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かざ‐ながれ【風流れ】🔗🔉

かざ‐ながれ風流れ】 鷹狩の時、放った鷹が風に吹かれて他へそれて行くこと。散木奇歌集「みかり野に―するはし鷹の声にもつかぬ恨みをぞする」

かぜ‐の‐ながれ【風の流れ】🔗🔉

かぜ‐の‐ながれ風の流れ】 「風流ふうりゅう」を訓読した語。古今著聞集5「色深き君が心の花散りて身にしむ―とぞ見し」

ふう‐りゅう【風流】‥リウ🔗🔉

ふう‐りゅう風流‥リウ (フリュウとも) ①前代の遺風。聖人が後世に残し伝えたよい流儀。 ②みやびやかなこと。俗でないこと。風雅。万葉集16「ここに前さきの采女うねめあり、―の娘子おとめなり」。「―な暮し」「―を解する」 ③美しく飾ること。意匠をこらすこと。大鏡伊尹「こがね・しろがねなど心を尽して、いかなることをがなと―をしいでて」 ④衣服や車の上などに花などを飾ったもの。華美な作り物。古今著聞集5「車の―よく見えければ」 ⑤日本芸能の一つ。→ふりゅう。 ⑥風流韻事の略。奥の細道「―のはじめや奥の田植歌」 ⇒ふうりゅう‐いんじ【風流韻事】 ⇒ふうりゅう‐がさ【風流傘】 ⇒ふうりゅう‐ぐるま【風流車】 ⇒ふうりゅう‐ざんまい【風流三昧】 ⇒ふうりゅう‐じん【風流人】 ⇒ふうりゅう‐だな【風流棚】 ⇒ふうりゅう‐ぼん【風流本】 ⇒ふうりゅう‐もの【風流物】

ふうりゅう‐いんじ【風流韻事】‥リウヰン‥🔗🔉

ふうりゅう‐いんじ風流韻事‥リウヰン‥ 風流なおもむきのあるあそび。自然を楽しみ、詩歌を作って楽しむこと。 ⇒ふう‐りゅう【風流】

ふうりゅう‐ぐるま【風流車】‥リウ‥🔗🔉

ふうりゅう‐ぐるま風流車‥リウ‥ 種々の装飾を施した車。賀茂祭などの祭礼の行列に加わる。 ⇒ふう‐りゅう【風流】

ふうりゅう‐ざんまい【風流三昧】‥リウ‥🔗🔉

ふうりゅう‐ざんまい風流三昧‥リウ‥ もっぱら詩歌・書画など優雅な趣味を楽しんで暮らすこと。 ⇒ふう‐りゅう【風流】

ふうりゅうしどうけんでん【風流志道軒伝】‥リウ‥ダウ‥🔗🔉

ふうりゅうしどうけんでん風流志道軒伝‥リウ‥ダウ‥ 談義本。風来山人(平賀源内)作。5巻5冊。1763年(宝暦13)刊。辻講釈師深井志道軒を主人公として、滑稽を交えて世相人心を諷刺的に暴露し描写。→志道軒 →文献資料[風流志道軒伝]

ふうりゅう‐じん【風流人】‥リウ‥🔗🔉

ふうりゅう‐じん風流人‥リウ‥ 風流を解する人。風流な趣味を持つ人。 ⇒ふう‐りゅう【風流】

ふうりゅう‐だな【風流棚】‥リウ‥🔗🔉

ふうりゅう‐だな風流棚‥リウ‥ 風流な装飾の施してある棚。 ⇒ふう‐りゅう【風流】

ふうりゅうふかがわうた【風流深川唄】‥リウ‥ガハ‥🔗🔉

ふうりゅうふかがわうた風流深川唄‥リウ‥ガハ‥ 川口松太郎作の小説・戯曲。小説は1935年発表。戯曲は翌年初演、新派の代表作となる。深川の老舗料理屋の娘と料理番の恋を描く。

ふうりゅう‐ぼん【風流本】‥リウ‥🔗🔉

ふうりゅう‐ぼん風流本‥リウ‥ (→)浮世草子に同じ。 ⇒ふう‐りゅう【風流】

ふうりゅう‐もの【風流物】‥リウ‥🔗🔉

ふうりゅう‐もの風流物‥リウ‥ 祭礼の時、花籠などの種々の風流な装飾を施して持ち歩くもの。つくりもの。 ⇒ふう‐りゅう【風流】

ふ‐りゅう【風流】‥リウ🔗🔉

ふ‐りゅう風流‥リウ⇒ふうりゅう。 ②日本芸能の一つ。「みやびやかな」の意から出たもので、趣向を凝らした作り物や仮装を伴う。下学集「風流。風情義也。日本俗呼拍子物はやしもの曰風流」。太平記23「御堂の庭に桟敷を打つて舞台をしき、種々の―を尽さんとす」 ㋐中世の群舞。衣裳を飾って踊る。 ㋑民俗芸能の群舞。念仏踊・太鼓踊・獅子踊・小歌踊・盆踊・奴踊・練物などで、現在も広く行われる。「浮立」とも書く。 ㋒延年舞の演目の一群。大風流・小風流の別がある。神仙や唐土の古人などの登場人物が問答をかわし、歌舞となる。 ㋓能楽で、特別な場合に式三番(翁)に付加して行う演目。狂言方が担当するので、狂言風流ともいう。 ⇒ふりゅう‐おどり【風流踊】 ⇒ふりゅう‐がさ【風流傘】 ⇒ふりゅう‐ざ【風流者】

ふりゅう‐おどり【風流踊】‥リウヲドリ🔗🔉

ふりゅう‐おどり風流踊‥リウヲドリ (→)風流2に同じ。 ⇒ふ‐りゅう【風流】

ふりゅう‐がさ【風流傘】‥リウ‥🔗🔉

ふりゅう‐がさ風流傘‥リウ‥ 趣向をこらし種々飾りたてた長柄の傘。祭礼の行列などに用いた。 ⇒ふ‐りゅう【風流】

ふりゅう‐ざ【風流者】‥リウ‥🔗🔉

ふりゅう‐ざ風流者‥リウ‥ 風流に凝る人。意匠家。考案家。大鏡伊尹「この花山院は―にさへおはしましけるこそ」 ⇒ふ‐りゅう【風流】

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