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広辞苑の検索結果 (22)

うと【宇土】🔗🔉

うと宇土】 熊本県西部の市。宇土半島の基部に位置し、中心地区はもと細川氏の城下町。人口3万8千。

う‐と【烏兎】🔗🔉

う‐と烏兎】 [張衡、霊憲序](金烏玉兎の略。中国の伝説で、太陽には3本足の烏が、月には兎がすむとされたことによる) ①太陽と月。日月。 ②歳月。月日。光陰。「―匆匆そうそう

うと・い【疎い】🔗🔉

うと・い疎い】 〔形〕[文]うと・し(ク) その人(事)に関係のうすい状態をあらわす語。 ①(その人と)親しくない。(その事に)関係が深くない。疎遠だ。源氏物語若紫「―・きまらうどなどの」。「去る者は日々に―・し」 ②うちとけがたい。しんから親しめない。古今和歌集「かつ見れど―・くもあるかな月かげの至らぬ里もあらじと思へば」 ③関心がうすい。無関心だ。そっけない。大鏡道長「仏法―・くて世ののしる大法会ならぬにはまかりあふこともなかりしに」 ④よく知らない。不案内だ。徒然草「人ごとに我が身に―・き事をのみぞ好める」。「世事に―・い」 ⑤頭の働きが鈍い。愚かである。傾城禁短気「我より―・き人に、いかいたはけものぢやとなぶらるる」 ⑥目・耳などの機能が十分に働かない。浄瑠璃、大経師昔暦「何者やらと、―・き老眼すかして見る」

うとう【善知鳥】🔗🔉

うとう善知鳥】 ①チドリ目ウミスズメ科の海鳥。大きさはハトぐらい。背面は灰黒色、腹部は白色。顔には2条の白毛を垂れる。生殖時期には上嘴基部から角状突起を生ずる。北方海洋の島で繁殖し、冬期本州から九州の海上にまで南下する。子を取られると鳴くという。〈日葡辞書〉 ウトウ 撮影:小宮輝之 ②善知鳥安方うとうやすかたの略。 ⇒うとう‐やすかた【善知鳥安方】

うとう【善知鳥・烏頭】(作品名)🔗🔉

うとう善知鳥・烏頭】 能。陸奥国外の浜の猟師が善知鳥を殺した報いで、地獄で化鳥けちょうに苦しめられる様を描く。他に地歌、常磐津節。 →文献資料[善知鳥]

う‐とう【右党】‥タウ🔗🔉

う‐とう右党‥タウ ①右翼政党。保守党。 ②甘い物の好きな人。 ↔左党

うと‐うと🔗🔉

うと‐うと 眠けを催し、ごく短い時間浅く眠るさま。うつらうつら。とろとろ。「―と居眠りをする」

うとうと‐し・い【疎疎しい】🔗🔉

うとうと‐し・い疎疎しい】 〔形〕[文]うとうと・し(シク) 親しくない意の「うとい」を強めていう語。いかにもよそよそしい。疎遠である。源氏物語手習「年ごろは―・しきやうにて過し給ひしを」

う‐とう‐ぶん‐ぶ【禹湯文武】‥タウ‥🔗🔉

う‐とう‐ぶん‐ぶ禹湯文武‥タウ‥ 夏の禹王、殷の湯王、周の文王・武王。いずれも古代中国の聖王として儒教で並称された。

うとう‐やすかた【善知鳥安方】🔗🔉

うとう‐やすかた善知鳥安方】 陸奥国外ヶ浜にいたという鳥。親が「うとう」と呼べば、子が「やすかた」と答えるという。うとう。 ⇒うとう【善知鳥】

うとうやすかたちゅうぎでん【善知安方忠義伝】🔗🔉

うとうやすかたちゅうぎでん善知安方忠義伝】 読本よみほん。前編6冊。山東京伝作。1806年(文化3)刊。平将門の後日譚。歌舞伎にも脚色上演。未完であるが第2・3輯を松亭金水が作り、49年(嘉永2)・60年(万延1)に刊行し、続編とする。

う‐とく【有徳・有得】🔗🔉

う‐とく有徳・有得】 ①徳のあること。 ②富んでいること。富裕。天草本伊曾保物語「―な者は常に心乱れ騒いで」 ⇒うとく‐じん【有徳人】 ⇒うとく‐せん【有徳銭】

うとく‐じん【有徳人】🔗🔉

うとく‐じん有徳人】 富裕な人。分限者ぶげんしゃ。狂言、八幡の前「あたり近い八幡の里に―があつて」 ⇒う‐とく【有徳・有得】

うとく‐せん【有徳銭】🔗🔉

うとく‐せん有徳銭】 室町・戦国時代、武家や社寺が領内の富裕な商人などに課した臨時の税金。徳銭。有福。 ⇒う‐とく【有徳・有得】

うと・し【疎し】🔗🔉

うと・し疎し】 〔形ク〕 ⇒うとい

うと‐そうそう【烏兎匆匆】🔗🔉

うと‐そうそう烏兎匆匆】 歳月があわただしく過ぎ去るたとえ。→烏兎

ウトナイ‐こ【ウトナイ湖】🔗🔉

ウトナイ‐こウトナイ湖】 北海道南部、勇払ゆうふつ平野にある海跡湖。面積2.8平方キロメートル。鳥獣特別保護地区。ラムサール条約登録湿地。ウトナイトー湖。

うと・ぶ【疎ぶ】🔗🔉

うと・ぶ疎ぶ】 〔他上二〕 (→)「うとむ」に同じ。

うとまし・い【疎ましい】🔗🔉

うとまし・い疎ましい】 〔形〕[文]うとま・し(シク) (動詞ウトムの形容詞形) ①遠ざけたい気がする。縁を絶ちたいと思う。いとわしい。いやらしい。源氏物語手習「行末もうしろめたく、―・しきまで思ひやらる」。源氏物語少女「打ち語らふさまなどを、―・しとも思ひはなれ給はざりけり」。「見るも―・い姿」 ②気味がわるい。源氏物語夕顔「手をたたき給へば、山彦のこたふる声、いと―・し」

うと・む【疎む】🔗🔉

うと・む疎む】 〔他五〕 (下二段にも活用)いみきらって遠ざける。親しまない。おろそかにする。大唐西域記長寛点「釈種畏悪ウトム」。天草本伊曾保物語「真実の為になる者をば盗人のやうに―・むことが多い」。「上司に―・まれる」

うとん・じる【疎んじる】🔗🔉

うとん・じる疎んじる】 〔他上一〕 (→)「うとんずる」に同じ。

うとん・ずる【疎んずる】🔗🔉

うとん・ずる疎んずる】 〔他サ変〕[文]うとん・ず(サ変) (ウトミスの音便)よそよそしくする。史記呂后本紀延久点「上、益ますますウトムス

大辞林の検索結果 (27)

う-と【烏兎】🔗🔉

う-と [1] 【烏兎】 (1)カラスとウサギ。 (2)〔太陽に烏(カラス)が,月に兎(ウサギ)がすむという中国の伝説から〕 太陽と月。日月(ジツゲツ)。 (3)年月。歳月。 →烏兎匆匆(ウトソウソウ)

うと【宇土】🔗🔉

うと 【宇土】 熊本県中部,島原湾に臨む市。近世,小西氏・細川氏の城下町で,キリシタン文化の中心地。ノリ・貝類の養殖やミカン・メロンなどの栽培が盛ん。

うと・い【疎い】🔗🔉

うと・い [2] 【疎い】 (形)[文]ク うと・し (1)その人とかかわりが薄い。親しくない。疎遠だ。「去る者は日々に―・し」 (2)物事・事情などがよくわからない。不案内である。通じていない。 ⇔詳しい 「世事に―・い」 (3)へだたりを感じるさまである。なじめない。「いよいよ―・き御気色のまさるを/源氏(夕霧)」 (4)うとましい。いとわしい。「かつ見れど―・くもあるかな月影の至らぬ里もあらじと思へば/古今(雑上)」 (5)頭のはたらきが鈍い。間抜けだ。「女郎ぐるひする程のものに―・きはひとりもなし/浮世草子・胸算用 2」 (6)耳や目などのはたらきがよくない。「―・き老眼すかして見る/浄瑠璃・大経師(中)」 [派生] ――さ(名)

うとう【善知鳥】🔗🔉

うとう [1][0] 【善知鳥】 チドリ目ウミスズメ科の海鳥。ハトほどの大きさで背面は黒褐色,くちばしは橙色。繁殖期にはくちばしの上部に角のような突起を生じ,砂地に穴を掘って産卵する。北海道・本州北部の離島に群生。 〔アイヌ語起源の名とする説もある〕

うとう-やすかた【善知鳥安方】🔗🔉

うとう-やすかた [1][6] 【善知鳥安方】 伝説上の鳥の名。陸奥(ムツ)の国の外ヶ浜にすみ,親鳥が「うとう」と鳴くと,子が「やすかた」とこたえるという。「陸奥(ミチノク)の外の浜なる呼子鳥,鳴くなる声は―/謡曲・善知鳥」

うとう【善知鳥・烏頭】🔗🔉

うとう 【善知鳥・烏頭】 能の曲名。四番目物。世阿弥作とも。陸奥(ムツ)外ヶ浜の猟師の亡霊が,善知鳥を殺した罪で地獄におち,化鳥の責め苦にあっていることを愁訴する。

う-とう【右党】🔗🔉

う-とう ―タウ [0][1] 【右党】 (1)保守政党。右翼。 (2)酒が飲めず,甘い物が好きな人。 ⇔左党

うと-うと🔗🔉

うと-うと [1] (副)スル ちょっとの間浅く眠るさま。うつらうつら。「ひなたで―(と)する」「―(と)眠る」

うとうと-し・い【疎疎しい】🔗🔉

うとうと-し・い [5] 【疎疎しい】 (形)[文]シク うとうと・し いかにもよそよそしい。「自然相思ふの情も薄らぎ,其交情―・しく成行く事あり/当世書生気質(逍遥)」

う-とう-ぶん-ぶ【禹湯文武】🔗🔉

う-とう-ぶん-ぶ ―タウ― 【禹湯文武】 古代中国の名君とされる,夏の禹王,殷(イン)の湯王,周の文王,その子武王のこと。

うとうやすかたちゅうぎでん【善知鳥安方忠義伝】🔗🔉

うとうやすかたちゅうぎでん 【善知鳥安方忠義伝】 読本。一五巻。第一輯山東京伝作,1806年刊。第二,三輯松亭金水作,49,60年刊。歌川豊国ら画。将門の子良将と滝夜叉姫が,妖術をもって父の遺志を果たそうと暗躍する。

う-とく【有徳】🔗🔉

う-とく [0][1] 【有徳】 (名・形動)[文]ナリ (1)徳がある・こと(さま)。ゆうとく。 (2)富んでいる・こと(さま)。富裕。ゆうとく。「―にして足もと種姓けたかき者を/狂言・夷毘沙門」

うとく-じん【有徳人】🔗🔉

うとく-じん 【有徳人】 富裕な人。金持ち。うとくにん。「海道一の―/浄瑠璃・当流小栗判官」

うとく-せん【有徳銭】🔗🔉

うとく-せん 【有徳銭】 室町時代,幕府・守護・寺社などが富裕な人々から徴収した一種の税金。徳銭。有徳。

うとく-にん【有徳人】🔗🔉

うとく-にん 【有徳人】 ⇒うとくじん(有徳人)

うと・し【疎し】🔗🔉

うと・し 【疎し】 (形ク) ⇒うとい

うと-そうそう【烏兎匆匆】🔗🔉

うと-そうそう [0] 【烏兎匆匆】 月日のたつのが早いさま。烏飛兎走。 →烏兎(ウト)

うと・ぶ【疎ぶ】🔗🔉

うと・ぶ 【疎ぶ】 (動バ上二) 「うとむ」に同じ。「四方四角より―・び荒び来む天のまがつひといふ神/祝詞(御門祭)」

うとまし・い【疎ましい】🔗🔉

うとまし・い [4] 【疎ましい】 (形)[文]シク うとま・し 〔動詞「疎(ウト)む」の形容詞化〕 (1)いやな感じがして避けたい。いとわしい。「見るのも―・い」 (2)気味が悪い。不気味だ。「木立いと―・しくもの古りたり/源氏(夕顔)」 [派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)

うと・む【疎む】🔗🔉

うと・む [2] 【疎む】 ■一■ (動マ五[四]) いやだと思う。いやがって遠ざける。現代語では,多く受身の形で用いられる。「社長に―・まれ,左遷される」「な―・み給ひそ,とのたまふ/源氏(若紫)」 ■二■ (動マ下二) 〔多く「言ふ」「聞こゆ」などの下に用いられる〕 きらわせる。いやがらせる。「かつは言ひも―・め,又なぐさめもかたがたに/源氏(宿木)」

うとん・じる【疎んじる】🔗🔉

うとん・じる [4] 【疎んじる】 (動ザ上一) 〔サ変動詞「疎んずる」の上一段化〕 「うとんずる」に同じ。「仲間から―・じられる」

うとん・ず【疎んず】🔗🔉

うとん・ず 【疎んず】 (動サ変) ⇒うとんずる

うとん・ずる【疎んずる】🔗🔉

うとん・ずる [4] 【疎んずる】 (動サ変)[文]サ変 うとん・ず 〔動詞「うとむ」の連用形にサ変動詞「す」の付いた「うとみす」の転〕 親しみを感じられなくて遠ざける。うとましいと思う。「よそ者を―・ずる風がある」

うとい【疎い】(和英)🔗🔉

うとい【疎い】 be ignorant;know little of;be unacquainted.

うとうと(和英)🔗🔉

うとうと 〜する (fall into a) doze.→英和

うとましい【疎ましい】(和英)🔗🔉

うとましい【疎ましい】 offensive;→英和 disgusting.→英和

うとんじる【疎んじる】(和英)🔗🔉

うとんじる【疎んじる】 neglect;→英和 treat coldly;be cold.

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