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たえ【×栲・×】たへ🔗🔉

たえ【×栲・×たへ カジノキなどの繊維で織った白い布。布類の総称。「にき―」「あら―」

たく【×栲】🔗🔉

たく【×栲】 コウゾの古名。「常に―の皮を取りて木綿(ゆふ)を造る」〈豊後国風土記〉

たく‐づの【×栲△綱】🔗🔉

たく‐づの【×綱】 コウゾなどの繊維で作った綱。たくなわ。

たくづの‐の【×栲△綱の】🔗🔉

たくづの‐の【×綱の】 〔枕〕コウゾで作った綱が白いところから、「しろ」「しら」にかかる。「―新羅(しらき)の国ゆ」〈万・四六〇〉

たく‐なわ【×栲縄】‐なは🔗🔉

たく‐なわ【×栲縄】‐なは コウゾの繊維で作った縄。たくづの。「―の千尋(ちひろ)の縄打ち延(は)へ」〈記・上〉

たくなわ‐の【×栲縄の】たくなは‐🔗🔉

たくなわ‐の【×栲縄の】たくなは‐ 〔枕〕長い栲縄の意から、「長き」「千尋(ちひろ)」にかかる。「―長き命を欲(ほ)りしくは」〈万・七〇四〉

たく‐ぬの【×栲布】🔗🔉

たく‐ぬの【×栲布】 コウゾの繊維で織った白布。「いかなれば恋にむさるる―のなほさゆみなる人の心そ」〈夫木・三三〉

たく‐ひれ【×栲領=巾】🔗🔉

たく‐ひれ【×栲領巾】 栲布(たくぬの)で作ったひれ。「天つ少女の天つ―」〈謡・梅〉

たくひれ‐の【×栲領=巾の】🔗🔉

たくひれ‐の【×栲領巾の】 〔枕〕領巾(ひれ)の色が白いところから、「白」「鷺(さぎ)」にかかる。「―白浜波の寄りもあへず」〈万・二八二二〉領巾を首にかける意から、「かけ」にかかる。「―かけまく欲しき妹の名を」〈万・二八五〉

たく‐ぶすま【×栲×衾】🔗🔉

たく‐ぶすま【××衾】 [名]コウゾなどの繊維から作った夜具。「むしぶすま柔(にこ)やが下に―さやぐが下に」〈記・上・歌謡〉〔枕〕たくぶすまの色が白いところから、「しら」にかかる。「―白山風(しらやまかぜ)の寝(ね)なへども」〈万・三五〇九〉

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[音]コウ [訓]たえ [部首]木 [総画数]10 [コード]区点    5962      JIS   5B5E      S‐JIS 9E7D [難読語] →あら‐たえ【荒妙・粗栲】しら‐たえ【白妙・白栲】しろ‐たえ【白妙・白栲】たく‐づの【栲綱】たく‐なわ【栲縄】たく‐ぶすま【栲衾】にき‐たえ【和妙・和栲】

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