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いん【印】🔗🔉

いん【印】 個人・団体・官職のしるしとして文書に押し、その責任や権威を証明するもの。木・竹・石・角・金属などに、文字や記章を彫ったもの。印形(いんぎよう)。判。はんこ。《梵mudrの訳。封印・標識の意》仏教で、手指をもってつくる種々の形。その形によって仏・菩薩(ぼさつ)の悟りや誓願の内容などを象徴的に表す。密教では特に重んじられ、刀剣・蓮華などの持物(じぶつ)をもいう。印契(いんげい)。印相(いんぞう)。「―を結ぶ」忍術使いが術を行うときの指の組み方。「インド(印度)」の略。「日―会談」

かね【△印】🔗🔉

かね【印】 牛馬などの家畜のももに押す焼き印。飼育地・飼い主・品位などを示す。かなやき。

しるし【印・△標・△証】🔗🔉

しるし【印・標・証】 他と紛れないための心覚えや、他人に合図するために、形や色などで表したもの。目じるし。「非常口の―」「持ち物に―をつける」抽象的なものを表すための具体的な形。ある概念を象徴するもの。「平和の―の鳩」「純潔の―の白い衣装」(証)ある事実を証明するもの。証拠になるもの。「見学した―にスタンプを押す」(証)気持ちを形に表したもの。「感謝の―に記念品を贈る」「お近付きの―におひとついかがですか」所属・家柄などを表すもの。記章・旗・紋所など。「会員の―」(「璽」とも書く)官印。印綬。押し手。「未だ―及び公財を動かさしめず」〈今昔・一〇・三〉三種の神器の一である、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)。神璽(しんじ)。「今天皇のみ―を上(たてまつ)るべし」〈允恭紀〉結納(ゆいのう)。「―を厚く調へて送り納(い)れ、良き日をとりて婚儀(ことぶき)を催しけり」〈読・雨月・吉備津の釜〉 [下接語](じるし)合い印・家印・糸印・馬印・笠標(かさじるし)・風標(かざじるし)・木印・袖標(そでじるし)・爪(つま)印・苗標(なえじるし)・荷印・墓標(はかじるし)・旗印・船(ふな)印・星印・無印・目印・矢印・槍(やり)

じるし【印】🔗🔉

じるし【印】 〔接尾〕人名や事物名の後半を略した形に付いて、その人や事物を遠まわしに言い表すのに用いる。「丹―にかかるとまことに愚智だよ」〈人・梅児誉美・後〉

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[音]イン [訓]しるし [部首]卩 [総画数]6 [コード]区点    1685      JIS   3075      S‐JIS 88F3 [分類]常用漢字 [難読語] →いなみ‐の【印南野】いんざい【印西】いん‐す【印子】インデン【ポルトガルIndian;オランダIndin】インド【India】インドシナ【Indochina】いんば‐ぬま【印旛沼】いん‐やく【印鑰・印鎰】かんのわのなのこくおう‐の‐いん【漢倭奴国王印】しるし‐ふだ【印榜・標榜】ほうきょういん‐とう【宝篋印塔】

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