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広辞苑の検索結果 (3)

たえ【・栲】タヘ🔗🔉

たえ・栲タヘ ①カジノキなどの繊維で織った布。古事記「白―の袖着備そなふ」 ②一般に、布。祝詞、祈年祭「和妙にきたえ・荒妙あらたえ

たく【・栲】🔗🔉

たく・栲】 コウゾの古名。豊後風土記「―の皮を取りて木綿ゆうを造る」→たえ

[漢]栲🔗🔉

 字形 〔木部6画/10画/5962・5B5E〕 〔音〕コウ〈カウ〉(呉)(漢) 〔訓〕たえ・たく [意味] 楮こうぞの類の樹皮から採った白色の繊維(で織った布)。たえ。たく。「白栲しろたえ」 ▷もと、樗おうちに似た落葉高木の名。は異体字。

大辞林の検索結果 (10)

たえ【栲】🔗🔉

たえ タヘ [1] 【栲】 (1)カジノキ・藤・麻などからとった繊維。また,それで織った布。「臣の子は―の袴を七重をし/日本書紀(雄略)」 (2)布類の総称。「御服(ミゾ)は明る―・照る―・にぎ―・荒―に/祝詞(祈年祭)」

たく【栲】🔗🔉

たく 【栲】 コウゾまたはカジノキの古名。「此の郷の中に―の樹多(サワ)に生ひたり/豊後風土記」

たく-づの【栲綱】🔗🔉

たく-づの 【栲綱】 楮(コウゾ)などの繊維で作った綱。たくづな。

たくづの-の【栲綱の】🔗🔉

たくづの-の 【栲綱の】 (枕詞) 栲綱の白いことから,「白」「新羅(シラギ)」にかかる。「―白き腕(タダムキ)沫雪の若やる胸を/古事記(上)」「―新羅の国ゆ/万葉 460」

たく-なわ【栲縄】🔗🔉

たく-なわ ―ナハ 【栲縄】 楮(コウゾ)などの繊維で作った縄。「千尋(チヒロ)の―を以て/日本書紀(神代下訓)」

たくなわ-の【栲縄の】🔗🔉

たくなわ-の ―ナハ― 【栲縄の】 (枕詞) 栲縄の長いことから,「長き」「千尋(チヒロ)」にかかる。「―長き命を/万葉 217」「―千尋にもがと願ひ暮しつ/万葉 902」

たく-ぬの【栲布】🔗🔉

たく-ぬの 【栲布】 「たふ(太布)」に同じ。「いかなればこひにむさるる―の/夫木 33」

たく-ひれ【栲領巾】🔗🔉

たく-ひれ 【栲領巾】 栲布(タクヌノ)で作った領巾。「天つ少女の天つ―/謡曲・梅」

たくひれ-の【栲領巾の】🔗🔉

たくひれ-の 【栲領巾の】 (枕詞) (1)栲領巾をかけることから,「かけ」にかかる。「―かけまく欲しき妹の名を/万葉 285」 (2)栲領巾の白いことから,「白」または地名「鷺坂(サギサカ)山」にかかる。「―白浜波の寄りもあへず/万葉 2822」「―鷺坂山の白つつじ/万葉 1694」

たく-ぶすま【栲衾】🔗🔉

たく-ぶすま 【栲衾】 ■一■ (名) 楮(コウゾ)などの繊維で作った夜具。「―さやぐが下に/古事記(上)」 ■二■ (枕詞) 栲衾の白いことから,「白」「新羅(シラギ)」にかかる。「―白山風の寝なへども/万葉 3509」「―新羅へいます君が目を/万葉 3587」

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