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こま‐やか【細やか・△濃やか】🔗⭐🔉
こま‐やか【細やか・△濃やか】
[形動]
[ナリ]
一まとまりになっているものの一つ一つの要素が微小なさま。
霧などの密度の濃いさま。「夜は―な霧が市街を包む」〈宮本・伸子〉
色の濃いさま。「緑色―なシャンゼリゼの森の上に」〈横光・旅愁〉
地肌が美しいさま。「きめの―な肌」
すみずみまで行き届いているさま。
情が厚いさま。心がこもっているさま。「―な愛情」「―な心配り」
くわしいさま。緻密なさま。「留守中の有体を―に話したのである」〈紅葉・多情多恨〉
洗練された味わいがある。微妙な趣がある。「春雨の音に東都の春の―なるを忍ぶとき」〈倉田・愛と認識との出発〉
細かくて雑多なさま。「―なる御調度は、いとしも調(ととの)へ給はぬを」〈源・初音〉
配慮が細部にわたっていてすぐれているさま。精巧なさま。「まだ―なるにはあらねども、住みつかば、さてもありぬべし」〈源・松風〉
[派生]こまやかさ[名]











ささ‐やか【△細やか】🔗⭐🔉
ささ‐やか【△細やか】
[形動]
[ナリ]
形や規模があまり大げさでなく、控えめなさま。「―な商売をはじめる」「―に暮らす」
形ばかりで粗末なさま。わずかなさま。多く、謙遜して用いる。「―な送別会」「―な贈り物」
[派生]ささやかさ[名]



ほそ‐やか【細やか】🔗⭐🔉
ほそ‐やか【細やか】
[形動ナリ]
ほっそりとしているさま。ほそらか。「容体―になまめかしう」〈宇津保・楼上下〉
声が小さく弱々しいさま。「声―にて面やせにたるといふうたを」〈かげろふ・中〉


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