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すが【×菅】🔗🔉

すが【×菅】 スゲのこと。多く、他の語と複合した形で用いる。「―ごも」「―畳」

す‐がい【酢貝】‐がひ🔗🔉

す‐がい【酢貝】‐がひ リュウテンサザエ科の巻き貝。潮間帯の岩礁に多い。貝殻は横長の卵形で、殻径約二センチ。殻表は緑褐色。ふたは石灰質で酢につけると泡を出して動きまわる。北海道南部から南に分布。食用。むらくもがい。貝類、特にアワビの酢の物。

スカイ‐サイン【sky sign】🔗🔉

スカイ‐サイン【sky sign】 空中広告。飛行機の煙幕や、高所のネオンサインなどによる広告。

すがい‐すがい【△次ひ△次ひ】すがひすがひ🔗🔉

すがい‐すがい【次ひ次ひ】すがひすがひ [形動ナリ]《動詞「すが(次)う」の連用形を重ねたもの》次から次へと行われるさま。次々に起こるさま。「しだり咲く萩の古枝に風かけて―に牡鹿なくなり」〈山家集・上〉

すが‐いと【×糸】🔗🔉

すが‐いと【×糸】 よりをかけず、そのまま一本で用いる生糸。白髪糸(しらがいと)

スカイライン【skyline】🔗🔉

スカイライン【skyline】 地平線。山や建物などが空を区切って作る輪郭。山岳地帯などに設けられた遊覧用の自動車専用道路。「伊豆―」◆は、英語ではmountain highwayという。

すが・う【△次ふ】すがふ🔗🔉

すが・う【次ふ】すがふ [動ハ四]すぐあとに続く。次(つ)ぐ。また、匹敵する。多く、複合語の形で用いられる。「中の君も、うち―・ひて、あてになまめかしう」〈源・紅梅〉くいちがう。いきちがう。「―・ひて遇(あ)はず」〈散木集・八・詞書〉

スカウト【scout】🔗🔉

スカウト【scout】 [名]スル《偵察の意》スポーツ界・芸能界などで、有望な人材を探し出したり引き抜いたりすること。また、その役目の人。「地方高校の無名選手を―する」「ライバル社の販売課長を―する」「ボーイスカウト」「ガールスカウト」の略。

すがえ‐ますみ【菅江真澄】🔗🔉

すがえ‐ますみ【菅江真澄】一七五四〜一八二九]江戸後期の国学者・旅行家。三河の人。本名、白井秀雄。生涯の大半を信州・奥羽地方の旅に過ごし、民俗学上貴重な資料を多数著した。著「真澄遊覧記」など。

す‐がお【素顔】‐がほ🔗🔉

す‐がお【素顔】‐がほ 化粧をしていない、地のままの顔。飾らないありのままの姿。「日本の―」「スター選手の―」

すが‐がき【△清×掻・×菅×掻・×菅垣】🔗🔉

すが‐がき【×掻・××掻・×菅垣】 和琴(わごん)の手法の一。全部の弦を一度に弾いて、手前から三番目または四番目の弦の余韻だけを残すように、他の弦を左指で押さえるもの。江戸初期の箏(そう)または三味線で、歌のない器楽曲。「六段菅掻」(六段の調べ)など。尺八の古典本曲の一類。を編曲したものというが不明。「三谷(さんや)菅垣」など。三味線の曲節の一。第二・第三の二弦を同時に弾く音と、第三弦をすくう音とを交互に鳴らす単純なもので、江戸吉原の遊女が客寄せのために店先で弾いた。見世(みせ)菅掻。歌舞伎下座音楽で、を取り入れたもの。また、その他諸種の三味線曲でを取り入れた部分。郭(くるわ)の表現として用いる。

すが‐が・く【△清×掻く・×菅×掻く】🔗🔉

すが‐が・く【×掻く・××掻く】 [動カ四]清掻(すががき)をする。「あづまの調べを―・きて」〈源・真木柱〉

すが‐がさ【×菅×笠】🔗🔉

すが‐がさ【××笠】すげがさ」に同じ。

す‐がき【素書(き)・素△描き】🔗🔉

す‐がき【素書(き)・素描き】 彩色を加えないで線だけで描くこと。また、その絵。デッサン。素描(そびよう)

す‐がき【巣×掻き】🔗🔉

す‐がき【巣×掻き】 クモが巣をかけること。また、その巣。「秋風は吹きな破りそわが宿のあばらかくせるくもの―を」〈拾遺・雑秋〉

す‐がき【×簀垣】🔗🔉

す‐がき【×簀垣】 竹などを組んで作った垣。竹垣。

す‐がき【×簀×掻き】🔗🔉

す‐がき【××掻き】 板や竹をすのこ状に並べて床を張ること。また、その床。「山がつの―の床の下さえて冬来にけりと知らせ顔なる」〈夫木・三一〉魚をとるための、竹を組んで作った簀。「ささきつき―さぼせり春ごとにえりさす民のしわざならしも」〈曾丹集〉

す‐がき【酢牡=蠣】🔗🔉

す‐がき【酢牡蠣】 生ガキのむき身にポン酢や二杯酢をかけたもの。《季 冬》

す‐が・く【巣×掻く】🔗🔉

す‐が・く【巣×掻く】 [動カ四]《「すかく」とも》クモが巣をかける。「蜘蛛(くも)の―・きたる松の、露に濡れたるをとりて」〈字津保・藤原の君〉

す‐がく・る【巣隠る】🔗🔉

す‐がく・る【巣隠る】 [動ラ下二]巣の中に隠れる。「―・れて数にもあらぬかりのこを」〈源・真木柱〉

す‐がけ【素懸】🔗🔉

す‐がけ【素懸】 近世の甲冑(かつちゆう)の威(おどし)の一。間隔を置いて、上から下に粗く菱綴(ひしとじ)につづるおどし方。

すが‐ごも【×菅△薦】🔗🔉

すが‐ごも【×薦】 スゲで編んだむしろ。陸奥(むつ)の産が知られ、「十編(とふ)の菅薦」として和歌に詠まれる。

すかし‐あみ【透かし編み】🔗🔉

すかし‐あみ【透かし編み】 編み物で、透かし模様のある編み方。

すが‐し・い【△清しい】🔗🔉

すが‐し・い【清しい】 [形]すが・し[シク]さわやかで気持ちがよい。すがすがしい。「―・い朝」

すかし‐え【透かし絵】‐ヱ🔗🔉

すかし‐え【透かし絵】‐ヱ 明るい方に透かすと見える絵や模様。透き絵。

すかし‐おり【透かし織(り)】🔗🔉

すかし‐おり【透かし織(り)】 生地が透けるように薄く絡み織りで織った絹織物。絽(ろ)や紗(しや)など。透き織り。

すかし・みる【透かし見る】🔗🔉

すかし・みる【透かし見る】 [動マ上一]透けた物を通して向うを見る。「黒いガラス板から日食を―・みる」すき間を通して向うを見る。「幕の間から―・みる」よく見えないものを、目をこらして見る。「闇の中で―・みる」

すがし‐め【△清し女】🔗🔉

すがし‐め【清し女】 清らかで美しい女。「言(こと)をこそ菅原(すげはら)と言はめあたら―」〈記・下・歌謡〉

すかし‐もよう【透かし模様】‐モヤウ🔗🔉

すかし‐もよう【透かし模様】‐モヤウ 透かしのある模様。薄物の布地を重ねて、下の模様や色が透けて見えるようにしたもの。

すかし‐もん【透かし門】🔗🔉

すかし‐もん【透かし門】 外から内部が見えるような扉にしてある門。門扉の下半分を板張りにし、上部を格子にした門。古く城門などで、敵を槍で突いたり矢を射かけたりするためにつくられた。透き門。

すかし‐ゆり【透百=合】🔗🔉

すかし‐ゆり【透百合】 ユリ科の多年草。日本特産で、中部地方北部の海岸に自生。高さ約三〇センチ。葉は細長い。初夏、黄赤色の花を二、三個上向きにつける。古くから観賞用に栽培される。名は、花びらの付け根が細まっていてすきまができることに由来。いわとゆり。

すが‐すが【△清△清】🔗🔉

すが‐すが【清】 [副]気分がすっきりして晴れやかなさま。「心がすっかり新しく―とおなりなすったので」〈木下尚江・良人の自白〉ためらいがないさま。さっぱり。「いとうしろめたう思ひ聞こえ給ひて、―ともえ参らせたてまつり給はぬなりけり」〈源・桐壺〉滞りないさま。すらすら。「ぬまじりといふ所も―と過ぎて」〈更級〉

すがすがし・い【△清△清しい】🔗🔉

すがすがし・い【清しい】 [形]すがすが・し[シク]さわやかで気持ちがいい。「―・い朝の大気」「―・い表情」「―・い行為」ためらいがなく思い切りがよい。「猶つつましうて、―・しうも思ひ立たず」〈和泉式部日記〉滞らずに事が運んでいる。「たゆたひつつ―・しくも出で立たぬほどに」〈源・玉鬘〉 [派生]すがすがしげ[形動]すがすがしさ[名]

すが‐せんすけ【菅専助】🔗🔉

すが‐せんすけ【菅専助】 江戸後期の浄瑠璃作者。京都の人。人形浄瑠璃の衰退期に、主に豊竹座のために筆をとり、新風を吹きこんだ。作「摂州合邦辻(せつしゆうがつぽうがつじ)」「桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)」など。生没年未詳。

すがた【姿】🔗🔉

すがた【姿】 人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。「顔もいいし―もいい」「鏡に―を映す」「後ろ―」身なり。風采。「―をやつす」「うらぶれた―」目に見える、人の形。存在するものとしての人。「―をくらます」「あれっきり彼は―を見せない」物の、それ自体の形。「山が雲間から―を現す」物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。「移り行く世の―」「主人公の成長する―を描く」和歌や俳句の、一首・一句に表れる趣や格調などの全体的な風体。特に、歌体。美しい顔形の人。美人。「―の関守、京の四条は生きた花見あり」〈浮・五人女・三〉 [下接語]艶(あで)姿・後ろ姿・絵姿・幼姿・男姿・帯解き姿・女姿・死に姿・立ち姿・伊達(だて)姿・旅姿・道中姿・夏姿・似姿・寝姿・初姿・晴れ姿・遍路姿・優(やさ)姿・窶(やつ)れ姿・童(わらわ)姿

すがだいら【菅平】すがだひら🔗🔉

すがだいら【菅平】すがだひら 長野県東部、四阿山(あずまやさん)・根子岳(ねこだけ)の南西部に広がる高原。スキー場で有名。高冷地野菜の栽培が盛ん。

すがた‐え【姿絵】‐ヱ🔗🔉

すがた‐え【姿絵】‐ヱ 人の容姿を描いた絵。肖像画。人物画。

すがた‐かたち【姿形】🔗🔉

すがた‐かたち【姿形】 身なりと顔かたち。みめかたち。容姿。

すが‐だこ【××凧】🔗🔉

すが‐だこ【××凧】 鳥の形などの小さな凧を、数多く(すがいと)で結びつけて揚げるもの。からす凧。

すがた‐ず【姿図】‐ヅ🔗🔉

すがた‐ず【姿図】‐ヅ 建物の立面図。家具などの外観を示した図。

すがた‐ずし【姿×鮨】🔗🔉

すがた‐ずし【姿×鮨】 魚の姿を崩さないように作った鮨。鮎(あゆ)・小鯛(こだい)などの骨と内臓だけを取り除いて酢(す)で締め、鮨飯の上にのせて作る。

すが‐たたみ【×菅畳】🔗🔉

すが‐たたみ【×菅畳】 スゲで編んだ、むしろのような敷物。「―いやさや敷きて」〈記・中・歌謡〉

すがた‐つき【姿付き】🔗🔉

すがた‐つき【姿付き】 からだの格好。からだつき。

すがた‐に【姿煮】🔗🔉

すがた‐に【姿煮】 魚などを、もとの姿のままくずさずに煮ること。また、その料理。

すがた‐にんぎょう【姿人形】‐ニンギヤウ🔗🔉

すがた‐にんぎょう【姿人形】‐ニンギヤウ 人の姿を生き写しにした人形。特に、美人を写した人形。「かの―にしがみつけるは」〈浮・一代女・三〉

すがた‐の‐いけ【姿の池】🔗🔉

すがた‐の‐いけ【姿の池】 奈良県大和郡山市筒井にあった池。菅田の池。《歌枕》「乙女子が―の蓮葉は心よげにも花咲きにけり」〈堀河百首〉

すがた‐ぶね【姿舟】🔗🔉

すがた‐ぶね【姿舟】 美人をのせた舟。「その人にぬれ袖の歌比丘尼(うたびくに)とて、この津に入りみだれての―」〈浮・一代女・三〉

すがた‐まくら【姿×枕】🔗🔉

すがた‐まくら【姿×枕】 春画。枕絵(まくらえ)。「菱川が書きしこきみのよき―を見ては、我を覚えず上気して」〈浮・一代女・一〉

すがた‐み【姿見】🔗🔉

すがた‐み【姿見】 全身を映す、大型の鏡。

すがた‐もり【姿盛(り)】🔗🔉

すがた‐もり【姿盛(り)】(たい)などの頭・尾と骨を残し、刺身にして盛りつけること。また、その料理。

すがた‐やき【姿焼(き)】🔗🔉

すがた‐やき【姿焼(き)】 魚などを、もとの姿をくずさずに焼きあげること。また、その料理。

す‐がたり【素語り】🔗🔉

す‐がたり【素語り】 三味線の伴奏なしに浄瑠璃(じようるり)を語ること。素浄瑠璃(すじようるり)」に同じ。

すか‐たん🔗🔉

すか‐たん 予想や期待を裏切られること。当てはずれ。「―を食わされる」見当違いなこと、間の抜けたことをする人をののしっていう語。とんま。まぬけ。すこたん。「この―め」「―野郎」

すが‐とり【×菅鳥】🔗🔉

すが‐とり【×菅鳥】 水辺にすむ鳥の名。オシドリなどの説がある。「白真弓(しらまゆみ)斐太(ひだ)の細江の―の妹に恋ふれか眠(い)を寝(ね)かねつる」〈万・三〇九二〉

すか‐な・し🔗🔉

すか‐な・し [形ク]心が晴れ晴れとしない。憂鬱だ。「心には緩(ゆる)ふことなく須加の山―・くのみや恋ひ渡りなむ」〈万・四〇一五〉

すが‐ぬい【×縫い】‐ぬひ🔗🔉

すが‐ぬい【×縫い】‐ぬひ (すがいと)で小袖の縫い紋や刺繍(ししゆう)模様を入れる縫い方。横の布目に沿って糸を渡し、細かくとじ縫いをするもの。

すが‐ぬき【×菅△貫・×菅抜き】🔗🔉

すが‐ぬき【×貫・×菅抜き】(ち)の輪」に同じ。「夏はつる今日の禊(みそぎ)の―をこえてや秋の風は立つらん」〈拾玉集・四〉

すが‐ぬ・く【×菅△貫く・×菅抜く】🔗🔉

すが‐ぬ・く【×貫く・×菅抜く】 [動カ四]夏越(なご)しの祓(はらえ)のために菅貫(すがぬき)をくぐる。また、菅貫を首にかける。「ちとせまで人なからめや六月(みなづき)の三たび―・き祈るみそぎに」〈堀河百首〉

すがぬま‐ていふう【菅沼貞風】🔗🔉

すがぬま‐ていふう【菅沼貞風】一八六五〜一八八九]経済史学者。長崎の生まれ。一八歳で「平戸貿易志」を書いて認められ、のち「大日本商業史」を執筆、経済史学の先駆者となった。南洋諸島の調査中、マニラで客死。

すが‐の‐あらの【須賀の荒野】🔗🔉

すが‐の‐あらの【須賀の荒野】 長野県にあった荒野。位置は諸説あるが未詳。《歌枕》「信濃なる―にほととぎす鳴く声聞けば時過ぎにけり」〈万・三三五二〉

すがのね‐の【×菅の根の】🔗🔉

すがのね‐の【×菅の根の】 〔枕〕スゲの根は長く伸びて分かれ乱れるところから、「ながき」「乱る」にかかる。「―長き春日(はるひ)を恋ひ渡るかも」〈万・一九二一〉「ね」の同音から、「ねもころ」にかかる。「―ねもころ君が結びたるわが紐(ひも)の緒を」〈万・二四七三〉◆「根を絶つ」の意から「絶ゆ」を起こす序詞の一部にも用いられた。「かきつはた佐紀沢に生ふる菅の根の絶ゆとや君が見えぬこのころ」〈万・三〇五二〉

すがの‐の‐まみち【菅野真道】🔗🔉

すがの‐の‐まみち【菅野真道】七四一〜八一四]平安初期の官人。「続日本紀(しよくにほんぎ)」編纂(へんさん)者の一人。

すが‐まくら【×菅×枕】🔗🔉

すが‐まくら【××枕】 スゲを束ねて作った枕。「足柄(あしがり)のままの小菅の―あぜかまかさむ児(こ)ろせ手枕(たまくら)」〈万・三三六九〉

すか‐また🔗🔉

すか‐また 見当違いであること。間抜け。「内証へ廻って見ると大―。すはといふ時の一向役に立たず」〈滑・浮世床・初〉

す‐かみこ【素紙子】🔗🔉

す‐かみこ【素紙子】 《「すがみこ」とも》柿渋を引かないで作った安価な紙子。《季 冬》

すが‐みの【×菅×蓑】🔗🔉

すが‐みの【××蓑】 スゲの葉で編んだ蓑。すげみの。「木曾の檜笠(ひのきがさ)、越(こし)の―ばかり」〈幻住庵記〉

すが・む【×眇む】🔗🔉

すが・む【×眇む】 [動マ四]片目が細くなる。また、ひとみが片寄る。「忠盛目の―・まれたりければ」〈平家・一〉[動マ下二]「すがめる」の文語形。

すが‐むしろ【×菅×筵】🔗🔉

すが‐むしろ【××筵】 スゲで編んだむしろ。すがたたみ。「心を友と―の、思ひをのぶるばかりなり」〈謡・高砂〉

すが‐め【×眇】🔗🔉

すが‐め【×眇】 片目や斜視などの目。意識的にひとみを片寄せた目。横目。

す‐がめ【素△瓶】🔗🔉

す‐がめ【素瓶】 素焼きのかめ。

すが・める【×眇める】🔗🔉

すが・める【×眇める】 [動マ下一]すが・む[マ下二]片目を細くする。片目を細くして見る。「目を―・めてねらいをつける」「ためつ―・めつ」

すがも【巣鴨】🔗🔉

すがも【巣鴨】 東京都豊島区東部の地名。江戸時代には中山道沿いの花卉(かき)栽培で知られた地。とげぬき地蔵をまつる高岩寺がある。

すが‐も【×菅藻】🔗🔉

すが‐も【×菅藻】 ヒルムシロ科の多年草。海岸の岩礁に生える。葉は細長く、長さ約一メートルになる。雌雄異株。春から夏にかけて花をつける。川藻の一種というが、未詳。「宇治川に生ふる―を川速み取らず来にけりつとにせましを」〈万・一一三六〉

すが‐もん【×紋】🔗🔉

すが‐もん【×紋】 糸を使った縫い紋。

すが‐やか【△清やか】🔗🔉

すが‐やか【清やか】 [形動ナリ]物事が滞りなく進むさま。「大臣までかく―になり給へりしを」〈大鏡・道長上〉未練がなく思い切りのよいさま。「心は先立ちながらも、前の世の勤めからにや、―にえ人の思ひ立たざなるすぢを」〈狭衣・四〉

すかゆ‐おんせん【酸ヶ湯温泉】‐ヲンセン🔗🔉

すかゆ‐おんせん【酸ヶ湯温泉】‐ヲンセン 青森市南部、八甲田山麓にある温泉。泉質は硫黄泉。千人風呂・まんじゅうふかし湯が名物。もと鹿湯(しかゆ)といい、昭和三一年(一九五六)国民温泉第一号に指定。

すがら🔗🔉

すがら [名](多く「に」を伴って副詞的に用いる)始めから終わりまでとぎれることがないこと。「ぬばたまの夜は―にこの床のひしと鳴るまで嘆きつるかも」〈万・三二七〇〉〔接尾〕名詞などに付く。始めから終わりまで、…の間ずっと、などの意を表す。「夜も―」何かをするその途中で、…のついでに、などの意を表す。「道―」そのものだけで、ほかに付属しているものがないという意を表す。…のまま。「身―」

すがり🔗🔉

すがり 蜂の俗称。

すがり【△尽り・△末枯り】🔗🔉

すがり【尽り・末枯り】 盛りを過ぎて衰えかかること。また、そのもの。すがれ。「大坂に勤めし藤屋の太夫葛城が―といふ」〈浮・好色盛衰記〉香のたき残り。すがれ。「いつ焼(た)き捨ての―までも、聞き伝へし初音これなるべし」〈浮・一代女・一〉

すがり‐つ・く【×縋り付く】🔗🔉

すがり‐つ・く【×縋り付く】 [動カ五(四)]頼りにしてしっかりとつかまる。「泣きながら―・く」たのみとする。頼る。「先生の一言に―・く」

すがる【🔗🔉

すがる【 ジガバチの古名。「飛びかける―のごとき腰細に」〈万・三七九一〉鹿の古名。「―伏す木ぐれが下の葛まきを吹き裏がへす秋の初風」〈山家集・中〉

すが・る【×嵌がる】🔗🔉

すが・る【×嵌がる】 [動ラ五(四)]はめ込まれる。すげられる。「鼻緒がうまく―・る」

すが・る【×縋る】🔗🔉

すが・る【×縋る】 [動ラ五(四)]頼りとするものにつかまる。「命綱に―・る」「手すりに―・って歩く」助力を求めて頼りとする。「人の情けに―・る」 [可能]すがれる[ラ下一]

すが・る【△尽る・△末枯る】🔗🔉

すが・る【尽る・末枯る】 [動ラ四]盛りを過ぎて衰える。「身用心の傾城買いも―・らぬうちに分別すべし」〈浮・好色盛衰記〉香が燃えつきる。「―・りたれども聞き分け給へと」〈浮・武家義理・一〉[動ラ下二]「すがれる」の文語形。

す‐が・る【酸がる】🔗🔉

す‐が・る【酸がる】 [動ラ四]すっぱそうにする。すっぱがる。「梅食ひて―・りたる」〈枕・四五〉

すがる‐おとめ【△少女】‐をとめ🔗🔉

すがる‐おとめ【少女】‐をとめ ジガバチのように腰が細い、美しい少女。「胸別(むなわけ)の広き我妹(わぎも)腰細の―のその姿(かほ)のきらきらしきに」〈万・一七三八〉

スカルノ【Akhmed Sukarno】🔗🔉

スカルノ【Akhmed Sukarno】一九〇一〜一九七〇]インドネシアの政治家。一九二八年インドネシア国民党を結成して独立運動を推進。第二次大戦後、独立を宣言して対オランダ武力闘争を指導、四九年共和国初代大統領に就任。民族主義・宗教・共産主義を一体とするナサコム体制を提唱、六三年には終身大統領となったが、反共勢力の台頭で六七年に解任された。

すがる‐はふ【×縋破風】🔗🔉

すがる‐はふ【×縋破風】 神社・仏閣などの建築にみられる、本屋根の軒先から一方にだけさらに突き出した部分の破風。

すが・れる【△尽れる・△末枯れる】🔗🔉

すが・れる【尽れる・末枯れる】 [動ラ下一]すが・る[ラ下二]草木が盛りの季節を過ぎて枯れはじめる。「梅が散って、桃が―・れて」〈風葉・恋ざめ〉人の盛りが過ぎて衰えはじめる。「自然(じねん)と―・れて来る気の毒な女房の姿は」〈漱石・道草〉物が古びる。「―・れたる綿繻子の帯の間より」〈露伴・いさなとり〉香が燃えつきる。「―・れたれども名香とおぼしき空(そらだき)に」〈読・逢州執着譚・五〉

スカロン【Paul Scarron】🔗🔉

スカロン【Paul Scarron】一六一〇〜一六六〇]フランスの詩人・小説家・劇作家。すべてを滑稽化するビュルレスク(道化調)を創出した。小説「滑稽物語」、詩「戯作ウェルギリウス」、戯曲「ジョドレ」など。

すが‐わら【×菅原】‐はら🔗🔉

すが‐わら【×菅原】‐はら スゲの生えている野原。すげはら。「ま玉つく越(をち)の―われ刈らず人の刈らまく惜しき―」〈万・一三四一〉

すがわら【菅原】すがはら🔗🔉

すがわら【菅原】すがはら 姓氏の一。もと土師(はじ)氏。古人(ふるひと)のとき、菅原と改めた。文章家として代々学者を輩出。道真は右大臣に進んだ。中世には、高辻・五条・東坊城・唐橋などの諸家に分かれた。

すがわらでんじゅてならいかがみ【菅原伝授手習鑑】すがはらデンジユてならひかがみ🔗🔉

すがわらでんじゅてならいかがみ【菅原伝授手習鑑】すがはらデンジユてならひかがみ 浄瑠璃。時代物。五段。竹田出雲・並木千柳(宗輔(そうすけ))・三好松洛(みよししようらく)・竹田小出雲合作。延享三年(一七四六)大坂竹本座初演。菅原道真の事跡に、三つ子の兄弟梅王・松王・桜丸の活躍を配したもの。人形浄瑠璃・歌舞伎で上演され、浄瑠璃時代物の三大傑作の一つといわれる。

すがわら‐の‐きよきみ【菅原清公】すがはら‐🔗🔉

すがわら‐の‐きよきみ【菅原清公】すがはら‐ 《「きよただ」とも》[七七〇〜八四二]平安初期の学者・漢詩人。空海・最澄らとともに入唐し、帰国後、朝儀の唐風化に尽力。文章博士(もんじようはかせ)、従三位に至った。「凌雲集」「文華秀麗集」の編者の一人。

姿🔗🔉

姿 [音]シ [訓]すがた [部首]女 [総画数]9 [コード]区点    2749      JIS   3B51      S‐JIS 8E70 [分類]常用漢字 [難読語] →あこめ‐すがた【衵姿】けい‐し【瓊姿】たけ‐すがた【丈姿・長姿】なり‐かたち【形姿・形貌】なり‐すがた【形姿】

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[音]カン [訓]すげ    すが [部首]艸 [総画数]11 [コード]区点    3191      JIS   3F7B      S‐JIS 909B [難読語] →あけら‐かんこう【朱楽菅江】すげ‐がさ【菅蓋】

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[音]ボウ    バク    ミョウ [訓]かたち    すがた    かんばせ    はる‐か [部首]豸 [総画数]14 [コード]区点    4338      JIS   4B46      S‐JIS 9665 [難読語] →かお‐かたち【顔形・顔貌】かお‐どり【顔鳥・容鳥・貌鳥】かお‐ばな【顔花・容花・貌花】かおよ‐ばな【顔佳花・容佳花・貌佳花】かみ‐かたち【髪形・髪容・髪貌】なり‐かたち【形姿・形貌】

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[音]ボウ    バク    ミョウ [訓]かたち    すがた    かんばせ    はる‐か [部首]白 [総画数]7 [コード]区点    6606      JIS   6226      S‐JIS E1A4

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[音]ビョウ    ミョウ [訓]すがめ [部首]目 [総画数]9 [コード]区点    6631      JIS   623F      S‐JIS E1BD [難読語] →びょう‐ぜん【眇然】ひょう‐びょう【縹渺・縹緲・眇】びょう‐びょう【眇眇】びょう‐もく【眇目】

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[音]ツイ [訓]すが‐る [部首]糸 [総画数]16 [コード]区点    6955      JIS   6557      S‐JIS E376

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