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うと【宇土】🔗🔉

うと【宇土】 熊本県中部の市。宇土半島の基部にあり、ノリなどの養殖が行われる。天正年間(一五七三〜一五九二)に小西行長の城下町として発展。江戸時代につくられた上水道があり、その轟(とどろき)水源は豊富な湧水(ゆうすい)で知られる。人口三・五万。

う‐と【×烏×兎】🔗🔉

う‐と【××兎】 《「金烏玉兎(きんうぎよくと)」の略。太陽の中に烏(からす)、月の中に兎(うさぎ)がいるという中国の伝説から》太陽と月。日月(じつげつ)年月。歳月。

うと・い【疎い】🔗🔉

うと・い【疎い】 [形]うと・し[ク]親しい間柄でない。疎遠だ。「二人の仲は―・くなった」「去る者は日々に―・し」(「…にうとい」の形で)そのことについての知識や理解が不十分である。「その方面の事情に―・い」親しみが持てない。わずらわしく思う。「かつ見れど―・くもあるかな月影のいたらぬ里もあらじと思へば」〈古今・雑上〉不案内である。関心がない。「後の世のこと心に忘れず、仏の道―・からぬ、心にくし」〈徒然・四〉愚かである。間が抜けている。「女郎狂ひするほどの者に、―・きは一人もなし」〈浮・胸算用・二〉 [派生]うとさ[名]

う‐とう【右党】‐タウ🔗🔉

う‐とう【右党】‐タウ 保守党。右翼政党。左党。酒が飲めず、甘い物の好きな人。左党。

うとう【善=知=鳥】🔗🔉

うとう【善鳥】 ウミスズメ科の海鳥。全長三八センチくらい。背面とのど、胸は黒、腹は白。くちばしは橙(だいだい)色で、繁殖期には上部に突起が生じる。小魚を捕食。北太平洋に分布し北日本の沿岸でも繁殖。「善知鳥安方(うとうやすかた)」の略。「―が流す血の涙、今こそ思ひ知られたり」〈幸若・築島〉

うとう【善知鳥】🔗🔉

うとう【善知鳥】 謡曲。四番目物。喜多流では「烏頭」。善知鳥を殺した猟師の亡霊が旅僧の前に現れ、地獄で犬や鷹(たか)に責められる苦しみを訴える。

うと‐うと🔗🔉

うと‐うと [副]スル眠けを催して浅い眠りに落ちるさま。「仕事中につい―してしまった」

うとうと‐し・い【疎疎しい】🔗🔉

うとうと‐し・い【疎疎しい】 [形]うとうと・し[シク]親しみや関心をもっていない。よそよそしい。「何時しか隣家の娘とは―・くなッた」〈二葉亭・浮雲〉 [派生]うとうとしさ[名]

う‐とう‐ぶん‐ぶ【禹湯文武】‐タウ‐🔗🔉

う‐とう‐ぶん‐ぶ【禹湯文武】‐タウ‐ 古代中国の明君である、夏(か)の禹王、殷(いん)の湯王、周の文王・武王。

うとう‐やすかた【善=知=鳥安方】🔗🔉

うとう‐やすかた【善鳥安方】 奥州外ヶ浜にいたという海鳥。鴨ほどの大きさで、親鳥が「うとう」と鳴くと子の鳥は「やすかた」と答えたという。「そもそも―の、とりどりに品変はりたる殺生の中に」〈謡・善知鳥〉

うとうやすかたちゅうぎでん【善知鳥安方忠義伝】🔗🔉

うとうやすかたちゅうぎでん【善知鳥安方忠義伝】 読本。三編一五巻。初編山東京伝、二・三編松亭金水著。文化三年(一八〇六)初編、嘉永二年(一八四九)二編、万延元年(一八六〇)三編刊行。平将門(たいらのまさかど)没後の後日物語。

う‐とく【有徳】🔗🔉

う‐とく【有徳】 [名・形動]徳行のすぐれていること。また、そのさま。ゆうとく。富み栄えること。また、そのさま。富裕。ゆうとく。「―ナ者ワ常ニ心乱レ」〈天草本伊曾保・鼠〉

うとく‐じん【有徳人】🔗🔉

うとく‐じん【有徳人】 富裕な人。金持ち。分限者(ぶげんしや)。うとくにん。「もとより長は、海道一の―」〈浄・当流小栗判官〉

うとく‐せん【有徳銭】🔗🔉

うとく‐せん【有徳銭】 室町時代、幕府・大名・寺院などが諸費用を調達するために、領内の富裕な人々に課した臨時の税金。徳銭。

うとまし・い【疎ましい】🔗🔉

うとまし・い【疎ましい】 [形]うとま・し[シク]《動詞「うとむ」の形容詞化》好感がもてず遠ざけたい。いやである。いとわしい。「名前を聞くのも―・い」異様で恐ろしい。気味が悪い。不気味である。「深き山の奥を、―・しき獣(けだもの)のみちみちたる中をたづねたる心をば」〈宇津保・俊蔭〉 [派生]うとましげ[形動]うとましさ[名]

うと・む【疎む】🔗🔉

うと・む【疎む】 [動マ五(四)]いやだと思う。嫌って遠ざける。うとんずる。「自分勝手なので、みんなから―・まれる」[動マ下二]嫌うようにさせる。多く「言う」「聞こゆ」などと複合して用いる。「かつは言ひも―・め、また慰めも、かたがたにしづしづと聞こえ給ひつつ」〈源・宿木〉

うとん・じる【疎んじる】🔗🔉

うとん・じる【疎んじる】 [動ザ上一]「うとんずる」(サ変)の上一段化。「仲間に―・じられる」

うとん・ずる【疎んずる】🔗🔉

うとん・ずる【疎んずる】 [動サ変]うとん・ず[サ変]《「うとみす」の音変化》嫌って、よそよそしくする。遠ざけて親しまない。うとむ。うとんじる。「部外者を―・ずる」「提案を―・ずる」

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[音]ショ    ソ [訓]とお‐る    とお‐す    うと‐い    うと‐んじる    あら‐い [部首]疋 [総画数]12 [コード]区点    3333      JIS   4141      S‐JIS 9160 [難読語] →ぎ‐しょ【義疏】

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[音]ショ    ソ [訓]とお‐る    うと‐い    うと‐む    あら‐い    まばら [部首]疋 [総画数]12 [コード]区点    3334      JIS   4142      S‐JIS 9161 [分類]常用漢字 [難読語] →あま‐ぐみ【阿麻組・疎組】しょう‐そ【蕭疎】まばら‐だるき【疎垂木・疎

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[音]ショ    ソ [訓]とお‐る    うと‐い    うと‐む    あら‐い    まばら [部首]足 [総画数]14 [コード]区点    7683      JIS   6C73      S‐JIS E6F1

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