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いず‐く【△何△処】いづ‐🔗🔉

いず‐く【処】いづ‐ [代]《「いずこ」の古形》不定称の指示代名詞。どこ。「―より来りしものそ」〈万・八〇二〉

何処はあれど🔗🔉

何処はあれど 多くの所があるが、その中で特に。「みちのくは―しほがまの浦こぐ舟の綱手悲しも」〈古今・東歌〉

いずく‐にか【△何△処にか】🔗🔉

いずく‐にか【処にか】 [副]「いずくんか」に同じ。「―舟泊(は)てすらむ安礼の崎漕ぎたみ行きし棚なし小舟」〈万・五八〉

いず‐こ【△何△処】いづ‐🔗🔉

いず‐こ【処】いづ‐ [代]《「いずく」の音変化で、平安時代以降の語》不定称の指示代名詞。どこ。「むかしの光いま―」〈晩翠・荒城の月〉

何処ともなく🔗🔉

何処ともなく どこへというあてもなく。どことも知れず。「―立ち去る」

何処をはかと🔗🔉

何処をはかと 《「はか」は目標の意》どこを目あてとして。「上りけむ野辺は煙もなかりけむ―尋ねてか見し」〈更級〉

いど‐こ【△何△処】🔗🔉

いど‐こ【処】 [代]《「いずこ」の音変化》「どこ」の古形。「ここや―と問ひければ」〈土佐〉

ど‐こ【△何△処・△何△所】🔗🔉

ど‐こ【処・所】 [代]《「いづこ」の音変化「いどこ」がさらに変化した語》不定称の指示代名詞。はっきりと指示できない場所や状況などをさす。どの場所。どの部分。どんなところ。「―へ行こうか」「―が悪かったのか」どのような程度。どのような段階。どれ程。「―まで本気なのか」「仕事は―まで進んでいるのか」「―も痛くない」

何処で暮らすも一生🔗🔉

何処で暮らすも一生 どんな所で暮らしても、一生は一生である。同じことなら住みよい所に住んだほうが得である。

何処の馬の骨🔗🔉

何処の馬の骨 身元の確かでない者をののしっていう言葉。「―か知れない奴」

何処吹く風🔗🔉

何処吹く風 自分には全く関係・関心がないというように、知らん顔をすること。「―と聞き流す」

どこ‐いら【△何△処いら】🔗🔉

どこ‐いら【処いら】 [代]「どこら」に同じ。「―に置こうか」「―まで知っているのだろう」

どこ‐か【△何△処か】🔗🔉

どこ‐か【処か】 〔連語〕《「か」は副助詞》(副詞的にも用いる)はっきりと指示できない場所を示す。「―で聞いた文句だ」「―遠くへ行きたい」はっきりとは示せないが、そのようであるという気持ちを表す。何となく。どこやら。「―変だ」

どこ‐ぞ【△何△処ぞ】🔗🔉

どこ‐ぞ【処ぞ】 〔連語〕どことはっきり指定できない場所をさす語。どこか。「―おけがなさいませんでしたか」「―近くへ出かけました」

どこ‐そこ【△何△処×其△処】🔗🔉

どこ‐そこ【×処】 [代]不定称の指示代名詞。ある場所を漠然とさし示していう。これこれの所。「―のだれだれ、と名のってください」

どこ‐どこ【△何△処△何△処】🔗🔉

どこ‐どこ【処】 [代]「どこそこ」に同じ。「確か今日は―を回ってくると言ってました」

どこと‐なく【△何△処と無く】🔗🔉

どこと‐なく【処と無く】 [副]どことはっきり言えないが、なんとなく。「―似ている」どこと定まった場所もなく。「―地にはふ蔦のあはれなり/越水」〈曠野〉

どことも‐なく【△何△処とも無く】🔗🔉

どことも‐なく【処とも無く】 [副]場所がはっきり定まらないさま。「―現れ、―立ち去る」

どこ‐まで‐も【△何△処までも】🔗🔉

どこ‐まで‐も【処までも】 〔連語〕とどまることなく続くさま。徹底して。とことん。「―歩き続ける」「―しらを切る」

どこも‐かしこも【△何△処も△彼△処も】🔗🔉

どこも‐かしこも【処も処も】 〔連語〕どの場所と限らず、全体にわたっているようすを表す。どこもかも。「―桜が満開だ」「―傷だらけだ」

どこ‐もと【△何△処△許】🔗🔉

どこ‐もと【許】 [代]不定称の指示代名詞。どのあたり。どこら。「―なりとも、片陰のよささうな所に居たいの」〈虎清狂・猿座頭〉

どこ‐やら【△何△処やら】🔗🔉

どこ‐やら【処やら】 [名]場所をはっきりそこと示さないでいう。どこかあるところ。「―へ行くそうだ」[副]それとはっきり示せないが、なんとなく。どことなく。「―父親似の顔」

どこ‐ら【△何△処ら】🔗🔉

どこ‐ら【処ら】 [代]不定称の指示代名詞。どこのあたり。どのへん。どこいら。「工事のほうは―まで進んでいますか」

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