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め‐やす【目安】🔗🔉

め‐やす【目安】 目当て。目標。おおよその基準。また、おおよその見当。「六〇点を―とする」「費用の―を立てる」そろばんの掛け算や割り算で、そろばん上の左のほうに置く乗数または除数。そろばんで、五玉(ごだま)と小玉(こだま)との仕切りの梁(はり)に記してある位取りの文字や印。箇条書きにした文書。中世では、箇条を立てて書いた訴状と陳状。江戸時代ではもっぱら訴状のことをいう。目安書き。目安状。

目安上・げる🔗🔉

目安上・げる 訴状を差し出す。おかみに訴え出る。「家渡すか銀(かね)立つるか、返事次第に五日には―・げると」〈浄・大経師〉

目安を付・ける🔗🔉

目安を付・ける おおよその見当をつける。「一人あたま三千円と―・ける」

めやす‐うらはん【目安裏判】🔗🔉

めやす‐うらはん【目安裏判】 江戸時代、所掌の奉行が訴状の裏面に相手方(被告)に対する出廷期日などを裏書きし、捺印すること。起訴行為の完了を意味した。

めやす‐がき【目安書】🔗🔉

めやす‐がき【目安書】 訴状など、箇条書きにした文書。また、その代書を職業とすること。「―して世を渡りけるとなり」〈浮・諸国ばなし・三〉

めやす‐かた【目安方】🔗🔉

めやす‐かた【目安方】 江戸時代、評定所で民事訴訟の訴状の調査を担当した諸役人。

めやす‐じょう【目安状】‐ジヤウ🔗🔉

めやす‐じょう【目安状】‐ジヤウ 目安(めやす)

めやす‐ばこ【目安箱】🔗🔉

めやす‐ばこ【目安箱】 享保六年(一七二一)八代将軍徳川吉宗が享保の改革の一つとして評定所前に設置して庶民の進言・不満などを投書させた箱。箱は将軍の面前で開けられ、将軍が自ら開封し閲覧した。訴状箱。

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