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広辞苑の検索結果 (2)

し・く【如く・若く・及く】🔗🔉

し・く如く・若く・及く】 〔自五〕 距離を隔てたものの後を追って対等に並ぶ意。 ①(同じ位置に)追いつく。到りつく。古事記「山城にい―・け鳥山い―・けい―・けわが愛し妻にい―・きあはむかも」。万葉集2「後れゐて恋ひつつあらずは追ひ―・かむ道のくまみにしめ結へわが夫」 ②及ぶ。肩をならべる。匹敵する。万葉集9「今日の日にいかにか―・かむ筑波嶺に昔の人の来けむその日も」。「子を見ること親に―・かず」「酒に―・くものはない」 ⇒如くは無し

○如くは無ししくはなし🔗🔉

○如くは無ししくはなし 及ぶものはない。 ⇒し・く【如く・若く・及く】 じ‐くばり字配り】 文字のならべかた。文字の配列。 じく‐ばりき軸馬力ヂク‥ 原動機の軸部で使用しうる出力。正味馬力。→図示馬力 じく‐ほうご竺法護ヂクホフ‥ (梵語Dharmarakṣa)敦煌とんこうの僧。月氏げっしの人。西晋代、中国に来て、「正法華経」など150部を超える大乗経典を訳出。月氏菩薩。敦煌菩薩。(239〜316) じく‐ほうらん竺法蘭ヂクホフ‥ 初めて中国に仏教を伝えたとされる中インドの僧。67年迦葉摩騰かしょうまとうと共に中国に来り、洛陽の白馬寺で「四十二章経」を訳したと伝える。 じく‐ぼん軸盆ヂク‥ 床飾りのとき巻軸をのせる盆。彫漆ちょうしつや蒔絵を施したものもある。長さ約36センチメートル、幅約14センチメートルが普通。 軸盆 し‐くま】 (シグマとも)(→)「ひぐま」に同じ。〈日葡辞書〉 シグマΣ・σ・ς】 (sigma)(ギリシア語の字母)数学では総和記号として用いる(∑)。 ⇒シグマ‐でんし【σ電子】 じ‐ぐま地隈ヂ‥ 絵画で、紙または絹の地を隈くま取ること。 シグマ‐でんしσ電子】 分子の結合軸に対称に分布している電子。分子の骨格を作る結合に関与する。 ⇒シグマ【Σ・σ・ς】 し‐くみ仕組み】 ①ものごとのくみたてられ方。構造。機構。「電気で動く―になっている」「世の中の―」 ②くわだて。計画。 ③戯曲・小説などの趣向。構想。プロット。 ⇒しくみ‐え【仕組絵】 ⇒しくみ‐きょうげん【仕組狂言】 ⇒しくみ‐せん【仕組み船】 しくみ‐え仕組絵‥ヱ (→)「起し絵」に同じ。 ⇒し‐くみ【仕組み】 しくみ‐きょうげん仕組狂言‥キヤウ‥ 事件をおもしろく仕組んだ歌舞伎狂言。 ⇒し‐くみ【仕組み】 しくみ‐せん仕組み船】 経費を節約するために税金の安い外国に籍を置き、外国船員を乗せている船舶。→便宜置籍船 ⇒し‐くみ【仕組み】 し‐く・む仕組む】 〔他五〕 ①工夫して組み立てる。くわだてる。計画する。浮世草子、好色盛衰記「上する女房どもにもよくよく―・みてかならず笑ふなと」。「罠わなを―・む」「八百長を―・む」 ②戯曲・小説などの筋を組み立てる。花暦八笑人「おれと出目公は杖に仕込んだやつを抜いて先達せんど茶ばんに―・んだ立合たてに」。「周到に―・んだ話」 し‐ぐ・む 〔自四〕 しりごみをする。はずかしがる。 シグメット‐じょうほうシグメット情報‥ジヤウ‥ (sigmet information)航空機の安全な運航に著しく悪影響を与える気象や火山噴火などの存在・予測を知らせる国際航空気象情報。日本では成田航空地方気象台が作成・発表。 じ‐ぐも地蜘蛛ヂ‥ ジグモ科のクモ。全長12〜18ミリメートル。頭は大きく赤黒い。腹部は色が淡く、卵形平滑。樹幹・垣根などの根元の地中に糸と土砂で細長い袋状の巣を作る。アナグモ。フクログモ。ハラキリグモ。ツチグモ。サムライグモ。ネヌケ。ズボズボ。勘平かんぺいじく‐もと軸本・軸元ヂク‥ 巻子かんす本の軸に近い部分、すなわち巻末。巻軸かんじく。蜻蛉日記「御暦も―になりぬ」 じく‐もの軸物ヂク‥ 床の間・壁面などにかける掛軸として表装した書画。かけもの。軸の物。 ジグモンディRichard Adolf Zsigmondy】 ハンガリー系のドイツの化学者。ウィーン生れ。限外顕微鏡を発明。金コロイドの製法・性質を研究。ノーベル賞。(1865〜1929) しぐら・うシグラフ 〔自四〕 (一説に、シグルに接尾語フの付いたものという) ①しぐれているように、一面に暗くなる。平家物語11「蹴上ぐる潮のかすみと共に―・うだる中より」 ②密集している。集まる。平家物語9「ここに―・うで見ゆるは誰が手やらん」 しぐら・む 〔自四〕 (→)「しぐらう」に同じ。〈日葡辞書〉 シクラメンCyclamen ラテン】 サクラソウ科の観賞用多年草。地中海東岸原産。地下に塊茎がある。長柄の心臓形の葉には白斑があり、裏面は光沢のある紅紫色。春、花は下向きに開き、花弁は5枚でそり返り、白または紅、一重・八重など園芸品種が多い。鉢植として栽培。また、広くはサクラソウ科シクラメン属植物(その学名)で、西アジアを中心に約10種が分布。ブタノマンジュウ。カガリビバナ。〈[季]春〉 シクラメン 提供:OPO しくり ⇒しっくり じぐりヂグリ (「じぐる」の連用形から)地口じぐちを言うこと。洒落本、辰巳婦言「そこで一つ―をお肴」 シクリッドcichlid】 カワスズメ科の硬骨魚の総称。主に淡水産。親魚が卵や稚魚を口内で保護する習性をもつものが多い。アフリカと中南米に産し、一部が熱帯アジアに分布。観賞用・食用 じく‐りゅう軸流ヂクリウ 軸に平行な流れ。 ⇒じくりゅう‐すいしゃ【軸流水車】 ⇒じくりゅう‐そうふうき【軸流送風機】 ⇒じくりゅう‐タービン【軸流タービン】 じくりゅう‐すいしゃ軸流水車ヂクリウ‥ 水車の一種。プロペラ水車のように、水が羽根車の中をほぼ軸に平行な円筒面にそって流れるようにできているもの。低落差で大流量の場合に用いる。 ⇒じく‐りゅう【軸流】 じくりゅう‐そうふうき軸流送風機ヂクリウ‥ 軸上に取り付けたプロペラ形の羽根によって軸方向に風を送る送風機。プロペラ‐ファン。ディスク‐ファン。プロペラ送風機。 ⇒じく‐りゅう【軸流】 じくりゅう‐タービン軸流タービンヂクリウ‥ 水・蒸気・ガスなどの流体が軸方向に沿って流れるようにしたタービン。 ⇒じく‐りゅう【軸流】 しぐ・る時雨る】 〔自下二〕 ⇒しぐれる(下一) ジクルdhikr アラビア】 イスラムで、神を思い出すこと。また、そのための宗教儀礼。広義には礼拝・巡礼を含むが、特にスーフィズム教団で行われる唱名しょうみょうなどの儀礼をいう。ズィクル。 じぐ・るヂグル 〔自四〕 (「地口じぐち」を動詞化した語)地口を言う。洒落しゃれを言う。花暦八笑人「見し玉だれの内ぞゆかしきといふ歌を―・つたのだ」 じ‐ぐるま地車ヂ‥ 重い物をひく車。車体が低く4輪あるもの。「―におつぴしがれしすみれかな」(一茶) しくれ (山言葉)灌木が茂って、人が通れない所。 しぐれ時雨】 (「過ぐる」から出た語で、通り雨の意) ①秋の末から冬の初め頃に、降ったりやんだりする雨。〈[季]冬〉。万葉集8「時待ちてふりし―の雨止みぬ」 ②比喩的に、涙を流すこと。「袖の―」 ③一しきり続くもののたとえ。「蝉―」 ④小督局こごうのつぼねの用いた琴の名。 ⑤本阿弥光悦作の名物茶碗の名。 ⑥時雨羹しぐれかんの略。 ⑦時雨饅頭しぐれまんじゅうの略。 ⇒しぐれ‐かん【時雨羹】 ⇒しぐれ‐き【時雨忌】 ⇒しぐれ‐ごこち【時雨心地】 ⇒しぐれ‐づき【時雨月】 ⇒しぐれ‐に【時雨煮】 ⇒しぐれ‐の‐あき【時雨の秋】 ⇒しぐれ‐の‐いろ【時雨の色】 ⇒しぐれ‐はまぐり【時雨蛤】 ⇒しぐれ‐まんじゅう【時雨饅頭】 しぐれ‐かん時雨羹】 小豆餡あずきあんをそぼろにして蒸して製した菓子。 ⇒しぐれ【時雨】 しぐれ‐き時雨忌】 (陰暦10月12日に没したので季節に因んでいう)芭蕉忌ばしょうき。〈[季]冬〉 ⇒しぐれ【時雨】 しぐれ‐ごこち時雨心地】 ①時雨の降ろうとする空模様。 ②涙を催す心地。拾遺和歌集「―はわれのみぞする」 ⇒しぐれ【時雨】 しぐれさいぎょう時雨西行‥ギヤウ 長唄。河竹其水(黙阿弥)作詞。2世杵屋勝三郎作曲。1864年(元治1)作。能「江口」に取材。のち日本舞踊各流で振付。 しぐれ‐づき時雨月】 時雨の多く降る月、すなわち陰暦10月の異称。〈[季]冬〉 ⇒しぐれ【時雨】 しぐれてい‐ぶんこ時雨亭文庫】 冷泉れいぜい家歴代が相承する文庫。藤原俊成・定家・為家以来の歌学書を中心とした古典籍と古記録・古文書類を収蔵。国宝・重要文化財を多く含む。京都市上京区。 しぐれ‐に時雨煮】 貝類のむきみにショウガ・サンショウなどの香味を加えて醤油・砂糖などで煮しめた料理。 ⇒しぐれ【時雨】 しぐれ‐の‐あき時雨の秋】 時雨の降る秋。万葉集13「九月ながづきの―は」 ⇒しぐれ【時雨】 しぐれ‐の‐いろ時雨の色】 時雨のために色づいた草木の葉色。 ⇒しぐれ【時雨】 しぐれ‐はまぐり時雨蛤】 時雨煮にしたハマグリ。三重県桑名の名産。 ⇒しぐれ【時雨】 しぐれ‐まんじゅう時雨饅頭‥ヂユウ 時雨羹で餡を包んだ菓子。 ⇒しぐれ【時雨】 しぐ・れる時雨れる】 〔自下一〕[文]しぐ・る(下二) ①しぐれになる。しぐれが降る。源氏物語宿木「うち―・るるにも」 ②涙を催す。泣いて涙がこぼれる。源氏物語若菜上「まみのあたりうち―・れて」 シクロcyclo】 東南アジアで用いる自転車タクシー。前輪が二つ、後輪が一つで、運転手席の前方に客席がある。 じく‐ろ舳艫ヂク‥ 船のへさきととも。 ⇒じくろせんり【舳艫千里】 ⇒舳艫相銜む

大辞林の検索結果 (5)

ごとく【如く】🔗🔉

ごとく 【如く】 (助動) 〔助動詞「ごとし」の連用形から。現代語で,ややかたい文章語的な言い方として用いられる〕 活用語の連体形や体言,またそれらに助詞「の」「が」の付いたものに接続して,「…のように」「…のようで」などの意を表す。「お師匠様の円満微妙な色白の顔がにぶい明りの中に来迎仏の〈ごとく〉浮かんだ」

ごとく-なり【如くなり】🔗🔉

ごとく-なり 【如くなり】 (助動)(ごとくなら・ごとくなり(ごとくに)・ごとくなり・ごとくなる・ごとくなれ・ごとくなれ) 〔「ごとくにあり」の転〕 活用語の連体形や体言,またそれらに助詞「の」「が」の付いたものに接続する。 (1)似ているものに比べ,たとえる意を表す。…のようだ。…のようである。…のとおりである。「高き山も,麓のちりひぢよりなりて,あま雲たなびくまで,おひのぼれる〈ごとくに〉,この歌もかくの〈ごとくなる〉べし/古今(仮名序)」 (2)不確かな断定を表す。「まことに聞くが〈ごとくなら〉ば不便なる事也/著聞 17」

し・く【如く・若く・及く】🔗🔉

し・く [0] 【如く・若く・及く】 (動カ五[四]) (1)匹敵する。かなう。およぶ。多く打ち消しの語を伴って用いる。「逃げるに―・かず」「明媚争(イカデ)か画も―・かん/金色夜叉(紅葉)」 (2)追いつく。「黄泉(ヨモツクニ)に入りまして,―・きて共に語る/日本書紀(神代上訓)」 →おいしく →いしく

如くは無・し🔗🔉

如くは無・し 及ぶものはない。「油断大敵身の用心に―・し/西洋道中膝栗毛(魯文)」

しく【如く】(和英)🔗🔉

しく【如く】 be equal;be like.…に〜はない It is best to…;had better….

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