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すが【菅】🔗🔉

すが】 「すげ」の古形。他の語に冠して複合語を作る。古事記「―畳」。万葉集14「―枕」

すが【菅】(姓氏)🔗🔉

すが】 姓氏の一つ。 ⇒すが‐せんすけ【菅専助】

すが【須賀】🔗🔉

すが須賀】 姓氏の一つ。 ⇒すが‐あつこ【須賀敦子】

すが‐あつこ【須賀敦子】🔗🔉

すが‐あつこ須賀敦子】 随筆家・イタリア文学者。芦屋市生れ。作「ミラノ 霧の風景」。(1929〜1998) ⇒すが【須賀】

すがい【次】スガヒ🔗🔉

すがいスガヒ (スガフの連用形から)次ぐこと。また、すれちがうこと。 ⇒すがい‐すがい【次次】

す‐がい【酢貝】‥ガヒ🔗🔉

す‐がい酢貝‥ガヒ リュウテンサザエ科の巻貝。殻高約2センチメートル。蓋はサザエのように石灰質で、皿に伏せて酢を注ぐと殻が溶けて動きまわるので、玩具にしたといわれる。食用。各地の磯に普通。カラクモガイ。郎君子。

すがい‐すがい【次次】スガヒスガヒ🔗🔉

すがい‐すがい次次スガヒスガヒ つぎつぎ。次第次第。山家集「しだり咲く萩の古枝に風かけて―に牡鹿おじか鳴くなり」 ⇒すがい【次】

すが‐いと【絓糸】🔗🔉

すが‐いと絓糸】 生糸1本を、撚りをかけず、そのままに用いる糸。白髪糸。

すが・う【次ふ】スガフ🔗🔉

すが・う次ふスガフ 〔自四〕 ①次ぐ。すぐあとに続く。匹敵する。源氏物語手習「うち―・ひたる尼ども」 ②行きちがう。すれちがう。散木奇歌集「―・ひて逢はず」

す‐がえ【巣換え】‥ガヘ🔗🔉

す‐がえ巣換え‥ガヘ ①巣をとりかえること。 ②芸娼妓などが営業の場所をかえること。くらがえ。

すがえ【菅江】🔗🔉

すがえ菅江】 姓氏の一つ。 ⇒すがえ‐ますみ【菅江真澄】

すがえ‐ますみ【菅江真澄】🔗🔉

すがえ‐ますみ菅江真澄】 江戸後期の旅行家。民俗学の先駆。本名、白井秀雄。三河の人。国学・和歌・本草学を学び、信濃・東北・蝦夷地を遊歴、津軽藩・秋田藩に滞在。その紀行を「真澄遊覧記」という。(1754〜1829) ⇒すがえ【菅江】

す‐がお【素顔】‥ガホ🔗🔉

す‐がお素顔‥ガホ ①化粧をしていない顔。梅暦「―自慢か寝起きのままか」 ②転じて、ありのままの状態。「―の東京」 ③酒気を帯びない顔。しらふ。すめん。

すが‐がき【清掻・菅掻・菅垣】🔗🔉

すが‐がき清掻・菅掻・菅垣】 ①(菅掻)和琴わごんの奏法の一つ。六弦全部を一気に弾奏するいくつかの奏法を、組み合わせて一つの型としたもの。源氏物語常夏「同じ―の音に」 ②(菅掻)雅楽の箏の奏法で、早掻はやがき・閑掻しずがきの総称。 ③(すががき)江戸初期、箏・三味線などを用いた歌詞のない器楽曲をいう語。「六段すががき」など。 ④(菅垣)尺八の本曲で、題名に付す語で、楽曲の分類を示す「秋田菅垣」「三谷さんや菅垣」など。 ⑤(清掻)江戸吉原で、遊女が張見世はりみせに出る時に弾く三味線の曲。見世清掻。店清掻。 ⑥(清掻)歌舞伎の下座げざ音楽。5に基づき遊里の場面を表す三味線の合奏。

すが‐が・く【清掻く】🔗🔉

すが‐が・く清掻く】 〔他四〕 すががきをする。源氏物語真木柱「和琴あずまの調べを―・きて」

すが‐がさ【菅笠】🔗🔉

すが‐がさ菅笠⇒すげがさ

す‐がき【巣がき】🔗🔉

す‐がき巣がき】 クモのかけた巣。また、巣作り。拾遺和歌集雑秋「わが宿のあばら隠せる蜘蛛の―を」

す‐がき【素書・素描】🔗🔉

す‐がき素書・素描】 絵などを、彩色を加えないで書くこと。また、その絵。そびょう。

す‐がき【簀垣】🔗🔉

す‐がき簀垣】 竹の透垣すいがい。竹垣。散木奇歌集「八重―ひまなき思ひに立ちやすらふと」

す‐がき【簀掻】🔗🔉

す‐がき簀掻】 床として作った簀子すのこ。堀河百首「賤の―の下さえて」

す‐がき【酢牡蠣】🔗🔉

す‐がき酢牡蠣】 牡蠣のむきみを酢にひたした料理。 酢牡蠣 撮影:関戸 勇

す‐が・く【巣がく】🔗🔉

す‐が・く巣がく】 〔自四〕 クモが巣をかける。後撰和歌集「ささがにの空に―・ける糸よりも」

す‐がく・る【巣隠る】🔗🔉

す‐がく・る巣隠る】 〔自下二〕 巣の中にかくれる。すごもる。源氏物語真木柱「―・れて、数にもあらぬ雁の子を」

す‐がけ【素懸・簾懸】🔗🔉

す‐がけ素懸・簾懸】 鎧よろいの縅おどし方の一種。糸目を粗くし、所々に2筋ずつ並べて綴ること。すがけおどし。

す‐がけ【簀掻】🔗🔉

す‐がけ簀掻(→)「すがき(簀掻)」に同じ。

すが‐こも【菅菰】🔗🔉

すが‐こも菅菰】 スゲとマコモ。続古今和歌集「濁り江に生ふる―水がくれて」

すが‐こも【菅薦】🔗🔉

すが‐こも菅薦】 スゲで編んだこも。

すがし‐め【清し女】🔗🔉

すがし‐め清し女】 すがすがしいおんな。古事記「あたら菅原すがはら言をこそ菅原すげはらといはめあたら―」

すが‐すが【清清】🔗🔉

すが‐すが清清】 ①さわやかなさま。さっぱり。狭衣物語4「―ともおぼし立つべきさまにも」 ②とどこおりのないさま。すらすら。更級日記「沼尻といふ所も―と過ぎて」

すがすが‐し・い【清清しい】🔗🔉

すがすが‐し・い清清しい】 〔形〕[文]すがすが・し(シク) ①さわやかで気持がよい。古事記「我が御心―・し」。「―・い朝」 ②事の運び方にとどこおりがない。栄華物語月宴「それにおぢて、―・しくもなしあげ奉り給はで」 ③事にとりかかるのに、ためらいがない。いちはやい。あっさりしている。源氏物語宿木「思し立ちぬる事、―・しくおはします御心にて」 ○酢が過ぎたすがすぎた 程度を越えて事をしたことのたとえ。度がすぎた。いきすぎた。根無草後編「酢の過ぎた衆生を化す」 ⇒す【酢・醋・酸】

○酢が過ぎたすがすぎた🔗🔉

○酢が過ぎたすがすぎた 程度を越えて事をしたことのたとえ。度がすぎた。いきすぎた。根無草後編「酢の過ぎた衆生を化す」 ⇒す【酢・醋・酸】 すが‐せんすけ菅専助】 江戸後期の浄瑠璃作者。京都の人。竹本・豊竹両座没落後の明和・安永頃、作を提供。代表作は「摂州合邦辻」「桂川連理柵」など。生没年未詳。 →文献資料[摂州合邦辻] ⇒すが【菅】 すが‐そ菅麻】 スゲを裂いたもの。祓はらえの時、身のけがれを祓い清めるのに用いる。天つ菅麻。 すがた姿】 ①体つき・身なりなど、形あるものの全体的な外見・様子。風采。風体。万葉集4「見し人の言問ふ―面影にして」。「後ろ―」「―を隠す」「―のよい山」 ②(抽象的なものも含めて)全体的なありさま。堀河百首「浅緑春の―に佐保姫はしだり柳のかつらしてけり」。「移り行く世の―」 ③歌論で、「心」(内容)・「詞」(用法)に対して、1首の歌として表現された全体の形。歌の風体。新撰髄脳「歌は心ふかく―きよげに」 ⇒すがた‐え【姿絵】 ⇒すがた‐かたち【姿形】 ⇒すがた‐ざかり【姿盛り】 ⇒すがた‐ず【姿図】 ⇒すがた‐ずし【姿鮨】 ⇒すがた‐つき【姿付き】 ⇒すがた‐つくし【姿尽し】 ⇒すがた‐づくり【姿作り・姿造り】 ⇒すがた‐に【姿煮】 ⇒すがた‐にんぎょう【姿人形】 ⇒すがた‐の‐はな【姿の花】 ⇒すがた‐びと【姿人】 ⇒すがた‐ぶね【姿舟】 ⇒すがた‐まくら【姿枕】 ⇒すがた‐み【姿見】 ⇒すがた‐もり【姿盛り】 ⇒すがた‐やき【姿焼】 ⇒姿無し ⇒姿を消す すがだいら菅平‥ダヒラ 長野県北東部、群馬県境の四阿山あずまやさん西麓の高原。高原野菜の栽培が盛ん。避暑地・スキー場で知られる。 すがた‐え姿絵‥ヱ 人の姿を描いた絵。肖像画。また、美人画。好色一代男3「すぐれて―にあはす」 ⇒すがた【姿】

すが‐せんすけ【菅専助】🔗🔉

すが‐せんすけ菅専助】 江戸後期の浄瑠璃作者。京都の人。竹本・豊竹両座没落後の明和・安永頃、作を提供。代表作は「摂州合邦辻」「桂川連理柵」など。生没年未詳。 →文献資料[摂州合邦辻] ⇒すが【菅】

すが‐そ【菅麻】🔗🔉

すが‐そ菅麻】 スゲを裂いたもの。祓はらえの時、身のけがれを祓い清めるのに用いる。天つ菅麻。

すがた【姿】🔗🔉

すがた姿】 ①体つき・身なりなど、形あるものの全体的な外見・様子。風采。風体。万葉集4「見し人の言問ふ―面影にして」。「後ろ―」「―を隠す」「―のよい山」 ②(抽象的なものも含めて)全体的なありさま。堀河百首「浅緑春の―に佐保姫はしだり柳のかつらしてけり」。「移り行く世の―」 ③歌論で、「心」(内容)・「詞」(用法)に対して、1首の歌として表現された全体の形。歌の風体。新撰髄脳「歌は心ふかく―きよげに」 ⇒すがた‐え【姿絵】 ⇒すがた‐かたち【姿形】 ⇒すがた‐ざかり【姿盛り】 ⇒すがた‐ず【姿図】 ⇒すがた‐ずし【姿鮨】 ⇒すがた‐つき【姿付き】 ⇒すがた‐つくし【姿尽し】 ⇒すがた‐づくり【姿作り・姿造り】 ⇒すがた‐に【姿煮】 ⇒すがた‐にんぎょう【姿人形】 ⇒すがた‐の‐はな【姿の花】 ⇒すがた‐びと【姿人】 ⇒すがた‐ぶね【姿舟】 ⇒すがた‐まくら【姿枕】 ⇒すがた‐み【姿見】 ⇒すがた‐もり【姿盛り】 ⇒すがた‐やき【姿焼】 ⇒姿無し ⇒姿を消す

すがだいら【菅平】‥ダヒラ🔗🔉

すがだいら菅平‥ダヒラ 長野県北東部、群馬県境の四阿山あずまやさん西麓の高原。高原野菜の栽培が盛ん。避暑地・スキー場で知られる。

すがた‐え【姿絵】‥ヱ🔗🔉

すがた‐え姿絵‥ヱ 人の姿を描いた絵。肖像画。また、美人画。好色一代男3「すぐれて―にあはす」 ⇒すがた【姿】 ○頭が高いずがたかい (頭の下げ方が足りない意)敬礼が粗末である。横柄である。 ⇒ず【頭】

すがた‐かたち【姿形】🔗🔉

すがた‐かたち姿形】 みめかたち。身なりと顔かたち。なりふり。 ⇒すがた【姿】

すが‐だこ【絓凧】🔗🔉

すが‐だこ絓凧】 鳥の形などの小さい凧を数多く絓糸につないで揚げるもの。

すがた‐ざかり【姿盛り】🔗🔉

すがた‐ざかり姿盛り】 みめかたちの最も美しい盛りの頃。浄瑠璃、大磯虎稚物語「―もいたづらに、たれにか見せてつくらんと」 ⇒すがた【姿】

すがた‐ず【姿図】‥ヅ🔗🔉

すがた‐ず姿図‥ヅ 〔建〕立面図。建ち絵図。 ⇒すがた【姿】

すがた‐ずし【姿鮨】🔗🔉

すがた‐ずし姿鮨】 鮨の一種。アユやサバなどで、魚の頭を付けたまま骨と内臓だけを取り除いて塩・酢でしめ、鮨飯にかぶせてもとの姿に形づくったもの。 ⇒すがた【姿】

すが‐たたみ【菅畳】🔗🔉

すが‐たたみ菅畳】 スゲで編んだ畳。古事記「―いやさや敷きて」

すがた‐つき【姿付き】🔗🔉

すがた‐つき姿付き】 からだつき。からだのかっこう。源氏物語浮舟「ほそやかなる―いとをかしげなり」 ⇒すがた【姿】

すがた‐つくし【姿尽し】🔗🔉

すがた‐つくし姿尽し】 身なりを飾り立てること。浮世草子、真実伊勢物語「さきより見ます―のむすめ」 ⇒すがた【姿】

すがた‐づくり【姿作り・姿造り】🔗🔉

すがた‐づくり姿作り・姿造り(→)「生け作り」1に同じ。 ⇒すがた【姿】 ○姿無しすがたなし よい格好をしていない。枕草子40「姿無けれど、椶櫚すろの木唐めきて、わろき家の物とは見えず」↔かたちあり ⇒すがた【姿】

○姿無しすがたなし🔗🔉

○姿無しすがたなし よい格好をしていない。枕草子40「姿無けれど、椶櫚すろの木唐めきて、わろき家の物とは見えず」↔かたちあり ⇒すがた【姿】 すがた‐に姿煮】 魚・蝦えびなどを原形をくずさず煮た料理。 ⇒すがた【姿】 すがた‐にんぎょう姿人形‥ギヤウ 美女をかたどった人形。好色一代男8「都の―」 ⇒すがた【姿】 すがた‐の‐いけ姿の池】 奈良県大和郡山やまとこおりやま市の南部、筒井にある池。菅田の池。(歌枕) すがた‐の‐はな姿の花(→)「花の姿」2に同じ。世間胸算用5「―の色香ぞかし」 ⇒すがた【姿】 すがた‐びと姿人】 姿の美しい人。美人。 ⇒すがた【姿】 すがた‐ぶね姿舟】 美しい女を乗せた舟。好色一代女3「此津に入り乱れての―」 ⇒すがた【姿】 すがた‐まくら姿枕】 枕絵。春画。 ⇒すがた【姿】 すがた‐み姿見】 身なりを整えるために全身をうつす大形の鏡。 ⇒すがた【姿】 すがた‐もり姿盛り】 料理の盛り方。魚などの材料をもとの姿のように盛りつけること。また、その料理。刺身の場合は姿造りともいう。 ⇒すがた【姿】 すがた‐やき姿焼】 魚を串にさすなどして原形をとどめて焼くこと。また、その料理。 ⇒すがた【姿】 す‐がたり素語り】 伴奏楽器なしで平曲・浄瑠璃などを語ること。

すがた‐に【姿煮】🔗🔉

すがた‐に姿煮】 魚・蝦えびなどを原形をくずさず煮た料理。 ⇒すがた【姿】

すがた‐にんぎょう【姿人形】‥ギヤウ🔗🔉

すがた‐にんぎょう姿人形‥ギヤウ 美女をかたどった人形。好色一代男8「都の―」 ⇒すがた【姿】

すがた‐の‐いけ【姿の池】🔗🔉

すがた‐の‐いけ姿の池】 奈良県大和郡山やまとこおりやま市の南部、筒井にある池。菅田の池。(歌枕)

すがた‐の‐はな【姿の花】🔗🔉

すがた‐の‐はな姿の花(→)「花の姿」2に同じ。世間胸算用5「―の色香ぞかし」 ⇒すがた【姿】

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