複数辞典一括検索+

かく-い【隔意】🔗🔉

かく-い [1][2] 【隔意】 へだたりのある気持ち。打ち解けない気持ち。遠慮。「―なく話し合う」

かく-えん【隔遠】🔗🔉

かく-えんン [0] 【隔遠】 (名)スル 遠くへだたること。「行こと遠して海いよ―す/伊沢蘭軒(鴎外)」

かくか-そうよう【隔靴掻痒】🔗🔉

かくか-そうよう カククワサウヤウ [1] 【隔靴掻痒】 ⇒かっかそうよう(隔靴掻痒)

かく-げつ【隔月】🔗🔉

かく-げつ [0] 【隔月】 ひと月おき。「―に刊行する」「―配本」

かく-さい【隔歳】🔗🔉

かく-さい [0] 【隔歳】 一年おき。隔年。

かく-じつ【隔日】🔗🔉

かく-じつ [0] 【隔日】 一日おき。「―勤務」

かく-しゅう【隔週】🔗🔉

かく-しゅう ―シウ [0] 【隔週】 一週へだてること。一週間おき。

かく-しん【隔心】🔗🔉

かく-しん [0] 【隔心】 へだてのある心。うちとけない心。きゃくしん。「―をいだく」

かく-せい【隔世】🔗🔉

かく-せい [0] 【隔世】 (1)時代がへだたること。時代が異なること。 (2)〔生〕 途中の世代を,一代あるいは数代とびこすこと。

かくせい=の感🔗🔉

――の感 時代がすっかり変わってしまったなという実感。世情が移り変わったという感慨。

かくせい-いでん【隔世遺伝】🔗🔉

かくせい-いでん― [5] 【隔世遺伝】 (1)先祖にあった劣性形質が世代をへだてて子孫に現れる現象。両親には発現しなかった祖父母の形質が子に現れる場合など。 (2)「先祖返(センゾガエ)り」に同じ。

かく-ぜつ【隔絶】🔗🔉

かく-ぜつ [0] 【隔絶】 (名)スル 遠くへだたっていること。「本土から―している島」

かく-ち【隔地】🔗🔉

かく-ち [1][0] 【隔地】 遠く離れた所。遠隔地。遠方。

かくち-しゃ【隔地者】🔗🔉

かくち-しゃ [3] 【隔地者】 〔法〕 意思表示が了解されるまでに時間を要する状態にある者。 ⇔対話者

かく-にち【隔日】🔗🔉

かく-にち [0] 【隔日】 一日おき。かくじつ。

かく-ねん【隔年】🔗🔉

かく-ねん [0] 【隔年】 一年おき。「―交代」

かくねん-けつじつ【隔年結実】🔗🔉

かくねん-けつじつ [5] 【隔年結実】 果樹の結実の多い年と少ない年とが一年おきに交代する現象。カキ・クリ・柑橘類など花芽分化が果実の発育中に起こる種に顕著。隔年結果。

かく-はん【隔板】🔗🔉

かく-はん [0] 【隔板】 航海中に船体の動揺で積み荷が移動しないように,船倉内に設ける仕切り板。仕切り板。

かく-ばん【隔晩】🔗🔉

かく-ばん [0] 【隔晩】 一夜をへだてること。一晩おき。

かく-ばん【隔番】🔗🔉

かく-ばん [0] 【隔番】 交代で見張りなどの勤務に当たること。交代して役目を勤めること。かわりばん。

かく-へき【隔壁】🔗🔉

かく-へき [0] 【隔壁】 間をへだてる壁。しきり。

かく-まく【隔膜】🔗🔉

かく-まく [0] 【隔膜】 (1)生物体の器官や組織などを仕切っている膜状物の総称。体節間膜・横隔膜など。 (2)電気分解で,両極の反応生成物が混合して副反応をするのを防ぐために,両極間に置く石綿などの多孔質の隔壁。

かく-や【隔夜】🔗🔉

かく-や [0] 【隔夜】 (1)一晩おき。 (2)一晩ごと。 (3)神社仏閣に一夜に一か所ずつ参籠して続ける修行。また,その修行を行う人。隔夜詣(モウ)で。隔夜参詣。「元結きつて―になり/狂言・鈍太郎」 (4)「覚弥(カクヤ)」に同じ。

かくや-しょうにん【隔夜上人】🔗🔉

かくや-しょうにん ―シヤウ― 【隔夜上人】 隔夜{(3)}の修行をしている僧。

かく-り【隔離】🔗🔉

かく-り [1][0] 【隔離】 (名)スル (1)へだたること。へだたり。「自分と富岡の死との間には天地の―があつて/死(独歩)」 (2)他のものから引き離して別にすること。「赤痢患者を―する」 (3)交配可能な生物集団が生態的・地理的要因などにより互いに交配できなくなる現象。種分化の原因となる。

かくり-しょぶん【隔離処分】🔗🔉

かくり-しょぶん [4] 【隔離処分】 ⇒強制隔離(キヨウセイカクリ)

かくり-せつ【隔離説】🔗🔉

かくり-せつ [3] 【隔離説】 生物に新しい種が生じるためには,地理的隔離や生殖器官の構造・生殖時期の相違などの生理的隔離が必要であるとする考え方。

かくり-びょうしゃ【隔離病舎】🔗🔉

かくり-びょうしゃ ―ビヤウ― [4] 【隔離病舎】 伝染病が広がるのを防ぐため,感染者を隔離して治療する病棟。隔離病棟。

かっか-そうよう【隔靴掻痒】🔗🔉

かっか-そうよう カククワサウヤウ [1] 【隔靴掻痒】 〔「無門関(序)」より。靴の上からかゆいところをかく,の意から〕 思いどおりにいかなくて,もどかしいこと。「―の感」

きゃくしょう-そくもう【隔生即忘】🔗🔉

きゃくしょう-そくもう キヤクシヤウソクマウ [0] 【隔生即忘】 〔仏〕 人が前世から現世へ生まれ変わるときは,前世のことは皆忘れ去って記憶に留めないということ。

きゃく-しん【隔心】🔗🔉

きゃく-しん 【隔心】 「かくしん(隔心)」に同じ。「傍輩も是に―ある体に見えける間/太平記 22」

へだたり【隔たり】🔗🔉

へだたり [0] 【隔たり】 へだたること。また,へだたっている程度。間隔。ひらき。相違。「両者の主張の―を埋める」「夫婦の間に―ができる」

へだた・る【隔たる】🔗🔉

へだた・る [3] 【隔たる】 (動ラ五[四]) (1)二つのものが,場所的または時間的に遠く離れる。「都心から一〇〇キロ以上―・った所」「年月が―・る」 (2)二つの物事の差が大きくなる。開きができる。「両者の主張が大きく―・っている」 (3)人の仲が疎遠になる。「親子ノ仲ガ―・ル/ヘボン」 (4)間に物があって遮られている。「霧一重―・れるやうに透きて見え給ふを/更級」 〔「隔てる」に対する自動詞〕

へだ・つ【隔つ】🔗🔉

へだ・つ [2] 【隔つ】 ■一■ (動タ五[四]) 「隔たる」に同じ。「可哀相に,両方とも国を―・つて煩らつて/婦系図(鏡花)」 ■二■ (動タ下二) ⇒へだてる

へだて【隔て】🔗🔉

へだて [3] 【隔て】 〔動詞「隔てる」の連用形から〕 (1)間に置いて仕切ること。また,仕切るもの。仕切り。「―の障子」「―のテーブル」 (2)差別。わけへだて。「だれかれの―なく吹聴する」 (3)気持ちなどの両者間のひらき。「―のない間柄」 (4)障害。じゃま。「世の―多くおはしましければ/今鏡(すべらぎ中)」

へだて-がお【隔て顔】🔗🔉

へだて-がお ―ガホ 【隔て顔】 うちとけないような顔つき。「なにかは―にもあらむ/源氏(宿木)」

へだて-ごころ【隔て心】🔗🔉

へだて-ごころ [4] 【隔て心】 うちとけない心。「―がなくなつたのを喜んだりして/片恋(四迷)」

へだて-がまし・い【隔てがましい】🔗🔉

へだて-がまし・い [6] 【隔てがましい】 (形)[文]シク へだてがま・し うちとけないようすである。

へだ・てる【隔てる】🔗🔉

へだ・てる [3] 【隔てる】 (動タ下一)[文]タ下二 へだ・つ 二つのものの間に,交流を妨げるような物や空間・時間がある。 (1)物を間においてさえぎる。「生け垣で―・てられた家」 (2)物を間に置く。「大通りを―・てた向こう側」「テーブルを―・てて向かいあう」 (3)時間的な距離をおく。年月をおく。「三〇年という歳月を―・てて再会した」 (4)別にする。「幽明を―・てる」 (5)人を疎んずる。男女の仲を遠ざける。「二人の仲を―・てる」「さばかり思ふを知らで,―・て給ひしかばなむ辛かりし/源氏(須磨)」 〔「隔たる」に対する他動詞〕

へな・る【隔る】🔗🔉

へな・る 【隔る】 (動ラ四) (1)遮っている。「山川の―・りてあれば恋ひしけく/万葉 3957」 (2)離れている。「岩根ふみ越え―・りなば/万葉 4006」

かく−【隔−】(和英)🔗🔉

かく−【隔−】 every other[second].隔日(週,年) every other day (week,year).

かくい【隔意】(和英)🔗🔉

かくい【隔意】 estrangement.→英和 〜ない(なく) unreserved(ly);→英和 frank(ly).→英和

かくげつ【隔月】(和英)🔗🔉

かくげつ【隔月】 every other month.〜の bimonthly.→英和 ⇒隔−.

かくじつ【隔日】(和英)🔗🔉

かくじつ【隔日】 ⇒隔−.

かくじつねつ【隔日熱】(和英)🔗🔉

かくじつねつ【隔日熱】 《医》a tertian (fever).→英和

かくしゅう【隔週】(和英)🔗🔉

かくしゅう【隔週】 every other week.⇒隔−.

かくせい【隔世(の感がある)】(和英)🔗🔉

かくせい【隔世(の感がある)】 (feel as if one were living in) a quite different age.隔世遺伝 atavism;→英和 reversion.→英和

かくぜつ【隔絶する】(和英)🔗🔉

かくぜつ【隔絶する】 be separated[isolated].

かくねん【隔年(に)】(和英)🔗🔉

かくねん【隔年(に)】 every other year.

かくへき【隔壁】(和英)🔗🔉

かくへき【隔壁】 a partition.→英和

かくまく【隔膜】(和英)🔗🔉

かくまく【隔膜】 《解》the diaphragm.→英和

かくり【隔離】(和英)🔗🔉

かくり【隔離】 isolation.→英和 〜する isolate;→英和 put[keep]in quarantine (検疫のため).‖隔離病院 an isolation hospital.隔離病舎(患者) an isolated ward (patient).

へだたり【隔たり】(和英)🔗🔉

へだたり【隔たり】 distance (間隔);→英和 [差異](a) difference;→英和 a gulf.→英和

へだたる【隔たる】(和英)🔗🔉

へだたる【隔たる】 be away[distant];be(come) estranged(疎遠).隔たった distant;→英和 far-off.

へだて【隔て】(和英)🔗🔉

へだて【隔て】 (1)[仕切り]a partition;→英和 a barrier (隔壁).→英和 (2)[差別](a) difference;→英和 distinction.→英和 (3)[隔意]reserve;→英和 coldness (冷淡).→英和 〜のある cold;→英和 reserved.〜をつける discriminate.→英和 〜のない open;→英和 frank.→英和 〜なく openly;→英和 frankly;regardless of.

へだてて【隔てて】(和英)🔗🔉

へだてて【隔てて】 [時間を]at intervals;after;→英和 [距離を]at a distance;→英和 at the distance;[物を]beyond;→英和 across;→英和 on the other side of.

へだてる【隔てる】(和英)🔗🔉

へだてる【隔てる】 [仕切る]partition;→英和 screen (さえぎる);→英和 [離間する]estrange[alienate].→英和

大辞林隔−で始まるの検索結果 1-57