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とも‐え【×巴・×鞆絵】‐ヱ🔗🔉

とも‐え【×巴・×鞆絵】‐ヱ 《鞆(とも)に形が似ているところからという》湧き出した水がうずを巻いて外へめぐるような形・模様。物が円形を描くように回るようす。「三者が―となって戦う」紋所の名。を図案化したもの。巻く方向によって左巴・右巴があり、その数によって一つ巴・二つ巴・三つ巴などという。

ともえ【巴】ともヱ🔗🔉

ともえ【巴】ともヱ 謡曲。二番目物。平家物語などに取材。武者姿で現れた木曾義仲の愛妾巴御前の霊が、義仲とともに討ち死にできなかった無念を語る。

ともえ‐が【×巴×蛾】ともヱ‐🔗🔉

ともえ‐が【××蛾】ともヱ‐ ヤガ科の昆虫。翅(はね)の開張約六・五センチ。翅は褐色で、前翅に巴形の大きな紋がある。灯火にも来るが、昼間、林の中を飛ぶ。幼虫はネムノキの葉を食べる。

ともえ‐がも【×巴×鴨】ともヱ‐🔗🔉

ともえ‐がも【××鴨】ともヱ‐ カモ科の鳥。全長約四〇センチ。雄の顔に緑色と黄色の巴形の斑紋がある。東シベリアで繁殖、日本では冬鳥。あじがも。あじ。

ともえ‐がわら【×巴×瓦】ともヱがはら🔗🔉

ともえ‐がわら【××瓦】ともヱがはら 軒丸瓦(のきまるがわら)のこと。多く先端に巴紋をつけたのでいい、巴にちなんで火防のまじないとした。

ともえ‐ごぜん【巴御前】ともヱ‐🔗🔉

ともえ‐ごぜん【巴御前】ともヱ‐ 源義仲の側室。武勇をもって知られ、常に義仲に従ってしばしば戦功をたてた。義仲戦死後、尼となり越後の友松に移り住んだと伝えられる。生没年未詳。鞆絵御前。

ともえ‐そう【×巴草】ともヱサウ🔗🔉

ともえ‐そう【×巴草】ともヱサウ オトギリソウ科の多年草。山地に生え、高さ六〇〜九〇センチ。葉は細長く、対生する。夏から秋、黄色い五枚の花びらが巴状に並ぶ花を開き、一日で閉じる。

ともえ‐なげ【×巴投げ】ともヱ‐🔗🔉

ともえ‐なげ【×巴投げ】ともヱ‐ 柔道の捨て身技の一。相手を前方へ崩して、自分はからだを後方へ捨て、片足を相手の下腹に当てて、相手と巴の形になりながら頭越しに回転させて投げる技。

は‐えん【×巴猿】‐ヱン🔗🔉

は‐えん【×巴猿】‐ヱン 《中国湖北省巴東県の巴峡に猿が多く、その鳴き声が旅愁をさそったところから》峡谷に鳴く猿。「人里遠く分け入れば、嶺の―一たび呼び」〈古活字本保元・下〉

ぱきん【巴金】🔗🔉

ぱきん【巴金】一九〇四〜 ]中国の小説家。四川省成都の人。本名は李尭棠(りぎようとう)。字(あざな)(ふつかん)。巴金は筆名で、バクーニンとクロポトキンからとったもの。フランス留学後、上海で文学活動に従事。作品「滅亡」「激流三部曲」(「家」「春」「秋」)ほか。パーチン。

は‐しょく【巴蜀】🔗🔉

は‐しょく【巴蜀】 中国、四川省の異称。巴は現在の四川省重慶地方、蜀は成都地方の古称。

は‐ず【×巴豆】‐ヅ🔗🔉

は‐ず【×巴豆】‐ヅ トウダイグサ科の常緑小高木。暖地に自生。三〜五月、淡黄白色の小さい雄花と雌花とを総状につける。実は楕円形で、三個の種子をもつ。熱帯アジアの原産。はとう。

はず‐ゆ【×巴豆油】ハヅ‐🔗🔉

はず‐ゆ【×巴豆油】ハヅ‐ ハズの種子からとった油。黄褐色で異臭がある。毒性があるが、軟膏(なんこう)や峻下剤(しゆんげざい)として使用。

はたん‐きょう【×巴×旦×杏】‐キヤウ🔗🔉

はたん‐きょう【×××杏】‐キヤウ スモモの一品種。実は大形で先がとがる。とがりすもも。牡丹杏(ぼたんきよう)。《季 花=春 実=夏》「ひと籃(かご)の暑さ照りけり―/竜之介」アーモンドの別名。

は‐ちょう【×巴調】‐テウ🔗🔉

は‐ちょう【×巴調】‐テウ 《巴人のうたう歌の卑しい調子の意。巴州は今日の中国四川(しせん)》俗歌。俗曲。また、自作の詩文を謙遜(けんそん)していう語。

は‐の‐じ【×巴の字】🔗🔉

は‐の‐じ【×巴の字】 《「巴」の篆書(てんしよ)体の形から》巴(ともえ)模様。また、そのように渦巻き状にまわること。「十文字に懸け破り、―に追ひ廻らす」〈太平記・四〉《水が巴の字の形にめぐり流れるところから》曲水。また、曲水の宴のこと。はのじのみず。「年月次(なみ)を重ねても、―を書いたる流れの末」〈宴曲集・二〉

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[音]ハ [訓]ともえ [部首]己 [総画数]4 [コード]区点    3935      JIS   4743      S‐JIS 9462 [分類]人名用漢字 [難読語] →ぱきん【巴金】は‐ず【巴豆】パスパ【'Phags pa】パップ【オランダpap】パナマ【Panama】バルカン【Balkan】ヨーロッパ【ポルトガルEuropa】リンパ【オランダlympha】

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