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かく【客】🔗🔉

かく【客】 「きゃく」の文語的表現。訪問者・買い手・旅人などのこと。「牛飼君の―となるは将に大いに驥足(きそく)を伸ぶべき道じゃ」〈魯庵・社会百面相〉主となるものに対し従となるもの。「主―転倒」

きゃく【客】🔗🔉

きゃく【客】 [名]訪ねてくる人。また、招かれてくる人。まろうど。「―をもてなす」料金を払って、物を買ったり、乗り物に乗ったりする人。顧客・乗客・観客など。「―の入りが悪い」旅人。また、止宿人。「不帰の―」主体または自分と対立するもの。客体。「月の題に大仏を詠み合せて大仏が主となり月が―となるとも」〈子規・俳句問答〉(多く「お客さん」の形で)ある組織の中で、別格扱いされる人。勝負事・商売などで、くみしやすい相手。月経のこと。〔接尾〕助数詞。接待用の道具・器物を数えるのに用いる。「吸物椀(わん)五―」 [類語]客人・来客・訪客・来訪者・訪問者・賓客・来賓・まろうど・ゲスト/顧客・花客・得意・クライアント‥乗客・旅客‥観客・観衆・聴衆

まら‐ひと【△客・△賓】🔗🔉

まら‐ひと【客・賓】 《「まら」は「まれ(稀)」の交替形》「まろうど」に同じ。「薬師は常のもあれど―の今の薬師貴かりけり賞(め)だしかりけり」〈仏足石歌〉

まれ‐びと【△客・△賓・△客△人】🔗🔉

まれ‐びと【客・賓・人】 《まれに来る人の意》民俗学で、異郷から来訪する神をいう。人々の歓待を受けて帰ると考えられた。折口信夫の用語。まろうど」に同じ。「―の饗応なども」〈徒然・二三一〉

まろうど【△客・△賓・△客△人】まらうど🔗🔉

まろうど【客・賓・人】まらうど 《「まらひと」の音変化。古くは「まろうと」》訪ねて来た人。きゃく。きゃくじん。「観兵の間に設けたる夕餉に急ぐ―、群立ちてここを過ぎぬ」〈鴎外・文づかひ〉

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[音]カク    キャク [部首]宀 [総画数]9 [コード]区点    2150      JIS   3552      S‐JIS 8B71 [分類]常用漢字 [難読語] →きゃく‐しょう【客星】こう‐かく【狎客】し‐か【知客】せっ‐かく【刺客】つぐのい‐びと【償い人・客作児】ハッカ【客家】まれ‐びと【客・賓・客人】まろうど【客・賓・客人】まろうど‐ざね【客実・賓実】

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