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ふう-りゅう【風流】🔗⭐🔉
ふう-りゅう ―リウ [1] 【風流】 (名・形動)[文]ナリ
〔古くは「ふりゅう」とも〕
(1)おちついた優雅な趣のあること。みやびやかなこと。また,そのさま。風雅。「―な茶室」
(2)詩歌・書画・茶など,俗を離れた趣のあるもの。「―の道」「―を解する」
(3)美しく飾ること。意匠をこらすこと。また,その物。「―の破子(ワリゴ)やうのもの,ねんごろに営み出でて/徒然 54」
(4)芸能の一。
→ふりゅう(風流)
(5)「風流韻事」の略。「―の初めやおくの田植うた/奥の細道」
(6)先人が残した美風・なごり。遺風。「古きを学び新しきを賞する中にも全く―を邪(ヨコシマ)にする事なかれ/風姿花伝」
[派生] ――さ(名)
ふうりゅう-いんじ【風流韻事】🔗⭐🔉
ふうりゅう-いんじ ―リウ
ン― [5] 【風流韻事】
自然に親しみ詩歌を作って遊ぶこと。風雅な遊び。

ふうりゅう-がさ【風流傘】🔗⭐🔉
ふうりゅう-がさ ―リウ― [5] 【風流傘】
⇒ふりゅうがさ(風流傘)
ふうりゅう-ぐるま【風流車】🔗⭐🔉
ふうりゅう-ぐるま ―リウ― [5] 【風流車】
祭礼の行列に加わるはでやかに飾り立てた車。
ふうりゅう-じん【風流人】🔗⭐🔉
ふうりゅう-じん ―リウ― [3] 【風流人】
風流を解し好む人。粋人。
ふうりゅうしどうけんでん【風流志道軒伝】🔗⭐🔉
ふうりゅうしどうけんでん フウリウシダウケンデン 【風流志道軒伝】
滑稽本。五巻。風来山人(平賀源内)作。1763年刊。当時評判の辻講釈師深井志道軒を主人公のモデルとし,日本全国・大人国・小人国・女護島などを遍歴するという筋で,滑稽を交えて風俗・人心を風刺する。
ふうりゅうぶつ【風流仏】🔗⭐🔉
ふうりゅうぶつ フウリウブツ 【風流仏】
小説。幸田露伴作。1889年(明治22)「新著百種」に発表。旅先で出会った花売りの娘に恋した彫刻師珠運の悲恋を描いた露伴の出世作。
ふ-りゅう【風流】🔗⭐🔉
ふ-りゅう ―リウ [1] 【風流】
(1)「ふうりゅう(風流)」に同じ。
(2)平安末期から中世にかけて流行した芸能。祭礼などの際に行われる華やかな衣装の群舞や
(ネ)り物をいう。
(3)延年舞の演目。唐土の故事を題材とし,大風流・小風流に分かれる。舞台には美しい作り物が出され,登場人物が問答を行い,歌舞で終わる。
(4)能楽で,特殊演式の際に式三番(翁)に加わる演目。鶴亀・福神などが舞台に現れて,祝賀の舞を舞う。狂言方が演じる。狂言風流。
(5)(「浮立」とも書く)民俗芸能の群舞。念仏踊り・盆踊り・太鼓踊り・鹿踊り・獅子踊り・
り物など,全国的に行われ種類も多い。


ふりゅう-がさ【風流傘】🔗⭐🔉
ふりゅう-がさ ―リウ― [4] 【風流傘】
傘鉾(カサホコ)の一種。飾りをつけた長柄の傘。祭礼などに用いる。ふうりゅうがさ。
ふうりゅう【風流】(和英)🔗⭐🔉
ふうりゅう【風流】
elegance;refinement.〜な elegant;→英和
refined.〜な人 a man of refined taste.〜の道 elegant accomplishments.
大辞林に「風流」で始まるの検索結果 1-10。