えん‐がん【沿岸】 陸地の、海・川・湖などに沿った部分。「地中海―の国々」海・川・湖などの、陸地に沿った部分。「―での漁業」

えんがん‐かい【沿岸海】 国の領土の海岸線に沿う一定範囲の海。領海の一部で、その国の主権に属する。沿岸領海。→領海

えんがん‐ぎょ【沿岸魚】 陸地に近い海にすむ魚類。岩礁にすむウツボやイシダイ・フグ、浅海の表層を泳ぐイワシ・ニシン、その底にすむアナゴ・カレイ・ヒラメなど。沿岸性魚類。

えんがん‐ぎょぎょう【沿岸漁業】_{‐ギヨゲフ} 陸地近くの水域で行われる漁業。小型漁船漁業・定置網漁業のほか浅海養殖業も含めていう。沿海漁業。

えんがんぎょぎょうとう‐しんこうほう【沿岸漁業等振興法】_{エンガンギヨゲフトウシンコウハフ} 沿岸漁業などの発展を期し、併せて漁業従事者の福祉の増進などを目的とする法律。昭和三八年（一九六三）制定。

えんがん‐す【沿岸州】 海岸線とほぼ平行に、海を隔てて形成された堤防状の砂州_（さす）。

えんがん‐すい【沿岸水】 海の沿岸域に存在する水。一般に河川・湖・地下水など陸水の影響を受けている。→外洋水

えんがん‐どうぶつ【沿岸動物】 海・湖などの沿岸近くに生活する動物の総称。海では水深二〇〇メートル以内の海底、湖や沼では水深三〜二〇メートルの沿岸にすむものをさす。

えんがん‐ぼうえき【沿岸貿易】 船便によって、同一国内の沿岸各港の間で行われる貿易。沿海貿易。

えんがん‐りゅう【沿岸流】_‐リウ 海岸に沿ってほぼ平行する海水の流れ。磯波_{（いそなみ）}帯から数十キロ沖合までの海域にみられる。