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いえ【家】いへ🔗🔉

いえ【家】いへ 人の住むための建物。すまい。家屋。「―を建てる」自分の住んでいる建物。うち。自宅。「あすは―にいます」「友人を―に招く」夫婦・親子・兄弟など血縁の近いものが生活を共にする小集団。家庭。所帯。「結婚して―を構える」「―を切り盛りする」「貧乏な―」祖先から代々続いてきた血族としてのまとまり。また、その伝統的な名誉や財産など。家名。家督。「―を継ぐ」家族集団の置かれている社会的地位。家柄。「学者の―に生まれる」特に、よい家柄。「愚かにつたなき人も、―に生まれ、時にあへば」〈徒然・三八〉民法旧規定における家制度で、戸主の統轄のもとに、戸籍上一家をなしている親族の団体。妻。「左大臣の―、昔よりよろしからず心聞こゆる人なり」〈宇津保・忠こそ〉出家に対して、在家。在俗。「―にあり、人に交はるとも」〈徒然・五八〉 [類語]うち・家屋・屋舎(おくしや)・住宅・住家(じゆうか)・住居・家宅・私宅・居宅・自宅・居(きよ)・宅・住まい・住みか・ねぐら・宿(やど)(尊敬)お宅・尊宅・尊堂・高堂・貴宅(謙譲)拙宅・弊宅・陋宅(ろうたく)・陋居・陋屋(ろうおく)・寓居(ぐうきよ)一家・家庭・所帯・世帯(せたい)・我が家・マイホーム・ファミリー/家門・一門・一族・血族・家系・家筋(いえすじ)・氏(うじ)

いえ【家】いへ🔗🔉

いえ【家】いへ 島崎藤村の小説。明治四三〜四四年(一九一〇〜一一)発表。作者自身をモデルに、主人公三吉の生家小泉家と姉の婚家橋本家の、二つの旧家の退廃と没落の歴史を描く。日本自然主義文学の代表作。

いえ‐だに【家×】いへ‐🔗🔉

いえ‐だに【家×いへ‐ オオサシダニ科のダニ。体長〇・七ミリほどで体は長卵形、脚は四対。家ネズミの寄生虫であるが、人に移行し、吸血後は白色から赤黒い色になる。《季 夏》

か【家】🔗🔉

か【家】 〔接尾〕名詞に付く。そのことに従事している人であることを表す。「咄(はなし)―」「革命―」「芸術―」そうした性向の強い人、また、そういう状態にいる人であることを表す。「愛妻―」「情熱―」「努力―」「好事―」「財産―」

け【家】🔗🔉

け【家】 〔接尾〕姓氏に付いて、その一族またはその成員であることを表す。「佐藤―」官職・称号などに付いて、敬意を表す。「将軍―」「右大臣―」

へ【△家】🔗🔉

へ【家】 《「いへ」の音変化》いえ。人家。「春の野に鳴くやうぐひすなつけむと我が―の園に梅が花咲く」〈万・八三七〉

や【屋・家】🔗🔉

や【屋・家】 [名]住むための建物。家屋。いえ。「我が―」「一軒―」屋根。「声高になのたまひそ。―の上にをる人どもの聞くに、いとまさなし」〈竹取〉〔接尾〕名詞に付く。それを売買する人や家の意を表す。「本―」「菓子―」そのような性質の人をいう。ふつう軽蔑や自嘲の意を込めて用いる。「気取り―」「わからず―」役者の屋号や文人の雅号などとして用いる。「紀の国―」「鈴の―」商業などを営んでいる家の屋号として用いる。「越後―」「近江―」それを専門としている人をさしていう。時に軽蔑や自嘲の意を込めても用いる。「事務―」「技術―」「政治―」

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