けい‐そ【_×珪素・_×硅素】 炭素族元素の一。地殻中では酸素の次に多く、天然に遊離状態では産出しないが、酸化物または珪酸塩として岩石や土の主成分となっている。工業的には珪砂_{（けいしや）}を電気炉内で炭素で還元して製する。製法により無定形の褐色粉末、あるいは暗青黒色結晶になる。半導体素子・珪素樹脂原料・合金添加元素などに用いる。元素記号Si 原子番号一四。原子量二八・〇九。シリコン。

けいそ‐こう【_×珪素鋼】_‐カウ 鉄と珪素の合金。炭素を〇・〇二パーセント以下と少なくし、珪素を一〜四パーセント含んだものをいう。変圧器などの鉄心に用いる。

けいそ‐じゅし【_×珪素樹脂】 シリコーン樹脂

けいそ‐てつ【_×珪素鉄】 珪素の含有量が一〇〜二〇パーセントの、鉄と珪素との合金。耐酸合金。