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ほと‐ほと【×殆・△幾】🔗🔉

ほと‐ほと【×殆・幾】 [副]困り果てた、また、うんざりした気持ちを表す語。まったく。つくづく。「弟には―手を焼いている」ほとんど。「或いは稗史体と―相類似するものあり」〈逍遥・小説神髄〉すんでのことで。あやうく。「帰り来(け)る人来たれりと言ひしかば―死にき君かと思ひて」〈万・三七七二〉

ほとほと・し【×殆し・△幾し】🔗🔉

ほとほと・し【×殆し・幾し】 [形シク]ほとんどそうなるところである。「漕げども漕げどもしりへ退(しぞ)きに退きて―・しく打ちはめつべし」〈土佐〉もう少しで死ぬところである。「小さくて病して―・しかりけるに」〈宇津保・藤原の君〉危険が迫っている。「乱り心地いと堪へがたうて、まかでむ空も―・しうこそ侍りぬべけれ」〈源・藤裏葉〉

ほとんど【×殆ど・△幾ど】🔗🔉

ほとんど【×殆ど・幾ど】 《「ほとほと」の音変化》[名]大多数。大部分。「在庫の―を売りきる」[副]全部とはいえないが、それに近い程度に。おおかた。大部分。「病気は―治った」もう少しのところで。すんでのことに。「―気を失うところだった」切実であるさま。「十に一つもおぼつかなしと案じ続くる程に、―心細くて」〈おらが春〉

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[音]タイ [訓]あやう‐い    ほとん‐ど    ちか‐い [部首]歹 [総画数]9 [コード]区点    4356      JIS   4B58      S‐JIS 9677

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