複数辞典一括検索+![]()
![]()
広辞苑の検索結果 (9)
め‐やす【目安】🔗⭐🔉
め‐やす【目安】
①見やすくするために箇条書きにした文書。中世では箇条書きではない訴状・陳状をもいい、近世にはもっぱら訴状をいう。目安書。目安状。
②算盤そろばんで乗除をするとき、その基として立てる数。すなわち除数または乗数をいう。「―を左へおく」
③算盤の5珠と1珠との仕切りの梁はりに記した位取りの文字やしるし。
④目あて。目標。標準。「―を立てる」「―を置く」
⇒めやす‐うらはん【目安裏判】
⇒めやす‐がき【目安書】
⇒めやす‐かた【目安方】
⇒めやす‐じょう【目安状】
⇒めやす‐ばこ【目安箱】
⇒めやす‐よみ【目安読】
⇒目安を付ける
めやす‐うらはん【目安裏判】🔗⭐🔉
めやす‐うらはん【目安裏判】
近世の裁判手続。原告(訴人)から提出された訴状(目安)の裏に、奉行が署名し花押かおうを加えた、被告(相手方)に対する出頭命令。これを原告が被告に交付して、法廷で対決した。
⇒め‐やす【目安】
めやす‐がき【目安書】🔗⭐🔉
めやす‐かた【目安方】🔗⭐🔉
めやす‐かた【目安方】
江戸時代、評定所で民事訴訟の告状を調査する諸役人の称。
⇒め‐やす【目安】
め‐やす・し【目安し】🔗⭐🔉
め‐やす・し【目安し】
〔形ク〕
見苦しくない。感じがよい。宇津保物語国譲下「いと―・き人にぞありける」
めやす‐ばこ【目安箱】🔗⭐🔉
めやす‐ばこ【目安箱】
1721年(享保6)将軍徳川吉宗が庶民の要求・不満などの投書を受けるために評定所の門前に置かせた箱。享保の改革の一環。小石川養生所の設置、町火消の創設などの成果があった。直訴じきそ箱。訴状箱。
⇒め‐やす【目安】
めやす‐よみ【目安読】🔗⭐🔉
○目安を付けるめやすをつける🔗⭐🔉
○目安を付けるめやすをつける
①訴状を差し出す。
②見当けんとうを定める。「刊行日の―」
⇒め‐やす【目安】
め‐やつこ【女奴】
女奴隷。婢。めのこやつこ。また、女をののしっていう語。万葉集16「川くまの屎鮒喫める痛き―」
め‐やなぎ【芽柳】
(→)芽吹柳めぶきやなぎ・(→)芽張柳めばりやなぎに同じ。〈[季]春〉
め‐やに【目脂】
目から出る脂のようにかたまった分泌物。めくそ。目垢。〈書言字考節用集〉。「―が出る」
め‐やみ【目病み・目疾】
目を病むこと。また、その人。
⇒目病み女に風邪引き男
大辞林の検索結果 (11)
め-やす【目安】🔗⭐🔉
め-やす [0][1] 【目安】
(1)おおよその見当。目印。目あて。「―をたてる」「―をおく」
(2)算盤(ソロバン)の梁(ハリ)につけた位取りの字や印。
(3)算盤の乗除算で,除数または乗数。
(4)読みやすくするため箇条書きにすること。また,その文書。「大切の証文ども少々ぬきいだしまゐらせさふらひて,―にして/歎異抄」
(5)鎌倉時代,箇条書きにした訴状陳状。室町時代以後は,形式を問わず,訴状一般をさすようになった。目安書き。目安状。
(6)見た目がよいこと。「―のわざやと見たてまつるものから/源氏(早蕨)」
めやす=上・げる🔗⭐🔉
――上・げる
訴状を差し出す。訴訟を起こす。「返事次第に,五日には―・げると/浄瑠璃・大経師(上)」
めやす=を付・ける🔗⭐🔉
――を付・ける
大体の見当をつける。目印をつける。
めやす-うらはん【目安裏判】🔗⭐🔉
めやす-うらはん 【目安裏判】
江戸幕府の訴訟手続の一。訴状の裏面に担当奉行が加える印。訴訟の受理を意味するとともに,相手方(被告)に対する出頭命令の文言が記されるのが常であった。
めやす-がき【目安書き】🔗⭐🔉
めやす-がき 【目安書き】
「目安{(4)(5)}」に同じ。また,その代書を職業とすること。
めやす-かた【目安方】🔗⭐🔉
めやす-かた [0] 【目安方】
江戸時代,評定所で民事訴訟に従事した諸役人。
めやす-じょう【目安状】🔗⭐🔉
めやす-じょう ―ジヤウ [0] 【目安状】
⇒目安(5)
めやす-ばこ【目安箱】🔗⭐🔉
めやす-ばこ [3] 【目安箱】
享保の改革で将軍吉宗が評定所門前に設置した直訴状を受理する箱。毎月三回,将軍が投書を閲読した。訴状箱。
めやす-よみ【目安読み】🔗⭐🔉
めやす-よみ 【目安読み】
評定所の役人で,裁判の際,訴状を読み上げる役。
め-やす・し【目安し】🔗⭐🔉
め-やす・し 【目安し】 (形ク)
見た目に感じがよい。見苦しくない。また,無難だ。「心ばせの,なだらかに,―・く/源氏(桐壺)」
めやす【目安】(和英)🔗⭐🔉
広辞苑+大辞林に「目安」で始まるの検索結果。