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くみ【組(み)】🔗🔉

くみ【組(み)】 [名]組むこと。組んだもの。二つ以上を取り合わせたひとまとまりのもの。そろい。セット。「テーブルと―になっているソファー」事をともにする人のまとまり。グループ。「四人ずつ―になる」「居残る―と出発する―とに分ける」のうち、特に次のようなまとまり。学級。クラス。「二年一―」結社・仲間などの一団。「―の幹部」「新撰―」土木建築工事を請け負う業者などが会社名に使う称。同類とみなされる仲間。「冷や飯―」印刷で、原稿に従って活字を組むこと。また、組んだもの。「―見本」株仲間のこと。「組歌」の略。「組屋敷」の略。「組糸」の略。〔接尾〕助数詞。いくつかが集まってひとそろいになっているものを数える。「コーヒー茶碗一(ひと)―」「二(ふた)―の夫婦」 [類語](そろ)い・対(つい)・一対(いつつい)・番(つが)い・一式・ペア・セット/仲間・集団・一群・一団・隊・班・チーム

くみ‐あい【組合】‐あひ🔗🔉

くみ‐あい【組合】‐あひ (組み合い)互いに組みついて争うこと。組み打ち。「取っ―」共通の目的のために何人かが寄り合って仲間を作ること。また、その人々。組。「まさか一人じゃあるまい。―か」〈鴎外・普請中〉民法上、二人以上の者が出資し合って共同の事業を営むことを約束する契約によって成立する団体。法人となる資格がないもの。特別法によって、特定の共同目的を果たすために、一定の資格のある者で組織することを認められている団体。協同組合・共済組合など。「労働組合」の略。「―運動」

くみあい‐いん【組合員】くみあひヰン🔗🔉

くみあい‐いん【組合員】くみあひヰン 組合に加入している者。組合を組織する当事者。

くみあい‐きょうかい【組合教会】くみあひケウクワイ🔗🔉

くみあい‐きょうかい【組合教会】くみあひケウクワイ キリスト教プロテスタントの一派、会衆派の日本での名称。日本では明治四三年(一九一〇)以後、日本組合教会として発足、昭和一六年(一九四一)日本基督(キリスト)教団に合同。組合派。

くみあい‐けいやく【組合契約】くみあひ‐🔗🔉

くみあい‐けいやく【組合契約】くみあひ‐ 各当事者が出資をして、共同の事業を営むことを約することによって成立する契約。

くみあい‐しゅぎ【組合主義】くみあひ‐🔗🔉

くみあい‐しゅぎ【組合主義】くみあひ‐ 労働組合の目的を、資本主義制度の枠内で経済的条件の改善に限定しようとする立場。

くみあい‐せんじゅうしゃ【組合専従者】くみあひ‐🔗🔉

くみあい‐せんじゅうしゃ【組合専従者】くみあひ‐ 使用者との雇用関係を休職扱いとして、労働組合の業務だけに従事する者。

くみ‐あ・う【組(み)合う】‐あふ🔗🔉

くみ‐あ・う【組(み)合う】‐あふ [動ワ五(ハ四)]互いに組む。「肩を―・う」互いに組みついて争う。「がっぷりと四つに―・う」仲間になって力を合わせる。「金富の伯父さんと―・ってる仕事なら」〈魯庵・社会百面相〉

くみ‐あが・る【組(み)上(が)る】🔗🔉

くみ‐あが・る【組(み)上(が)る】 [動ラ五(四)]組んででき上がる。「家の骨組みが―・る」

くみ‐あ・げる【組(み)上げる】🔗🔉

くみ‐あ・げる【組(み)上げる】 [動ガ下一]くみあ・ぐ[ガ下二]物を組んで積み上げる。構築する。「足場を―・げていく」すっかり組む。組みおえる。「予算を―・げる」「活字を―・げる」考えを組み立てる。構想する。「計画を―・げる」

くみ‐あわ・す【組(み)合(わ)す】‐あはす🔗🔉

くみ‐あわ・す【組(み)合(わ)す】‐あはす [動サ五(四)]「組み合わせる」に同じ。「両手を―・して祈る」[動サ下二]「くみあわせる」の文語形。

くみ‐あわせ【組(み)合(わ)せ】‐あはせ🔗🔉

くみ‐あわせ【組(み)合(わ)せ】‐あはせ 組み合わせること。また、組み合わせたもの。「色の―を変える」「準決勝の―が決まる」数学で、個の異なるものの中から、順序を考えないで個のものを取り出して作った組。その総数をnCrで表すと、nCr=[n(n-1)(n-2)…(n-r+1)]/[r(r-1)(r-2)…・1]コンビネーション。「順列―」

くみ‐あわ・せる【組(み)合(わ)せる】‐あはせる🔗🔉

くみ‐あわ・せる【組(み)合(わ)せる】‐あはせる [動サ下一]くみあは・す[サ下二]二つ以上のものを取り合わせてひとまとまりにする。「何種類もの花を―・せた花束」競技・勝負事などで戦う相手を決める。「力の接近したチームを―・せる」からみ合わせたり交差させたりして、物をつなぎ合わせる。「材木を十文字に―・せる」「指を―・せる」

くみ‐いと【組糸】🔗🔉

くみ‐いと【組糸】 組み合わせた糸。くみ。

くみ‐いれ【組(み)入れ】🔗🔉

くみ‐いれ【組(み)入れ】 組み入れること。順に重ねて中に入れられるような仕組みに作られていること。また、そのもの。いれこ。「―の重箱」神前の供物などを盛る白木製の角盆。三つをひと組に、いれこに作る。「組み入れ天井」の略。

くみいれ‐てんじょう【組(み)入れ天井】‐テンジヤウ🔗🔉

くみいれ‐てんじょう【組(み)入れ天井】‐テンジヤウ 格子形に組んだ天井。六〜八センチ角くらいの木材を一〇〜二〇センチ間隔に組むもので、古代の寺院に多く用いられた。組み天井。組み入れ。くみれ。

くみ‐い・れる【組(み)入れる】🔗🔉

くみ‐い・れる【組(み)入れる】 [動ラ下一]くみい・る[ラ下二]あるまとまりをもつものの中に、全体の一部となるような形で、他のものを加える。編入する。「メンバーに―・れる」「歳入に―・れる」

くみ‐いん【組員】‐ヰン🔗🔉

くみ‐いん【組員】‐ヰン 組の構成員。特に、暴力団員。

くみ‐うた【組歌・組×唄】🔗🔉

くみ‐うた【組歌・組×唄】 三味線・箏(そう)で、既成の歌詞をいくつか組み合わせて一曲に作曲したもの。地歌(三味線組歌)・箏曲(箏(こと)組歌)の最古の形式。修業の便宜上、表組・裏組などに分類している。組。

くみ‐うち【組(み)打ち・組(み)討ち】🔗🔉

くみ‐うち【組(み)打ち・組(み)討ち】 互いに組み合って争うこと。取っ組み合い。「十八九の時分親爺と―をした事が一二返ある位だが」〈漱石・それから〉戦場で、相手と組み合って討ち取ること。男女交合の絵。春画。枕絵。組み打ちの図。「―を具足櫃(びつ)から出して見せ」〈柳多留・四五〉

くみ‐お【組緒】‐を🔗🔉

くみ‐お【組緒】‐を組紐(くみひも)」に同じ。

くみ‐おび【組帯】🔗🔉

くみ‐おび【組帯】 古代、男子が礼服(らいふく)に用いた帯。より糸を平らに組み、先に総(ふさ)をつけたもの。糸を組んで作ったひも状の帯。近世初期に流行。

くみ‐かえ【組(み)替え・組(み)換え】‐かへ🔗🔉

くみ‐かえ【組(み)替え・組(み)換え】‐かへ 組みかえること。再編成すること。「メンバーの―をする」「予算の―」活版印刷で、組版(くみはん)を組み直すこと。生物学で、細胞の減数分裂の際に相同染色体の間で交差が生じたため、同一染色体上の遺伝子の構成が変化する現象。

くみかえ‐ディーエヌエー【組(み)換えDNA】くみかへ‐🔗🔉

くみかえ‐ディーエヌエー【組(み)換えDNA】くみかへ‐ 組み換えDNA実験によって、DNAをつなぎ合わせたもの。

くみかえディーエヌエー‐じっけん【組(み)換えDNA実験】くみかへ‐🔗🔉

くみかえディーエヌエー‐じっけん【組(み)換えDNA実験】くみかへ‐ 異種の生物から抽出したDNAを、試験管内で、酵素などを用いて切断し、人為的に新たにつなぎ換えて新しいDNA分子を作ること。遺伝子構造の解析、遺伝子工学などに利用。遺伝子組み換え。

くみ‐か・える【組(み)替える・組(み)換える】‐かへる🔗🔉

くみ‐か・える【組(み)替える・組(み)換える】‐かへる [動ア下一]くみか・ふ[ハ下二]一度組んだものをとりやめ、別のまとめ方で改めて組む。また、組み合わせを変える。編成しなおす。「日程を―・える」

くみ‐がき【組(み)垣】🔗🔉

くみ‐がき【組(み)垣】 《古くは「くみかき」》木や竹を組み合わせてつくった垣。檜垣(ひがき)・唐垣など。

くみ‐かけ【組掛・組懸】🔗🔉

くみ‐かけ【組掛・組懸】 冠の掛緒(かけお)の一種。糸組のひもで、主に蹴鞠(けまり)の際に用いるもの。

くみ‐がしら【組頭・△与頭】🔗🔉

くみ‐がしら【組頭・与頭】 組と名のつく組織の長。江戸時代、徒組(かちぐみ)・弓組・鉄砲組などの諸組の長。江戸時代、百姓代とともに名主(なぬし)を補佐して村の事務を取り扱った役。長(おさ)百姓。

くみ‐がみ【組(み)紙】🔗🔉

くみ‐がみ【組(み)紙】 細く切った色紙を縦横に組んで、布の模様などを作り出す遊び。組紙細工(くみがみざいく)

くみ‐き【組(み)木】🔗🔉

くみ‐き【組(み)木】 両端にコの字形の切り込みのある細長い長短の木片を互いにはめ込み、いろいろな物の形を作って遊ぶ玩具。寄せ木。

くみ‐きょく【組曲】🔗🔉

くみ‐きょく【組曲】 数個の小曲または楽章を組み合わせて、一つの作品とする器楽曲。

くみ‐こ【組子】🔗🔉

くみ‐こ【組子】 江戸時代、徒組(かちぐみ)・鉄砲組などの組頭(くみがしら)の配下にある者。組下。組衆。格子・障子・欄間などの骨組みとして縦横に組んだ細い部材。

くみ‐こう【組香】‐カウ🔗🔉

くみ‐こう【組香】‐カウ 数種の香をたき、その香の名を言い当てること。また、その香。

くみこみ‐かんすう【組(み)込み関数】‐クワンスウ🔗🔉

くみこみ‐かんすう【組(み)込み関数】‐クワンスウ コンピューターで、プログラミング言語・簡易言語などにあらかじめ用意されている関数。三角関数・対数関数などが組み込まれている。

くみ‐こ・む【組(み)込む】🔗🔉

くみ‐こ・む【組(み)込む】 [動マ五(四)]あるものを全体の一部としてその中に入れる。組み入れる。「予算に―・む」「組織下に―・まれる」

くみ‐さかずき【組(み)杯・組(み)×盃】‐さかづき🔗🔉

くみ‐さかずき【組(み)杯・組(み)×盃】‐さかづき 大小いくつかを重ねてひと組とした杯。重ね杯。

くみ‐ざかな【組み×肴】🔗🔉

くみ‐ざかな【組み×肴】口取り肴」に同じ。

くみ‐し・く【組(み)敷く】🔗🔉

くみ‐し・く【組(み)敷く】 [動カ五(四)]相手を倒して、自分の下に押さえつける。組みふせる。「侵入者を膝の下に―・く」

くみ‐した【組下】🔗🔉

くみ‐した【組下】 組子(くみこ)

くみ‐しゃしん【組(み)写真】🔗🔉

くみ‐しゃしん【組(み)写真】 一つのテーマで複数の写真を構成し、編集したもの。

くみ‐しゅう【組衆】🔗🔉

くみ‐しゅう【組衆】 組子(くみこ)

くみ‐じゅう【組中】‐ヂユウ🔗🔉

くみ‐じゅう【組中】‐ヂユウ 組に属する人全部。組の仲間。また、江戸時代の五人組などの仲間。

くみ‐じゅう【組(み)重】‐ヂユウ🔗🔉

くみ‐じゅう【組(み)重】‐ヂユウ いくつも組み重ねられるように作った重箱。かさね重。《季 新年》

くみ・する【△与する・組する】🔗🔉

くみ・する【与する・組する】 [動サ変]くみ・す[サ変]仲間に加わる。味方する。同意する。「いずれの立場にも―・しない」「彼の提案に―・する」

くみ‐だい【組題】🔗🔉

くみ‐だい【組題】 歌題の一。五十首・百首・千首の歌を詠むとき、五十題・百題・千題の題を集めてひと組としたもの。連歌で、千句興行のとき、発句の題を組んで出すこと。また、その題。

くみ‐たて【組(み)立て】🔗🔉

くみ‐たて【組(み)立て】 組み立てること。また、その方法。「機械の―」組み立てたものの構造。構成。組織。「内部の―を調べる」「文の―が良くない」

くみたて‐こう【組(み)立(て)工】🔗🔉

くみたて‐こう【組(み)立(て)工】 部品を組み立てて一つの機械に仕上げる工員。

くみたて‐たんい【組(み)立(て)単位】‐タンヰ🔗🔉

くみたて‐たんい【組(み)立(て)単位】‐タンヰ 基本単位を組み合わせてつくった単位。例えば、面積の単位の平方メートルや速度の単位のメートル毎秒など。誘導単位。

くみ‐た・てる【組(み)立てる】🔗🔉

くみ‐た・てる【組(み)立てる】 [動タ下一]くみた・つ[タ下二]個々の材料・部品などを組み合わせて、一つのまとまった物を作り上げる。「模型を―・てる」「考えを―・てる」

くみ‐ちがい【組(み)違い】‐ちがひ🔗🔉

くみ‐ちがい【組(み)違い】‐ちがひ 組み違え」に同じ。「活字の―」組が違っていること。「当たりくじとは―の番号」

くみ‐ちが・う【組(み)違う】‐ちがふ🔗🔉

くみ‐ちが・う【組(み)違う】‐ちがふ [動ワ五(ハ四)]「組み違える」に同じ。「部品を―・う」[動ハ下二]「くみちがえる」の文語形。

くみ‐ちがえ【組(み)違え】‐ちがへ🔗🔉

くみ‐ちがえ【組(み)違え】‐ちがへ 組み方をまちがえること。「プログラムの―」交差して組むこと。互い違いに組むこと。また、そのもの。尻繋(しりがい)の、馬の尾にかけて左右が互いに交わる所。

くみ‐ちが・える【組(み)違える】‐ちがへる🔗🔉

くみ‐ちが・える【組(み)違える】‐ちがへる [動ア下一]くみちが・ふ[ハ下二]組み方をまちがえる。「活字を―・える」互い違いになるように組む。組んで交差させる。「―・えた棚」

くみ‐ちょう【組長】‐チヤウ🔗🔉

くみ‐ちょう【組長】‐チヤウ 組と名のつく集団の長。

くみ‐つ・く【組(み)付く】🔗🔉

くみ‐つ・く【組(み)付く】 [動カ五(四)]相手のからだに手足をからませて取りつく。「逃げる男に―・いて引き倒す」

くみ‐つけ【組(み)付け】🔗🔉

くみ‐つけ【組(み)付け】 活版印刷で、活字の組版または鉛版を、指定の位置および一定のページ順に印刷機の版面台または版胴に固定すること。

くみ‐て【組(み)手】🔗🔉

くみ‐て【組(み)手】 相撲で四つに組んだ状態。「―は左四つ」空手(からて)で、相手と攻防の技を一連の型に示して行う練習形式。建築で、部材と部材を組み合わせた部分。組み打ちをする人。組みつく役。「近国にならびなき大力なれば、―なるべし」〈古活字本平治・中〉組糸を組むこと。また、組糸を組む人。「糸屋の―」〈浮・鬼一法眼虎の巻・一〉

くみ‐てがた【組手形】🔗🔉

くみ‐てがた【組手形】 輸出手形の発行に際し、紛失または延着に備えて同一内容・同一効力の手形を二通発行し、発送時期や経路を異にして送るもの。

くみ‐ど【組(み)戸】🔗🔉

くみ‐ど【組(み)戸】 格子に組んだ戸。格子戸。

くみ‐ぬい【組み×繍い】‐ぬひ🔗🔉

くみ‐ぬい【組み×繍い】‐ぬひ 刺繍(ししゆう)で、糸を交差させて網代(あじろ)のように縫う方法。網代縫い。

くみ‐はん【組版】🔗🔉

くみ‐はん【組版】 活版印刷で、原稿の指定に従って、拾った活字・込め物・罫線(けいせん)などを組み合わせて版を作ること。また、その版。植字。

くみ‐ふ・せる【組(み)伏せる】🔗🔉

くみ‐ふ・せる【組(み)伏せる】 [動サ下一]くみふ・す[サ下二]相手に組みついて倒し、押さえつける。組みしく。「賊を―・せる」

くみ‐まち【組町】🔗🔉

くみ‐まち【組町】 中世末期から近世初期、いくつかの町が集まって組をつくり、町政・行事を行った自治組織。京都の町衆(まちしゆう)によるものなどが知られる。

くみ‐みほん【組(み)見本】🔗🔉

くみ‐みほん【組(み)見本】 見本組み

くみ‐め【組(み)目】🔗🔉

くみ‐め【組(み)目】 組み合わせたり、結んだりしたさかいめ。組み合わせ模様などの一つ一つの目。

くみ‐もの【組(み)物】🔗🔉

くみ‐もの【組(み)物】 組になっている物。組み合わせたもの。糸などを組み合わせて作った帯・ひもなど。(ときよう)

くみ‐やぐ【組(み)夜具】🔗🔉

くみ‐やぐ【組(み)夜具】 敷き布団・掛け布団・かい巻きなどがひと組になっている夜具。

くみ‐やしき【組屋敷】🔗🔉

くみ‐やしき【組屋敷】 江戸時代、与力・同心などの組の者にまとめて与えられていた屋敷。組。

く・む【組む】🔗🔉

く・む【組む】 [動マ五(四)]がっちりと、互いのからだに取りつき合う。取り組む。「四つに―・む」同じ目的で何かをするために仲間になる。組になる。「彼と―・んで事業を始める」ものを互い違いに交差させたりからみ合わせたりする。「腕を―・む」「足を―・む」材料・部分を順序に従って合わせたり結んだりして、まとまりのある全体を作り上げる。「ひもを―・む」「足場を―・む」統一あるものにまとめ上げる。組織したり編成したりする。「徒党を―・む」「時間割を―・む」活字を、指定に従って原稿どおりに並べる。「版を―・む」 [可能]くめる [下接句]鬼とも組む・座を組む・手を組む・徒党を組む・膝(ひざ)を組む・四つに組む

くんず‐ほぐれつ【組んず△解れつ】くんづ‐🔗🔉

くんず‐ほぐれつ【組んず解れつ】くんづ‐ 〔連語〕《「くみつほぐれつ」の音変化》取っ組み合ったり離れたりして、激しく争うさま。「―の大格闘」◆現代仮名遣いでは、「くんづほぐれつ」と書くこともできる。

くんづ‐ほぐれつ【組んづ△解れつ】🔗🔉

くんづ‐ほぐれつ【組んづ解れつ】 〔連語〕くんずほぐれつ

そ‐かく【組閣】🔗🔉

そ‐かく【組閣】 [名]スル内閣を組織すること。「人材をすぐって―する」

そ‐しき【組織】🔗🔉

そ‐しき【組織】 [名]スル組み立てること。組み立てられたもの。「奥座敷は一種の宿屋見た様な―に出来ている」〈漱石・満韓ところどころ〉一定の共通目標を達成するために、成員間の役割や機能が分化・統合されている集団。また、それを組み立てること。「組合を―する」「全国―」生物体を構成する単位の一で、同一の形態・機能をもつ細胞の集まり。さらに集まって器官を構成する。動物では上皮組織・結合組織・筋肉組織・神経組織、植物では分裂組織・永久組織などに分けられる。岩石を構成する鉱物の結晶度・大きさ・形・配列などのようす。石理。織物で、縦糸と横糸とを組み合わせること。織り方。「ラシャは―が密だ」 [類語]構成・編成・編制・組成・構造・機構・体制・体系・組立て・仕組み・システム/団体・結社・集団

そしき‐えき【組織液】🔗🔉

そしき‐えき【組織液】 動物の組織の細胞間を満たす液体成分。脊椎動物では毛細血管から血漿(けつしよう)がしみ出したもので、細胞に酸素・栄養を与え排出物を受け、大部分はリンパ管に入り血管系に戻る。

そしき‐か【組織化】‐クワ🔗🔉

そしき‐か【組織化】‐クワ [名]スルまとまりのない個々のものを一つの組織にまとめること。「地域活動を―する」

そしき‐かがく【組織化学】‐クワガク🔗🔉

そしき‐かがく【組織化学】‐クワガク 生物の組織内にある物質の成分分析・定量、および存在部位や移動を解析する生物学の一分野。

そしき‐がく【組織学】🔗🔉

そしき‐がく【組織学】 生物の組織の構成や相互関係を研究する学問。

そしき‐きゅう【組織球】‐キウ🔗🔉

そしき‐きゅう【組織球】‐キウ 結合組織に定着しているマクロファージ。

そしき‐しんがく【組織神学】🔗🔉

そしき‐しんがく【組織神学】 キリスト教の教義を体系的、論理的に把握しようとする神学の一部門。

そしき‐だ・つ【組織立つ】🔗🔉

そしき‐だ・つ【組織立つ】 [動タ五(四)]ある秩序や体系のもとに統一される。「―・った活動」

そしき‐てき【組織的】🔗🔉

そしき‐てき【組織的】 [形動]共通の目的のために全体が一定の秩序をもって組み立てられているさま。「―な宣伝活動」

そしき‐ばいよう【組織培養】‐バイヤウ🔗🔉

そしき‐ばいよう【組織培養】‐バイヤウ 生物体の組織や細胞を取り出し、人工的に培養液中で増殖させること。

そしき‐はんざい【組織犯罪】🔗🔉

そしき‐はんざい【組織犯罪】 犯罪を効率的に遂行することを目的として、分業と協力とを手段とする組織による犯罪形態。すり集団や密輸・密売組織など。

そしき‐ひょう【組織票】‐ヘウ🔗🔉

そしき‐ひょう【組織票】‐ヘウ 選挙で、ある団体がまとまって特定の政党や候補者に投じる票。

そしき‐ほう【組織法】‐ハフ🔗🔉

そしき‐ほう【組織法】‐ハフ 人の行為の基礎または組織について定める法。会社法など。→行為法

そしき‐もう【組織網】‐マウ🔗🔉

そしき‐もう【組織網】‐マウ 網の目のように縦横に張りめぐらされた組織。

そしき‐ろうどうしゃ【組織労働者】‐ラウドウシヤ🔗🔉

そしき‐ろうどうしゃ【組織労働者】‐ラウドウシヤ 労働組合に加入し、組織されている労働者。

そ‐じゅ【組×綬】🔗🔉

そ‐じゅ【組×綬】 玉佩(ぎよくはい)・勲章・記章などを身につけるための組みひも。

そ‐せい【組成】🔗🔉

そ‐せい【組成】 [名]スルいくつかの要素・成分によってひとつのものを組み立てること。また、その組み立て。「五百名の代議士を以て―せる公会と」〈竜渓・経国美談〉化合物などを構成する成分およびその量の割合。

そせい‐しき【組成式】🔗🔉

そせい‐しき【組成式】 化合物を構成する原子の種類と、各原子の個数の最も簡単な整数比を示す化学式。実験的に定められたものを実験式ということもある。

そせき‐ぞう【組積造】‐ザウ🔗🔉

そせき‐ぞう【組積造】‐ザウ 建築で、煉瓦(れんが)・石材・ブロックなどを積み重ねてつくる構造。組積構造。

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[音]ソ [訓]く‐む    くみ [部首]糸 [総画数]11 [コード]区点    3340      JIS   4148      S‐JIS 9167 [分類]常用漢字 [難読語] →あま‐ぐみ【阿麻組・疎組】かみのめぐみわごうのとりくみ【神明恵和合取組】くみ‐きょく【組曲】

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