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広辞苑の検索結果 (98)
かく‐い【客衣】🔗⭐🔉
かく‐い【客衣】
旅行用の衣類。旅衣たびごろも。
かく‐い【客意】🔗⭐🔉
かく‐い【客意】
旅行中の思い。旅情。客情。きゃくい。
かく‐いん【客員】‥ヰン🔗⭐🔉
かく‐いん【客員】‥ヰン
正規の成員以外の人で、特に迎えられて加わったもの。きゃくいん。「―教授」
かく‐きょう【客郷】‥キヤウ🔗⭐🔉
かく‐きょう【客郷】‥キヤウ
⇒かっきょう
かく‐ぐう【客寓】🔗⭐🔉
かく‐ぐう【客寓】
①客となって身をよせること。また、その家。
②旅のかりずまい。かりのやどり。
かく‐ぐう【客遇】🔗⭐🔉
かく‐ぐう【客遇】
客として迎えもてなすこと。
かく‐げつ【客月】🔗⭐🔉
かく‐げつ【客月】
先月。前月。
かく‐さい【客歳】🔗⭐🔉
かく‐さい【客歳】
去年。昨年。客年。
かく‐さく【客作】🔗⭐🔉
かく‐さく【客作】
雇われて仕事をすること。手間賃を取って働く人。
かく‐ざん【客桟】🔗⭐🔉
かく‐ざん【客桟】
中国で、旅館または下宿屋。おもに商品の取引または商談をなす地方商人の宿舎。
かく‐し【客死】🔗⭐🔉
かく‐し【客死】
旅先で死ぬこと。よその土地で死ぬこと。きゃくし。「異国で―する」
かく‐し【客思】🔗⭐🔉
かく‐し【客思】
旅先での思い。旅情。客意。きゃくし。
かく‐しゃ【客舎】🔗⭐🔉
かく‐しゃ【客舎】
旅先での宿泊所。旅宿。きゃくしゃ。
かく‐しゅう【客舟】‥シウ🔗⭐🔉
かく‐しゅう【客舟】‥シウ
旅客の乗っている舟。〈日葡辞書〉
かく‐しゅう【客愁】‥シウ🔗⭐🔉
かく‐しゅう【客愁】‥シウ
旅にいる人のもの思い。旅愁。
かく‐しょう【客将】‥シヤウ🔗⭐🔉
かく‐しょう【客将】‥シヤウ
客分として待遇される大将。
かく‐じょう【客情】‥ジヤウ🔗⭐🔉
かく‐じょう【客情】‥ジヤウ
旅情。きゃくじょう。
かく‐しん【客心】🔗⭐🔉
かく‐しん【客心】
旅情。客情。きゃくしん。
かく‐しん【客臣】🔗⭐🔉
かく‐しん【客臣】
外国の使臣。
かっ‐かい【客懐】カククワイ🔗⭐🔉
かっ‐かい【客懐】カククワイ
旅先で故郷を思う情。
かっ‐かん【客観】カククワン🔗⭐🔉
かっ‐かん【客観】カククワン
⇒きゃっかん
かっ‐き【客気】カク‥🔗⭐🔉
かっ‐き【客気】カク‥
ものにはやる勇気。血気。きゃっき。
かっ‐きょう【客郷】カクキヤウ🔗⭐🔉
かっ‐きょう【客郷】カクキヤウ
客となって来ている土地。旅行中の土地。
かっ‐けい【客卿】カク‥🔗⭐🔉
かっ‐けい【客卿】カク‥
他国からきて、卿相けいしょうの位にある者。
かっ‐こん【客恨】カク‥🔗⭐🔉
かっ‐こん【客恨】カク‥
(→)客愁かくしゅうに同じ。
きゃく【客】🔗⭐🔉
きゃく‐あしらい【客あしらい】‥アシラヒ🔗⭐🔉
きゃく‐あしらい【客あしらい】‥アシラヒ
客をもてなすこと。また、そのやり方。客扱い。
きゃく‐あつかい【客扱い】‥アツカヒ🔗⭐🔉
きゃく‐あつかい【客扱い】‥アツカヒ
客としてもてなすこと。また、そのやり方。客あしらい。「―がうまい」
きゃく‐い【客位】‥ヰ🔗⭐🔉
きゃく‐い【客位】‥ヰ
①主たるものに対して、客の地位・位置。かくい。
②華道で、上座の方に活いけられた部分。↔主位
きゃく‐いろ【客色】🔗⭐🔉
きゃく‐いろ【客色】
遊女などの客で、また情人でもある男。→地色じいろ3
きゃく‐いん【客員】‥ヰン🔗⭐🔉
きゃく‐いん【客員】‥ヰン
⇒かくいん。「―指揮者」
きゃく‐うけ【客受け】🔗⭐🔉
きゃく‐うけ【客受け】
客のうけとる感情や印象。また、客の間での評判。「―のいい店」
きゃく‐えん【客演】🔗⭐🔉
きゃく‐えん【客演】
俳優・音楽家などが自分の所属でない劇団・楽団の興行に招かれて臨時に出演すること。
○客が付くきゃくがつく🔗⭐🔉
○客が付くきゃくがつく
買い手が付く。
⇒きゃく【客】
ぎゃく‐がって【逆勝手】
①床の間で、床脇が左にあるもの。左勝手。
②挿花で陽の方が右に、陰の方が左になる花型。左勝手。池坊では右勝手。
③茶道で点茶の時、主人の左手に客座があるもの。左勝手。
↔本勝手
ぎゃく‐がわせ【逆為替】‥ガハセ
為替決済方式の一つ。為替決済をする場合、債務者からの送金によらず、債権者が債務者あてに手形を振り出して取り立てる方式。↔並為替
ぎゃく‐かんすう【逆関数】‥クワン‥
〔数〕関数y=f(x)が1対1写像ならば、各yに対してy=f(x)をみたすxは唯一つ定まる。このとき、yにそのxを対応づける規則をf−1と書き(x=f−1(y))、fの逆関数という。ふつう文字xとyを交換して逆関数をy=f−1(x)と書き表す。例えば指数関数y=axの逆関数は対数関数y=logaxである。→逆三角関数
ぎゃく‐きでんりょく【逆起電力】
①回路内のインダクタンスなどが原因で、供給する向きと逆向きに生じる起電力。
②電気分解で生じた物質のために、電解電流と逆向きに電流を流そうとする起電力。
ぎゃく‐ぎれ【逆切れ】
(「逆に切れる」から)それまで叱られたり注意を受けたりしていた人が、逆に怒り出すこと。
ぎゃく‐ぐう【虐遇】
むごいとりあつかい。虐待。森鴎外、ヰタ‐セクスアリス「主人が嫉妬から女を―する」
ぎゃく‐くく【逆九九】
大きい方の数を被乗数(先にいう数)、小さい方の数を乗数とした九九くく。「二一にいちが二」、「四二しにが八」の類。↔順九九
ぎゃく‐ぐん【逆軍】
逆賊の軍。賊軍。
ぎゃく‐げき【逆撃】
攻めくる敵軍を、進んでむかえうつこと。むかえうち。
きゃく‐こ【客戸】
①中国、三国時代以後、大地主の土地を耕す小作人。佃客。荘客。
②唐中期、均田法の崩壊時から宋代に、本籍を離れて他郷で登録された戸。主戸に比べて税制上の優遇があった。かくこ。
きゃく‐ご【客語】
国文法で、主体として働く主語に対し、その作用を受ける対象となる語。目的語。
ぎゃく‐こうか【逆効果】‥カウクワ
思ったのとは反対の効果。予期に反する効果。ぎゃっこうか。
ぎゃく‐こうせん【逆光線】‥クワウ‥
対象の背後から照らす光線。逆光。ぎゃっこうせん。↔順光線
ぎゃく‐コース【逆コース】
道順が、普通と逆であること。当然進むべき方向と逆の道すじ。転じて、社会進歩の方向と反対の動き。
きゃく‐ごのみ【客好み】
客をえりごのみすること。客えらみ。
きゃく‐ざ【客座】
①来客のために設ける座席。
②歌舞伎番付で、本来その位置にあるべき役者の代りに他の役者がその位置を占めること。
ぎゃく‐ざ【逆座】
上座へ背を向けてすわること。
ぎゃく‐ざい【逆罪】
君父にそむくような悪逆を犯した罪。さかさまのつみ。
きゃく‐さき【客先】
①客の前。客の所。「―常駐」
②客3である先方。客。「―の意向」
ぎゃく‐ざし【逆指】
(取引用語)相場の続騰・続落を見越して、一般の指値とは逆に、一定値段より高ければ買い、安ければ売る指値注文を出すこと。逆指標。
きゃく‐ざしき【客座敷】
客をもてなすための座敷。客間。
ぎゃく‐さつ【虐殺】
むごたらしい手段で殺すこと。「捕虜を―する」
ぎゃく‐ざや【逆鞘】
①二つの価格の差が本来あるべき状態と逆転していること。また、その差。
②清算取引で期近の物ほど相場が高い場合の、当限とうぎり・中限なかぎり・先限さきぎりの相場の差額。↔本鞘。
③中央銀行の公定歩合が市中銀行の貸出金利を上回った場合、およびその差。↔順鞘
ぎゃく‐さん【逆算】
①普通とは逆に、終りの方から前へさかのぼって数えること。「没年から―する」
②〔数〕一つの計算法の逆の計算。足し算に対する引き算など。
ぎゃく‐ざん【逆産】
胎児が頭から生まれないで、逆に足の方から生まれること。さかご。
ぎゃく‐さんかくかんすう【逆三角関数】‥クワン‥
三角関数の逆関数。例えば、正弦関数x=sinyの逆関数は、y=sin−1xまたはy=arcsinxと記す。
ぎゃく‐さんかっけい【逆三角形】‥カク‥
頂点が下に、それに対応する辺が上にあって水平になっている三角形。「―の体つき」
きゃく‐し【客死】
⇒かくし
きゃく‐し【客思】
⇒かくし
きゃく‐じ【客辞】
国文法で、(→)客語に同じ。
ぎゃく‐し【虐使】
しいたげながら使うこと。むごく使うこと。
きゃく‐しき【格式】
格と式。律令の補助法で、格は律令の部分修正や追加、式は律令の施行細則。「弘仁―」「延喜―」
きゃく‐しつ【客室】
客を応接する部屋。客間。特に、旅館などで客を泊めるための部屋や、乗り物で客が乗り込む所。「―乗務員」
きゃく‐しつ【脚疾】
(→)脚気かっけに同じ。
ぎゃく‐しつ【瘧疾】
(→)瘧おこりに同じ。
きゃく‐しゃ【客車】
鉄道で、旅客を乗せる車両。
⇒きゃくしゃ‐びん【客車便】
きゃく‐しゃ【客舎】
やどや。はたごや。かくしゃ。
きゃくしゃ‐びん【客車便】
旅客列車で輸送する荷物。小荷物。
⇒きゃく‐しゃ【客車】
きゃく‐しゅ【客衆】
多くの客。また、客の尊敬語。
ぎゃく‐しゅ【逆修】
〔仏〕
①誤った考えにとらわれ真理から遠ざかること。↔順修。
②(逆あらかじめ冥福を修める意)生前に、あらかじめ自分のために仏事を修して死後の冥福を祈ること。予修。源平盛衰記3「入道相国は福原にて―行はれける間」
③老いた者が生き残って、若い者の冥福を修すること。
④命日より日を繰り上げて仏事を行うこと。
ぎゃく‐しゅう【逆襲】‥シフ
攻撃されていたものが、反対に攻撃に転ずること。さかよせ。「―に転ずる」
きやく‐しゅぎ【規約主義】
(conventionalism)H.ポアンカレによって提唱された科学哲学上の立場。科学の基本法則、数学の公理や定理、論理学の推論規則などは人間の取り決めた約束事にすぎず、経験的意味をもたないとする。約束主義。
⇒き‐やく【規約】
ぎゃくしゅ‐じゅんしゅ【逆取順守】
[史記陸賈伝「湯武は逆取して順を以て之を守る」](殷の湯王や周の武王は、共に武力によって先王朝の悪政を倒したが、その後新王朝を立てて善政を行なった故事から)道理にそむいた方法で目的を達成した後、道理にかなった方法でそれを守ること。
ぎゃく‐じゅん【逆順】
①正道にさからうことと、したがうこと。
②反対の順序。
きゃく‐しょう【客星】‥シヤウ
⇒かくせい
きゃく‐じょう【客情】‥ジヤウ
旅中その土地土地の珍しい景物・人情などにふれて感ずる思い。旅情。かくじょう。
ぎゃく‐しょう【虐瘴】‥シヤウ
おこりを催す邪気。
ぎゃく‐じょう【逆上】‥ジヤウ
激しい怒りや悲しみなどのため、血が頭にのぼって興奮し、取り乱すこと。かっとなること。「余りの事に―する」
きゃくしょう‐そくもう【隔生即忘】‥シヤウ‥マウ
人がこの世に生まれかわる時は、前世のことを忘れるということ。源平盛衰記48「そも―とて、生死道隔りぬれば、昇沈苦楽悉くに忘れ」
きゃく‐しょうばい【客商売】‥シヤウ‥
客のもてなしを主とする商売。旅館・飲食店・待合・妓楼の類。水商売。愛敬あいきょう商売。
きゃく‐しょく【脚色】
①古代中国で、仕官するとき提出する履歴書。
②中国で、元・明以後演劇の仕組書。俳優の専門の役割。
③一般に、脚本や芝居狂言の仕組。特に、小説などに手を加え、舞台装置・せりふ・ト書などを記して、演劇または映画・放送に適するようにすること。
④比喩的に、事実を誇張するなどして面白く語ること。「―の多い話」
きゃく‐しん【客心】
旅人の心情。旅情。かくしん。
きゃく‐しん【隔心】
⇒かくしん。日葡辞書「キャクシンガマシイイイヤウ」
⇒きゃくしん‐へだて【隔心隔て】
きゃく‐じん【客人】
客として来ている人。お客。まろうど。狂言、通円「大場たて呑ませ、―胸にしむ」
⇒きゃくじん‐ごんげん【客人権現】
きゃく‐じん【客神】
①外国から渡って来た神。蕃神。
②他から来た神。土地や氏子との縁故の新しい神。
③流人・旅人などの亡霊を土地の人が祀った小祠。
きゃく‐じん【客塵】‥ヂン
〔仏〕煩悩のこと。本来あるものではなく、外からきて付着したものであるところから、こう呼ばれる。かくじん。「―煩悩」
ぎゃく‐しん【逆心】
謀叛むほんの心。そむく心。
ぎゃく‐しん【逆臣】
主君にそむく臣。主君を殺した臣。謀叛人。げきしん。
ぎゃく‐シングル【逆シングル】
野球で、グローブを利き腕の方向に出して捕球する動作。
きゃくじん‐ごんげん【客人権現】
商家で祀る神。大津市の日吉山王ひえさんのうの祭神で、客人の語に因んで客足の多くなることを祈願する。
⇒きゃく‐じん【客人】
ぎゃくしん‐ぜい【逆進税】
課税標準の増加に伴って税負担率が低くなる仕組の租税。累減税。↔累進税。→比例税
ぎゃく‐しんとう【逆浸透】
溶液と溶媒を半透膜で隔てて、溶液側に溶液の浸透圧より高い圧力をかけると、通常の浸透とは逆に、溶液中の溶媒分子が半透膜を通って溶媒側に移動する。この現象を逆浸透と呼ぶ。海水の淡水化などに利用。
きゃくしん‐へだて【隔心隔て】
(→)隔心かくしんに同じ。
⇒きゃく‐しん【隔心】
ぎゃく‐すい【逆水】
逆流する水。
ぎゃく‐すう【逆数】
(reciprocal)0でない数(または式)aに対し、ax=1を満たす数(または式)x、すなわち1をaで割った数(または式)をaの逆数といい、a−1,1/aなどと書く。例えば5の逆数は1/5。
きゃく‐ずき【客好き】
①多くの客にすかれること。客の好みにかなうこと。
②客が来るのを好むこと。また、その人。
きゃく‐すじ【客筋】‥スヂ
①客の身分や人柄。きゃくだね。
②商売などの取引関係。得意先。
キャクストン【William Caxton】
イギリス最初の印刷業者。1473〜74年頃「トロイ物語」(原作はフランス語)を英訳・出版。その活字印刷本により英語の標準化に貢献。カクストン。(1422?〜1491)
きゃく‐せい【客星】
⇒かくせい。太平記38「都には彗星・―同時に出でたりとて」
ぎゃく‐せい【虐政】
人民をしいたげ苦しめる政治。苛政。
ぎゃくせい‐せっけん【逆性石鹸】‥セキ‥
薬用石鹸の一種。普通の石鹸とは逆に、水中で陽イオン部分が界面活性作用を示す。長い炭化水素基をもつ第4級アンモニウム塩の類。水溶液は強い起泡性と界面活性とをもち、かつ強力な殺菌・溶血・蛋白質沈殿作用をもつ。洗浄力はない。医療消毒に使用。陽性石鹸。
きゃく‐せき【客席】
(特に興行場で)客のすわるべき席。
ぎゃく‐せつ【逆接】
文または句の接続の仕方の一つ。後続する句または文の内容が、先行する句または文から予想・推論される内容とは異なっているような場合の接続。「しかし」「だが」「けれども」などで表される関係。逆態接続。↔順接
ぎゃく‐せつ【逆説】
(paradox)
①衆人の受容している通説、一般に真理と認められるものに反する説。「貧しき者は幸いである」の類。また、真理に反対しているようであるが、よく吟味すれば真理である説。「急がば回れ」「負けるが勝ち」の類。パラドックス。
②外見上、同時に真でありかつ偽である命題。
⇒ぎゃくせつ‐すいみん【逆説睡眠】
⇒ぎゃくせつ‐てき【逆説的】
ぎゃくせつ‐すいみん【逆説睡眠】
(→)レム睡眠に同じ。
⇒ぎゃく‐せつ【逆説】
ぎゃくせつ‐てき【逆説的】
逆説を用いて説明するさま。普通とは逆の方向から真実を述べるさま。「―な言辞」
⇒ぎゃく‐せつ【逆説】
きゃく‐せん【客船】
(→)旅客船りょかくせんに同じ。かくせん。
きゃく‐せん【客戦】
⇒かくせん
きゃく‐せん【脚線】
脚の輪郭を表す線。
⇒きゃくせん‐び【脚線美】
きゃく‐ぜん【客膳】
来客をもてなすための食事の膳。来客用の膳。
ぎゃく‐ぜん【逆善】
〔仏〕(→)逆修ぎゃくしゅ2に同じ。謡曲、自然居士「身の後の世の―」
ぎゃく‐せんでん【逆宣伝】
相手の宣伝に対抗し、反対の立場から相手に不利な宣伝をすること。また、そういう宣伝。
きゃくせん‐び【脚線美】
女性の脚の曲線が表す美しさ。
⇒きゃく‐せん【脚線】
きゃく‐そう【却走・卻走】
逃げもどること。走りかえること。
きゃく‐そう【客僧】
①(→)旅僧たびそうに同じ。
②客として他寺に身を寄せている僧。
きゃく‐そう【客層】
営業の対象としての客の階層。生活程度・職業・年齢などにより大きく類別される。「店の―がちがう」
ぎゃく‐そう【逆走】
定められた向きと逆の方向に走ること。
ぎゃく‐そう【逆送】
家庭裁判所に送致された少年事件を、再び検察官へ戻すこと。家庭裁判所が調査の結果、その罪質・情状に照らして刑事処分が相当と認めるときに行う。少年事件の起訴にはこの手続が必要。
ぎゃく‐そうぞく【逆相続】‥サウ‥
直系卑属が相続する普通の場合とは反対に、被相続人の直系尊属が相続すること。
ぎゃく‐ぞく【逆賊】
主君にそむいた賊徒。反賊。「―の汚名を着せられる」
きゃく‐たい【却退・卻退】
しりぞくこと。退却。
きゃく‐たい【客体】
(object)(→)客観2に同じ。特に主体に対応する存在。また、主体の作用の及ぶ存在。多く行為や実践の文脈で用いられる。↔主体
きゃく‐だい【脚台】
靴をはく時に用いる足台。
ぎゃく‐たい【虐待】
むごく取り扱うこと。残酷な待遇。「動物を―する」
きゃく‐だたみ【客畳】
茶室で、貴人きにん畳の次の畳。小間こまでは、貴人畳も含めていう。→茶室(図)
きゃく‐だね【客種】
商店・旅館や興行場などに来る客の種類。客筋。「―のよい店」
きゃく‐たんか【客単価】
客一人当りの平均売上代金。
ぎゃく‐だんそう【逆断層】
断層の一種。傾斜した断層面の上側の地盤が下側に対して相対的に上方または斜め上方へずれたもの。その地域が水平方向に圧縮されるために生じる。→衝上断層→断層(図)
ぎゃく‐たんち【逆探知】
通話中の電話の発信者の場所をつきとめること。身の代金誘拐罪などの捜査方法として使われる。
きゃく‐ちゅう【脚注・脚註】
書籍などの本文の下方に注を記すこと。また、その注。フットノート。↔頭注
ぎゃく‐ちょう【逆潮】‥テウ
①風の方向にさからって流れる潮。
②船の進行と逆に流れる潮流。
ぎゃく‐ちょうせい‐ち【逆調整池】‥テウ‥
下流河川を自然流量にもどすために、水力発電所放水路の下流側に設けられる調整池。
ぎゃく‐づけ【逆付】
(→)後付うしろづけに同じ。
きゃく‐づとめ【客勤め】
客の相手となる勤め。客をとりもつ勤め。
ぎゃく‐て【逆手】
①柔道で、相手の関節を不自然に曲げ痛めること。ぎゃく。
②物を握るときなど、手を通常とは逆の向きにすること。↔順手。
③相手の攻撃の手段を逆用して、自分の攻め手とすること。また、通常の方法とは逆の方法で対処すること。さかて。「―に取る」
④(取引用語)売方が買いの手を振ったり買方が売りの手を振ったりして、相場を乱すこと。または、売方が安値を呼んだり買方が高値を呼んだりして、双方が手合せをしないこと。
ぎゃく‐てがた【逆手形】
(→)戻もどり手形に同じ。
きゃく‐でん【客殿】
貴族の邸宅や寺院などで、客を応接するための殿舎。
ぎゃく‐てん【逆転】
①回転方向が反対になること。逆に回ること。
②進行方向が反対になること。あともどり。
③情勢が反対の方向へ転ずること。「形勢が―する」「―ホームラン」
④飛行機の宙返り。
⇒ぎゃくてん‐そう【逆転層】
⇒ぎゃくてん‐めがね【逆転眼鏡】
ぎゃく‐てんしゃ【逆転写】
〔生〕遺伝情報の、RNAからDNAへの伝達。DNAからRNAへという一般の転写と逆になるのでこういう。レトロ‐ウイルスで発見された。これに関与する酵素を逆転写酵素といい、メッセンジャーRNAから人工的にDNAを合成する技術に利用する。
ぎゃくてん‐そう【逆転層】
大気の温度が通例とは逆に上空の方が高くなっている気層。空気の上下方向の拡散をさまたげるために、地表近くにある場合は濃霧・スモッグの発生要件となる。
⇒ぎゃく‐てん【逆転】
ぎゃくてん‐めがね【逆転眼鏡】
上下・左右を逆転させて外界を見せる光学装置。長期間装着していると逆転意識がなくなる。
⇒ぎゃく‐てん【逆転】
きゃく‐ど【客土】
性質の異なる土壌を混入して、在来の土壌の性質を改良すること。例えば、粘質土壌に砂や腐植土を加える類。おきつち。いれつち。
ぎゃく‐と【逆徒】
謀叛むほんを起こした者ども。逆党。
ぎゃく‐と【逆睹】
(「逆」は事に先だつ意)物事の結末をあらかじめ見てとること。先見。げきと。
きゃく‐とう【脚湯】‥タウ
①手足を洗うための湯。
②脚を湯に浸して温める一種の温浴療法。あしゆ。
ぎゃく‐とう【逆党】‥タウ
(→)逆徒に同じ。
ぎゃく‐どう【逆胴】
剣道で、通常とは逆に相手の左の胴を打つこと。左胴。
きゃく‐とく【獲得】
(浄土真宗での読みくせ)
⇒かくとく。御文章「一念帰命の他力信心を―する」
きゃく‐どめ【客止め】
興行場などで大入りのため、客の入場をことわること。「満員―」
ぎゃくどめ‐べん【逆止め弁】
流体の流れを一方向にだけ通ずるようにし、逆流に対しては、自動的に通路を閉ざす構造の弁。蒸気または水力機械などに用いる。チェック‐バルブ。止め弁。制限弁。
きゃく‐とり【客取り】
①遊女・芸妓などが、客に売春行為をすること。
②(→)「客引き」に同じ。
ぎゃく‐の‐みねいり【逆の峰入】
秋の頃、修験者が修行のため吉野から大峰山に登り熊野へ出ること。↔順の峰入
ぎゃく‐ばり【逆張り】
(取引用語)市場の人気の強いときに売り、弱いときに買うこと。↔順張り
ぎゃく‐ばり【逆梁】
スラブを下端に接続して、床の荷重を吊り下げる形でうけるようにした梁。
ぎゃく‐ひ【逆比】
(→)反比はんぴに同じ。
きゃく‐ひき【客引き】
旅館・遊郭・見世物などで、客を誘い入れること。また、それを業とする人。客取り。
ぎゃく‐びき【逆引き】
辞典や使用説明書などで、通常とは逆の方式で項目が引けるようにしてあること。
ぎゃく‐ひぶ【逆日歩】
①清算取引において受渡期日に正株の引渡しができず、繰り延べてもらう場合、その期間売方が払う日歩。
②貸借取引・信用取引で借株数が融資株数を超過した場合、売方が払う日歩。融資を受けている買方が受け取るところから逆日歩という。品貸料。
↔順日歩
きゃく‐びょう【脚病】‥ビヤウ
脚気かっけのこと。
ぎゃく‐びょう【瘧病】‥ビヤウ
おこり(瘧)。
ぎゃく‐ひれい【逆比例】
(→)反比例に同じ。
きゃく‐ふ【脚夫】
①(→)運脚に同じ。
②郵便配達人。森鴎外、伊沢蘭軒「轎中唯―の
つえを石道に鳴すを聞のみ」
きゃく‐ぶ【客部】
文中で、客語とそれにかかる修飾語とから成る部分。
きゃく‐ぶ【脚部】
体の脚の部分。あし。
ぎゃく‐ふう【逆風】
進んでいく方向と逆方向に吹く風。むかいかぜ。比喩的にも用いる。↔順風
きゃく‐ふだ【客札】
興行場の入場券。
きゃく‐ぶり【客振り】
客としての態度。
きゃく‐ぶん【客分】
客として扱うこと。また、その扱いを受ける人。
ぎゃく‐ふんしょく【逆粉飾】
課税回避などを目的として、利益を実際より少なく見せる決算。逆粉飾決算。
きやく‐ぶんすう【既約分数】
分母と分子に公約数がない分数。また、分数式で、分母と分子に数以外の公約数をもたないもの。
ぎゃく‐ぼう【逆謀】
謀叛むほんを起こすはかりごと。
ぎゃく‐ぼう【逆謗】‥バウ
〔仏〕五逆を犯す者と正法を誹謗する者との併称。
つえを石道に鳴すを聞のみ」
きゃく‐ぶ【客部】
文中で、客語とそれにかかる修飾語とから成る部分。
きゃく‐ぶ【脚部】
体の脚の部分。あし。
ぎゃく‐ふう【逆風】
進んでいく方向と逆方向に吹く風。むかいかぜ。比喩的にも用いる。↔順風
きゃく‐ふだ【客札】
興行場の入場券。
きゃく‐ぶり【客振り】
客としての態度。
きゃく‐ぶん【客分】
客として扱うこと。また、その扱いを受ける人。
ぎゃく‐ふんしょく【逆粉飾】
課税回避などを目的として、利益を実際より少なく見せる決算。逆粉飾決算。
きやく‐ぶんすう【既約分数】
分母と分子に公約数がない分数。また、分数式で、分母と分子に数以外の公約数をもたないもの。
ぎゃく‐ぼう【逆謀】
謀叛むほんを起こすはかりごと。
ぎゃく‐ぼう【逆謗】‥バウ
〔仏〕五逆を犯す者と正法を誹謗する者との併称。
きゃく‐こ【客戸】🔗⭐🔉
きゃく‐こ【客戸】
①中国、三国時代以後、大地主の土地を耕す小作人。佃客。荘客。
②唐中期、均田法の崩壊時から宋代に、本籍を離れて他郷で登録された戸。主戸に比べて税制上の優遇があった。かくこ。
きゃく‐ご【客語】🔗⭐🔉
きゃく‐ご【客語】
国文法で、主体として働く主語に対し、その作用を受ける対象となる語。目的語。
きゃく‐ごのみ【客好み】🔗⭐🔉
きゃく‐ごのみ【客好み】
客をえりごのみすること。客えらみ。
きゃく‐ざ【客座】🔗⭐🔉
きゃく‐ざ【客座】
①来客のために設ける座席。
②歌舞伎番付で、本来その位置にあるべき役者の代りに他の役者がその位置を占めること。
きゃく‐ざしき【客座敷】🔗⭐🔉
きゃく‐ざしき【客座敷】
客をもてなすための座敷。客間。
きゃく‐しつ【客室】🔗⭐🔉
きゃく‐しつ【客室】
客を応接する部屋。客間。特に、旅館などで客を泊めるための部屋や、乗り物で客が乗り込む所。「―乗務員」
きゃく‐しゃ【客車】🔗⭐🔉
きゃく‐しゃ【客車】
鉄道で、旅客を乗せる車両。
⇒きゃくしゃ‐びん【客車便】
きゃく‐しゃ【客舎】🔗⭐🔉
きゃく‐しゃ【客舎】
やどや。はたごや。かくしゃ。
きゃくしゃ‐びん【客車便】🔗⭐🔉
きゃくしゃ‐びん【客車便】
旅客列車で輸送する荷物。小荷物。
⇒きゃく‐しゃ【客車】
きゃく‐しゅ【客衆】🔗⭐🔉
きゃく‐しゅ【客衆】
多くの客。また、客の尊敬語。
きゃく‐じょう【客情】‥ジヤウ🔗⭐🔉
きゃく‐じょう【客情】‥ジヤウ
旅中その土地土地の珍しい景物・人情などにふれて感ずる思い。旅情。かくじょう。
きゃく‐しょうばい【客商売】‥シヤウ‥🔗⭐🔉
きゃく‐しょうばい【客商売】‥シヤウ‥
客のもてなしを主とする商売。旅館・飲食店・待合・妓楼の類。水商売。愛敬あいきょう商売。
きゃく‐しん【客心】🔗⭐🔉
きゃく‐しん【客心】
旅人の心情。旅情。かくしん。
きゃく‐じん【客人】🔗⭐🔉
きゃく‐じん【客人】
客として来ている人。お客。まろうど。狂言、通円「大場たて呑ませ、―胸にしむ」
⇒きゃくじん‐ごんげん【客人権現】
きゃく‐じん【客神】🔗⭐🔉
きゃく‐じん【客神】
①外国から渡って来た神。蕃神。
②他から来た神。土地や氏子との縁故の新しい神。
③流人・旅人などの亡霊を土地の人が祀った小祠。
きゃく‐じん【客塵】‥ヂン🔗⭐🔉
きゃく‐じん【客塵】‥ヂン
〔仏〕煩悩のこと。本来あるものではなく、外からきて付着したものであるところから、こう呼ばれる。かくじん。「―煩悩」
きゃくじん‐ごんげん【客人権現】🔗⭐🔉
きゃくじん‐ごんげん【客人権現】
商家で祀る神。大津市の日吉山王ひえさんのうの祭神で、客人の語に因んで客足の多くなることを祈願する。
⇒きゃく‐じん【客人】
きゃく‐ずき【客好き】🔗⭐🔉
きゃく‐ずき【客好き】
①多くの客にすかれること。客の好みにかなうこと。
②客が来るのを好むこと。また、その人。
きゃく‐すじ【客筋】‥スヂ🔗⭐🔉
きゃく‐すじ【客筋】‥スヂ
①客の身分や人柄。きゃくだね。
②商売などの取引関係。得意先。
きゃく‐だたみ【客畳】🔗⭐🔉
きゃく‐だたみ【客畳】
茶室で、貴人きにん畳の次の畳。小間こまでは、貴人畳も含めていう。→茶室(図)
きゃく‐だね【客種】🔗⭐🔉
きゃく‐だね【客種】
商店・旅館や興行場などに来る客の種類。客筋。「―のよい店」
きゃく‐づとめ【客勤め】🔗⭐🔉
きゃく‐づとめ【客勤め】
客の相手となる勤め。客をとりもつ勤め。
きゃく‐どめ【客止め】🔗⭐🔉
きゃく‐どめ【客止め】
興行場などで大入りのため、客の入場をことわること。「満員―」
きゃく‐とり【客取り】🔗⭐🔉
きゃく‐とり【客取り】
①遊女・芸妓などが、客に売春行為をすること。
②(→)「客引き」に同じ。
きゃく‐ひき【客引き】🔗⭐🔉
きゃく‐ひき【客引き】
旅館・遊郭・見世物などで、客を誘い入れること。また、それを業とする人。客取り。
きゃく‐ふだ【客札】🔗⭐🔉
きゃく‐ふだ【客札】
興行場の入場券。
きゃく‐ぶり【客振り】🔗⭐🔉
きゃく‐ぶり【客振り】
客としての態度。
きゃく‐ま【客間】🔗⭐🔉
きゃく‐ま【客間】
客を通して応接するための部屋。
きゃく‐むかい【客向い】‥ムカヒ🔗⭐🔉
きゃく‐むかい【客向い】‥ムカヒ
(取引用語)取引所の会員または取引員が客から注文を受けた際、自らその相手となって売り、また買うこと。
きゃく‐よせ【客寄せ】🔗⭐🔉
きゃく‐よせ【客寄せ】
客を呼びよせること。店に客が来るようにしむけること。「―の催し物」
○客を取るきゃくをとる🔗⭐🔉
○客を取るきゃくをとる
遊女・芸者などが客の相手をつとめる。
⇒きゃく【客】
○客を引くきゃくをひく🔗⭐🔉
○客を引くきゃくをひく
旅館・遊郭・見世物などで、誘って客にする。
⇒きゃく【客】
きや‐こん
(→)「びやぼん(口琴)」に同じ。
キャザー【Willa Cather】
アメリカの女性作家。地方色を前面に押し出す作風。小説「おお、開拓者よ!」「私のアントニア」など。(1873〜1947)
ギャザー【gather】
洋裁で、布を縫い縮めて美しく皺しわをよせること。また、その皺をよせたもの。
⇒ギャザー‐スカート【gathered skirt】
ギャザー‐スカート【gathered skirt】
幅広い布のウェスト部分を縫い絞り、裾すそに向かって広がらせたスカートの総称。→スカート(図)
⇒ギャザー【gather】
きゃ‐しゃ【花車・華奢】
①姿のほっそりして上品なさま。よわよわしく姿の美しいさま。浄瑠璃、鑓の権三重帷子「三人の子の親でも、―骨細の生れ付」。「―なからだつき」
②上品。風流。だて。世間胸算用1「よろづを―にて暮せし身なれども」
③器物のつくりがよわよわしく、がんじょうでないこと。「―につくられた椅子」
⇒きゃしゃ‐あきない【花車商い】
⇒きゃしゃ‐あそび【花車遊び】
⇒きゃしゃ‐が・る【花車がる】
⇒きゃしゃ‐ずく【花車尽】
⇒きゃしゃ‐どうぐ【花車道具】
⇒きゃしゃ‐どく【花車どく】
⇒きゃしゃ‐もの【花車者】
きゃしゃ‐あきない【花車商い】‥アキナヒ
風流でやさしいもの、遊芸に用いるもの、ぜいたく品などを売る商売。日本永代蔵6「鮫・書物・香具・絹布、かやうの―は」
⇒きゃ‐しゃ【花車・華奢】
きゃしゃ‐あそび【花車遊び】
風流でぜいたくな遊び。
⇒きゃ‐しゃ【花車・華奢】
きゃしゃ‐が・る【花車がる】
〔自四〕
風流者らしく見せかける。
⇒きゃ‐しゃ【花車・華奢】
きゃしゃ‐ずく【花車尽】‥ヅク
上品ぶること。好色一代男6「一座―をやめて向ふ歯の続くほど食へ」
⇒きゃ‐しゃ【花車・華奢】
きゃしゃ‐どうぐ【花車道具】‥ダウ‥
日常生活に必要のない、華美でぜいたくな道具。栄耀えよう道具。
⇒きゃ‐しゃ【花車・華奢】
きゃしゃ‐どく【花車どく】
万事風流者らしく振る舞うこと。きゃしゃずく。狂言、鶯「是は―ぢや程に、了簡をしてたもれ」
⇒きゃ‐しゃ【花車・華奢】
きゃしゃ‐もの【花車者】
ほっそりと上品な姿の者。
⇒きゃ‐しゃ【花車・華奢】
き‐やす・い【気安い】
〔形〕
気楽である。気がおけない。心安い。「―・く相談する」「―・い店」
ギャスケル【Elizabeth Gaskell】
イギリスの女性小説家。社会問題を正面から取り上げた「メアリー=バートン」のほかに、ユーモアあふれる「クランフォード」など。ガスケル。(1810〜1865)
キャスター【caster】
①椅子やピアノの脚につけた、自由に方向の変わる小さな車輪。脚輪。
②ニュース‐キャスターの略。また、番組のあるコーナーを主宰する者についてもいう。「お天気―」
キャスティング【casting】
①映画・演劇などの配役をすること。
②釣りで、竿にリールをつけ、釣糸を投げ込むこと。投げ釣り。
⇒キャスティング‐ボート【casting vote】
キャスティング‐ボート【casting vote】
①可否同数の場合の議長(または委員長)の決裁権。
②議会などで、二大党派の勢力が均衡している時、議事を左右する少数第三党の投票。「―を握る」
⇒キャスティング【casting】
キャスト【cast】
(振り当てる意から)配役。「ミス‐―」
き‐やすめ【気休め】
その場かぎりの安心。また、当座、人を安心させるための、あてにならない言葉や物事。胸安め。「―を言う」「―にすぎない」
き‐やせ【着痩せ】
着物を着ると思いのほかやせて見えること。↔着太り
キャセロール【casserole】
西洋料理用の蓋付き厚手鍋。陶器製やガラス製が多い。また、それを用いた料理。
キャタストロフィ【catastrophe】
⇒カタストロフィ
きゃ‐たつ【脚榻・脚立】
短いはしごのようなものを両方から合わせ、上に板をとりつけた高い踏み台。足継台。
⇒きゃたつ‐づり【脚榻釣】
きゃたつ‐づり【脚榻釣】
脚榻を水中に据え、その上に乗って青鱚あおぎすを釣ること。青鱚は物影に敏感なので、船では釣りにくい。倉掛釣。
⇒きゃ‐たつ【脚榻・脚立】
キャタピラー【caterpillar】
(毛虫の意)複数の車輪にベルトを掛け、回転させて走行する装置。または、そのベルト。無限軌道。カタピラー。元来、商標名。
きゃっ
驚いた時に不意に発する声。
きゃつ【彼奴】
〔代〕
(カ(彼)ヤツ(奴)の転)第三者を卑しめて、また親しみをこめたりふざけたりして呼ぶ語。あいつ。保元物語「一定―は引き設けてぞ云ふらん」
⇒きゃつ‐ばら【彼奴原】
⇒きゃつ‐め【彼奴奴】
⇒きゃつ‐ら【彼奴等】
ぎゃっ
押しつぶされた時などに思わず発する声。
きゃっ‐か【却下】キヤク‥
①願書などを取りあげずに、さしもどすこと。しりぞけもどすこと。「申請を―する」
②㋐訴訟等において、主として手続上の申立てを排斥すること。「忌避申立て―」「保釈請求―」
㋑棄却と区別して用いるときは、申立ての内容についてその当否を判断することなく、申立てそのものを不適法として門前払いすること。「訴―」「控訴―」→棄却
きゃっ‐か【脚下】キヤク‥
足の下。あしもと。「―にひれ伏す」「―に広がるふもとの景色」
⇒きゃっか‐しょうこ【脚下照顧】
⇒脚下を照顧せよ
ぎゃっ‐か【逆火】ギヤククワ
⇒さかび
きゃっか‐しょうこ【脚下照顧】キヤク‥セウ‥
(→)「脚下を照顧せよ」に同じ。
▷「履物をそろえよ」の意を掛けて、玄関に提示することがある。
⇒きゃっ‐か【脚下】
きゃっ‐かん【客観】キヤククワン🔗⭐🔉
きゃっ‐かん【客観】キヤククワン
〔哲〕(object)(カッカンとも)
①主観の認識および行動の対象となるもの。
②主観の作用とは独立に存在すると考えられたもの。客体。↔主観。
⇒きゃっかん‐かち‐せつ【客観価値説】
⇒きゃっかん‐しゅぎ【客観主義】
⇒きゃっかん‐せい【客観性】
⇒きゃっかん‐てき【客観的】
⇒きゃっかんてき‐かんねんろん【客観的観念論】
⇒きゃっかんてき‐しんり【客観的真理】
⇒きゃっかんてき‐せいしん【客観的精神】
⇒きゃっかんてき‐だとうせい【客観的妥当性】
⇒きゃっかん‐テスト【客観テスト】
⇒きゃっかん‐びょうしゃ【客観描写】
きゃっかん‐かち‐せつ【客観価値説】キヤククワン‥🔗⭐🔉
きゃっかん‐かち‐せつ【客観価値説】キヤククワン‥
〔経〕「価値学説」参照。
⇒きゃっ‐かん【客観】
きゃっかん‐しゅぎ【客観主義】キヤククワン‥🔗⭐🔉
きゃっかん‐しゅぎ【客観主義】キヤククワン‥
(objectivism)
①真理の基礎を主観から独立した実在のうちに置く立場。認識論的には「対応説」(correspondence theory)となる。人間の実践的活動の如何にかかわらず歴史が進行すると考える宿命論的態度や傍観主義的態度を指すこともある。
②刑法理論上の一立場。何が犯罪であるかについて、その客観面(外部的行為・結果など)を重視する考え方。通常、刑罰の本質を応報と見る立場に結びつく。旧派・古典学派の思想。
↔主観主義。
⇒きゃっ‐かん【客観】
きゃっかん‐せい【客観性】キヤククワン‥🔗⭐🔉
きゃっかん‐せい【客観性】キヤククワン‥
(objectivity)客観的であること。
⇒きゃっ‐かん【客観】
きゃっかん‐てき【客観的】キヤククワン‥🔗⭐🔉
きゃっかん‐てき【客観的】キヤククワン‥
特定の個人的主観の考えや評価から独立して、普遍性をもっていること。「―な態度」「―に述べる」
⇒きゃっ‐かん【客観】
きゃっかんてき‐かんねんろん【客観的観念論】キヤククワン‥クワン‥🔗⭐🔉
きゃっかんてき‐かんねんろん【客観的観念論】キヤククワン‥クワン‥
世界の本質を主観的意識とは独立に存在する何らかの精神的・観念的なものと見て、一切の現象界をこれの顕現と見る形而上学的立場。代表者はプラトン・スピノザ・ヘーゲルら。↔主観的観念論。
⇒きゃっ‐かん【客観】
きゃっかんてき‐しんり【客観的真理】キヤククワン‥🔗⭐🔉
きゃっかんてき‐しんり【客観的真理】キヤククワン‥
すべての主観に承認されるべき普遍的妥当性が論証された真理。客観的実在を多かれ少なかれ正しく意識に反映している知識とする考えもある。
⇒きゃっ‐かん【客観】
きゃっかんてき‐せいしん【客観的精神】キヤククワン‥🔗⭐🔉
きゃっかんてき‐せいしん【客観的精神】キヤククワン‥
(objektiver Geist ドイツ)ヘーゲルの精神哲学の用語。精神が自己展開の過程において主観的精神から絶対精神に達する前段階。法・道徳・人倫等の客観的な姿で、普遍的に自己を現す。
⇒きゃっ‐かん【客観】
きゃっかんてき‐だとうせい【客観的妥当性】キヤククワン‥タウ‥🔗⭐🔉
きゃっかんてき‐だとうせい【客観的妥当性】キヤククワン‥タウ‥
ある認識や判断が一個人の主観を超えた普遍的正しさをもつこと。→妥当。
⇒きゃっ‐かん【客観】
きゃっかん‐テスト【客観テスト】キヤククワン‥🔗⭐🔉
きゃっかん‐テスト【客観テスト】キヤククワン‥
採点者の主観的判断の余地がなく、明確な正解があり、○×式などの外在的基準によって解答・採点ができるように作られたテスト。
⇒きゃっ‐かん【客観】
きゃっかん‐びょうしゃ【客観描写】キヤククワンベウ‥🔗⭐🔉
きゃっかん‐びょうしゃ【客観描写】キヤククワンベウ‥
作家の主観をあらわさず、観察したままを細かく描写すること。自然主義文学で多く試みられた。
⇒きゃっ‐かん【客観】
きゃっ‐き【客気】キヤク‥🔗⭐🔉
きゃっ‐き【客気】キヤク‥
⇒かっき
ハッカ【客家】🔗⭐🔉
ハッカ【客家】
(Hakka)漢族の下位集団の一つ。中国の広東省を中心に南東部の諸省において、かつて華北から南下移住してきた漢族の子孫として、他の漢族や少数民族とは区別されてきた。独特の習俗を保ち、言語も独自の方言をなす。
⇒ハッカ‐ご【客家語】
ハッカ‐ご【客家語】🔗⭐🔉
ハッカ‐ご【客家語】
中国語の一方言。国内漢民族の5パーセント近くが使用し、広東・福建・四川・江西・湖南・広西・台湾など分布は広域。東南アジアなど客家系華人の間でも広く使用。
⇒ハッカ【客家】
まうと【客】🔗⭐🔉
まうと【客】
参り来る人。まろうど。客人。もうと。
まら‐ひと【客・賓】🔗⭐🔉
まら‐ひと【客・賓】
(マラはマレ(稀)の古形)
⇒まろうど。仏足石歌「―の今の薬師くすりし」
まれ‐うど【客・賓】🔗⭐🔉
まれ‐うど【客・賓】
⇒まろうど。貫之集「元日人の家に―あまた来り」
まれ‐びと【客・賓】🔗⭐🔉
まれ‐びと【客・賓】
⇒まろうど。徒然草「―の饗応なども」
まろうど【客・賓】マラウド🔗⭐🔉
まろうど【客・賓】マラウド
(マラヒトの転。稀に来る人の意。江戸初期までは清音)他から訪れて来た人。客。まれうど。まれびと。仁徳紀「高麗こまの―を朝みかどに饗あへたまふ」
⇒まろうど‐い【客居・賓居】
⇒まろうど‐ざね【客実・賓実】
まろうど‐い【客居・賓居】マラウドヰ🔗⭐🔉
まろうど‐い【客居・賓居】マラウドヰ
客を通す座敷。客殿。いでい。源氏物語早蕨「例の―の方におはするにつけても」
⇒まろうど【客・賓】
まろうど‐ざね【客実・賓実】マラウド‥🔗⭐🔉
まろうど‐ざね【客実・賓実】マラウド‥
主たる客。正客。主賓。伊勢物語「うへにありける左中弁藤原の良近といふをなむ―にて」
⇒まろうど【客・賓】
[漢]客🔗⭐🔉
客 字形
筆順
〔宀部6画/9画/教育/2150・3552〕
〔音〕キャク(呉) カク(漢)
[意味]
①よそからたずねて来て身を寄せる人。(対)主。「食客しょっかく」
㋐招かれて来た人。まろうど。「客をもてなす」「客人・客室・賓客・先客」
㋑料金を払って商売の相手となってくれる人。「客を取る」「客席・顧客・乗客・見物客」
②たびびと。「旅客りょかく・過客かかく」。転じて、たびさき。「客思かくし・客死かくし」
③ある才能に長じた人物。「論客・政客せいかく・俠客きょうかく」
④主人・主体に相対するもの。(対)主。「客体・客観的・主客転倒」
⑤(おとずれて)過ぎ去ったところの。「客歳かくさい・客月かくげつ・客臘かくろう」
⑥人をもてなすために用いる道具を数える語。「お椀わん五客」
[解字]
形声。「宀」(=やね)+音符「各」(=足がひっかかって止まる)。他人の家に足を止めて身を寄せる意。
[下ツキ
羽客・華客・過客・貨客・観客・看客・棋客・俠客・月
雲客・剣客・碁客・孤客・顧客・刺客・酒客・主客・正客・上客・乗客・常客・食客・酔客・政客・説客・接客・仙客・先客・船客・千客万来・騒客・俗客・弔客・珍客・嫖客・飄客・賓客・訪客・墨客・遊客・浴客・来客・旅客・論客
筆順
〔宀部6画/9画/教育/2150・3552〕
〔音〕キャク(呉) カク(漢)
[意味]
①よそからたずねて来て身を寄せる人。(対)主。「食客しょっかく」
㋐招かれて来た人。まろうど。「客をもてなす」「客人・客室・賓客・先客」
㋑料金を払って商売の相手となってくれる人。「客を取る」「客席・顧客・乗客・見物客」
②たびびと。「旅客りょかく・過客かかく」。転じて、たびさき。「客思かくし・客死かくし」
③ある才能に長じた人物。「論客・政客せいかく・俠客きょうかく」
④主人・主体に相対するもの。(対)主。「客体・客観的・主客転倒」
⑤(おとずれて)過ぎ去ったところの。「客歳かくさい・客月かくげつ・客臘かくろう」
⑥人をもてなすために用いる道具を数える語。「お椀わん五客」
[解字]
形声。「宀」(=やね)+音符「各」(=足がひっかかって止まる)。他人の家に足を止めて身を寄せる意。
[下ツキ
羽客・華客・過客・貨客・観客・看客・棋客・俠客・月
雲客・剣客・碁客・孤客・顧客・刺客・酒客・主客・正客・上客・乗客・常客・食客・酔客・政客・説客・接客・仙客・先客・船客・千客万来・騒客・俗客・弔客・珍客・嫖客・飄客・賓客・訪客・墨客・遊客・浴客・来客・旅客・論客
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かく-い【客衣】🔗⭐🔉
かく-い [1] 【客衣】
旅行用の衣類。旅装。たびごろも。
かく-い【客意】🔗⭐🔉
かく-い [1] 【客意】
異郷での物思い。旅情。客思。「―つのる」「―を詠む」
かく-いん【客員】🔗⭐🔉
かく-いん ―
ン [0] 【客員】
⇒きゃくいん(客員)
ン [0] 【客員】
⇒きゃくいん(客員)
かく-かん【客観】🔗⭐🔉
かく-かん ―クワン [0] 【客観】
⇒きゃっかん(客観)
かく-きょう【客郷】🔗⭐🔉
かく-きょう ―キヤウ [0] 【客郷】
⇒かっきょう(客郷)
かく-ぐう【客寓】🔗⭐🔉
かく-ぐう [0] 【客寓】 (名)スル
客となって身を寄せること。また,その家・宿。きゃくぐう。
かく-げつ【客月】🔗⭐🔉
かく-げつ [2][0] 【客月】
先月。前月。後(アト)の月。
かく-さい【客歳】🔗⭐🔉
かく-さい [0] 【客歳】
去年。昨年。客年。きゃくさい。
かく-し【客死】🔗⭐🔉
かく-し [0] 【客死】 (名)スル
旅先で死ぬこと。異国で死ぬこと。きゃくし。「パリで―する」
かく-し【客思】🔗⭐🔉
かく-し [1] 【客思】
旅先での物思い。旅情。客意。
かく-しゃ【客車】🔗⭐🔉
かく-しゃ [0] 【客車】
「きゃくしゃ(客車)」に同じ。「一二等の―には厚いクッションを敷き/思出の記(蘆花)」
かく-しゃ【客舎】🔗⭐🔉
かく-しゃ [1] 【客舎】
宿屋。旅館。はたごや。きゃくしゃ。
かく-しゅう【客愁】🔗⭐🔉
かく-しゅう ―シウ [0] 【客愁】
旅行中の物思い。旅愁。旅情。
かく-しょう【客将】🔗⭐🔉
かく-しょう ―シヤウ [0] 【客将】
客分として遇される大将・将軍。
かく-じょう【客情】🔗⭐🔉
かく-じょう ―ジヤウ [0] 【客情】
旅情。客意。きゃくじょう。
かく-しん【客心】🔗⭐🔉
かく-しん [0] 【客心】
旅情。客情。きゃくしん。
かく-しん【客臣】🔗⭐🔉
かく-しん [0] 【客臣】
外国の使臣。きゃくしん。
かっ-かい【客懐】🔗⭐🔉
かっ-かい カククワイ [0] 【客懐】
旅先で故郷を思う心。
かっ-かん【客館】🔗⭐🔉
かっ-かん カククワン [0] 【客館】
旅館。
かっ-かん【客観】🔗⭐🔉
かっ-かん カククワン [0] 【客観】 (名)スル
「きゃっかん(客観)」に同じ。「自己を―してゐるのかも知れない/青年(鴎外)」
かっかん-てき【客観的】🔗⭐🔉
かっかん-てき カククワン― [0] 【客観的】 (形動)
「きゃっかんてき(客観的)」に同じ。
かっ-き【客気】🔗⭐🔉
かっ-き カク― [1] 【客気】
ものにはやる心。血気。きゃっき。「―にかられる」「当地は青年―の徒を除き/花間鶯(鉄腸)」
かっ-きょ【客居】🔗⭐🔉
かっ-きょ カク― [1] 【客居】 (名)スル
旅ずまい。客として,仮ずまいすること。「―スル/ヘボン(三版)」
かっ-きょう【客郷】🔗⭐🔉
かっ-きょう カクキヤウ [0] 【客郷】
客となって滞在している土地。他郷。異郷。かくきょう。
きゃく【客】🔗⭐🔉
きゃく 【客】
■一■ [0] (名)
(1)その人の家や居所に,招かれたり用があったりしてたずねてくる人。まろうど。
⇔主(アルジ)
「―を迎える」
(2)金を払って,物品やサービスを求める人。(ア)物品を買う方の側。顧客。(イ)演劇など興行を見にくる人。観客。(ウ)乗り物を利用する人。乗客。(エ)遊女・芸妓と遊興する人。遊客。
(3)自分と対立する,自分の外にある存在。「いずれを主と見,―と見るか」
(4)旅人。また,寄寓する人。「東行西行の―は皆知音(チイン)にあらず/海道記」
(5)闘茶・組香などで,試みのない茶・香など。
(6)月経の異名。
■二■ (接尾)
助数詞。客用の道具・器などを数えるのに用いる。「おわん五―」
きゃく=が付・く🔗⭐🔉
――が付・く
買ってくれる人が決まる。買い手が付く。
きゃく=を
する🔗⭐🔉
――を
する
客を招いてもてなす。
する
客を招いてもてなす。
きゃく=を取・る🔗⭐🔉
――を取・る
遊女などが売春の相手をつとめる。
きゃく=を引・く🔗⭐🔉
――を引・く
旅館や風俗営業などで,通りがかりの客に呼びかけて誘う。
きゃく-あしらい【客あしらい】🔗⭐🔉
きゃく-あしらい ―アシラヒ [3] 【客あしらい】
客をもてなすこと。また,もてなし方。客扱い。「―がうまい」
きゃく-あつかい【客扱い】🔗⭐🔉
きゃく-あつかい ―アツカヒ [3] 【客扱い】 (名)スル
(1)「客あしらい」に同じ。
(2)客としてもてなすこと。「―しないで下さい」
きゃく-い【客位】🔗⭐🔉
きゃく-い ―
[1] 【客位】
(1)主(アルジ)に対する客としての地位。かくい。
(2)客の座席。通常は床の間に向かって右側。
[1] 【客位】
(1)主(アルジ)に対する客としての地位。かくい。
(2)客の座席。通常は床の間に向かって右側。
きゃく-いん【客員】🔗⭐🔉
きゃく-いん ―
ン [0] 【客員】
団体または会社などで,正式の構成員ではなく,特に迎えられて客分として待遇される人。かくいん。
⇔正員
「―教授」
ン [0] 【客員】
団体または会社などで,正式の構成員ではなく,特に迎えられて客分として待遇される人。かくいん。
⇔正員
「―教授」
きゃく-うけ【客受け】🔗⭐🔉
きゃく-うけ [0] 【客受け】 (名)スル
客の評判。また,評判がよいこと。「―する演技」「―がよい」
きゃく-えん【客演】🔗⭐🔉
きゃく-えん [0] 【客演】 (名)スル
俳優・音楽家などが,所属団体以外の団体に招かれて出演すること。
きゃく-ぐう【客寓】🔗⭐🔉
きゃく-ぐう [0] 【客寓】
⇒かくぐう(客寓)
きゃく-ご【客語】🔗⭐🔉
きゃく-ご [0] 【客語】
文法用語で,述語となる動詞の客体となる語をいう。目的語ともいう。かくご。客辞。
〔客語は西欧文法に基づいた概念で,日本語の文法では連用修飾語としてとらえ,それと特に区別しないことが多い〕
きゃく-こう【客香】🔗⭐🔉
きゃく-こう ―カウ [0] 【客香】
組香で,試香のない香。客。ウ香。
きゃく-ざ【客座】🔗⭐🔉
きゃく-ざ [0] 【客座】
(1)来客のために設けた座席。特に,囲炉裏に座るときの場所の名。正面奥の家長の座る横座から見て,入り口に近い左または右の席。
(2)歌舞伎俳優の順位の一。一座の俳優のうち,座頭(ザガシラ)・書き出し・立女形などの俳優と同等同位の客員待遇を受ける者。
きゃく-ざしき【客座敷】🔗⭐🔉
きゃく-ざしき [3] 【客座敷】
客をもてなすための座敷。客間。
きゃく-しつ【客室】🔗⭐🔉
きゃく-しつ [0] 【客室】
(1)客を通す部屋。客間(キヤクマ)。応接間。
(2)客船・ホテルなどで,客が泊まり,滞在する部屋。
きゃく-しゃ【客車】🔗⭐🔉
きゃく-しゃ [0] 【客車】
〔明治中期まで「かくしゃ」とも〕
(1)鉄道で旅客を運ぶ車両。一般に,機関車で牽引(ケンイン)される車両をさす。
(2)賓客の乗った車。
きゃく-しゃ【客舎】🔗⭐🔉
きゃく-しゃ [1] 【客舎】
⇒かくしゃ(客舎)
きゃく-じょう【客情】🔗⭐🔉
きゃく-じょう ―ジヤウ 【客情】
⇒かくじょう(客情)
きゃく-しょうばい【客商売】🔗⭐🔉
きゃく-しょうばい ―シヤウバイ [3] 【客商売】
客の相手やもてなしが中心となる商売。旅館・飲食店・女給・芸者など。接客業。水商売。
きゃく-じん【客人】🔗⭐🔉
きゃく-じん [0] 【客人】
客として来ている人。
きゃく-じん【客神】🔗⭐🔉
きゃく-じん [0] 【客神】
⇒まろうどがみ(客神)
きゃく-ずき【客好き】🔗⭐🔉
きゃく-ずき [0] 【客好き】
(1)客の来るのを好み喜ぶこと。また,その人。
(2)客に好かれること。「―のする店」
きゃく-すじ【客筋】🔗⭐🔉
きゃく-すじ ―スヂ [0][3] 【客筋】
(1)客層。客種(キヤクダネ)。「―がよい」
(2)商売などの取引関係のある人。
きゃく-だたみ【客畳】🔗⭐🔉
きゃく-だたみ [3] 【客畳】
茶室で客の座る畳。
きゃく-だね【客種】🔗⭐🔉
きゃく-だね [0] 【客種】
客の層。客筋(キヤクスジ)。「―が悪い」
きゃく-どめ【客止め】🔗⭐🔉
きゃく-どめ [0] 【客止め】 (名)スル
興行場などで,満員のため客の入場を止めること。札(フダ)止め。
きゃく-とり【客取り】🔗⭐🔉
きゃく-とり [0][4] 【客取り】
(1)芸者などが売春の相手をつとめること。
(2)「客引き」に同じ。
きゃく-ひき【客引き】🔗⭐🔉
きゃく-ひき [0] 【客引き】 (名)スル
旅館・バー・見世物などで,客を誘い入れること。また,その人。客取り。
きゃく-ま【客間】🔗⭐🔉
きゃく-ま [0] 【客間】
来客を通す部屋。客用の部屋。客室。
きゃく-よせ【客寄せ】🔗⭐🔉
きゃく-よせ [0] 【客寄せ】
商店などで,客を集めること。また,客が集まるように行う催し物。「―の福引き」
きゃっ-かん【客観】🔗⭐🔉
きゃっ-かん キヤククワン [0] 【客観】
〔object〕
(1)主観の認識・行為の対象となるもの。主観に現れるもの。世界。かっかん。
(2)特定の認識作用や関心を超えた一般的ないし普遍的なもの。主観から独立して存在するもの。客体。かっかん。
⇔主観
〔明治初期の造語で,明治期には「かっかん」が一般的〕
きゃっかん-しゅぎ【客観主義】🔗⭐🔉
きゃっかん-しゅぎ キヤククワン― [5] 【客観主義】
(1)主観に依存しない,普遍妥当的な真理・価値を認め,それを基礎にして認識や行為を考える立場。
(2)客観的な立場をとって,自己の主観的な働きを克服する態度,あるいは不問にする態度。
(3)刑法理論において,犯罪すなわち刑罰の対象は,行為とその実害という外部から認識しうるものであるとする立場。旧派または古典派刑法論の中心思想をなす。
⇔主観主義
きゃっかん-せい【客観性】🔗⭐🔉
きゃっかん-せい キヤククワン― [0] 【客観性】
客観的であること。
⇔主観性
きゃっかん-てき【客観的】🔗⭐🔉
きゃっかん-てき キヤククワン― [0] 【客観的】 (形動)
個々の主観の恣意(シイ)を離れて,普遍妥当性をもっているさま。
⇔主観的
きゃっかん-てき-かんねんろん【客観的観念論】🔗⭐🔉
きゃっかん-てき-かんねんろん キヤククワン―クワンネンロン [9] 【客観的観念論】
世界は単なる主観的な観念ではなく,究極的・観念的実在によって成り立っているとみなす考え。その実在を観念的なものとみる点で唯物論に対立し,さらにその観念を客観的なものとみる点で主観的観念論に対立する。プラトン・ヘーゲル・シェリングなどが代表的。
きゃっかん-てき-せいしん【客観的精神】🔗⭐🔉
きゃっかん-てき-せいしん キヤククワン― [7] 【客観的精神】
ヘーゲル哲学の用語。精神が歴史的・社会的な形で自己外化したもので,主観的精神と絶対的精神との中間に位する。ここでは自由になった意志が,外的には法として,内的には道徳として実現し,統一されて人倫となる。
→絶対精神
きゃっかん-てき-だとうせい【客観的妥当性】🔗⭐🔉
きゃっかん-てき-だとうせい キヤククワン―ダタウセイ [0] 【客観的妥当性】
認識が客観的であり,その内容が個々の主観を超えて普遍的にあてはまること。
きゃっかん-てき-ちしき【客観的知識】🔗⭐🔉
きゃっかん-てき-ちしき キヤククワン― [7] 【客観的知識】
個々の主観の思い込みを離れ,対象そのものの客観的あり方を反映した普遍性をもつ知識。客観的真理。
きゃっかん-てき-ひひょう【客観的批評】🔗⭐🔉
きゃっかん-てき-ひひょう キヤククワン―ヒヒヤウ [0] 【客観的批評】
ある一定の理論や基準に照らして作品の価値を判断する批評。形式的批評。
⇔主観的批評
きゃっかん-テスト【客観―】🔗⭐🔉
きゃっかん-テスト キヤククワン― [5] 【客観―】
採点が主観的にならないように,出題と解答の方式を工夫したテスト。○×式・単文解答方式・穴埋め法・多肢選択法などの形式がある。
きゃっかん-びょうしゃ【客観描写】🔗⭐🔉
きゃっかん-びょうしゃ キヤククワンベウ― [5] 【客観描写】
作家の主観を交えずに,観察したままを細かく,平明に描くこと。自然主義文学が理想とした。
ハッカ【客家】🔗⭐🔉
ハッカ 【客家】
〔ハッカは「客家」の客家語読み〕
中国の広東省周辺で外来者として居住する漢族。華北からの移民と主張し,独特の風俗をもつ。しばしば武装闘争をおこし,太平天国運動の発端ともなった。東南アジア在住の華人に多い。
まら-ひと【客・賓】🔗⭐🔉
まら-ひと 【客・賓】
「まろうど」に同じ。「薬師は常のもあれど―の今の薬師貴かりけり/仏足石歌」
まれ-びと【賓・客・客人】🔗⭐🔉
まれ-びと [0][2] 【賓・客・客人】
(1)「まろうど」に同じ。
(2)折口信夫の用語。海のかなたの異郷(常世(トコヨ))から来訪して,人々に祝福を与えて去る神。
まろうど【客・賓】🔗⭐🔉
まろうど マラウド [2] 【客・賓】
〔「まらひと」の転。近世まで「まらうと」〕
よそから訪れる人。客。客人。まれびと。「此の敬ふべき―の為に辛くも一条の道を開けり/金色夜叉(紅葉)」
まろうど-い【客位・賓位】🔗⭐🔉
まろうど-い マラウド
【客位・賓位】
客を通す部屋。客間。「西東の対のほどに,―などをかし/枕草子 135」
【客位・賓位】
客を通す部屋。客間。「西東の対のほどに,―などをかし/枕草子 135」
まろうど-がみ【客神・客人神】🔗⭐🔉
まろうど-がみ マラウド― [5] 【客神・客人神】
土着の神ではなく,その社会の外から来訪して,その土地にまつられた神。きゃくじん。
まろうど-ざね【客実・賓実】🔗⭐🔉
まろうど-ざね マラウド― 【客実・賓実】
主となる客。主賓。「うへにありける左中弁藤原の良近といふをなむ―にて/伊勢 101」
きゃく【客】(和英)🔗⭐🔉
きゃくあしらい【客あしらいが良い(悪い)】(和英)🔗⭐🔉
きゃくあしらい【客あしらいが良い(悪い)】
give good (poor) service (旅館などで);be a good (poor) host[hostess](家庭で).
きゃくいん【客員】(和英)🔗⭐🔉
きゃくいん【客員】
an associate[honorary]member.客員教授 a guest[visiting]professor.
きゃくし【客死する】(和英)🔗⭐🔉
きゃくし【客死する】
die abroad.
きゃくしつ【客室】(和英)🔗⭐🔉
きゃくしつ【客室】
a guest room (旅館などの);a passenger cabin (汽船・飛行機などの).客室係 a room clerk.
きゃくしゃ【客車】(和英)🔗⭐🔉
きゃくしゃ【客車】
a passenger car;a coach.→英和
きゃくしょうばい【客商売】(和英)🔗⭐🔉
きゃくしょうばい【客商売】
the hotel[restaurant,entertainment]business.
きゃくすじ【客筋】(和英)🔗⭐🔉
きゃくすじ【客筋】
⇒客種(だね).
きゃくだね【客種が良い(悪い)】(和英)🔗⭐🔉
きゃくだね【客種が良い(悪い)】
have refined (low) customers.
きゃくどめ【客止め】(和英)🔗⭐🔉
きゃくどめ【客止め】
a full house (満員).〜する turn away customers.
きゃくま【客間】(和英)🔗⭐🔉
きゃくま【客間】
a drawing room.
きゃくよせ【客寄せに】(和英)🔗⭐🔉
きゃくよせ【客寄せに】
to attract customers.
きゃっかん【客観】(和英)🔗⭐🔉
きゃっかん【客観】
an objective view.〜的(に) objective(ly).→英和
‖客観性 objectivity.客観テスト an objective test.
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