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ごとく【△如く】🔗🔉

ごとく【如く】 《比況の助動詞「ごとし」の連用形》活用語の連体形、体言、助詞「の」「が」に付いて、比喩(ひゆ)・例示を表す。…のように。…のとおり。「彼の言うごとく市場はまもなく安定した」「脱兎のごとく逃げ帰った」「一〇年前のことが今さらのごとく思い出される」◆現代では文章語的表現、または改まった表現をする場合に用いられる。

ごとくなり【△如くなり】🔗🔉

ごとくなり【如くなり】 [助動][ごとくなら|ごとくに(ごとくなり)|ごとくなり|ごとくなる|ごとくなれ|ごとくなれ]《比況の助動詞「ごとし」の連用形「ごとく」+断定の助動詞「なり」から》「如(ごと)し」(助動)に同じ。「尭(げう)の子、尭のごとくならず」〈太平記・三一〉「海の上、昨日のごとくに風波見えず」〈土佐〉◆主として漢文訓読体の文章に多くみられる。

ごとくん‐ば【△如くんば】🔗🔉

ごとくん‐ば【如くんば】 〔連語〕《比況の助動詞「ごとし」の連用形に係助詞「は」の付いた「ごとくは」の音変化》…のようであるならば。…ごとくならば。「中宮御悩の御こと、承り及ぶ―、ことさら成親卿が死霊など聞こえ候」〈平家・三〉

し・く【△若く・△如く・△及く】🔗🔉

し・く【若く・如く・及く】 [動カ五(四)]同じ程度の能力や価値などをもつ。匹敵する。多く、あとに打消し・反語の表現を伴って用いる。「実力では彼に―・く者はいない」追いつく。到達する。「吾が愛妻(はしづま)にい―・き会はむかも」〈記・下・歌謡〉

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