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さん【惨】🔗🔉

さん【惨】 [ト・タル][形動タリ]いたましいさま。また、ひどく悲しむさま。「―たる光景」「―として暗くなった顔」〈芥川・偸盗〉

さん‐か【惨禍】‐クワ🔗🔉

さん‐か【惨禍】‐クワ 天災・人災などによる、むごたらしくいたましい災難。「大震災の―」

さん‐がい【惨害】🔗🔉

さん‐がい【惨害】 いたましい被害。むごたらしい災害。「台風は各地に―をもたらした」

ざん‐ぎゃく【残虐・惨虐】🔗🔉

ざん‐ぎゃく【残虐・惨虐】 [名・形動]人や生き物に対してする行為のむごたらしいこと。また、そのさま。「―な行為」 [派生]ざんぎゃくさ[名]

さん‐きょう【惨況】‐キヤウ🔗🔉

さん‐きょう【惨況】‐キヤウ みじめで、いたましいありさま。惨状。

さん‐く【惨苦】🔗🔉

さん‐く【惨苦】 いたましい苦しみ。ひどい苦労。

さん‐けい【惨刑】🔗🔉

さん‐けい【惨刑】 むごたらしい刑罰。

さん‐げき【惨劇】🔗🔉

さん‐げき【惨劇】 悲惨な内容の演劇。転じて、殺人などのむごたらしい出来事。「―の舞台となった町」

さん‐こく【惨酷・酸酷】🔗🔉

さん‐こく【惨酷・酸酷】 [名・形動]「残酷(ざんこく)」に同じ。「嗚呼流毒の―なる地震より甚しきはなし」〈津田真道・明六雑誌一七〉

ざん‐こく【残酷・惨酷・残刻】🔗🔉

ざん‐こく【残酷・惨酷・残刻】 [名・形動]無慈悲でむごたらしいこと。まともに見ていられないようなひどいやり方のさま。「―な刑罰」「―にも子供の夢を踏みにじる」 [派生]ざんこくさ[名]

ざん‐さつ【惨殺】🔗🔉

ざん‐さつ【惨殺】 [名]スルむごたらしい方法で殺すこと。「凶悪犯に―される」

さん‐じ【惨事】🔗🔉

さん‐じ【惨事】 悲惨な出来事。いたましい事件。「流血の―」

ざん‐し【惨死】🔗🔉

ざん‐し【惨死】 [名]スルむごたらしく死ぬこと。さんし。

さん‐じょう【惨状】‐ジヤウ🔗🔉

さん‐じょう【惨状】‐ジヤウ 思わず目をそむけたくなるような、むごたらしいありさま。また、いたましいありさま。「事故現場の―」「難民の―を報じる」

さん‐ぜつ【惨絶】🔗🔉

さん‐ぜつ【惨絶】 [名・形動]悲惨極まりないこと。非常にいたましいこと。また、そのさま。「―な事故現場」

さん‐ぜん【惨然】🔗🔉

さん‐ぜん【惨然】 [ト・タル][形動タリ]いたましいさま。また、いたみ悲しむさま。「―たる零落の形容一見して眼にあふれたり」〈独歩・愛弟通信〉

さん‐たん【惨×憺・惨×澹】🔗🔉

さん‐たん【惨×憺・惨×澹】 [名・形動]いたましいこと。なげかわしいこと。また、そのさま。「一朝爆発した其跡は実に―を極めますナ」〈魯庵・社会百面相〉「形容するのが―な位に」〈葉山・海に生くる人々〉[ト・タル][形動タリ]いたましくて見るに忍びないさま。見るも無残なさま。「―たる事故現場」「結果は―たるものであった」心をくだき思い悩むさま。「―たる推敲(すいこう)の跡」「苦心―」薄暗くて気味が悪いさま。「余を…この―たる墓所に残して」〈透谷・楚囚之詩〉

さん‐つう【惨痛】🔗🔉

さん‐つう【惨痛】 ひどく心をいためること。ひどく苦しむこと。また、その苦しみ。「腸日ごとに九廻すともいうべき―をわれに負わせ」〈鴎外・舞姫〉

さん‐どく【惨毒】🔗🔉

さん‐どく【惨毒】 [名・形動]むごたらしく傷つけること。むごたらしく苦しめること。また、そのさま。「地震は災害の尤―なる者なり」〈津田真道・明六雑誌一七〉むごたらしい害毒。

ざん‐にん【残忍・惨忍】🔗🔉

ざん‐にん【残忍・惨忍】 [名・形動]無慈悲なことを平気ですること。また、そのさま。「―な犯行」 [派生]ざんにんさ[名]

ざん‐ぱい【惨敗】🔗🔉

ざん‐ぱい【惨敗】 [名]スルひどい負け方をすること。さんぱい。「―を喫する」「選挙で―する」

さん‐ぶん【惨聞】🔗🔉

さん‐ぶん【惨聞】 いたましいうわさ。悲惨な風聞。

さん‐らく【惨落】🔗🔉

さん‐らく【惨落】 [名]スル相場が急に予想外の安値に下がること。

さん‐りつ【惨×慄】🔗🔉

さん‐りつ【惨×慄】 [名]スルむごたらしさに身震いすること。恐ろしさにぞっとすること。

さん‐れつ【惨烈】🔗🔉

さん‐れつ【惨烈】 [名・形動]きわめてむごたらしいこと。きわめてきびしいこと。また、そのさま。「戦闘は―を極めた」「―な台風の爪痕」

みじ‐め【惨め】🔗🔉

みじ‐め【惨め】 [形動][ナリ]《「見じ目」の意》かわいそうで見るにしのびないさま。いたいたしいさま。「―な暮らし」「―に負ける」 [派生]みじめさ[名]

むご・い【△惨い・△酷い】🔗🔉

むご・い【惨い・酷い】 [形]むご・し[ク]見るにたえないほど痛ましい。残酷である。「―・い死に方」思いやりがない。無慈悲である。「―・い言葉」 [派生]むごさ[名]

むご‐たらし・い【△惨たらしい・△酷たらしい】🔗🔉

むご‐たらし・い【惨たらしい・酷たらしい】 [形]むごたら・し[シク]いかにもむごい。残酷である。「―・い戦場の写真」 [派生]むごたらしさ[名]

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[音]サン    ザン [訓]いた‐む    いたま‐しい    むご‐い    みじ‐め [部首]心 [総画数]11 [コード]区点    2720      JIS   3B34      S‐JIS 8E53 [分類]常用漢字

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