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あきんど【人】🔗🔉

あきんど【人】 《「あきびと」の音変化》商いを仕事とする人。しょうにん。あきゅうど。

商人の空誓文(そらせいもん)・(からせいもん)🔗🔉

商人の空誓文(そらせいもん)・(からせいもん) 商人の言動は、駆け引きが多くて信用できないことのたとえ。

商人は腹を売り客は下より這(は)う🔗🔉

商人は腹を売り客は下より這(は)う 売買にあたって、商人は最初の言い値からだんだんに下げていくが、客は最初安い値を言っても、だんだんに値を上げられて買うのがならわしである。

あきんど‐かたぎ【人気質】🔗🔉

あきんど‐かたぎ【人気質】 利益に敏感な、また、信用を大切にするなど、商人らしい気性。しょうにんかたぎ。

あきんど‐やど【人宿】🔗🔉

あきんど‐やど【人宿】 主に行商人を泊める宿屋。あきんどはたご。

あく【灰汁】🔗🔉

あく【灰汁】 植物を焼いた灰を水に浸して得る上澄み液。アルカリ性を示し、古来、洗剤・漂白剤として、また染色などに用いる。山菜や野草などに含まれる、渋み・えぐみなどのもとになる成分。「ウドの―を抜く」肉などを煮たときに、煮汁の表面に浮き出る白く濁ったもの。「スープの―をすくい取る」独特のしつこさや粘っこさなどがあって、なじみにくい個性。「―の強い人」

灰汁が抜・ける🔗🔉

灰汁が抜・ける 人の性質・趣味・容姿などに嫌みやあくどさがなくなる。さっぱりして洗練されたものになる。あかぬけがする。

あく【悪】🔗🔉

あく【悪】 [名]わるいこと。人道・法律などに反すること。不道徳・反道徳的なこと。「―に染まる」「―の道に走る」「―の張本(ちようほん)善。芝居などで、敵役。「実(じつ)―」「色―」〔接頭〕人名・官名などに付いて、性質・能力・行動などが、あまりにすぐれているのを恐れていう意を表す。「―七兵衛景清」

悪に強いは善にも強い🔗🔉

悪に強いは善にも強い 大悪人がいったん改心すると、非常な善人となるものだ。

あく【×幄】🔗🔉

あく【×幄】幄舎(あくしや)」に同じ。

あ・く【明く・開く・空く】🔗🔉

あ・く【明く・開く・空く】 [動カ五(四)](開く)隔て・仕切り・覆いなどが、動かされて除かれる。閉じていたものがひらく。「窓が―・く」「鍵(かぎ)が―・かない」閉まる。営業が始まる。営業が行われる。「店は何時まで―・いていますか」閉まる。開票がはじまる。「票が―・く」(明く)衣服の襟などが、ひらかれている。「この服は襟ぐりが―・きすぎている」閉じていた目や口がひらいた状態になる。「小犬の目が―・く」物忌みや契約などの、一定の期間が終わる。「喪が―・く」「年季が―・く」(空く)今までそこを占めていたもの、ふさいでいたものが、除かれたり、なくなったりする。穴ができる。「胃壁に穴が―・く」そこにいた者やあった物がなくなり、からになる。「―・いている部屋はありますか」「席が―・く」空間・空白・余地ができる。間隔が広がる。「行間が―・いている」器の中のものが全部使われてからになる。「瓶が―・く」「―・いた銚子をかたづける」仕事が終わり、暇になってゆとりができる。「からだが―・く」「手が―・く」用が済んで、当面使わなくなる。「―・いたら貸してください」欠員になる。「課長のポストが―・く」(開く)あける。「口を―・く」◆は「開く」、は「明く」とも書く。[動カ下二]「あける」の文語形。 [下接句]穴のあくほど・片目が明く・地獄の釜(かま)の蓋(ふた)も開く・手が空く・手が空けば口が開く・幕が開く・水が空く・埒(らち)が明く

大辞泉 ページ 202