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ひき【引き】🔗⭐🔉
ひき【引き】
[名]
引っ張ること。また、その力。「魚の―が強い」
特別に目をかけて便宜をはかること。引き立て。「上役の―で出世する」
手づる。つて。縁故。「就職するにも―がない」
引く力に対して耐える力。紙などの腰があること。「―のある紙」
写真撮影で、カメラを後ろへ移す空間的なゆとり。「―のない場所」
率いること。導き。「大君の―のまにまに」〈万・一〇四七〉
江戸時代、田畑の租税を減免すること。
「引き出物」の略。「これの内のやつらにも、何かなしに三百づつお―をやる合点ぢゃ」〈浄・万年草〉
(「びき」の形で)接尾語的に用いて、値引き・値下げの意を表す。「三割―」
〔接頭〕動詞に付いて、その動詞の示す動作・作用を強める意を表し、また、語調を強めるのに用いる。「―しめる」「―まわす」◆音便で、「ひっ」「ひん」ともなる。「ひっくくる」「ひんまげる」など。
[名]
引っ張ること。また、その力。「魚の―が強い」
特別に目をかけて便宜をはかること。引き立て。「上役の―で出世する」
手づる。つて。縁故。「就職するにも―がない」
引く力に対して耐える力。紙などの腰があること。「―のある紙」
写真撮影で、カメラを後ろへ移す空間的なゆとり。「―のない場所」
率いること。導き。「大君の―のまにまに」〈万・一〇四七〉
江戸時代、田畑の租税を減免すること。
「引き出物」の略。「これの内のやつらにも、何かなしに三百づつお―をやる合点ぢゃ」〈浄・万年草〉
(「びき」の形で)接尾語的に用いて、値引き・値下げの意を表す。「三割―」
〔接頭〕動詞に付いて、その動詞の示す動作・作用を強める意を表し、また、語調を強めるのに用いる。「―しめる」「―まわす」◆音便で、「ひっ」「ひん」ともなる。「ひっくくる」「ひんまげる」など。
ひき‐あい【引(き)合い】‐あひ🔗⭐🔉
ひき‐あい【引(き)合い】‐あひ
互いに引っ張り合うこと。「綱の―をする」
証拠・参考として例に引くこと。「もうけ話の―に出す」
売買・貸借条件の照会。また、その注文・取引。「海外から新製品の―がくる」
訴訟・事件などの証人・参考人になること。
仲を取りもつこと。紹介。「先生からの御―で無ければ」〈鉄腸・花間鶯〉
まきぞえ。かかわりあい。「然し―は喰ひはしませぬかな」〈伎・敵討噂古市〉
互いに引っ張り合うこと。「綱の―をする」
証拠・参考として例に引くこと。「もうけ話の―に出す」
売買・貸借条件の照会。また、その注文・取引。「海外から新製品の―がくる」
訴訟・事件などの証人・参考人になること。
仲を取りもつこと。紹介。「先生からの御―で無ければ」〈鉄腸・花間鶯〉
まきぞえ。かかわりあい。「然し―は喰ひはしませぬかな」〈伎・敵討噂古市〉
ひき‐あ・う【引(き)合う】‐あふ🔗⭐🔉
ひき‐あ・う【引(き)合う】‐あふ
[動ワ五(ハ四)]
互いに引っ張る。引っ張り合う。「ロープを―・う」
取引をしてもうけがある。収支がつりあう。「―・わない商売」
苦労や努力をしただけのことがある。割に合う。「さんざん手助けをして恨まれたのでは―・わない」
助け合う。手を取り合う。「当国の守護を給ひて、星野、行明等と―・ひ」〈太平記・三五〉
取引をする。取り決めをする。「先刻内々―・うておいた」〈滑・膝栗毛・五〉
互いに引っ張る。引っ張り合う。「ロープを―・う」
取引をしてもうけがある。収支がつりあう。「―・わない商売」
苦労や努力をしただけのことがある。割に合う。「さんざん手助けをして恨まれたのでは―・わない」
助け合う。手を取り合う。「当国の守護を給ひて、星野、行明等と―・ひ」〈太平記・三五〉
取引をする。取り決めをする。「先刻内々―・うておいた」〈滑・膝栗毛・五〉
ひき‐あわせ【引(き)合(わ)せ】‐あはせ🔗⭐🔉
ひき‐あわせ【引(き)合(わ)せ】‐あはせ
取りもって対面させること。紹介すること。「神様のお―で巡り合う」
照合すること。「住民票との―」
鎧(よろい)や腹巻き・胴丸・具足の類で、着脱するための胴の合わせ目。大鎧では右脇の間隙部をいう。
「引き合わせ紙」の略。
取りもって対面させること。紹介すること。「神様のお―で巡り合う」
照合すること。「住民票との―」
鎧(よろい)や腹巻き・胴丸・具足の類で、着脱するための胴の合わせ目。大鎧では右脇の間隙部をいう。
「引き合わせ紙」の略。
ひきあわせ‐がみ【引(き)合(わ)せ紙】ひきあはせ‐🔗⭐🔉
ひきあわせ‐がみ【引(き)合(わ)せ紙】ひきあはせ‐
昔、陸奥(むつ)で産した薄墨色の紙。また、後世では、普通の檀紙(だんし)をいう。武士が鎧(よろい)の引き合わせに入れておいたところからとも、男女を引き合わせる恋文の紙に用いたところからの名ともいう。みちのく紙。
ひき‐あわ・せる【引(き)合(わ)せる】‐あはせる🔗⭐🔉
ひき‐あわ・せる【引(き)合(わ)せる】‐あはせる
[動サ下一]
ひきあは・す[サ下二]
引き寄せて合わせる。「襟元を―・せる」
比べ合わせる。照らし合わせる。「原典と―・せる」
取りもって両者を対面させる。紹介する。「恋人を親に―・せる」
ひきあは・す[サ下二]
引き寄せて合わせる。「襟元を―・せる」
比べ合わせる。照らし合わせる。「原典と―・せる」
取りもって両者を対面させる。紹介する。「恋人を親に―・せる」
ひき‐いわい【引(き)祝(い)】‐いはひ🔗⭐🔉
ひき‐いわい【引(き)祝(い)】‐いはひ
芸者や娼妓が廃業するのを披露する祝い。
ひき‐うけ【引(き)受(け)】🔗⭐🔉
ひき‐うけ【引(き)受(け)】
引き受けること。「難民の―先」
為替手形の支払人が、手形に署名して手形金額の支払い義務を負うこと。
有価証券の発行に際し、証券会社などがそれを売り出す目的で、発行者からその証券の全部または一部を取得する契約を結ぶこと。
引き受けること。「難民の―先」
為替手形の支払人が、手形に署名して手形金額の支払い義務を負うこと。
有価証券の発行に際し、証券会社などがそれを売り出す目的で、発行者からその証券の全部または一部を取得する契約を結ぶこと。
ひきうけ‐て【引(き)受(け)手】🔗⭐🔉
ひきうけ‐て【引(き)受(け)手】
引き受ける人。引受人。「幹事の―がいない」
ひき‐う・ける【引(き)受ける】🔗⭐🔉
ひき‐う・ける【引(き)受ける】
[動カ下一]
ひきう・く[カ下二]
自分が責任をもってその物事を受け持つ。「販売を一手に―・ける」「役員を―・ける」
あとを受け継ぐ。他に代わってする。「父から事業を―・ける」「あとは私が―・けた」
保証する。保証人となる。「留学生の身元を―・ける」
ひきう・く[カ下二]
自分が責任をもってその物事を受け持つ。「販売を一手に―・ける」「役員を―・ける」
あとを受け継ぐ。他に代わってする。「父から事業を―・ける」「あとは私が―・けた」
保証する。保証人となる。「留学生の身元を―・ける」
ひき‐うた【引(き)歌】🔗⭐🔉
ひき‐うた【引(き)歌】
古歌やその一部を、後人が自分の詩歌・文章に引用すること。また、その歌。
ひき‐うつし【引(き)写し】🔗⭐🔉
ひき‐うつし【引(き)写し】
他人の文章や書画などを、そっくりそのまま書き写すこと。また、そのもの。敷き写し。「―の多い論文」
ひき‐うつ・す【引(き)写す】🔗⭐🔉
ひき‐うつ・す【引(き)写す】
[動サ五(四)]他人の文章などをそのまま書き写す。引き写しをする。「日記に詩の一節を―・す」
ひき‐うつ・る【引(き)移る】🔗⭐🔉
ひき‐うつ・る【引(き)移る】
[動ラ五(四)]住所などがほかの場所に変わる。引っ越す。移転する。「郊外の一戸建てに―・る」
ひき‐おこ・す【引(き)起(こ)す】🔗⭐🔉
ひき‐おこ・す【引(き)起(こ)す】
[動サ五(四)]
倒れたり、横になったりしたものを、引っ張って起こす。「腕をとって―・す」
(「惹き起こす」とも書く)事件・騒ぎなどを新たに生じさせる。「論争を―・す」
倒れたり、横になったりしたものを、引っ張って起こす。「腕をとって―・す」
(「惹き起こす」とも書く)事件・騒ぎなどを新たに生じさせる。「論争を―・す」
ひき‐おろ・す【引(き)下ろす】🔗⭐🔉
ひき‐おろ・す【引(き)下ろす】
[動サ五(四)]引いて下へおろす。また、引っ張って無理におろす。「よろい戸を―・す」「会長の座から―・す」
ひき‐かえ【引(き)換え・引(き)替え】‐かへ🔗⭐🔉
ひき‐かえ【引(き)換え・引(き)替え】‐かへ
取りかえること。交換。「代金と―に品物を渡す」
ひき‐か・える【引(き)換える・引(き)替える】‐かへる🔗⭐🔉
ひき‐か・える【引(き)換える・引(き)替える】‐かへる
[動ア下一]
ひきか・ふ[ハ下二]
取りかえる。交換する。ある物を渡す代わりに別の物を手に入れる。「当たりくじを景品と―・える」
まったく異なる。反対になる。多く、「…にひきかえ」の形で用いる。「弟に―・え、兄は読書家だ」「昨日に―・えて、今日は寒い」
状態やようすを変える。「山里の気配―・へて」〈源・早蕨〉
ひきか・ふ[ハ下二]
取りかえる。交換する。ある物を渡す代わりに別の物を手に入れる。「当たりくじを景品と―・える」
まったく異なる。反対になる。多く、「…にひきかえ」の形で用いる。「弟に―・え、兄は読書家だ」「昨日に―・えて、今日は寒い」
状態やようすを変える。「山里の気配―・へて」〈源・早蕨〉
ひき‐がき【引き×柿・×曳き×柿】🔗⭐🔉
ひき‐がき【引き×柿・×曳き×柿】
布などに柿渋(かきしぶ)を引くこと。また、その布。「あひあひ―したる摺り尽しの直垂(ひたたれ)に」〈義経記・一〉
ひき‐か・ける【引(き)掛ける】🔗⭐🔉
ひき‐か・ける【引(き)掛ける】
[動カ下一]
ひきか・く[カ下二]
掛けてさげる。ひっかける。「枝に着物を―・ける」
引いて上にかぶせる。また、無造作に着たり履いたりする。ひっかける。「下駄を―・けて」〈漱石・吾輩は猫である〉
関係づける。引き合いに出す。「千々の社を―・けて」〈源・総角〉
ひきか・く[カ下二]
掛けてさげる。ひっかける。「枝に着物を―・ける」
引いて上にかぶせる。また、無造作に着たり履いたりする。ひっかける。「下駄を―・けて」〈漱石・吾輩は猫である〉
関係づける。引き合いに出す。「千々の社を―・けて」〈源・総角〉
ひき‐かさ・ぬ【引き重ぬ・引き△襲ぬ】🔗⭐🔉
ひき‐かさ・ぬ【引き重ぬ・引き△襲ぬ】
[動ナ下二]その上に重ねる。重ねて着る。「袿(うちぎ)ども五つ―・ねて」〈宇津保・楼上下〉
ひき‐がし【引(き)菓子】‐グワシ🔗⭐🔉
ひき‐がし【引(き)菓子】‐グワシ
祝儀・仏事などで引き出物として出す菓子。
ひき‐かなぐ・る【引きかなぐる】🔗⭐🔉
ひき‐かなぐ・る【引きかなぐる】
[動ラ四]手荒く引きのける。荒々しく引きちぎる。「御殿どもの格子―・りて乱れ入るに」〈増鏡・さしぐし〉
ひき‐がね【引(き)金】🔗⭐🔉
ひき‐がね【引(き)金】
小銃・ピストルなどの、指で引く発射装置の金具。
ある事態を引き起こす直接の原因。きっかけ。「授業料の値上げが―となって大学紛争が起こった」
小銃・ピストルなどの、指で引く発射装置の金具。
ある事態を引き起こす直接の原因。きっかけ。「授業料の値上げが―となって大学紛争が起こった」
ひき‐ぎわ【引(き)際・△退き際】‐ぎは🔗⭐🔉
ひき‐ぎわ【引(き)際・△退き際】‐ぎは
それまでの地位・立場などから退くときの時期や身の処し方。ひけぎわ。「―が悪い」「―が肝心だ」
ひき‐く【引(き)句】🔗⭐🔉
ひき‐く【引(き)句】
他の文の一節や俳句などを引用すること。また、その文句や俳句。引用句。
平曲で、節をつけて歌うように語る部分。
語り句。
他の文の一節や俳句などを引用すること。また、その文句や俳句。引用句。
平曲で、節をつけて歌うように語る部分。
語り句。
ひき‐くく・る【引き△括る】🔗⭐🔉
ひき‐くく・る【引き△括る】
[動ラ五(四)]「ひっくくる」に同じ。「一つにまとめて―・る」
ひき‐ぐ・する【引(き)具する】🔗⭐🔉
ひき‐ぐ・する【引(き)具する】
[動サ変]
ひきぐ・す[サ変]
いっしょに連れて行く。引き連れる。伴う。「女衆たちを―・して駆けつけた」〈有吉・助左衛門四代記〉
必要なものを備える。身につける。「いかで、かうのみ―・しけむ」〈源・薄雲〉
ひきぐ・す[サ変]
いっしょに連れて行く。引き連れる。伴う。「女衆たちを―・して駆けつけた」〈有吉・助左衛門四代記〉
必要なものを備える。身につける。「いかで、かうのみ―・しけむ」〈源・薄雲〉
ひき‐くら・べる【引(き)比べる・引き△較べる】🔗⭐🔉
ひき‐くら・べる【引(き)比べる・引き△較べる】
[動バ下一]
ひきくら・ぶ[バ下二]引き合わせて比べる。比較する。「自分の身に―・べて考えてみる」
ひきくら・ぶ[バ下二]引き合わせて比べる。比較する。「自分の身に―・べて考えてみる」
ひき‐くる・める【引き△括める】🔗⭐🔉
ひき‐くる・める【引き△括める】
[動マ下一]
ひきくる・む[マ下二]「ひっくるめる」に同じ。「彼此の別なく―・めて」〈鴎外・青年〉
ひきくる・む[マ下二]「ひっくるめる」に同じ。「彼此の別なく―・めて」〈鴎外・青年〉
ひき‐こ【×挽き子・引(き)子】🔗⭐🔉
ひき‐こ【×挽き子・引(き)子】
車屋で雇っておく、人力車夫。車引き。
ひき‐こし【引(き)越し】🔗⭐🔉
ひき‐こし【引(き)越し】
「ひっこし」に同じ。「ここへ―の当時は」〈漱石・吾輩は猫である〉
ひき‐ごし【引(き)腰】🔗⭐🔉
ひき‐ごし【引(き)腰】
女房装束の裳(も)の大腰の左右に取り付け、後ろに長く引き垂らした二本の飾りひも。
ひき‐こ・す【引(き)越す】🔗⭐🔉
ひき‐こ・す【引(き)越す】
[動サ五(四)]
「ひっこす」に同じ。「東京へ―・す、―・すって毎日のように云って」〈漱石・虞美人草〉
引いて越える。また、越える。「船をささ波の山に―・して」〈欽明紀〉
他のものを越えてその先に出る。追い越す。「御おととのつぎの宮に―・されさせ給へるほどなど」〈大鏡・師輔〉
順序を越えて上位に引き上げる。「―・して大納言に奉らせ給ひつ」〈栄花・見果てぬ夢〉
「ひっこす」に同じ。「東京へ―・す、―・すって毎日のように云って」〈漱石・虞美人草〉
引いて越える。また、越える。「船をささ波の山に―・して」〈欽明紀〉
他のものを越えてその先に出る。追い越す。「御おととのつぎの宮に―・されさせ給へるほどなど」〈大鏡・師輔〉
順序を越えて上位に引き上げる。「―・して大納言に奉らせ給ひつ」〈栄花・見果てぬ夢〉
ひき‐ごと【引(き)言】🔗⭐🔉
ひき‐ごと【引(き)言】
説明のために他の文言や事例などを引くこと。引用すること。また、その言葉。「それを―にして」〈魯文・安愚楽鍋〉
ひき‐こみ【引(き)込み】🔗⭐🔉
ひき‐こみ【引(き)込み】
引き込むこと。引いて中に入れること。
誘ったり導いたりして中に入れること。
引き出してこっそり使うこと。使いこみ。「皆藤内が―にいひたて」〈浮・曲三味線・二〉
引き込むこと。引いて中に入れること。
誘ったり導いたりして中に入れること。
引き出してこっそり使うこと。使いこみ。「皆藤内が―にいひたて」〈浮・曲三味線・二〉
ひきこみ‐せん【引(き)込(み)線】🔗⭐🔉
ひきこみ‐せん【引(き)込(み)線】
鉄道の主要線路から分かれ、駅構内の特定の場所や工場などへ引き込まれた線路。
屋外の変圧器から屋内に引き込んだ電線。また、電話配線ケーブルから分岐し、加入宅内に引き込んだ回線。
鉄道の主要線路から分かれ、駅構内の特定の場所や工場などへ引き込まれた線路。
屋外の変圧器から屋内に引き込んだ電線。また、電話配線ケーブルから分岐し、加入宅内に引き込んだ回線。
ひき‐こ・む【引(き)込む】🔗⭐🔉
ひき‐こ・む【引(き)込む】
[動マ五(四)]
引っ張って中へ入れる。引いてきて入れる。「電線を―・む」「田に水を―・む」
仲間に誘い入れる。「悪の道に―・む」
人の心を引き寄せて夢中にさせる。「観客を―・む見事な演技」「思わず話に―・まれる」
ひどい風邪にかかる。「風邪を―・む」
「ひっこむ
」に同じ。「婆さんはだまって―・んだ」〈漱石・坊っちゃん〉
[動マ下二]「ひきこめる」の文語形。
[動マ五(四)]
引っ張って中へ入れる。引いてきて入れる。「電線を―・む」「田に水を―・む」
仲間に誘い入れる。「悪の道に―・む」
人の心を引き寄せて夢中にさせる。「観客を―・む見事な演技」「思わず話に―・まれる」
ひどい風邪にかかる。「風邪を―・む」
「ひっこむ
」に同じ。「婆さんはだまって―・んだ」〈漱石・坊っちゃん〉
[動マ下二]「ひきこめる」の文語形。
ひき‐こ・める【引(き)込める】🔗⭐🔉
ひき‐こ・める【引(き)込める】
[動マ下一]
ひきこ・む[マ下二]「ひっこめる」に同じ。「津田は笑いながら手を―・めた」〈漱石・明暗〉
ひきこ・む[マ下二]「ひっこめる」に同じ。「津田は笑いながら手を―・めた」〈漱石・明暗〉
ひき‐ざかな【引き×肴】🔗⭐🔉
ひき‐ざかな【引き×肴】
酒宴の膳に添えて引き出物として出す肴。
ひき‐さが・る【引(き)下(が)る】🔗⭐🔉
ひき‐さが・る【引(き)下(が)る】
[動ラ五(四)]
その場から退く。「早々に―・る」
手を引く。また、自分の主張を引っ込める。「そう簡単に―・るわけにはいかない」
おくれる。あとにつく。「一日―・りてぞ向かひける」〈太平記・六〉
その場から退く。「早々に―・る」
手を引く。また、自分の主張を引っ込める。「そう簡単に―・るわけにはいかない」
おくれる。あとにつく。「一日―・りてぞ向かひける」〈太平記・六〉
ひき‐さげ【引(き)下げ】🔗⭐🔉
ひき‐さげ【引(き)下げ】
引き下げること。「公定歩合の―」
ひき‐さ・げる【引(き)下げる】🔗⭐🔉
ひき‐さ・げる【引(き)下げる】
[動ガ下一]
ひきさ・ぐ[ガ下二]
値段・比率などを低くする。「価格を―・げる」
地位・身分を低くする。「一階級―・げる」
取り下げる。「提案を―・げる」
後方へ下がらせる。退かせる。「部隊を―・げる」
手にさげて持つ。ひっさげる。「いととく持たせつる物を―・げて」〈枕・八七〉
引きつれる。「かかるところにこれ(=子供)をさへ―・げてあるを」〈かげろふ・下〉
ひきさ・ぐ[ガ下二]
値段・比率などを低くする。「価格を―・げる」
地位・身分を低くする。「一階級―・げる」
取り下げる。「提案を―・げる」
後方へ下がらせる。退かせる。「部隊を―・げる」
手にさげて持つ。ひっさげる。「いととく持たせつる物を―・げて」〈枕・八七〉
引きつれる。「かかるところにこれ(=子供)をさへ―・げてあるを」〈かげろふ・下〉
ひき‐さ・る【引(き)去る】🔗⭐🔉
ひき‐さ・る【引(き)去る】
[動ラ五(四)]
もとの所へ退いて、その場所からなくなる。「出水は一夜で―・った」
引いて持っていく。引っ張って連れ去る。「犯人が―・られる」
差し引いてへらす。減じる。「前貸し分を給料から―・る」
もとの所へ退いて、その場所からなくなる。「出水は一夜で―・った」
引いて持っていく。引っ張って連れ去る。「犯人が―・られる」
差し引いてへらす。減じる。「前貸し分を給料から―・る」
ひき‐ざん【引(き)算】🔗⭐🔉
ひき‐ざん【引(き)算】
[名]スルある数から他の数を引いて残りを求める計算。減法。
足し算。
足し算。
ひき‐しお【引(き)潮・引き×汐】‐しほ🔗⭐🔉
ひき‐しお【引(き)潮・引き×汐】‐しほ
満潮時から干潮時まで、海面がしだいに下降し、海岸線が沖に退くこと。また、その現象。落ち潮。下げ潮。
満ち潮。
退く時機。ひきさがるころあい。引き潮時。「―を心得る」
満潮時から干潮時まで、海面がしだいに下降し、海岸線が沖に退くこと。また、その現象。落ち潮。下げ潮。
満ち潮。
退く時機。ひきさがるころあい。引き潮時。「―を心得る」
ひき‐しじ・む【引き△縮む】🔗⭐🔉
ひき‐しじ・む【引き△縮む】
[動マ下二]弱くする。ひかえめにする。「声―・め」〈源・浮舟〉
ひき‐しぼ・る【引(き)絞る】🔗⭐🔉
ひき‐しぼ・る【引(き)絞る】
[動ラ五(四)]
弓に矢をつがえて、弦を十分に引く。「弓を―・る」
声などを無理に出す。ふりしぼる。「声を―・って叫ぶ」
強く絞る。「袋の口を―・る」
弓に矢をつがえて、弦を十分に引く。「弓を―・る」
声などを無理に出す。ふりしぼる。「声を―・って叫ぶ」
強く絞る。「袋の口を―・る」
ひき‐しろ・う【引きしろふ】‐しろふ🔗⭐🔉
ひき‐しろ・う【引きしろふ】‐しろふ
[動ハ四]
互いに引き合う。引っ張り合う。また、強く引く。「乳母二人が中に此の児を置きて左右(さう)の手足(しゆそく)を取りて―・ふ」〈今昔・二七・二九〉
引きずる。「物も着あへずいだき持ち、―・ひて逃ぐる」〈徒然・一七五〉
引き連れる。「つぎざまの人どもはさのみ―・ふに及ばねば」〈平家・七〉
引きのばす。「禍が五世まで伝はりて―・うたぞ」〈史記抄・亀策伝〉
互いに引き合う。引っ張り合う。また、強く引く。「乳母二人が中に此の児を置きて左右(さう)の手足(しゆそく)を取りて―・ふ」〈今昔・二七・二九〉
引きずる。「物も着あへずいだき持ち、―・ひて逃ぐる」〈徒然・一七五〉
引き連れる。「つぎざまの人どもはさのみ―・ふに及ばねば」〈平家・七〉
引きのばす。「禍が五世まで伝はりて―・うたぞ」〈史記抄・亀策伝〉
ひき‐す・ぐ【引き過ぐ】🔗⭐🔉
ひき‐す・ぐ【引き過ぐ】
[動ガ上二]
引いて通り過ぎる。「やがて馬―・ぎておもむきぬべくおぼす」〈源・明石〉
通り過ぎる。「人も騒ぐほどにふと―・ぎぬ」〈かげろふ・中〉
引いて通り過ぎる。「やがて馬―・ぎておもむきぬべくおぼす」〈源・明石〉
通り過ぎる。「人も騒ぐほどにふと―・ぎぬ」〈かげろふ・中〉
ひき‐す・つ【引き捨つ】🔗⭐🔉
ひき‐す・つ【引き捨つ】
[動タ下二]
引きずり出して捨てる。取り捨てる。「木を敷の上の郡の長谷川(はつせがは)の辺りに―・てつ」〈今昔・一一・三一〉
引き抜いて捨てる。「―・つる岩垣沼のあやめ草思ひ知らずも今日にあふかな」〈後拾遺・雑一〉
引きずり出して捨てる。取り捨てる。「木を敷の上の郡の長谷川(はつせがは)の辺りに―・てつ」〈今昔・一一・三一〉
引き抜いて捨てる。「―・つる岩垣沼のあやめ草思ひ知らずも今日にあふかな」〈後拾遺・雑一〉
ひき‐たが・う【引き△違ふ】‐たがふ🔗⭐🔉
ひき‐たが・う【引き△違ふ】‐たがふ
[動ハ下二]
方向を変える。「あやめ草―・へたる袂には昔を恋ふる音(ね)ぞかかりける」〈新古今・哀傷〉
今までとはすっかり変える。「うつし心をば―・へ、たとしへなくよろづ忘るるにも」〈紫式部日記〉
世間一般とは違う。常道から外れる。「あまり―・へたる御事なり」〈源・少女〉
思っていることと違う。期待に反する。「かく―・へかこち聞こえらるらむ」〈源・行幸〉
方向を変える。「あやめ草―・へたる袂には昔を恋ふる音(ね)ぞかかりける」〈新古今・哀傷〉
今までとはすっかり変える。「うつし心をば―・へ、たとしへなくよろづ忘るるにも」〈紫式部日記〉
世間一般とは違う。常道から外れる。「あまり―・へたる御事なり」〈源・少女〉
思っていることと違う。期待に反する。「かく―・へかこち聞こえらるらむ」〈源・行幸〉
ひき‐ちがい【引(き)違い】‐ちがひ🔗⭐🔉
ひき‐ちがい【引(き)違い】‐ちがひ
二枚以上の戸・障子を、二本以上の溝・レールで横に滑らせて開閉するもの。
紋所の名。二本の線を交差させたもの。
二枚以上の戸・障子を、二本以上の溝・レールで横に滑らせて開閉するもの。
紋所の名。二本の線を交差させたもの。
ひき‐ちが・える【引(き)違える】‐ちがへる🔗⭐🔉
ひき‐ちが・える【引(き)違える】‐ちがへる
[動ア下一]
ひきちが・ふ[ハ下二]
入れ違いになる。「お吉嬉しく頼み置きて帰れば、其後(あと)へ―・えて来る源太」〈露伴・五重塔〉
交差させる。「紙を二枚―・へて包みたれば」〈宇治拾遺・四〉
間違える。取り違える。「わざと―・へて、京中の道々の物の上手ども、独りも残さず皆引具して」〈太平記・三九〉
ひきちが・ふ[ハ下二]
入れ違いになる。「お吉嬉しく頼み置きて帰れば、其後(あと)へ―・えて来る源太」〈露伴・五重塔〉
交差させる。「紙を二枚―・へて包みたれば」〈宇治拾遺・四〉
間違える。取り違える。「わざと―・へて、京中の道々の物の上手ども、独りも残さず皆引具して」〈太平記・三九〉
ひき‐ちぎ・る【引きちぎる】🔗⭐🔉
ひき‐ちぎ・る【引きちぎる】
[動ラ五(四)]引っ張って無理に切る。「犬が鎖を―・って逃げる」
ひき‐つぎ【引(き)継ぎ】🔗⭐🔉
ひき‐つぎ【引(き)継ぎ】
引き継ぐこと。「事務の―が終わる」
ひき‐つ・ぐ【引(き)継ぐ】🔗⭐🔉
ひき‐つ・ぐ【引(き)継ぐ】
[動ガ五(四)]あとを受け継ぐ。また、あとの人に渡す。仕事内容などの受け渡しをする。「家業を―・ぐ」「後任に事務を―・ぐ」
ひき‐づな【引(き)綱】🔗⭐🔉
ひき‐づな【引(き)綱】
物につけて引く綱。特に、船を引く綱。
ひき‐つぼ・ぬ【引き△局ぬ】🔗⭐🔉
ひき‐つぼ・ぬ【引き△局ぬ】
[動ナ下二]屏風(びようぶ)や几帳(きちよう)などを引きめぐらして囲う。「はかなく屏風、几帳ばかりを―・ね」〈栄花・わかばえ〉
ひきづめ‐がみ【引(き)詰め髪】🔗⭐🔉
ひきづめ‐がみ【引(き)詰め髪】
根もとを引き詰めて結う女性の髪形。ひっつめがみ。ひっつめ。
ひき‐つ・める【引(き)詰める】🔗⭐🔉
ひき‐つ・める【引(き)詰める】
[動マ下一]
ひきつ・む[マ下二]
強く引っ張ってすきまのないようにする。「髪を―・めてゴムで縛る」
手早く続けざまに弓を引く。「矢先をそろへて差し詰め、―・め、さんざんに射る」〈平家・四〉
深く思い込んで、あくまでも押し通す。「心ヲ―・メタ人」〈日葡〉
ひきつ・む[マ下二]
強く引っ張ってすきまのないようにする。「髪を―・めてゴムで縛る」
手早く続けざまに弓を引く。「矢先をそろへて差し詰め、―・め、さんざんに射る」〈平家・四〉
深く思い込んで、あくまでも押し通す。「心ヲ―・メタ人」〈日葡〉
ひき‐て【引(き)手】🔗⭐🔉
ひき‐て【引(き)手】
障子・戸・引き出しなどの開閉の際、手をかけるために取り付けた金具や紐(ひも)。
引っ張る人。物を引く人。
手引きする人。案内する人。
「引き手茶屋」の略。
障子・戸・引き出しなどの開閉の際、手をかけるために取り付けた金具や紐(ひも)。
引っ張る人。物を引く人。
手引きする人。案内する人。
「引き手茶屋」の略。
ひき‐で【引(き)手】🔗⭐🔉
ひき‐で【引(き)手】
弓術で右手のこと。めて。
押し手。
押し手。
ひき‐で【引き出】🔗⭐🔉
ひき‐で【引き出】
「引き出物」の略。
引き出すこと。「吾が飼ふ駒(こま)は―せず」〈孝徳紀・歌謡〉
「引き出物」の略。
引き出すこと。「吾が飼ふ駒(こま)は―せず」〈孝徳紀・歌謡〉
ひきて‐ぢゃや【引(き)手茶屋】🔗⭐🔉
ひきて‐ぢゃや【引(き)手茶屋】
遊郭で、客を遊女屋へ案内する茶屋。
ひき‐ど【引(き)戸】🔗⭐🔉
ひき‐ど【引(き)戸】
鴨居(かもい)と敷居の溝にはめ込み、左右に開閉する戸。遣(や)り戸。
ひきど‐かご【引(き)戸×駕×籠】🔗⭐🔉
ひきど‐かご【引(き)戸×駕×籠】
乗り降り口に、簾(すだれ)の代わりに引き戸をつけた駕籠。身分の高い者が用いた。
ひき‐どき【引(き)時】🔗⭐🔉
ひき‐どき【引(き)時】
物事から手を引いたり、引退・退出したりするのに適当な時期。「―が大切だ」
ひき‐と・く【引き解く】🔗⭐🔉
ひき‐と・く【引き解く】
[動カ四]引いて結び目や閉じ目を解く。「算の袋を―・きて算をさらさらと出しければ」〈宇治拾遺・一四〉
ひき‐とど・める【引き△止める・引き△留める】🔗⭐🔉
ひき‐とど・める【引き△止める・引き△留める】
[動マ下一]
ひきとど・む[マ下二]「ひきとめる」に同じ。「帰ろうとするのを―・める」
ひきとど・む[マ下二]「ひきとめる」に同じ。「帰ろうとするのを―・める」
ひき‐と・める【引(き)止める・引(き)留める】🔗⭐🔉
ひき‐と・める【引(き)止める・引(き)留める】
[動マ下一]
ひきと・む[マ下二]
引っ張ったり声をかけたりして止まらせる。「通りすがりの人を―・める」
立ち去ろうとする人をとどまらせる。ひきとどめる。「深夜まで客を―・める」
ある行動に出ようとするのをやめさせる。ひきとどめる。「短気を起こすなと―・められる」
ひきと・む[マ下二]
引っ張ったり声をかけたりして止まらせる。「通りすがりの人を―・める」
立ち去ろうとする人をとどまらせる。ひきとどめる。「深夜まで客を―・める」
ある行動に出ようとするのをやめさせる。ひきとどめる。「短気を起こすなと―・められる」
ひき‐とり【引(き)取り】🔗⭐🔉
ひき‐とり【引(き)取り】
立ち去ること。退くこと。「お―を願う」
引き受けて手もとに置くこと。「不要の品物の―」
受け取りの証文。また、奉公人を引き受けるという証文。「―を入れて、とうとう背負(しよ)って帰って来ました」〈円朝・真景累ケ淵〉
立ち去ること。退くこと。「お―を願う」
引き受けて手もとに置くこと。「不要の品物の―」
受け取りの証文。また、奉公人を引き受けるという証文。「―を入れて、とうとう背負(しよ)って帰って来ました」〈円朝・真景累ケ淵〉
ひきとり‐て【引(き)取り手】🔗⭐🔉
ひきとり‐て【引(き)取り手】
引き取る人。ひきとりにん。「―のない遺失物」
ひきとり‐にん【引(き)取り人】🔗⭐🔉
ひきとり‐にん【引(き)取り人】
「引き取り手」に同じ。
ひき‐と・る【引(き)取る】🔗⭐🔉
ひき‐と・る【引(き)取る】
[動ラ五(四)]
その場を立ち去る。退く。「奥の間へ―・る」「どうぞお―・りください」
手もとに受け取る。引き受けて手もとに置く。「売れ残りを―・る」
引き受けて世話をする。「遺児を―・る」
話のあとを受けて、言葉を続ける。「発言者の言葉を―・って司会者が説明を加える」
(「息を引き取る」の形で)息が絶える。死ぬ。「病院で息を―・る」
引っ張って奪い取る。「君にかく―・られぬる帯なればかくて絶えぬる中とかこたむ」〈源・紅葉賀〉
その場を立ち去る。退く。「奥の間へ―・る」「どうぞお―・りください」
手もとに受け取る。引き受けて手もとに置く。「売れ残りを―・る」
引き受けて世話をする。「遺児を―・る」
話のあとを受けて、言葉を続ける。「発言者の言葉を―・って司会者が説明を加える」
(「息を引き取る」の形で)息が絶える。死ぬ。「病院で息を―・る」
引っ張って奪い取る。「君にかく―・られぬる帯なればかくて絶えぬる中とかこたむ」〈源・紅葉賀〉
ひき‐のばし【引(き)伸ばし・引(き)延ばし】🔗⭐🔉
ひき‐のばし【引(き)伸ばし・引(き)延ばし】
引っ張って長くしたり大きくしたりすること。拡大すること。「写真の―を頼む」
期限を遅らせること。時間を長びかせること。「期日の―を図る」
引っ張って長くしたり大きくしたりすること。拡大すること。「写真の―を頼む」
期限を遅らせること。時間を長びかせること。「期日の―を図る」
ひき‐のば・す【引(き)伸ばす・引(き)延ばす】🔗⭐🔉
ひき‐のば・す【引(き)伸ばす・引(き)延ばす】
[動サ五(四)]
引っ張って、長くしたり大きくしたりする。「皮を―・す」
写真を拡大して焼き付ける。「キャビネ判に―・す」
期日などを遅らせる。時間を長びかせる。「支払いを―・す」「審議を―・す」
引っ張って、長くしたり大きくしたりする。「皮を―・す」
写真を拡大して焼き付ける。「キャビネ判に―・す」
期日などを遅らせる。時間を長びかせる。「支払いを―・す」「審議を―・す」
ひき‐は・う【引き△延ふ】‐はふ🔗⭐🔉
ひき‐は・う【引き△延ふ】‐はふ
[動ハ下二]長くのばす。引きのばす。「さらし布所々に―・へて」〈笈日記〉
ひき‐ばかま【引き×袴】🔗⭐🔉
ひき‐ばかま【引き×袴】
丈が足より長く、裾を後ろに長く引いて着用する袴。
ひき‐はこ・ゆ【引きはこゆ】🔗⭐🔉
ひき‐はこ・ゆ【引きはこゆ】
[動ヤ下二]衣服の裾をたくし上げ、腰揚げをゆったりさせる。「―・えたる男児(をのこご)」〈枕・一四四〉◆用例は能因本では「ひきはこへ」と、ハ行に活用している。
ひき‐ひき【引き引き】🔗⭐🔉
ひき‐ひき【引き引き】
[形動ナリ]《「ひきびき」とも》各自、自分の心のままにすること。思い思い。「人も―に方々別れつつ結縁しけり」〈発心集〉
ひき‐ひろ・ぐ【引き広ぐ】🔗⭐🔉
ひき‐ひろ・ぐ【引き広ぐ】
[動ガ下二]引っ張って広げる。「勧進帳を―・げ高らかにこそ読うだりけれ」〈平家・五〉
ひき‐ふだ【引(き)札】🔗⭐🔉
ひき‐ふだ【引(き)札】
商品の宣伝や開店の披露などを書いて配る広告の札。「引越は容易に出来ますと云う移転会社の―であった」〈漱石・門〉
くじ引きの札。
商品の宣伝や開店の披露などを書いて配る広告の札。「引越は容易に出来ますと云う移転会社の―であった」〈漱石・門〉
くじ引きの札。
ひき‐ふね【引(き)船・×曳き船・引(き)舟】🔗⭐🔉
ひき‐ふね【引(き)船・×曳き船・引(き)舟】
引き綱で他の船や筏(いかだ)などを引いていくこと。また、その船。曳船(えいせん)。
江戸中期以後の芝居小屋で、二階正面桟敷の前方に張り出した観客席。
「引き舟女郎」の略。
引き綱で他の船や筏(いかだ)などを引いていくこと。また、その船。曳船(えいせん)。
江戸中期以後の芝居小屋で、二階正面桟敷の前方に張り出した観客席。
「引き舟女郎」の略。
ひきふね‐じょろう【引(き)舟女郎】‐ヂヨラウ🔗⭐🔉
ひきふね‐じょろう【引(き)舟女郎】‐ヂヨラウ
江戸時代、上方(かみがた)の遊郭で、太夫に付き添って客席をとりもった女郎。
ひき‐ぼし【引き干し】🔗⭐🔉
ひき‐ぼし【引き干し】
引きのばして日に干したもの。特に、海草の類。「昼、あなたに―奉れたりつる返り事に」〈源・夢浮橋〉
ひき‐ほ・す【引き干す】🔗⭐🔉
ひき‐ほ・す【引き干す】
[動サ四]引きのばして日に干す。「小垣内(をかきつ)の麻を―・し」〈万・一八〇〇〉
ひき‐まわし【引(き)回し・引き×廻し】‐まはし🔗⭐🔉
ひき‐まわし【引(き)回し・引き×廻し】‐まはし
引き回すこと。
あれこれ世話をやいたり指導したりして、面倒をみること。「お―を願う」
江戸時代、見せしめのために斬罪(ざんざい)以上の重刑に付加した刑。処刑前に、罪人を縛って馬に乗せ、罪状を紙幟(かみのぼり)に書いて、犯罪地や罪人の住所付近を引き回した。
「丸ガッパ」に同じ。
引き回すこと。
あれこれ世話をやいたり指導したりして、面倒をみること。「お―を願う」
江戸時代、見せしめのために斬罪(ざんざい)以上の重刑に付加した刑。処刑前に、罪人を縛って馬に乗せ、罪状を紙幟(かみのぼり)に書いて、犯罪地や罪人の住所付近を引き回した。
「丸ガッパ」に同じ。
ひき‐まわ・す【引(き)回す・引き×廻す】‐まはす🔗⭐🔉
ひき‐まわ・す【引(き)回す・引き×廻す】‐まはす
[動サ五(四)]
引いてまわす。また、引っ張って連れまわす。ひっぱりまわす。「首筋をつかんで―・す」「書類を持たされ、役所中を―・される」
引き回しの刑に処する。「罪人を―・す」
人を指導したり世話をしたりする。「新人を―・す」
引いて周囲にめぐらす。ぐるりと引く。「紅白の幕を―・す」
引いてまわす。また、引っ張って連れまわす。ひっぱりまわす。「首筋をつかんで―・す」「書類を持たされ、役所中を―・される」
引き回しの刑に処する。「罪人を―・す」
人を指導したり世話をしたりする。「新人を―・す」
引いて周囲にめぐらす。ぐるりと引く。「紅白の幕を―・す」
ひき‐むす・ぶ【引き結ぶ】🔗⭐🔉
ひき‐むす・ぶ【引き結ぶ】
[動バ四]
引き寄せて結び合わせる。「磐代(いはしろ)の浜松が枝(え)を―・びま幸(さき)くあらばまたかへりみむ」〈万・一四一〉
庵(いおり)をつくって住む。「柴の庵を―・び」〈平家・一〉
引き寄せて結び合わせる。「磐代(いはしろ)の浜松が枝(え)を―・びま幸(さき)くあらばまたかへりみむ」〈万・一四一〉
庵(いおり)をつくって住む。「柴の庵を―・び」〈平家・一〉
ひき‐も‐きらず【引きも切らず】🔗⭐🔉
ひき‐も‐きらず【引きも切らず】
[副]絶え間なく。ひっきりなしに。「客が―詰めかける」
ひき‐やま【引(き)山】🔗⭐🔉
ひき‐やま【引(き)山】
山から材木を運び出すこと。出(だ)し山。
ひき‐や・る【引き△遣る】🔗⭐🔉
ひき‐や・る【引き△遣る】
[動ラ四]引いてのける。「御几帳のしどけなく―・られたるより」〈源・澪標〉
ひき‐ゆる・む【引(き)緩む】🔗⭐🔉
ひき‐ゆる・む【引(き)緩む】
[動マ五(四)]相場が下がり気味になる。「値が―・む」
ひき‐よ・せる【引(き)寄せる】🔗⭐🔉
ひき‐よ・せる【引(き)寄せる】
[動サ下一]
ひきよ・す[サ下二]
引っ張って近くに寄せる。「いすを―・せる」
そのものの方へ寄るようにする。ひきつける。「人の心を―・せる」
ひきよ・す[サ下二]
引っ張って近くに寄せる。「いすを―・せる」
そのものの方へ寄るようにする。ひきつける。「人の心を―・せる」
ひき‐わり【引(き)割(り)】🔗⭐🔉
ひき‐わり【引(き)割(り)】
歌舞伎の舞台転換法の一。大道具を二つに分けて左右に引き入れ、次の場面の背景を出すこと。
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