‐しゅく【貞淑】
女性のみさおが堅くて、しとやかなこと。「―な妻」
てい‐じゅん【貞順】🔗⭐🔉
てい‐じゅん【貞順】
みさおが堅くて従順なこと。
てい‐じょ【貞女】‥ヂヨ🔗⭐🔉
てい‐じょ【貞女】‥ヂヨ
みさおの堅い女性。貞節を守る女。節婦。「―の鑑かがみ」
⇒貞女は二夫をならべず
⇒貞女両夫に見えず
ていじょうざっき【貞丈雑記】‥ヂヤウ‥🔗⭐🔉
ていじょうざっき【貞丈雑記】‥ヂヤウ‥
伊勢貞丈さだたけ著の故実書。16巻。子孫が古書を読む便にと武家の故実に関する考証を、1763年(宝暦13)から没年の84年(天明4)まで、日々記載した雑録。1843年(天保14)刊。
○貞女は二夫をならべずていじょはにふをならべず🔗⭐🔉
○貞女は二夫をならべずていじょはにふをならべず
[史記田単伝「忠臣は二君に事つかえず、貞女は二夫を更かえず」]貞操堅固な女性は、再婚して別の夫を持つことをしない。御文章「忠臣は二君につかへず―といへり」
⇒てい‐じょ【貞女】
○貞女両夫に見えずていじょりょうふにまみえず🔗⭐🔉
○貞女両夫に見えずていじょりょうふにまみえず
(→)「貞女は二夫にふをならべず」に同じ。「貞女は二夫に見えず」とも。狂言、鈍太郎「―といふが」
⇒てい‐じょ【貞女】
ディジョン【Dijon】
フランス東部、ブルゴーニュ地方の中心都市。14〜15世紀のブルゴーニュ公国の首都。人口15万(1999)。
てい‐しりゅう【鄭芝竜】
明末の海賊。字は飛黄。通称、一官・老一官。福建の人。日本に来航し、肥前平戸に居住。田川氏の娘と結婚、成功・七左衛門の2子がある。廈門アモイを根拠地として密貿易に従事、1628年明に帰順し都督まで進む。46年清に降ったが、のちに処刑された。「国性爺こくせんや合戦」に脚色。(1604〜1661)
ていじ‐ろ【丁字路】
丁字形に交わった道路。
⇒てい‐じ【丁字】
てい‐しん【廷臣】
朝廷に仕えて官に任ぜられている臣。
てい‐しん【貞心】
みさおの堅い心。貞節な心。日葡辞書「テイシンヲマモル」
てい‐しん【逓信】
順次にとりついで音信を通ずること。
⇒ていしん‐しょう【逓信省】
⇒ていしん‐そうごう‐はくぶつかん【逓信総合博物館】
⇒ていしん‐だいじん【逓信大臣】
てい‐しん【挺身】
自ら進み出ること。自分の身を投げ出して物事をすること。「独立運動に―する」「―隊」
てい‐しん【挺進】
多くのものの中からぬきん出て進むこと。
てい‐しん【艇身】
ボートの全長。「1―の差で勝つ」
てい‐しん【鼎臣】
三公の位にある臣。大臣。
ていしんこうき【貞信公記】
藤原忠平の日記。貞信公はその諡号しごう。907年(延喜7)より死去前年の948年(天暦2)に至る24年分が断続して抄本として残る。貞信公御記。
ていじん‐じけん【帝人事件】
1934年(昭和9)帝国人絹会社の株式をめぐる政官財界要人の疑獄事件。斎藤実内閣の総辞職を招いた。裁判の結果、正常な商取引とされ全員無罪。
ていしん‐しょう【逓信省】‥シヤウ
もと内閣各省の一つ。1949年郵政省と電気通信省とに分かれて廃止。
⇒てい‐しん【逓信】
ていしん‐そうごう‐はくぶつかん【逓信総合博物館】‥ガフ‥クワン
1902年(明治35)逓信省の設立した博物館。現在は日本郵政公社・NTT・NHKが共同で運営し、郵便・電信電話・放送通信の歴史などに関する資料の収集と展示を行う。東京都千代田区大手町。
⇒てい‐しん【逓信】
ていしん‐だいじん【逓信大臣】
逓信省の長官たる大臣。
⇒てい‐しん【逓信】
てい‐しんたく【鄭振鐸】
(Zheng Zhenduo)中国の詩人・文学史家・編集者。筆名、西諦など。福建の人。北京で五‐四運動に参加。「小説月報」などを編集。人民共和国成立後、文化部の要職を歴任。著「中国俗文学史」「中国文学研究」など。(1898〜1958)
でい‐すい【泥水】
どろがまじって濁った水。どろみず。「―につかる」
でい‐すい【泥酔】
(泥は、骨のない、ぐにゃぐにゃした虫)正体を失うほど酒に酔うこと。「―状態」
ていすい‐こうじ【低水工事】
河川改修の一方式。舟運のための航路維持などの利水を主眼とするもの。日本では明治中期に高水こうすい工事に転換するまで、河川改修の中心。
ていすい‐しょくぶつ【挺水植物】
(→)抽水ちゅうすい植物に同じ。
ていすい‐よう【挺水葉】
(→)気葉に同じ。
ていすい‐ろ【低水路】
河川敷のうち、常に水が流れている場所。↔高水敷こうすいじき
ディスインフレーション【disinflation】
景気循環の過程で、インフレーションからは抜け出したが、デフレーションには陥っていない状態。↔リフレーション
てい‐すう【定数】
①一定の数量または員数。「―に達する」
②定まった運命。
③〔理〕特定の状態変化を研究する時、この変化の間を通じて一定の値を保つ量。物質の種類に関係なく不変なもの(基礎定数)と、物質に固有なもの(物質定数)とがある。常数。恒数。
④〔数〕一つの問題を考究する間、常に一定の値をとる数、またはとると考えて差し支えない数。↔変数。
⇒ていすう‐こう【定数項】
⇒ていすう‐ぜせい【定数是正】
⇒ていすう‐ふきんこう【定数不均衡】
ていすう‐こう【定数項】‥カウ
整式・関数において、変数・未知数が含まれない項。
⇒てい‐すう【定数】
ていすう‐ぜせい【定数是正】
有権者の一票の価値がほぼ等しくなるように、選挙区の議員定数や区割りを改めること。
⇒てい‐すう【定数】
ていすう‐ふきんこう【定数不均衡】‥カウ
選挙区ごとの議員定数とそれを選出する選挙人数との比が著しく不平等で、選挙権の平等がそこなわれること。
⇒てい‐すう【定数】
ディスカウント【discount】
値引き。割引。「5パーセントの―」
⇒ディスカウント‐ショップ【discount shop】
⇒ディスカウント‐ストア【discount store】
⇒ディスカウント‐セール【discount sale】
ディスカウント‐ショップ【discount shop】
製造元から直接買い付けたり経費を削減したりして、通常価格よりも安く商品を売る店。
⇒ディスカウント【discount】
ディスカウント‐ストア【discount store】
(→)ディスカウント‐ショップに同じ。
⇒ディスカウント【discount】
ディスカウント‐セール【discount sale】
安売り。
⇒ディスカウント【discount】
ディスカス【discus】
(円盤の意)
①フィールド競技用の円盤。
②カワスズメ科の淡水魚。アマゾン原産。体は円盤状。全長18センチメートル。観賞魚。
ディスカッション【discussion】
討議。討論。「パネル‐―」
ディスカント【descant】
〔音〕
①中世の多声教会音楽で、聖歌の旋律に新たな声部を即興的に付加して歌う技法。また、その付加声部。
②高音声部。また、その声部の演奏に使用する高音楽器。
ディスク【disc; disk イギリス・disque フランス】
①円盤。円板。
②レコード。音盤。また、コンパクト‐ディスク。
③フロッピー‐ディスク・ハード‐ディスクなどの略。
⇒ディスク‐クラッチ【disc clutch】
⇒ディスク‐ジョッキー【disc jockey】
⇒ディスク‐ブレーキ【disc brake】
ディスクール【discours フランス】
言語による表現。言説。談話。
ディスク‐クラッチ【disc clutch】
〔機〕(→)円板クラッチ。
⇒ディスク【disc; disk イギリス・disque フランス】
ディスク‐ジョッキー【disc jockey】
音楽を流しながら、その解説をしたり、ちょっとした話題を提供したりする人。また、その放送番組。DJ
⇒ディスク【disc; disk イギリス・disque フランス】
ディスク‐ブレーキ【disc brake】
車軸に固定した摩擦円板によるブレーキ。
⇒ディスク【disc; disk イギリス・disque フランス】
ディスクロージャー【disclosure】
①情報の開示。特に、国・地方自治体における情報の公開。
②〔経〕企業内容開示制度。投資家などの利害関係者を保護するため、企業の財務内容を報告・開示すること。会社法・証券取引法などが求めている。
ディスコ
(ディスコテークdiscothèque フランスの略)レコードなどの音楽に合わせてリズミカルでテンポの速い踊りを楽しむ店。
ディスコグラフィ【discography】
題名・曲目・演奏者名・録音年月日など、レコードに関するデータを記載した解説目録。
ディスタンス‐レース【distance race】
スキーの距離競技。
テイスティー【tasty】
飲食物の味のよいさま。美味。
テイスト【taste】
⇒テースト
ディストーション【distortion】
①歪み。
②写真などで画面周辺が弓なりに歪む現象。歪曲収差。
③電子楽器で音を歪ませる装置。
ディズニー【Walt Disney】
アメリカの映画製作者・監督。アニメーション映画の開拓者。「ミッキー‐マウス」「白雪姫」「バンビ」「シンデレラ」、生物記録映画「砂漠は生きている」など。また、遊園地ディズニー‐ランドを建設。(1901〜1966)
ディスプレー【display】
①表示。展示。陳列。
②コンピューターの出力として図形・文字等を画面に一時的に表示する装置。
③〔生〕動物の生得的行動の一つ。威嚇・求愛などのために、自分を大きく見せ、また目立たせる動作や姿勢。誇示。誇示行動。
ディスペンサー【dispenser】
①液状の物を適量ずつ出す機器。
②自動販売機。→キャッシュ‐ディスペンサー
ディスポーザー【disposer】
食物のくずなどを細かく砕いて下水に流す台所用電気器具。
てい・する【呈する】
〔他サ変〕[文]呈す(サ変)
①さしだす。呈出する。さしあげる。進呈する。中華若木詩抄「字もなければ誰にも―・し得ぬなり」。「苦言を―・する」
②あらわす。しめす。「活況を―・する」
てい・する【訂する】
〔他サ変〕[文]訂す(サ変)
①ただす。訂正する。なおす。
②交わりを結ぶ。
てい・する【挺する】
〔他サ変〕[文]挺す(サ変)
他より先に進める。「身を―・する」
ディズレーリ【Benjamin Disraeli】
イギリスの政治家。1846年穀物法廃止に反対して保守党の指導者となる。第二次選挙法改正を実現。74〜80年首相、スエズ運河株の買収、インド帝国の成立など帝国主義的外交を展開。自由党のグラッドストンに対抗して、典型的な二大政党による議会政治を指導した。(1804〜1881)
てい‐せい【低声】
ひくいこえ。こごえ。
てい‐せい【定性】
物質の成分を定めること。
⇒ていせい‐ぶんせき【定性分析】
てい‐せい【定星】
①恒星こうせい。
②二十八宿の一つ。室宿。営室。
③陰暦10月の立冬の節。
てい‐せい【定省】
[礼記曲礼上「凡そ人の子為たるの礼、冬は温かくして夏は凊すずしく、昏ひぐれは定めて晨あしたは省かえりみる」](晩には父母の寝具をととのえ、朝にはその安否をたずねる意)子が日夜よく親に仕えて孝養をつくすこと。ていしょう。昏定晨省こんていしんせい。
てい‐せい【帝政】
①帝者のまつりごと。帝道に基づく政治。
②帝王が統治する政治・政体。「―ロシア」
⇒ていせい‐とう【帝政党】
てい‐せい【訂正】
誤りを正し改めること。「誤植を―する」
てい‐せい【啼声】
鳥獣のなきごえ。
てい‐せい【提撕】
①ひっさげること。
②後進者を教導すること。
③奮いおこすこと。盛んにすること。
てい‐せい【鄭声】
[論語衛霊公「鄭声は淫にして、佞人は殆あやうし」](中国春秋時代の鄭の国の歌謡が淫猥である意)猥褻わいせつまたは野卑な音楽。
てい‐せいこう【鄭成功】
明末の遺臣。鄭芝竜の長子。名は森しん。母は肥前平戸の人、田川氏。清軍と戦い、廈門アモイ・金門島、のち台湾に拠って奮戦したが、志を遂げず病没。明室から国姓朱氏を賜り国姓爺こくせんやと称す。近松門左衛門作「国性爺合戦」により「和藤内(和唐内)」の名で親しまれる。(1624〜1662)
ていせい‐せいぶつ【底生生物】
(benthos)水域に生息する生物のうち、水底に生活する生物の総称。水生生物の生活様式の一類型。ベントス。
ていせい‐とう【帝政党】‥タウ
立憲帝政党の略称。
⇒てい‐せい【帝政】
ていせい‐どうぶつ【底生動物】
底生生物のうちの動物。底棲動物。
てい‐せいぶん【鄭清文】
(Zheng Qingwen)台湾の作家。農村と都市のさまざまな人生を描く。作「三本足の馬」。(1932〜)
ていせい‐ぶんせき【定性分析】
被検物質の成分物質を特定・検出する化学分析。元素・基などに特有の化学反応・物理的性質を利用して行う。↔定量分析
⇒てい‐せい【定性】
てい‐せき【定積】
①一定の乗積。
②一定の面積または体積。
⇒ていせき‐ひねつ【定積比熱】
てい‐せき【帝戚】
天子の親戚。皇族。
ていせき‐ひねつ【定積比熱】
体積を一定に保ちつつ熱する場合の物体の比熱。主に気体でいう。一般に定圧比熱より小さい。定容比熱。↔定圧比熱
⇒てい‐せき【定積】
てい‐せきぶん【定積分】
「積分」参照。
てい‐せつ【定説】
広く検証されて確実なものと認められた(仮)説。「―をくつがえす」
てい‐せつ【貞節】
女性のみさおの正しいこと。貞操。「―を守る」
ティセリウス【Arne Wilhelm Kaurin Tiselius】
スウェーデンの物理化学者。シュリーレン法による電気泳動測定装置を考案、蛋白質の研究に適用。血清グロブリンは3種に分離されること、抗体はガンマ(γ)‐グロブリンであることを発見。ノーベル化学賞。(1902〜1971)
てい‐せん【汀線】
海面と陸地との交わる線。潮汐によって常に変動する。みぎわせん。
てい‐せん【停船】
船舶の航行をとめること。「―を命ずる」
てい‐せん【停戦】
交戦中、一定の目的のために、互いに攻撃的行為を中止すること。「―協定」
てい‐ぜん【庭前】
にわさき。
てい‐ぜん【挺然】
多くの人にぬきんでて優れているさま。
てい‐ぜん【鄭
】
朝鮮李朝の画家。字は元伯。号は謙斎・蘭谷。山水画に優れ、中国画風に依存しない作風を確立。(1676〜1759)
でい‐せん【泥線】
海底に泥が沈殿しはじめる線。外海に面した海では深さ約20メートルのところにあり、これより浅い所では、波や潮流が激しくて泥は沈殿しない。
てい‐せんりつ【定旋律】
〔音〕(cantus firmus ラテン)対位法を用いた作品で、基盤とする既存の旋律。
てい‐そ【定礎】
礎石をすえて、建物の工事を始めること。「―式」
てい‐そ【帝祖】
①皇帝の祖先。皇祖。
②皇帝の祖父。
てい‐そ【帝祚】
皇帝の位。帝位。みくらい。
てい‐そ【提訴】
訴え出ること。訴訟を提出すること。「地裁に―する」
てい‐そ【鼎俎】
①かなえとまないた。料理の用具。
②鼎で煮られ、俎上で切られて死ぬこと。一般に、死ぬべき運命。
てい‐そう【丁壮】‥サウ
壮年の男子。
てい‐そう【体相】‥サウ
様子。状態。狂言、呂蓮「先づ地獄の―をあらあら申さば」
てい‐そう【低層】
建物の階が低いこと。「―住宅」↔高層
てい‐そう【廷争】‥サウ
朝廷の君主の面前で争い、諫めること。
てい‐そう【貞操】‥サウ
①女性の正しいみさお。女子の節操。
②異性関係の純潔を保持すること。みさおの正しいこと。
⇒ていそう‐ぎむ【貞操義務】
⇒ていそう‐けん【貞操権】
⇒ていそう‐たい【貞操帯】
てい‐そう【逓送】
①順々に送ること。
②宿しゅく継ぎでおくること。
③郵便で送ること。
てい‐ぞう【逓増】
次第にふえること。↔逓減
ていそう‐ぎむ【貞操義務】‥サウ‥
〔法〕夫婦が互いに負う貞操を守るべき義務。その違反(不貞)は裁判上の離婚の原因となる。
⇒てい‐そう【貞操】
ていそう‐けん【貞操権】‥サウ‥
女性が自己の意思に反して性的な侵害を受けない権利。
⇒てい‐そう【貞操】
ていそう‐すい【底層水】
4000メートル以上の深海の底層の海水。浅海でも海底直上の比較的うすい層をいう。一般に、その源はグリーンランド沖か南極の底層水で、これが三大洋に広がったものと考えられている。
ていそう‐たい【貞操帯】‥サウ‥
女性の貞操を保持するための、鉄製で鍵の付いた器具。中世ヨーロッパで十字軍出征の騎士などがその妻に使わせたという。
⇒てい‐そう【貞操】
ていそう‐ほう【底装砲】‥サウハウ
砲尾から弾薬を装填そうてんする火砲。元込め砲。後装砲。
てい‐そく【低速】
速度が遅いこと。↔高速
てい‐そく【定則】
一定の規則。一定の法則。定規。
てい‐そく【鼎足】
①かなえの足。
②かなえの足のように、三方に対立すること。鼎立。
てい‐ぞく【低俗】
低級で下品なこと。「―な映画」
ていそく‐すう【定足数】
合議体が議事を進め議決をするのに必要な最少限度の構成員出席数。例えば、日本の国会は議員総数の3分の1以上出席しなければ議事を開き議決することができない。「―に達する」
ていそくど‐そう【低速度層】
地球表面から深さ100〜200キロメートルぐらいで地震波の伝わる速度が少し落ちる層。大洋底では深さ70キロメートル以深に明瞭に現れ、やや薄い。大陸下では、大洋底の場合よりも低速度の程度が弱い。楯状地ではほとんど認められない。
でいそ‐じん【泥塑人】
土製の人形。土人形つちにんぎょう。
ディゾルブ【dissolve】
映画やテレビで、前の画面に後の画面を重ね、徐々に後の画面に移行させる技法。
て‐いた【手板】
①文字などを記すのに用いる小板。漆塗りで、文字は拭い消すことのできるもの。ぬりいた。
②笏しゃくの異称。〈壒嚢鈔〉
③(もと小形の木板に記したからいう)江戸時代、金品輸送に用いた証書。品目などを明記して発行者と飛脚商が調印し、さらに受領者の調印を持ち帰り、これを後日の証とした。
④積荷の番号・品名・数量・仕出港・仕向港・荷受人・船名・船籍などを記入した目録。貨物通知書。
⑤建築の塗装の見本にする板。
⇒ていた‐ぐみ【手板組】
⇒ていた‐しらべ【手板調べ】
てい‐たい【停滞】
物事がはかどらないで、たまりとどこおること。「景気が―する」
⇒ていたい‐ぜんせん【停滞前線】
てい‐たい【艇隊】
水雷艇などの小艇2隻以上から成る隊。
て‐いた・い【手痛い】
〔形〕[文]ていた・し(ク)
はげしい。てあらい。てきびしい。多く、相手から受ける損害や非難などにいう。平家物語4「橋の上のいくさ―・う候」。「―・い批判」
てい‐だい【邸第】
やしき。邸宅。第宅ていたく。
てい‐だい【帝大】
帝国大学の略称。
てい‐だい【提題】
(thesis)論証されるべき命題。論題。定立。主張。テーゼ。→論証
ていたいおん‐ほう【低体温法】‥ヲンハフ
外科手術で、患者の身体を冷却して体温をセ氏30〜20度以下に下げる処置。組織の代謝が低下して、手術や血流途絶に対する抵抗性が増す。
てい‐たいじゅう‐じ【低体重児】‥ヂユウ‥
出生時の体重が2.5キログラム未満の新生児。
てい‐たいせき【底堆石】
氷河によって運搬され、氷河の底部にあたる部分に堆積した岩屑。また、それがつくるゆるやかに波打った地形。
ていたい‐ぜんせん【停滞前線】
寒暖二つの気団の境界面が長期間動かないで、1カ所に停滞する前線。梅雨前線はその一例。
⇒てい‐たい【停滞】
てい‐たく【邸宅・第宅】
大きな住宅。やしき。「大―」
ていた‐ぐみ【手板組】
江戸時代の金銀輸送の飛脚商。
⇒て‐いた【手板】
ていた‐しらべ【手板調べ】
江戸時代、外国船舶の入港した時、積荷目録を奉行所に差し出させて取り調べたこと。
⇒て‐いた【手板】
ティタニア【Titania】
ヨーロッパ中世伝説における妖精国の王オベロンの妃。魔神の女王。
てい‐たらく【体たらく・為体】
(タラクは助動詞タリのク語法)
①すがた。ありさま。平家物語7「覚明が―、褐の直垂に黒革縅の鎧きて」
②(後世は非難の意をこめて用いる)ざま。「何という―だ」
てい‐だん【丁男】
丁年に達した男子。成人男子。壮丁。
てい‐だん【梯団】
大人数の部隊が行進などを行うにあたり、便宜上、数個の部隊に分けた時の各部隊。もと軍隊の用語。
てい‐だん【鼎談】
(鼎かなえの脚は3本であることから)3人が向かい合って話をすること。
でい‐たん【泥炭】
(peat)湿原植物などが枯死・堆積し、部分的に分解・炭化作用が行われた土塊状のもの。植物の組織が肉眼で識別できる。多量の水分を含み、また多少の土砂を含むことがある。すくも。
⇒でいたん‐ち【泥炭地】
でいたん‐ち【泥炭地】
泥炭の堆積している場所。農業上は、排水後なお20センチメートル以上の泥炭層をもつ土地をいう。高位・中間・低位泥炭地に分ける。
⇒でい‐たん【泥炭】
てい‐ち【低地】
低い土地。
てい‐ち【定置】
一定の場所におくこと。
⇒ていち‐あみ【定置網】
⇒ていち‐ぎょぎょう【定置漁業】
てい‐ち【偵知】
様子をさぐり知ること。
ていち‐あみ【定置網】
建網などのように一定水面に固定的に敷設する網漁具。
⇒てい‐ち【定置】
ティチェナー【Edward Titchener】
アメリカの心理学者。ヴントの立場を受けつぎ、構成主義心理学を発展させた。主著「実験心理学」。(1867〜1927)
ていち‐ぎょぎょう【定置漁業】‥ゲフ
定置網など、漁具を一定水面に敷設して行う漁業。→漁業権
⇒てい‐ち【定置】
て‐いちごう【手一合】‥ガフ
両手にはいるほどの、約1合の米。浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵「―でも御扶持をいただきましたらば」
ていち‐しゃぞう【定値写像】‥ザウ
〔数〕集合Aから集合Bへの写像fの値が、Bの一定の要素bであるとき、fを定値写像という。
てい‐ちゃく【定着】
①しっかりとつくこと。固着して容易に離れなくなること。
②一定の場所に落ち着くこと。「土地に―する」「現在の職に―する」
③意見・学説などの正当性が多くの人に認められ定まったものとなること。「民主主義が―する」
④(写真用語)感光材料の感光性をなくして、画像を安定させる処理。写真感光材料の場合は、現像されないで残っているハロゲン化銀をチオ硫酸塩水溶液などで溶解・除去する処理。
⑤電子写真で、画像を形づくる着色粒子を支持体上に固着させること。
⇒ていちゃく‐えき【定着液】
⇒ていちゃく‐ぶつ【定着物】
てい‐ちゃく【締着】
しめてくっつけること。
⇒ていちゃく‐ざい【締着材】
ていちゃく‐えき【定着液】
写真の定着4に用いる液。
⇒てい‐ちゃく【定着】
ていちゃく‐ざい【締着材】
建築上、各材を接合部において互いに連結するのに用いる材料。木釘・釘・ボルト・帯金物など。
⇒てい‐ちゃく【締着】
ていちゃく‐ぶつ【定着物】
〔法〕ある物体に永続的に付着して容易に分離し難いもの。民法上、土地の定着物は不動産とされる。
⇒てい‐ちゃく【定着】
てい‐ちゅう【邸中】
やしきのうち。邸内。
てい‐ちゅう【庭中】
①にわのなか。にわのうち。
②庭中言上の略。
⇒ていちゅう‐ごんじょう【庭中言上】
てい‐ちゅう【鄭注・鄭註】
後漢の鄭玄じょうげんの施した古典の注釈。
でい‐ちゅう【泥中】
どろのなか。
⇒でいちゅう‐の‐はちす【泥中の蓮】
ていちゅう‐ごんじょう【庭中言上】‥ジヤウ
中世の裁判で、訴訟手続上の不法を担当の部局に出訴すること。一般的な訴えを直接将軍などに出す場合にも用いた。
⇒てい‐ちゅう【庭中】
でいちゅう‐の‐はちす【泥中の蓮】
[維摩経]泥の中に生える蓮の花。けがれた境遇にあってもこれに染まらず、清らかさを保つことのたとえ。
⇒でい‐ちゅう【泥中】
てい‐ちょ【帝儲】
天子の世継。皇儲。
てい‐ちょう【低張】‥チヤウ
2種の溶液の浸透圧を比較して、浸透圧の低い溶液を指していう。↔高張
てい‐ちょう【低潮】‥テウ
干潮の極限に達した状態。↔高潮。
⇒ていちょう‐せん【低潮線】
てい‐ちょう【低調】‥テウ
①調子が低いこと。内容が充実していないこと。「今年の展覧会は―だった」
②十分に調子の出ていないこと。盛り上がりに欠けること。「―な記録に終わる」
てい‐ちょう【亭長】‥チヤウ
宿駅の長。秦漢時代には盗賊追捕をつかさどった。
てい‐ちょう【偵諜】‥テフ
敵情をさぐりうかがうもの。斥候。ものみ。
てい‐ちょう【鄭重・丁重】
(「鄭」も重い意)
①礼儀正しく、てあついこと。ねんごろ。「―なもてなし」「―に断る」
②ていねいなこと。大事に扱うこと。「―に棚にもどす」
てい‐ちょう【諦聴】‥チヤウ
はっきり聞くこと。くわしく聞くこと。
ていちょう‐せん【低潮線】‥テウ‥
低潮時の水位の線。↔高潮線
⇒てい‐ちょう【低潮】
ティツィアーノ【Tiziano Vecellio】
イタリアの画家。ジョルジョーネとともにヴェネツィア派の最盛期を代表。安定した形態と、暖色系の豊かな色彩とを駆使し、多くの宗教画・肖像画を遺す。作「聖愛と俗愛」など。チチアン。(1490頃〜1576)
ディックス【Otto Dix】
ドイツの画家。新即物主義の画風で、都市文明の退嬰的な気分を露わにした人間表現に優れる。ナチスに弾圧され、戦後アカデミー会員に復帰。「マッチ売り」など。(1891〜1969)
ティッシュ【tissue】
ティッシュ‐ペーパーの略。
⇒ティッシュ‐ペーパー【tissue paper】
ティッシュ‐ペーパー【tissue paper】
薄く柔らかい紙。本の挿絵の上に挟んだり、美術品などの包装に使ったり、また化粧紙・塵紙などに用いる。ティシュ‐ペーパー。ティッシュ。
⇒ティッシュ【tissue】
て‐いっそく【手一束】
片手で握るほどの量。また、一握りほどの長さ。狂言、宗論「刃物をもつて―に刈り取り」
て‐いっぱい【手一杯】
①力のかぎり。なしうるかぎり。狂言、右近左近おこさこ「村での口ききで御座り、其の上地頭殿をば―にせられまする」。「―値下げする」
②その事をするのがやっとで、ほかに力が及ばないこと。「看病だけで―」
ディップ【dip】
①少し浸すこと。
②クリーム‐チーズなどを土台に、マヨネーズ・ソース類・香辛料・香味野菜で風味をつけたペースト状のソース。クラッカーや生野菜などに添える。
③ゼリー状の整髪料。
ディップ‐スイッチ【DIP switch】
コンピューターで、動作条件を設定するための小型のスイッチ。
てい‐てい【廷丁】
廷吏の旧称。
てい‐てい【亭亭】
樹木などの高くまっすぐにそびえたつさま。「―と茂る大樹」「―たる老樹」
でい‐でい
(江戸語。「手入れ手入れ」の訛という)雪駄(下駄)なおしの呼び声。東海道中膝栗毛8「―とよんであるくを、弥次郎は江戸の格でせつたなをしと思ひ」
ディテール【detail】
詳細。細部。細目。
てい‐てつ【蹄鉄】
馬のひづめの底に打ちつけて、ひづめの磨滅・損傷と滑走とを防ぐ鉄具。後方の欠けた長円形で、外縁はひづめと一致する。
蹄鉄
てい‐てん【定点】
①定められた固定点。
②気象・海象の観測を継続的に行うために、国際的に定められた海洋上の地点。
⇒ていてん‐かんそく【定点観測】
てい‐てん【帝展】
帝国美術院の主催した展覧会。文部省主催の文展に代わって1919年(大正8)以来毎年開催。37年帝国芸術院の創設とともに文展(新文展)の名称に戻り、46年日展に改組。→日展
てい‐てん【提点】
①一々提示して点検すること。宋代の官職名に提点刑獄があった。
②禅家の職名。(→)副司ふうすに同じ。
てい‐でん【逓伝】
①順次に伝え送ること。
②宿しゅく継ぎでおくること。
③宿継ぎの馬や人夫。
てい‐でん【停電】
送電が一時とまること。また、そのため電灯が消えること。「落雷で―する」
ていてん‐かんそく【定点観測】‥クワン‥
海洋上の定点で行われた連続的な観測。気象観測船による観測は1981年10月、海洋気象ブイ‐ロボットによる観測は2000年10月で終了。
⇒てい‐てん【定点】
てい‐と【帝図】
天子の計画。帝謨ていぼ。帝猷ていゆう。
てい‐と【帝都】
皇居のある都。皇都。
てい‐と
〔副〕
(テイドとも)きっと。しかと。たしかに。狂言、竹の子「お主は―取るか」
てい‐ど【低度】
程度の低いこと。
てい‐ど【剃度】
剃髪得度すること。僧・尼となること。
てい‐ど【帝土】
天子の統治する土地。
てい‐ど【程度】
①物事の高低・強弱・優劣などがどのくらいかという度合。「けがの―」「生活―」「5分―の遅れ」
②適当と考えられる度合。ころあい。ほど。「乱暴にも―がある」
⇒ていど‐ふくし【程度副詞】
⇒ていど‐もんだい【程度問題】
でい‐と【泥塗】
①どろまみれになること。また、どろみち。ぬかるみ。
②賤しい地位や境遇のたとえ。
でい‐ど【泥土】
きわめて微細な土状の沈殿物。どろ。また、水にとけた土。また、ねうちのないもの。つまらないもの。
てい‐とう
鼓を打つ音の形容。謡曲、雨月「颯々の鈴の声、―の鼓の音」
てい‐とう【低糖】‥タウ
食品中の糖分の割合を低くしてあること。
てい‐とう【低頭】
頭を低くさげること。頭を垂れて礼をすること。
⇒ていとう‐へいしん【低頭平身】
てい‐とう【抵当】‥タウ
①借金のかた。担保。ひきあて。「―に取る」「―に入れる」
②しちもつ。しちぐさ。
③抵当権の目的物。
⇒ていとう‐がし【抵当貸】
⇒ていとう‐けん【抵当権】
⇒ていとうけん‐しょうめつ‐せいきゅう【抵当権消滅請求】
⇒ていとうけん‐せっていしゃ【抵当権設定者】
⇒ていとう‐しょうけん【抵当証券】
⇒ていとう‐しんようほけん【抵当信用保険】
⇒ていとう‐ながれ【抵当流れ】
⇒ていとう‐ほけん【抵当保険】
てい‐とう【堤塘・隄塘】‥タウ
つつみ。どて。
てい‐とう【提灯】
手に提げるようにした灯火。ちょうちん。
てい‐とう
〔副〕
(テイトの長音化。テイドウとも)きっと。たしかに。狂言、武悪「―おしやるまいか」
てい‐どう【定道】‥ダウ
①定まって変わることのない道。常道。
②運命で定まっているなりゆき。「―論」
てい‐どう【帝道】‥ダウ
帝王の行う政道。仁道を主とする政道。
でい‐とう【泥塔】‥タフ
泥土で造り、中に経文を納めた小形の卒塔婆そとば。土塔。
⇒でいとう‐ほう【泥塔法】
ていとう‐がし【抵当貸】‥タウ‥
抵当を取って金銭を貸し付けること。
⇒てい‐とう【抵当】
ていとう‐けん【抵当権】‥タウ‥
民法上、債権者が、その占有を移さないで債務者または第三者(物上保証人)から債務の担保として提供された不動産について、他の債権者に優先して自己の債権の弁済を受けうる権利。
⇒てい‐とう【抵当】
ていとうけん‐しょうめつ‐せいきゅう【抵当権消滅請求】‥タウ‥セウ‥キウ
抵当不動産の第三取得者が、民法所定の手続により、抵当権者に一定の金額を提供して抵当権を消滅させること。
⇒てい‐とう【抵当】
ていとうけん‐せっていしゃ【抵当権設定者】‥タウ‥
自己の所有する不動産に抵当権を設定した者。
⇒てい‐とう【抵当】
てい‐どうし【定動詞】
(→)定形動詞に同じ。
ていとう‐しょうけん【抵当証券】‥タウ‥
抵当証券法により、土地・建物などの抵当権付き貸付債権を証券化した金融商品。
⇒てい‐とう【抵当】
ていとう‐しんようほけん【抵当信用保険】‥タウ‥
抵当物の競売けいばい代金が債権額に達しないために生ずる損害または抵当物の火災などによる損害の填補てんぽを目的とする信用保険。
⇒てい‐とう【抵当】
ていとう‐ながれ【抵当流れ】‥タウ‥
債務者が履行期を徒過した場合に、抵当不動産の所有権を債権者に取得させて弁済に代えること。
⇒てい‐とう【抵当】
ていとう‐へいしん【低頭平身】
平あやまりにあやまること。また、頭を低くさげて、へりくだること。平身低頭。
⇒てい‐とう【低頭】
でいとう‐ほう【泥塔法】‥タフホフ
滅罪・長寿のために泥塔を造って供養する法。泥塔供。
⇒でい‐とう【泥塔】
ていとう‐ほけん【抵当保険】‥タウ‥
担保物件の損失により抵当権者が受ける損害を填補てんぽするためにかける保険。
⇒てい‐とう【抵当】
ディドー【Didō】
ギリシアの古伝説で、カルタゴを築いて君臨した女王。のち英雄アエネアスのローマ行の物語と結びつけられ、アエネアスとの恋に破れて自殺する物語が生じた。→アエネーイス
てい‐とく【帝徳】
天子の威徳。天子の徳行。
ていとく【貞徳】
⇒まつながていとく(松永貞徳)。
⇒ていとく‐ふう【貞徳風】
てい‐とく【提督】
(提綱監督の意)
①艦隊の司令官。海軍の将官。
②清朝の武官職名。1省の緑営兵を統率した官。のち、総督の駐在しない省では1省の軍政をも総轄した。提督軍務総兵官。
ていとく‐ふう【貞徳風】
(→)貞門風に同じ。
⇒ていとく【貞徳】
ていど‐ふくし【程度副詞】
主として形容詞・副詞など状態を示す語にかかって、その程度を表す副詞。「ちょっと寒い」の「ちょっと」、「もっとたくさん欲しい」の「もっと」など。
⇒てい‐ど【程度】
ていど‐もんだい【程度問題】
①根本にかかわることではなく、程度がどうかということに関する問題。「両者の意見の違いは―にすぎない」
②程度の大小が物事の適否にかかわるような問題。程度によりけりであるということ。「いくら小さな家でよいと言っても―だ」
⇒てい‐ど【程度】
ディドロ【Denis Diderot】
フランスの作家・思想家。ダランベールとともに「百科全書」の編纂・刊行に当たった。該博な知識と多方面の才能をもち、小説「ラモーの甥」「運命論者ジャック」のほか、哲学・文学・美術・演劇などに関する多くの著作がある。(1713〜1784)
てい‐とん【停頓】
ゆきづまって、とまること。進展しないこと。「生産が―する」
ディナー【dinner】
西洋料理の正式の食事。主として晩餐。
⇒ディナー‐ジャケット【dinner jacket】
⇒ディナー‐ショー【dinner show】
⇒ディナー‐パーティー【dinner party】
ディナー‐ジャケット【dinner jacket】
(→)タキシードに同じ。
⇒ディナー【dinner】
ディナー‐ショー【dinner show】
ディナーとショーとどちらも楽しめる催し。
⇒ディナー【dinner】
ディナー‐パーティー【dinner party】
晩餐会。夕食会。
⇒ディナー【dinner】
ディナール【dīnār アラビア】
イスラム世界の金貨。また、その単位。語源はギリシア語・ラテン語のデナリウスで、ウマイヤ朝が7世紀末に初めて鋳造。現在はイラク・ヨルダン・チュニジアなどで紙幣の単位として使用。
てい‐ない【廷内】
法廷のうち。
てい‐ない【邸内】
やしきのうち。
⇒ていない‐しゃ【邸内社・第内社】
てい‐ない【庭内】
にわのうち。庭中。
ていない‐しゃ【邸内社・第内社】
邸内に設けたやしろ。
⇒てい‐ない【邸内】
ていない‐ち【堤内地】
堤防によって守られている土地。人家のある側の土地。↔堤外地
ディナル‐アルプス【Dinaric Alps】
バルカン半島西側のアドリア海沿岸部に北西から南東へ連なる山脈群。狭義にはボスニア‐ヘルツェゴヴィナとクロアチア共和国との境界の山脈を指す。クロアチア語ではディナラ山脈。
てい‐にん【停任】
⇒ちょうにん
てい‐ねい【丁寧・叮嚀】
注意深く心がゆきとどくこと。また、てあつく礼儀正しいこと。古今著聞集16「其後は、げにも―にぞ下行しける」。「―な説明」「―に書く」「―にお辞儀する」
⇒ていねい‐ご【丁寧語】
でい‐ねい【泥濘】
ぬかるみ。「―にはまる」「―地」
ていねい‐ご【丁寧語】
敬語の一つ。相手に対する話し手の直接の敬意を表現するもの。「ます」「です」「侍り」「候ふ」の類。
⇒てい‐ねい【丁寧・叮嚀】
てい‐ねん【丁年】
(強壮の時に丁あたる意)
①一人前の年齢。満20歳をいう。
②一人前の男。満20歳以上の男子。成年。
③丁の終りの年齢。60歳。
てい‐ねん【定年・停年】
法規・規則によって退官・退職するきまりになっている年齢。「―退職」
⇒ていねん‐せい【定年制・停年制】
てい‐ねん【諦念】
道理をさとる心。また、あきらめの気持。
ていねん‐せい【定年制・停年制】
一定の年齢に達すると退職することを定めた制度。
⇒てい‐ねん【定年・停年】
てい‐のう【低能】
知能の発育が普通より低いこと。また、その人。


てい‐しん【貞心】🔗⭐🔉
てい‐しん【貞心】
みさおの堅い心。貞節な心。日葡辞書「テイシンヲマモル」
ていしんこうき【貞信公記】🔗⭐🔉
ていしんこうき【貞信公記】
藤原忠平の日記。貞信公はその諡号しごう。907年(延喜7)より死去前年の948年(天暦2)に至る24年分が断続して抄本として残る。貞信公御記。
てい‐せつ【貞節】🔗⭐🔉
てい‐せつ【貞節】
女性のみさおの正しいこと。貞操。「―を守る」
てい‐そう【貞操】‥サウ🔗⭐🔉
てい‐そう【貞操】‥サウ
①女性の正しいみさお。女子の節操。
②異性関係の純潔を保持すること。みさおの正しいこと。
⇒ていそう‐ぎむ【貞操義務】
⇒ていそう‐けん【貞操権】
⇒ていそう‐たい【貞操帯】
ていそう‐ぎむ【貞操義務】‥サウ‥🔗⭐🔉
ていそう‐ぎむ【貞操義務】‥サウ‥
〔法〕夫婦が互いに負う貞操を守るべき義務。その違反(不貞)は裁判上の離婚の原因となる。
⇒てい‐そう【貞操】
ていそう‐けん【貞操権】‥サウ‥🔗⭐🔉
ていそう‐けん【貞操権】‥サウ‥
女性が自己の意思に反して性的な侵害を受けない権利。
⇒てい‐そう【貞操】
ていそう‐たい【貞操帯】‥サウ‥🔗⭐🔉
ていそう‐たい【貞操帯】‥サウ‥
女性の貞操を保持するための、鉄製で鍵の付いた器具。中世ヨーロッパで十字軍出征の騎士などがその妻に使わせたという。
⇒てい‐そう【貞操】
ていとく【貞徳】🔗⭐🔉
ていとく【貞徳】
⇒まつながていとく(松永貞徳)。
⇒ていとく‐ふう【貞徳風】
ていとく‐ふう【貞徳風】🔗⭐🔉
てい‐ふ【貞婦】🔗⭐🔉
てい‐ふ【貞婦】
貞操を堅くまもる婦人。貞女。
てい‐ぼく【貞木】🔗⭐🔉
てい‐ぼく【貞木】
葉が四季を通じて色を変えない樹。ときわぎ。常緑樹。十訓抄「桃李は一旦の栄花なり。松樹は千年の―なり」
ていめい‐こうごう【貞明皇后】‥クワウ‥🔗⭐🔉
ていめい‐こうごう【貞明皇后】‥クワウ‥
大正天皇の皇后。名は節子さだこ。公爵九条道孝の4女。昭和天皇および秩父宮雍仁やすひと・高松宮宣仁のぶひと・三笠宮崇仁たかひと各親王の母。(1884〜1951)→多摩御陵
貞明皇后
提供:毎日新聞社

てい‐もん【貞門】🔗⭐🔉
てい‐もん【貞門】
俳諧の流派。松永貞徳を祖とするもの。
⇒ていもん‐ふう【貞門風】
ていもん‐ふう【貞門風】🔗⭐🔉
ていもん‐ふう【貞門風】
貞徳を祖とする俳風。俳言はいごんを用い、言語上のあそびを主とする。貞徳風。古風。
⇒てい‐もん【貞門】
てい‐れつ【貞烈】🔗⭐🔉
てい‐れつ【貞烈】
女性のみさおがすぐれて正しいこと。
[漢]貞🔗⭐🔉
貞 字形
筆順
〔貝部2画/9画/常用/3671・4467〕
〔音〕テイ(漢) ジョウ〈ヂャウ〉(慣)
〔訓〕ただしい (名)さだ・ただし・ただす
[意味]
心が正しくて堅固である。(女子が)みさおを守って変えない。「貞淑・貞操・孝貞・不貞・童貞」
▷年号では「ジョウ」とよむことが多い。「貞観・貞永」
[解字]
形声。「卜」(=うらなう)+音符「鼎」(=かなえ。さだめる)の略体。うらないをして問いただす意。転じて、ただしいの意。


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